ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

やって来た、酪農体験に

2010-05-17 21:46:59 | Weblog
 かねてから予定されていたN新聞社の新入社員のK君が、JAでの1週間の体験研修を終えて今日から私の牧場での体験研修にやって来た。
昨日も集落の酪農感謝祭の行事に、JAの職員と一緒に参加して応援歌を披露していた、元気のよい若者である。

 早々に口うるさい私の指導の第一声は、つなぎ服を着ての長靴のはきかたの服装の指摘から始まった。元気のよい返事に私どもの勇気づけられた。額に汗して懸命に動く姿から、将来の名記者を想像した。

 初日とあって張り切りすぎたのか、夕食は「食欲がありませんので明日から頑張って食べます」と歓迎の杯もせずに寝室へと消えた。
 
 酪農の持っている多面的な機能も含め、生産現場を大いに見聞して頂きたいと思っている。その為にも色々な事を伝えたい。その責務の重要性も痛感している。
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酪農感謝祭

2010-05-16 20:39:32 | Weblog
 ようやく春らしい気温が続きだした最北。桜の芽も一気にふくらみそうである。
そんな中、集落の恒例の行事である「酪農感謝際」が酪農家家族や関係者が参加して行われた。
この行事は、集落で長く続いている催しで、牛ちゃん達に感謝したり1年の農作業の安全等を玉串奉典して祈願するもので、農業関係者や集落住民家族などが一同に会する場でもある。参拝したあとは、小学校だった体育館に集まってジンギスカン鍋を囲んで杯を交わしながら、交流を深める。

 学校が閉校になり、子ども達や先生方の姿が無く寂しさはあったが、副町長をはじめJA参事の等多くの関係者の参加も頂き盛会に終わった。関係機関の方々と親しく交流が出来る機会でもある。
ジンギスカンを食べながら、ビンゴゲームも楽しみ沢山の賞品をもらってにこやかな家族の姿もあった。

 ジンギスカン鍋を囲みいくつかの丸い輪が出来ていたが、その輪が「去年より少ないね」と言う声があちこちで聞かれ、学校がなくなった寂しさを表現しているように思えた。
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閉校した学校の掃除

2010-05-15 20:33:30 | Weblog
 毎年のこの時期、集落の事業である酪農感謝祭や観桜会が学校の体育館で行われている。牧草収穫の忙しくなる前に集落の住民みんなが集まってコミニュケーションをとる場でもある。その事業が明日行われる。

 いつもでしたら、学校内の準備は先生方が行ってくれていたが、いまは全てを私どもで行わなければならない。その準備の為数人で集まって、掃除から体育館の舞台幕のかたずけなどの全てを行った。こうしたことも希薄になってたきた住民間のコミニュケのためにも大切なことだろう。

 明日は、酪農感謝の碑に参拝をしその後、桜こそ咲いていないがジンギスカン鍋を囲んで杯を交わしあう。小さな集落ならではの楽しみ方である。
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瓶ビール2本

2010-05-14 21:05:12 | Weblog
 久しぶりに太陽の顔を見た今日の最北。昨朝と昨夜は雪が降り、積雪にはならなかったが遠い山々はうっすらと雪化粧だった我が家周辺の今朝。

 我が家の庭にある桜を見てみると、寒い中でもしっかりと桜が目を大きくしていました。今月末頃は開花しそうです。ラジオを聞いていましたら、旭川で昨日に満開にったと報じられていました。着実に北上しているようです。

 数日前に久しぶりに妻の苦情を聞いた。
仕事から上がって夕食を食べ終えるとすぐに、パソコンに向かいメールの返信や色々な事を慣れない手つきで時間をかけて・・・妻には後ろ姿ばかりを見せている事に・・・。
「小噴火しそうな言葉」があった。
少し反省をして、会話の時間に心がけて3~4日がたった。今夜は少しがっちりかかろうとして、2人で瓶ビール2本をのみながらの夕食。

 妻の出席した女性部の会議の事を中心に話を良く聞いてあげた。適切だろうと思うアドバイスもした。話題はいくらでも広がっていく。
語り合うことは大切なんだね~~と心の中で思う。でもでも、期日が迫っている事もあるんだよなあぁぁ~~。

 今、ビールの勢いはパソコンを打っている指先まできている。そろそろやめよう。
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「忙しいですね~」と

2010-05-12 21:17:05 | Weblog
 寒い日々。今日は2度~5度の範囲。日中でも防寒着が無いと外では働けなかった。
そんな寒い中でも黙々と働く。用事や会議にも良く出かける。
よく他人に「忙しいんでしょう」と言われることが多くある。しかし、私は滅多に「忙しいです」とは言わない。「忙しい」と思っていないからだろう。

 仕事以外の事をしていても、酪農の仕事は季節に遅れを取らず順調にこなしていると思っている。良く「忙しくて時間がとれない」という人と出会うことがある。そんな時、心の中で私はいつも思う「そんなことないだろう」と・・・。
意地の悪い思いを心の中で発するときもある「お前、給料分働いているのか」と・・。そう思ったときに限って、体の動きが良くなる感もある。

 何だかんだいっても「結果」だろうか!!。
小言のような書き方になってしまった。まあぁぁ~~何を言いたいのか分からないが、明日からも一生懸命働こう。全てのことに・・・。結果を出すために・・・。
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楽園かも・・

2010-05-11 21:22:13 | Weblog
 道ばたに広がる牧草地。どこに行っても目に入るのはシカの姿。
特に夕方になると、集団で群れをなしてのんびりと牧草地の新芽を食べている。まだ牛ちゃん達も一口も食べていないのに・・。
 
 まあぁ~広い牧草地だから、わりと黙って我慢していられるが、これが「畑作だったらどうなるんだろう」と想像しただけでも怒っちゃう。
シカ達にしてみると、最北の牧草地は楽園なんだろうか~~。最近に目立つのが昨年の子どもなのか、小さいシカがおおいことだ。

 昨夕、住宅の近くの牧草地に集団を発見。妻がカメラ片手に近づくと「キュャー」という1頭のあいずの鳴き声で、ふたてに分かれて逃げ出した。

 それにしても「増えすぎ」だ~~。
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いつになったら暖かく・・・

2010-05-10 19:19:17 | Weblog
 毎回、気温の低い事から書き始めてしまいます。その位イライラしているのかもしれません。今日も日中は6度前後で推移、夕方はハウスの中でも6度しかありません。花苗の為にストーブをつけてきました。天気予報での浜頓別の明日の最高気温は4度で、もう数日つづきそうです。

 夕方、住宅の裏からシャッターをきってみました。近くの山にまで「ガス」がかかりとても寒そうです。
牧草畑もまだ茶褐色の所も目立ち濃い緑色ではありません。柳の木の葉も吹き出したところで足踏み状態のようです。

 日々寒い日が続いていますが、暖かくなる日を心待ちにして人々は元気に生きています。
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若者との対面

2010-05-08 19:37:02 | Weblog
 相変わらず気温の低い日が続いている最北。牛ちゃん達が待ち望んでいる放牧地の青草が中々伸びてくれない。暖かくなるにはもう少しかかりそうな予報だ。

 N新聞社に入社した若者が、酪農体験実習の為に10日間私の牧場にやってくる。
昨夜は、その若者と関係者と私ども夫妻の対面懇親会を行った。来週からJAでの職場体験、17日からは酪農実習。私どもに「びしびし鍛えて下さい」と冗談交じりに語る上司の言葉に少し緊張気味だった礼儀正しい若者は、すぐに溶け込んでいた。

 小柄だが、がちっとした体格は東京の大学で4年間応援団として鍛えたようだ。私達は「若者に何を伝え何を学んでもらいたいか」をリラックスして考える事にしてる。
記者として若者のこれからの長い人生のわずか10日間は、米粒にも満たない短い期間。しかし、何もない静かな山奥での酪農の生産現場での体験はきっと・・・・。

 17日からの若者の来訪を楽しみに待ちたい。
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「楽しい体験ができました」と・・。

2010-05-06 20:28:24 | Weblog
 今日も海風(やませ)が吹き付け我が家周辺の気温は5度前後の寒い1日でした。
そんな寒い中でしたが、ファームインして頂いた福井県からのお客さんに、搾乳体験やアイスバター作り体験をして頂いた。

 午前9時半の冷たい風が吹き付ける肌寒い中、青空教室での酪農の話。ふと2人のスタイルを見ると、寒さを予想していたのか、冬用のコートを着用していることに少し驚いた。「準備万端なんだ」と・・・。

 酪農のこと牛の人工授精のことなどなど、私の一言一言にうなずきながら聞いてくれることに感激して語ことが出来た。きっと素晴らしい酪農の応援団になってくれるものと確信した。
その後のアイスやバター作り体験。妻の指導を受けながら、とても楽しそうに体験して頂いたとのことに、受け入れた私達も沢山の元気を頂いた。

 そして、「楽しい体験ができました」という言葉を残して稚内に向かわれた。福井県で最北の酪農家の事が酒の魚になるかも・・・と期待をして。

 (写真は2人のアイス作り体験の様子)
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「協働」の力で・・・

2010-05-05 20:44:01 | Weblog
 とにかく寒い!!。
「全国的にあつくて暑くて・・」と言われている今日なのに・・。
山の谷間からガス混じりの海風が入り込んで、我が家周辺でも日中の気温は10度程度。夕方は4度まで下がった。市街地へ行くのに通るオホーツク海そばの国道に設置されている温度計の日中の温度は1度であった。  やっぱり寒い。むこう数日は雨の予報で雪もまじるとのこと。どうなることやら・・。

 そんな寒さの中、閉校した小学校の小木の冬囲いの除去作業を行った。
これより先に集落の会議も行い、閉校した小学校の周辺環境整備をどうするか話し合った。芝生もあって、1ヶ月もするとグランドはもとより、周辺は雑草などの草がボウボウになるのは見えている。広い校庭だけに大変な維持作業でもある。

 利活用が決まるまで良い環境を保っておきたい事は集落住民の願いでもある。「グランド整備は大型重機のもっているMさん」「芝刈りはボランティアでKさんに」。「数ヶ月に1度は刈り払い機を持ってみんなで集まろ」など等、次々に意見が出た。

 閉校になったといえども施設は町の管理下にあるもの。誰一人から、「管理は町にやってもらえば・・」という意見がでない。
これまでの長い間、地域住民の為に果たしてくれた学校の意義と役割の大きさはだれもが知っている声なき声なのだろうか。

 これこそが「協働」の力なのだ!!と私は心の中で思った。

海風をまともに受けての冬囲いの除去作業も、和気あいあい中で寒さも吹き飛ばし楽しく終えることができたようだ。

  (写真は、3日の搾乳体験で牛のおっぱいをギュッーと握りしめてミルクを搾り出す6才君)

 

 
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