3代目GC10型のスカイライン2000GTを発売した直後の昭和43年10月、東京・晴海の国際貿易センターで第15回東京モーターショーが開催。
日産ブースで人々の熱い視線を集めたのが栄光の赤バッジを付けた参考出品車スカイライン2000GTレーシングタイプ。
プロトタイプ・レーシングカーであるプリンスR380のエンジンを搭載という触れ込みで、会場はセンセーショナルな雰囲気に包まれていたでつ。
車名にRの紋章こそ付いてはいなかったでつが、まさしくこれはGT-Rのプロトタイプでつ。
正式発表は翌昭和44年2月21日、「スカイライン2000GT-R」の車名で市販に移されているでつ。
型式はPGC10。
外観は2000GTに準じたデザインでつが、バンパーからオーバーライダーが外され、リアフェンダーのサーフィンラインは
ワイドタイヤを履けるようにホイールハウスの部分がカットされているでつ。
タイヤは2000GTと同じサイズでつが、 6.45H-14-4PRと高速走行に耐えられるものを装着。
フェンダーミラーはメッキ仕上げの砲弾型ミラーに替えられているでつ。
インテリアも2000GTとほぼ同じだが、タコメーターはフルスケール1万rpmとなり、7500rpmから上がレッドゾーン。
ウッドリムのステアリングのセンターパッドは赤く塗られているでつ。
フロントシートは本格的なバケットシートで、ドライバーズシートにはヘッドレストと3点式シートベルトを装備。
先代スカイラインGT-Bと同じく、走りとは関係ないラジオとヒーターはオプションというスパルタンな仕様。
搭載するエンジンは、旧プリンスの設計陣が開発を手がけたS20型直列6気筒DOHC。
これは日本初の市販DOHC24バルブエンジン。
ニッサンR380に積まれ、レースで活躍したGR8型の血を引くだけに、基本的なレイアウトは同じ。
公道での使用を考慮してカムシャフト駆動をギアのみからギアとダブルローラーチェーンの併用に改め、
オイル潤滑もウエットサンプ式に変更されているでつ。
エキゾーストマニホールドはタコ足形状のステンレス製で、点火系もフルトランジスタが奢られたでつ。
排気量は1989ccで3基のソレックス40PHHキャブを装着し、当時2L最強の160ps/7000rpm、 18.0kgm/5600rpmを絞り出すでつ。
トランスミッションはポルシェシンクロの5速MTだ。1120kgのボディを軽々と200km/hの世界に誘い、0→400m加速は16.1秒を叩き出すでつ。
サスペンションは2000GTと同じ形式だが、もちろん強化されているでつ。
リミテッドスリップデフも標準。
スペックは…
●全長×全幅×全高:4395×1610×1385mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1120kg
●エンジン型式・種類:s20型・直6DOHC
●排気量:1989cc
●最高出力:160ps/7000rpm
●最大トルク:18.0kgm/5600rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:6.45H-14 4PR
●新車価格:150万円
昭和44年8月、基準車と共に初のマイナーチェンジ。
この時期からスカイラインは愛のスカイラインのキャッチコピー。
外観では、グリルとヘッドライトが3分割構造だったフロントマスクでつが、ヘッドライトの外側からグリルまでをメッキモールで
囲んだワンピースデザインになるでつ。
また、サイドマーカーランプのデザインを変え、砲弾型ミラーはブラック仕上げとなったでつ。
前後のGT-Rエンブレムも微妙に異なるでつ。
4ドアGT-Rは長方形のリアコンビネーションランプを採用しているでつが、ランプの外枠が金属からポリプロピレンになり、
バックランプのデザインも変更。
ガーニッシュも黒の艶消し塗装だったものが革シボ風の処理を施したものになるでつ。
インテリアでは本革巻きステアリングの採用が目をひくでつ。
また、センターコンソールのシガーライターやウォッシャースイッチなどは絵文字表示になったでつ。
そして昭和45年10月、2ドアハードトップが登場すると、4ドアセダンのPGC10型GT-Rは廃止。
その地位を2ドアハードトップのKPGC10型GT-Rに譲るでつ。
若干、KPGC10型の陰に隠れている感はあるでつが、昭和44年の日本グランプリの前座レースでは1位から8位までを独占するなど、
その活躍はすごい。
初代スカイラインGT-R発売の約4カ月前の昭和43年10月26日、第16回東京モーターショーに展示されたプロトタイプ。
展示車脇のプレートには、ニッサン スカイライン2000GTの車名と共に、R380エンジン搭載車 DOHC2000cc 約160ps以上 約200 km/h以上とだけ
添えられていたでつ。
レーシングエンジンを市販車に搭載する。
こういうの昭和の時代しかありえないなぁ~
日産ブースで人々の熱い視線を集めたのが栄光の赤バッジを付けた参考出品車スカイライン2000GTレーシングタイプ。
プロトタイプ・レーシングカーであるプリンスR380のエンジンを搭載という触れ込みで、会場はセンセーショナルな雰囲気に包まれていたでつ。
車名にRの紋章こそ付いてはいなかったでつが、まさしくこれはGT-Rのプロトタイプでつ。
正式発表は翌昭和44年2月21日、「スカイライン2000GT-R」の車名で市販に移されているでつ。
型式はPGC10。
外観は2000GTに準じたデザインでつが、バンパーからオーバーライダーが外され、リアフェンダーのサーフィンラインは
ワイドタイヤを履けるようにホイールハウスの部分がカットされているでつ。
タイヤは2000GTと同じサイズでつが、 6.45H-14-4PRと高速走行に耐えられるものを装着。
フェンダーミラーはメッキ仕上げの砲弾型ミラーに替えられているでつ。
インテリアも2000GTとほぼ同じだが、タコメーターはフルスケール1万rpmとなり、7500rpmから上がレッドゾーン。
ウッドリムのステアリングのセンターパッドは赤く塗られているでつ。
フロントシートは本格的なバケットシートで、ドライバーズシートにはヘッドレストと3点式シートベルトを装備。
先代スカイラインGT-Bと同じく、走りとは関係ないラジオとヒーターはオプションというスパルタンな仕様。
搭載するエンジンは、旧プリンスの設計陣が開発を手がけたS20型直列6気筒DOHC。
これは日本初の市販DOHC24バルブエンジン。
ニッサンR380に積まれ、レースで活躍したGR8型の血を引くだけに、基本的なレイアウトは同じ。
公道での使用を考慮してカムシャフト駆動をギアのみからギアとダブルローラーチェーンの併用に改め、
オイル潤滑もウエットサンプ式に変更されているでつ。
エキゾーストマニホールドはタコ足形状のステンレス製で、点火系もフルトランジスタが奢られたでつ。
排気量は1989ccで3基のソレックス40PHHキャブを装着し、当時2L最強の160ps/7000rpm、 18.0kgm/5600rpmを絞り出すでつ。
トランスミッションはポルシェシンクロの5速MTだ。1120kgのボディを軽々と200km/hの世界に誘い、0→400m加速は16.1秒を叩き出すでつ。
サスペンションは2000GTと同じ形式だが、もちろん強化されているでつ。
リミテッドスリップデフも標準。
スペックは…
●全長×全幅×全高:4395×1610×1385mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1120kg
●エンジン型式・種類:s20型・直6DOHC
●排気量:1989cc
●最高出力:160ps/7000rpm
●最大トルク:18.0kgm/5600rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:6.45H-14 4PR
●新車価格:150万円
昭和44年8月、基準車と共に初のマイナーチェンジ。
この時期からスカイラインは愛のスカイラインのキャッチコピー。
外観では、グリルとヘッドライトが3分割構造だったフロントマスクでつが、ヘッドライトの外側からグリルまでをメッキモールで
囲んだワンピースデザインになるでつ。
また、サイドマーカーランプのデザインを変え、砲弾型ミラーはブラック仕上げとなったでつ。
前後のGT-Rエンブレムも微妙に異なるでつ。
4ドアGT-Rは長方形のリアコンビネーションランプを採用しているでつが、ランプの外枠が金属からポリプロピレンになり、
バックランプのデザインも変更。
ガーニッシュも黒の艶消し塗装だったものが革シボ風の処理を施したものになるでつ。
インテリアでは本革巻きステアリングの採用が目をひくでつ。
また、センターコンソールのシガーライターやウォッシャースイッチなどは絵文字表示になったでつ。
そして昭和45年10月、2ドアハードトップが登場すると、4ドアセダンのPGC10型GT-Rは廃止。
その地位を2ドアハードトップのKPGC10型GT-Rに譲るでつ。
若干、KPGC10型の陰に隠れている感はあるでつが、昭和44年の日本グランプリの前座レースでは1位から8位までを独占するなど、
その活躍はすごい。
初代スカイラインGT-R発売の約4カ月前の昭和43年10月26日、第16回東京モーターショーに展示されたプロトタイプ。
展示車脇のプレートには、ニッサン スカイライン2000GTの車名と共に、R380エンジン搭載車 DOHC2000cc 約160ps以上 約200 km/h以上とだけ
添えられていたでつ。
レーシングエンジンを市販車に搭載する。
こういうの昭和の時代しかありえないなぁ~