Lee's Diary

ドラマが好き。
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マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~ 第1話 *感想*

2011-04-21 | 春ドラマ(2011)感想
* マドンナ・ヴェルデ 「希望の卵」 *  番組HP

代理出産という重たいテーマを扱っているため 見ている間も 見終わった後も 色々と考えさせられるなぁ。

癌が見つかり 子宮と卵巣を摘出したうえに お腹の中の子供まで失うことになってしまった理恵(国仲涼子)。
自身は二度と子供を授かることができない体になってしまったというのに
産婦人科医として 生命の誕生に深く関わっている理恵の気持ちを思うと
その心痛が どれほどのものなのか 私には計り知れないし 
そんな彼女が 代理出産という形をとってでも 自分の子供をほしいと願う気持ちは理解できる部分もあるけれど
それでもやはり 大きな抵抗も感じてしまう。
55歳のみどり(松坂慶子)が出産することには 大きなリスクが生じることを理解していながらも
理恵が母親に代理出産を頼むという行為や 知的で冷静なはずの理恵の思いつめた表情と言葉には
どうしても冷静な判断が欠けているように思えてしまい 言いようのない怖さを感じる。

理恵に対しては 共感と反発が入り混じったような複雑な感情を抱いてしまうけれど
「母親っていうのは愚かなものなの。」と言い 理恵の願いを受け入れるみどりの決断の方は すんなり共感できた。
娘にたっぷりと愛情を降りそそいで育ててきたみどりは魅力的な女性ね。松坂慶子さんの雰囲気にぴったり。
彼女の語る言葉はとても優しげで その表情は慈愛に満ちていて 母性溢れる女性といった感じがするのがいい。

みどりと理恵が抱えることになった重大な秘密が 今後どんな波瀾を巻き起こしていくのか
今のところ 先が読めない展開なだけに 今後の放送が非常に楽しみ。

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