弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

ワードマクロ

2006-02-19 00:06:58 | サイエンス・パソコン
TOKOさんのご要望に応えて、ワードマクロについて説明します。

私がワードマクロを作っていると言っても、BASIC言語で一からプログラミングしているわけではありません。基本的には、マクロ化したい操作をこちらがキーボードとマウスを使って実際に操作し、その操作をワードに覚えさせるのです。MS-DOS時代にキーボードマクロといっていたやつです。覚えさせる動作が終了するとマクロがBASICで記述されていますから、それを表示させて若干の修正を加えることはします。

ワードの「ツール-マクロ-新しいマクロの記録」を選択します。出てきた窓で取り敢えず「マクロ名」だけ好きな名前に変えます。変えなくても良いです。OKを押すと、小さなツールバーが表示された状態になります。カーソルはカセットテープの形が表示され、「マクロの記録が始まっている」ことを示します。この状態で、マウスとキーボードを使って覚えさせたい動作を実際に行います。
動作が終わったら、小さいツールバーの□を押すことによって記録を終了させます。

次に、ツール-ユーザー設定-コマンドを表示させ、「分類」で「マクロ」を選ぶと、「Normal.NewMacros.マクロ名」でさっき記録したマクロが出てきます。これをツールバーにドラッグして移動すれば、ツールバーからこのマクロを実行することが可能になるというわけです。移動ができたら、「ユーザー設定」が表示されたままの状態でツールバー上の新しい表示を右クリックし、名前を変えるなり適当なボタンを割り振るなりしてください。

このあと、ツール-マクロ-VisualBasicEditorを選び、左上の欄で「Normal-標準モジュール-NewMacros」を選んで見ましょう。BASICで記述されたマクロが出てきます。取り敢えずは、「こんな風に記述されるのか」と眺めるだけでもいいでしょう。またこの画面においてマクロのヘルプを見ることができます。ワードマクロの文法については、このヘルプがほとんど唯一の手がかりとなります。このヘルプを手がかりにして、すでに記述されたマクロを手直しすれば、自分が目的とするマクロが完成するでしょう。
エディター画面を終了すればワードに戻れます。

これで、繰り返し行う複雑な動作をワンクリックで行うことが可能となり、TOKOさんだけの特別仕様のワードができあがります。きっと、今まで嫌いだったMS-Wordと仲良しになることができるでしょう。
コメント (1)
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