冬のサクラ 第１話 ＊感想＊

＊　冬のサクラ「命を懸けた最後の愛　運命の出会いは残酷な死へと・・・」　＊　　番組HP

サブタイトルは　いかにもメロドラマチックだし　
冒頭の萌奈美（今井美樹）のモノローグは　これから繰り広げられていくのであろう哀しいストーリーを予感させているし
いやはや　どんなドラマになっているのだろう・・。　あまりにもメロドラマっぽいのはイヤだなあ・・・。
なあんて　心の中でボヤきながら見ていたのだけれど　予想していたよりも抑制のきいたストーリーだったコトが嬉しい。

萌奈美が記憶喪失になるだとか　夫の航一（高嶋政伸）が見せる別の顔だとか　
夫と姑（ 江波杏子）に漂う　怖くて　不気味で　えげつない雰囲気だとか
ストーリーは　ひと昔前のメロドラマっぽい要素がタップリといった感じなのだけど
草なぎ剛さん演じる稲葉祐の朴訥で控えめな雰囲気でもって　通俗的な方向にばかり傾かないよう
絶妙にバランスを取っている感じがするのがいいわねぇ。
家族思いで　優しくて　寡黙な佑は　草なぎさんにピッタリ。　とても魅力的なキャラね。

ただ　何故　ヒロインの萌奈美は　あんなに年上の設定なのかしらねぇ。
今井美樹さんは嫌いではないのだけれど　やっぱり二人が並ぶシーンからは
どうしても抗いようの無い　二人の年の差がリアルに映し出されてしまって　
若干　ストーリーに入り込めなくなってしまったコトが　個人的には残念(笑)。
それでも　ラストの別れのシーンで　萌奈美が見せた表情は　何とも言えない切なさに溢れていたし
恐らくは　この年齢差も　二人が紡ぎだすストーリーを　より一層哀しいものにさせる要素となっているのだろうし
まあ　このアタリはアタシが文句を言っても仕方がないコトよねぇ。
若くて綺麗なお姉ちゃんに心惹かれるのではなく　９歳も年上の女性に惹かれていくというのが
佑のキャラを　より一層魅力的にさせている　と言えるとも思うし。

予想以上に　しっとりと丁寧に描写されているストーリーに大満足な第１話。
大人が楽しめるラブストーリーが見られることを　大いに期待したい。

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