中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

色んな感性があって

2023年09月24日 17時55分54秒 | ぶらり、城東
2023.8.19の回顧録

ART FOR THOUGHT(山浦のどか展)→銀座メゾンエルメスフォーラム(エマイユと身体展)→セルフ駅そばYo-Kai Express(昼食)

一口に作陶と言っても、本当に表現の幅が広がったなぁとしみじみ。誠之助に「良い仕事」と確実に言わしめるであろう、ジャン=ジレルの作品は、釉薬の割れも何処まで読み切ってるんだという絵付けに感嘆し切りで、流石曜変天目を探求していると言うだけはあるなぁと。一方で、自分の畑と思わされる二人の日本人作家、安永正臣さんと小川待子さんが、どちらもその崩壊も包括したような作品群だったのが、また興味深い。そして、作家の目にあの風景が見えているのだとしたら、フランソワーズ=ペトロヴィッチの作品群は、意外にダークだなと。合同展でもこれだけ色々観られるのは、流石エルメスかなと。
山浦さんのは、陰と陽のグラデーションを視覚化する、確かに優しい作品群なんだけど、その目指す所は、結構修羅の道を感じさせられたかな。それにさえ、作家の手が入っているということで人工的と言う人もいるだろうし、そもそもそういう微細な陰陽に意識が向かない人も多いでしょ。それに合わせて表現していくのは、相当難儀だよ。アンミカさん風に言えば、「光も影も200色あんねん」みたいな。
興味本位で行ったけど、興味だけで止めときゃ良かったね。ホスピタリティのレベルは下の下、価格はコンビニの5割増、凡そサービスの所業じゃないよ。お昼時でも人っ子一人いないのも当然。監視カメラが入っているとは言え、構内コンビニから物持ち込んでる輩がいないだけ、日本人の民度もまだ保たれてるなと思ってしまったくらい。

山浦のどかさんのページ

コメントを投稿