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「シアター!〈2〉」感想

2016年12月17日 11時50分47秒 | 乱読本感想
「シアター!〈2〉」
有川 浩
アスキーメディアワークス 2011年1月25日

2011年02月15日 09:41
★5
「2」が出たということで早速買ったが・・・ページをめくった途端、登場人物の紹介が漫画。

いい歳のおばさんは引いてしまった。

が、

今乗っている有川浩の書くものはやはりそれだけの力があるようで、すぐに物語の中に引きこまれてしまった。

シアター!「1」の登場人物たちが生き生きと動き出す。

あとがきに作者自身が書いている・・・
登場人物には勝手に動いてもらっているが、このシリーズの登場人物はどいつもこいつも勝手気ままで、動くかと思えば動かない。
動かないと思っていたら突然動き出す。
この巻で登場する予定のなかった人が出てくる・・・と。

その自由気ままな人を追いかけて書くのを作者が楽しんでいる。

楽しんで書いている作品が面白くないはずがない。

今回、各登場人物のキャラがより鮮明になり、関係が色々と進展していく。

有川作品の登場人物はみんな魅力的だ。

どの彼、どの彼女も微笑ましく見守っていける。

読む人それぞれに気になる人物、お気に入りの人物ができるだろう。

私は・・・なんといっても、今回登場予定が無かったのに突然出てきた司と巧の母ちゃん。

魅力的な彼らの母ちゃんだけあってかなり強烈。

好き。

これから彼や彼女たちはどうなっていくのか、シアターフラッグの行く末は・・・「3」が楽しみ。

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