中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

路地と人

2019年05月15日 23時33分41秒 | ぶらり、城内
2019.4.30の回顧録

川府(昼食)→路地と人(鶴崎正良展)

何と言うか、特殊能力を持っている人というのは、本当にいるものだなと。職業柄というのもあるんだろうけど、絵と会話できると言うか、いや、言葉を交わす訳ではなく、身体に直接聞く職業だから、絵から直接聞いている感じなのかも。ああいう解釈を聞いたことがなかったし、だからこそ興味深くて、ついつい聞き込んじゃった。まあそれに比べたら、自分の視点なんて軽薄なもんで。いや、それさえお見通しで、話に乗ってくれていたのかも知れないけどね。「路地と人」か、上手いネーミングだね。作家さん置いてきぼりにして、ゴメンナサイm(__)m

危うくゼロ査定

2019年05月15日 23時17分17秒 | ぶらり、城西
2019.4.29の回顧録

東京おもちゃ美術館→美術愛住館(アンドリュー=ワイエス展)→中村屋サロン美術館(鈴木まもる展)→柿傳ギャラリー(奈良祐希・松村淳展)→ギャラリーダイガード「みるっく」

鈴木さんの作品は、一般的に美術館で観るタイプの絵画ではないと思っていたら、これまでの活動から考えたことをキッチリ作品化していて、そこは流石、当初は美術家を目指していただけのことはあると思ったね。喋りたがりは、まあ研究者でコレクターの甲斐性だから、それは受け入れる度量は持たないとな。フラッと観に来るオバチャン達と違って、なまじ知識付けちゃってるもんでね。それにしても、アーティストリレーとは面白い企画を考えたもんだ。単に収蔵品を順繰りにだけではなく、ちゃんと現代に活躍している美術家に焦点を当てる企画であって、それは、嘗て美術家のサロンと呼ばれていた空気を入れようという、言わば温故知新な活動な訳。もうこれは老舗の矜持。カレー食って帰るだけは勿体なさ過ぎる。
新宿ど真ん中の高級料亭附設のギャラリーなんて、どんなお固い、そして古臭い展示をしてるかと思うでしょ?とんでもない、お二人ともお若く且つ、ギャラリーの方に言わせれば、「青く、冒険的」な作品が並んでいて、スリリングだったね。だって、造形的な美しさは凄いんだけど、凡そ機能的じゃないの。でも確かにそこが魅力。勝手なこと言うと、セルと言うかシェルと言うか、そういうパーツの組み合わせのような作品は、セラミックであると分かっていても、変形でもしそうな造形で、何か子供の方が目を輝かせそうなのは、セラミックとしては間違いなく冒険的でしょ。
ともかく、この2か所が踏めたお陰で、つまらない一日にせずに済んだのが、何より有難かった。新宿区は、あんな訳の分からない立地の区立美術館に力入れずに、中村屋に支援するべきだね。開館の経緯を考えたら、何であそこでアンドリュー=ワイエス?何の説明もないし、訳分からん。
しかし大ガードは、あれくらいじゃ変わらんね。あそこを定期的に通行止めにするくらいのことをしなきゃダメなんだろうな、かなり不可能事だけど。良いことやってるんだけどね。もうあそこのディヴィジョンの方々でも動員するかね。


中村屋サロン美術館のページ

第14回ヴィクトリアマイル予想

2019年05月06日 23時45分16秒 | 競馬
4頭BOX
アエロリット‐クロコスミア‐デンコウアンジュ‐フロンテアクイーン
予備)キャナルストリート、ミエノサクシード、ノームコア


恐らく、春一番の難解レース。中山記念で復活見えたかと思えたラッキーライラックが、牝馬同士のレースで惨敗したのが、要因の一つ。それ以外の戴冠馬、ソウルスターリングにアエロリット、レッツゴードンキといった面々が、近走非常に不甲斐ないのが、加えての一因。そして、重賞常連と言える各馬も、同様の体たらくなのが、人気が絞れないさらにの要因で、割れ方によっては、一番人気の単勝オッズが、5倍切るかなんて状況も有り得るのでは。

そんな状態なので、出走できれば全馬が色気を出してもいいレース。近走絶不調でも、ここでだけ激走するなんてケースも、無いとは言えない。
なので、みんなで好きなトコ買いましょう。
そんで、“酷い予想”仲間になって♡

第159回天皇賞・春結果

2019年05月06日 23時26分02秒 | 競馬
1着 フィエールマン
2着 グローリーヴェイズ
3着 パフォーマプロミス
8着 リッジマン
11着 メイショウテッコン
12着 ロードヴァンドール


結果:ハズレ

もう第何弾目だ、酷い予想は。
それはともかく、4歳勢に明暗ハッキリ出ちゃったね。特にエタリオウは、父系の悪い所が、本番でモロ出ちゃった感じで、今後の課題だね。
それと、勝ち馬も。本番にキッチリ仕上げてくる陣営の手腕は見事と言う他ないけど、キャリアの浅さと一見順調には見えないローテーションは、確か体質の弱さが一因だったはず。そんな馬が、中長距離でコンスタントに活躍出来るかは、ちょっと疑問符がつくからね。箔は付いたし、これで引退はないと思うけど、競馬に絶対はないからなぁ。

ArtとCapitalism

2019年05月06日 23時06分02秒 | ぶらり、城東
2019.4.27の回顧録

ミキモトホール(ようこそ、ボンボニエールの世界へ展)→THE CLUB(コア=ポア展)→メゾンエルメス(湊茉莉展)→tagboat(渡辺おさむ展)→青蓮(昼食)

渡辺さんの今展が、資本主義をテーマにしたものと声高に説明してくれたけど、それが、大手百貨店で企画されているという事実をどう捉えるか。コア=ポアもGINZA SIXだから、やっぱり百貨店で、熱心に解説してくれるのは、セールストーク込みという捉え方もできる。ひねた見方をすれば、うちの店舗を見て回るような人(男)なら、これくらいの嗜みはあって、それを下支えする財力と心意気があるでしょ、という強迫のようにも感じるのね。まあアートだって、資本主義下にある以上売れなきゃ困る訳で、そこは加減の問題と、後は自己批判も忘れないことなのかな。
またただのべた褒めになっちゃうけど、エルメスはそこが、ブランドでありながら自由にさせてるというか。今回の湊さんも、そこもちゃんと押さえてる方のようで。まあ今展に関しては、そこは重要ではなくて、あの建物そのものをキャンバスにする発想と、それを許容するエルメスがスゴイ訳。デッサンというものの概念も変わったしね。基礎と、スタイルが出来ていれば、あそこまで簡潔でも成り立つんだね。緻密に書き込むのがデッサンじゃないってことだ。
あの佇まいで、全席個室で、ランチがあの量あの価格?ちょっと優良店過ぎません?


湊茉莉さんのページ
渡辺おさむさんのページ
青連のページ

超理系大の文系思考

2019年05月01日 00時07分29秒 | ぶらり、城南
2019.4.26の回顧録

東京工業大学博物館・百年記念館→宮本三郎記念美術館(花々と、女たちと)→岩立フォークテキスタイルミュージアム(生命の樹をめぐる‐カンタ、カラムカリ、アップリケ)→マルニハム(買物)→駿河屋(買物)

ある程度予想はしていたけど、案の定たっぷり時間を使った。まあ実質が、これまで大学の研究から生まれた成果の羅列だからっていう面もあるけど、その分後続が、何かしら興味を惹くものに出会える余地は増えるよね。しかしながら個人的には、和田小六元学長のお言葉が止めかな。これ、現在の大学教育に、今正に通じるものじゃないかね。振り返るべき指標だと思うけどね。あと、ノーベル賞研究のオートファジーについて、ちゃんと知れたのは良かった。これ、普通にカタカナ言葉で使ってるけど、ファジーの部分が強過ぎて、私みたいに正確に理解出来ていないってケースはないのかな。逆に“自食作用”の方が、理解し易いのでは。
興味という点では、作品自体にはそれほどだったけど、宮本さんは、画家としては珍しく、メディアへの露出が多い人だったようなので、そこからアプローチした企画を組んでも面白いのではと思った。いや、もう企画済みかも知れないけど。
駿河屋のお饅頭は、私の好きな薯蕷性の皮で大満足。前の客が、支払いやら包み方やら、やたら注文の多いオバチャンで閉口したけど、まあ悪い意味の土地柄だね。食ったら2秒で、そんなこと忘れたけど。


東京工業大学博物館・百年記念館のページ
宮本三郎記念美術館のページ