ほろ酔いハングル

韓国語学習の覚え書き・+・気になった日本語のメモ

꾀꼬리と뻐꾸기

2017-02-01 | 自主勉ノート

ドラマ「恋するジェネレーション:후아유-학교2015」の「リセット」という曲(⇒こちら)の中に、
앞에 서성 되도 못 찾는 나 꽤꼬리 같은
という歌詞があったのですが、꽤꼬리がわからず調べていたら、
面白い記事が出てきたので紹介します。
ただ、꽤꼬리でなく꾀꼬리みたいです。意味はコウライウグイス。
記事はこちら (内容をかいつまんで訳します。)



まず、質問の方ですが、
かくれんぼなどをして、とても上手に隠れていて鬼が見つけられない時に、
「もう出てきて」という意味で、'못찾겠다 꾀꼬리'と言いますが、
数多い鳥の中で、なぜ꾀꼬리なんですか。
という内容です。 


そして、ある方の回答
꾀꼬리は山で「꾀꼴꾀꼴」と泣くので「꾀꼬리」といいます。
その鳴き声があまりに澄んで清らかなので、
聞いた人は、その鳥が気になって、どこにいるのだろうと探します。
しかし、꾀꼬리はうっそうとした木の枝の間に隠れていて、
田舎に長く住んでいる人でさえ、見つけるのは並大抵のことではありません。
それで、 "거 참, 그 놈의 꾀꼬리 어디 있는 꾀꼬리지 못 찾겠군"と言ったことから
それ以降、何かを探せなかったり、隠れているものを発見できないと
'꾀꼬리같다'などという言うようになりました。

その後、かくれんぼでもこの言葉を使うようになり、
鬼がいくら探しても見つけられずにあきらめたとき
'못 찾겠으니 그만 나와라'という意味で、"못 찾겠다 꾀꼬리(들아)"というのです。

参考までに
뻐꾸기(カッコウ)に関連した話もあります。
ドラマやコメディ、映画などを見ると、夜に男性が女性の家の近くで、
 "뻐꾹 뻐꾹" とカッコウの鳴きまねをすると、女性がそっと家を抜け出してきますね。
それで、「女性を誘い出す」「誘惑する」というとき、"뻐꾸기를 날린다"というのです。
飛ばした뻐꾸기が、女性の耳元に飛んで行き、'뻐꾹뻐꾹 이리 나와서 나 좀 봐봐'と鳴いているという...

ところで、なぜ뻐꾸기の声なんでしょう?
これは、夜に鳴くところに注目しなければなりません。
뻐꾸기は夜あまり鳴きません。しかし、全く鳴かないわけではなく、怪しいと思うほどではありません。
だから、恋人が呼ぶのを待っている女性にはすぐ聞こえるけれど、家の人たちは気に留めないというわけです。


以上、「見つけられないウグイス」と「カッコウを飛ばす」の意味でした。


もう駄目?

2016-05-07 | 自主勉ノート

きょうはこちらを読みました。

まずは、本文から
「볼 장 보다」は「しようと思うことをなす」という意味だ。日常生活では副詞の「다」を付けた「볼 장 다 보다」という形でよく使われる。
「일 때문에 잠은 다 잤네」のように「다」」は実現できなくなった先のことをすでに成し遂げたように反語的に表す言葉だ。

この「다」の用法がわかりにくいです。
例文の訳は「仕事のために眠れなくなった。」(?)

キム・スノク先生のブログに「다」の四つ目の用法として
「後に動詞の過去形を伴って、未来のことを終わったこととして否定的に述べる」とありました。
 ex. 비가 오니 소풍은 다 갔다. 
    (雨が降っているから遠足はもうだめだね/行けないね。)
   저렇게 놀고만 있으니 시험은 다 봤다.
    (あんなに遊んでばかりいるから試験はもうだめだね。)

ふむふむ
「もうだめだね」とか「もうできない」というように訳すといいみたいですね。
だと、「仕事のためにもう眠れないね」かなぁ?
なんかピンと来ませんが・・・。


本文に戻って
「볼 장 다 보다」は「物事が手を出すこともなく駄目になる」という意味を含んでいる。主に否定的な状況のときに使う。

こちらによれば、「볼 장 다 보다」の本来の意味は
「必要なものを買うために見るべき所(市場)をすべて見て回った」で、「自分が成し遂げたいこと、しようとすることをやり遂げた」
今日では
「手を出すこともできないくらい物事が駄目になってしまったという反語的意味をもつ言葉として使われる」

 ex. 비가 온다면 야외 파티는 볼장 다보는 거지 뭐.
    (雨が降るのなら、野外パーティはだめだね/できないね。)?

う~ん、これは後ろが過去形になってないですね。
これは前半が仮定形だから???
やっぱり、よくわかりません。


「急○○」

2016-05-04 | 自主勉ノート

こちらの記事によると、最近「급○○」という表現が流行っているそうです。
例えば、「급호감(急好感)」、「급실망(急失望)」など。
漢字をみると、意味は想像できますね。
他に、「급짜증」、「급궁금」のように、たいてい気分や感情を表すときに使われます。

「급-」は「급상승(急上昇)」や「급회전(急回転)」のように「突然な」という意味や
「급경사(急傾斜)」「급환자(急患)」のように「甚だしい」とか「とても急な」という意味を表します。
なので、「호감」や「짜증」などに付けて、突然そのような感情が起こったことを表すのは、
語法から外れているわけではないそうです。
ただ、「급친해지다」「급예뻐지다」のように、動詞に接頭語の「급-」を付けるのは間違いだと。

さらに、「급-」について調べていたら、「급방긋」という単語が出てきました。
これは副詞の「방긋(にこやかに、にっこりと)」に「급」がついたもので、「急ににっこりと笑う」という意味だそうです。


立法メートル

2015-06-30 | 自主勉ノート

『좋은 생각』より

서울시 하수구에서 수거된 담배공초 등 쓰레기 양은 1만289세제곱미터나 된다.
 (ソウル市の下水溝から集められるタバコの吸い殻などのゴミの量は10,289㎥にもなる。)

    ・하수구 : 下水溝
    ・수거【収去】 : 集めて取り除くこと
    ・담배공초 : タバコの吸い殻、タバコの燃えさし 
    ・세제곱미터 : 立法メートル

ここで注目したのは
「세제곱미터:立法メートル、㎥」
ついでなので、
「제곱미터:平方メートル、㎡」
も覚えておきましょう。
「미터:メートル、m」をつけないと、「제곱:二乗」、「세제곱:三乗」


ところで、日本語では「㎡」を「ヘイベイ」、「㎥」を「リュウベ(イ)」と言ったりしますが、
改めて、なぜなんだろう?と。

メートルを漢字では「米突」と書き、一般的には「米」の字のみでメートルを表わす。
昔は漢字表記するのが普通だったので,それぞれ「平方米」「立方米」と書き、
略して「平米:ヘイベイ」「立米:リュウベ(イ)」と読んだ。


呼び方の変遷

2015-05-26 | 自主勉ノート
『좋은 생각』に「새터민」という単語が出てきました。

「脱北者」のことだそうです。
「새」は「新しい」、「터」は「場所」、「민」は「民」
「新しい土地で人生への希望を抱いて生きる人」を縮約したもの。

しかし、2005年に韓国政府が発表したこの名称は、反発により数日後に撤回され、
2008年以降は使わないことになったそうです。

脱北者の呼び方の変遷
  ●1993年以前 : 귀순자(歸順者), 귀순용사(歸順勇士)
  ●1994年 ~ 1996年 : 탈북자, 귀순북한동포
  ●1997年 ~ 2004年 : 탈북자, 북한이탈주민
  ●2005年 ~ 2008年 : 새터민, 북한이탈주민
  ●2008年以降 : 탈북자(脱北者), 북한이탈주민(北韓離脱住民)

大があれば小もある?

2015-05-17 | 自主勉ノート

『좋은 생각』に「쪽박」と「대박」という言葉が出てきました。

「대박」はドラマでもよく聞きますよね。
俗語で、「大当たり、大ヒット、大人気」の意味。
こちらによると、日本語の「すごい」とか「めっちゃ」のように
驚くほど程度がはなはだしいときに使うとのこと。
「ヤバい」という言葉にも似てるそうで、
「이 케이크 대발이야! (このケーキ、やばい!=めっちゃ、おいしい!)
というように言ったりするんですって。 

では、「쪽박」はというと・・
「小さなパガジ」?
「쪽-」は「小さい~」という意味です。
そこでもう一度「대박」を見ると
「大きなパガジ」という意味もありました。

ということで、쪽박は「小さな当たり」という感じ?
小さな成功や失敗に終わったときに使う言葉だそうです。


大工道具

2015-05-03 | 自主勉ノート

雑誌『좋은 생각』(2月号)の中から

女性の大工さんからの投稿です。
大工道具の単語が珍しかったので、取り上げてみました。
 

무슨 일을 하냐는 물음에 ’목수요.'라고 답하면 열이면 열 되묻는다.
'목수요? 우리가 아는 그 목수요?'
なんの仕事をしてるのかという問いに、「大工です。」と答えると、 10人が10人とも聞き返す。
「大工ですか? 私たちが知ってるあの大工? 」

1톤에 가까운 커다란 통나무를 엔진 톱으로 자르고 대패로 곱게 깎아 끌로 다듬을 때마다 얼마나 행복했는지 모른다.
하얗게 날리는 대팻밥이 마치 흩날리는 눈처럼 아름답게 느껴졌다.
1t近い大きな丸太を電動のこぎりで切って、かんなできれいに削り、のみで仕上げるたび、とても幸せだった。
白く飛び散るかんな屑が、まるで舞い散る雪のように美しく感じられた。
    ・톤 : トン(重量単位)
    ・톱 : のこぎり
    ・대패 : かんな
    ・끌 : のみ
    ・다듬다 : (彫刻・工作などを)仕上げる、形を整える
    ・대팻밥 : かんな屑

하지만 겨울이면 손이 얼어 연장이 잘 잡히지 않았다.
한번은 가까이에서 목닥불을 쬐다가 옷에 불이 붙어 바지를 다 태운 적도 있었다.
しかし、冬ともなると手がかじかんで、道具がうまく掴めなかった。
あるときは、近くでたき火にあたっていて、服に火が燃え移り、ズボンが全部燃えたこともあった。
    ・연장 : 道具  (ex. 목수의 연장:大工の道具)
    ・모닥불 쬐다 : たき火あたる
    ・쬐다 : (日光や火に)あてる、あたる


本1冊終えたら・・・

2015-04-20 | 自主勉ノート

きのう出会った単語「책거리」

책거리(=책쌋이) : 書堂で1冊の本を習い終わったり写し終わったりしたとき、お礼として師や友人にごちそうしたこと。
            授業などでひと区切りがついたときに師や友人におごること。 

さらに、こちらによると
책거리に欠かせない食べ物が송편だそうです。
その理由は、송편は小豆や大豆など、餡がぎっしり詰まっている餅なので、
学問も송편のように中身がしっかり充実するようにという意味で食べるのだということ。

つまり、師に対する感謝と、学生の学業成就を願う意味がこめられた風習なんですって。

今日でも、学校で講義が1つ終わったときや、1学期が終わる前などに
菓子や飲み物など簡単なおやつを準備して、教師と学生が一緒に食べたりすることがあるそうです。


「タ」がある場合

2015-02-14 | 自主勉ノート

第30課で勉強した
「~(し)てあげる」「~(し)てくれる」の「-아/어 주다」
※丁寧な表現だと、「-아/어 드리다:~(し)て差し上げる」「-아/어 주시다:~(し)てくださる」

たとえば
그러면 머그컵에 준비해 드리겠습니다.
 (それではマグカップで準備いたします。)
これはOK!

ところが
이따가 자리에 가져다 드리겠습니다.
 (あとで席にお持ちします。)
の場合は、「-아/어다 드리다」で「タ」がある。

なにが違うんでしょ?

こちらに「-아/어다(가) 주다」の詳しい説明がありました。
1)「~をして(それを)持ってくる、つれてくる」というニュアンスがある。=場所が変わる
   ex. 친구가 커피를 사다 주었어요.
      (友達がコーヒーを買ってきてくれました。) ・・・買って持ってきてくれた。代金は誰が払ったか不明。
   cf. 친구가 커피를 사 주었어요.
      (友達がコーヒーを買ってくれました。) ・・・コーヒー代を払ってくれた。
2)物を持つ意味の「가지다」は、特に「-아/어다가文型」、すなわち「가져다(가)/갖다(가)」がよく使われる。
   ex. 물 좀 갖다 드릴까요?
      (お水を持ってきてさしあげましょうか。)
3)人を対象に「お供する、お連れする、送る、乗せる」の場合は、
  「데려다 주다, 모셔다 드리다, 바래다 주다, 태워다 주다」を使う場合が多い。
   ex. 
역까지 제가 바래다 드릴게요.
      (駅までお送りします。)


「天地」のもう一つの意味

2015-01-08 | 自主勉ノート
日本語の「天地」は
①天と地   ②宇宙、世界、世の中   ③書物・荷物などの上と下
という意味ですが、

韓国語の「천지【天地】」には、もう一つ意味がありました。
(反対に、日本語の③の意味はありません。) 

名詞的表現の後に「천지이다」の形で付いて、「とても多い」ことを表します。
  ex. 그
의 방은 쓰레기 천지이다.
       (彼の部屋はゴミでいっぱいだ。)
     모두 대도시로 떠나 마을은 온통 빈집 천지이다.
       (みんな都会に出て行って、村全体空き家だらけだ。)