弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

MS-Wordの調教

2006-02-17 21:04:34 | サイエンス・パソコン
このブログの記事「MS-Wordとの付き合い」において、ワードをインストールしたときにすべてのお節介設定をオフにすると説明しました。
事務所のパソコンではワード2003を使っているのですが、1台だけワード98が残っていました。今回そのパソコンにワード2003をインストールしました。ワード98での設定がそのままワード2003に引き継がれているようなので、安心して使い始めました。
ところが、そのパソコンの使用者から「明細書の段落の頭にスペースを挿入したのに、段落番号付与の操作をしたらそのスペースが消えてしまった」というクレームが来ました。
ぴんと来たので、ワードの設定を調べてみました。その結果、ワードの
「ツール-オートコレクトのオプション-入力オートフォーマット-入力中に自動で行う処理」において、「Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する」にチェックが入っているのを見つけました。「ワードのお節介機能はすべてオフにする」に漏れがあったのです。おそらく、この機能はワード98にはなかった機能であり、ワード2003インストール時にデフォルトの「オン」が入ってしまったのでしょう。

「Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する」がオンになると、段落の最初にスペースを打ち込んでも、これをワードが勝手にスペースではなくインデントの字下げに変えてしまうのです。
私が使っているパソコン出願支援ソフトでは、ワードの書式は一切無視して変換を行います。従って、折角段落の最初にスペースを挿入したのに、変換したとたんにすべてのスペースが消え失せた形となるのです。

ちょっと気を抜くと、ワードはすぐに勝手なことを始めます。
コメント (6)
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