笑顔浴

優しい時間

立ち上がれない

2018年04月30日 | Weblog

ブロークンカップ

 

長年愛用してきた珈琲カップが、

さっき突然 壊れて、ギョ!

「ありがとうございました」の記念撮影をして

淹れた珈琲を飲みながら、想う。

 

昨夕、9連休中の駐車場で転倒した。

両脇を抱えられても、脚に力が入らず、立ち上がれなかった。

徐々に機能を喪失している自覚はあったけど、

それでも 毎回、驚く。

 

幸運なことに、私の車の横だったので、

タイヤに手をかけて、身体の向きを変え

後部ドアを開けて、シートベルトを掴み

身体を引き寄せ、座席に上半身を乗せて

立ち上がり、皆さんにお礼をのべた。

どんな風に、引力が私を引き寄せたのか

右脚と右肘の打ち身 右手甲の擦り傷が痛む。

 

喪失したら、先ずは、素直に悲しむ。

そして、次回には、別の機能を失うであろう恐怖を味わう。

その上で、残された機能に焦点を当てる。

珈琲カップの、持ち手が折れても

器としての役割を果たしているのと似てる。

立ち上がれなくても、私は全てを失ったわけじゃない。

つかまり立ちできるよう、対策を考えれば良いだけのことじゃ。

ドンマイ

 

近くのワゴン車から飛び出してきた奥さんと、

自転車を止めて駆けてきた男子中学生と

別れた後に戻ってきた友人に

助けてもらえて、本当にありがたい。

ご恩返しに、私も誰かの力になりたい


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刺激いっちょう

2018年04月26日 | Weblog

 

 

蕗ご飯に挑戦

 

シルバー川柳より

「確かめる むかし愛情 いま認知」

 

上手だなあ~と感心しつつ

笑ってる場合でもなくて

他人ごとにならないレベルで、

どうするんだっけ?と確認が増えましたわい。

 

昨日は、

料理本を何度も見て「蕗ご飯」に挑戦

外食した時にはいただくけど

自宅で扱ったことのない野菜の料理に

関心が高まります。

一日に、一刺激で、

脳を活性化できるそうですから。


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鯉のぼり

2018年04月23日 | Weblog

5月の連休中は、しまなみ海道に渋滞予想が出ています。

大きな鯉のぼりが、泳いでいたので

写真を撮ろうと待ったのですが、風吹かず。

 

冬の強風で痛い目にあう私ですが

この季節の風は気持ち良くて好きです。

そういえば、

全く期待してない時に、一陣の風となり、

重い空気を吹き飛ばす人がいて

その爽やかさに、惚れ惚れします。

度が過ぎて、

ふいに小さな竜巻となって現われ

周囲を巻き込んで暴れる人もいます。

後のことも、考えてください。

 

時代の風を読む と表現する人もいました。

現代はどうですか、どこへ向かっていますか。

風がどちらへ向かおうと、

私達は その場に置き去られます。

今日と明日では、方向も変わることでしょう。

あてにならないことを、

がっかりしてはなりません。

私の思い通りになるものは一つもないので

吹いても良し、吹かなくても良し。

 

 

 

 

 

 

 

 


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まるボーズ

2018年04月21日 | Weblog

瀬戸内の海の色が変わりました。

 

9:00-12:10の薬学入門Ⅰの講義を終えて

車まで見送ってくださった教授と立ち話をしていたら

通りがかった教授が声をかけてくださいました。

 

「髪が短くなりましたね、もう届けたのですか?」

「はい、無事届けました!」

「小児がんの子供にウイッグを届けるっていう、アレですか?」

「はい、アレです」

「5年生の■■君が、昨年の先生の授業に参加した後、丸坊主にしたんですよ」

「そうそう、アイツ、長い髪を束ねていたのに 

 何で丸坊主なんや?と驚いたんですが、そういうことですか」

「少しでも、長い髪を届けようとしたらしいですよ」

 

 

四国癌センターボランティアふれ愛の◆さんも

髪を伸ばして、この春ヘアードナーなさいました。

あちこちで呼びかけると、誰かが応えてくださいます。

それは、本当に本当に嬉しい事です。

 

 

 

 

 


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価値のない土下座

2018年04月20日 | Weblog

 

新学期が始まりました。

1年生が全員そろって2年生になり、嬉しいです。

 

来年春の国家試験に全員合格を目指して

せめて私の担当科目は60点以上とれるよう

無意識に力んでしまう私です。

 

昼休みになり、教壇横の流しで、

チョークで白い手を洗っていると

にぎやかな狭い教室の中で

突如、男子二人が鬼ごっこ?? 

かとおもったら、

追いかけてきたA君が

「ぶっ殺す!」(真顔で言わないで~)

「謝れ!」

勢いよく逃げるB君は、振り返って

「×●▼■!」

どこかで「土下座で謝れ!」という声がして

B君は、いきなりその場で土下座。

 

目の前で、床に額を付けて土下座する姿を目撃したのは

生まれて初めてで、フリーズした私です。

さらに、A君の「許す」の合図で、

B君はすくっと立ち上がり

「俺の土下座は、1円の価値もない」と笑いながら

そのまま、お弁当を買いに出て行きました。

 

ストレートに「謝れ」と要求できるA君に感心し、

土下座を、柔軟体操か儀式儀礼のように

躊躇なく見せるB君に唖然とし、

彼らにとって謝罪するとは

<言葉>という道具ではなく

土下座という<視覚刺激>なのかと困惑しました。

男子達が互いを「クズ」と呼び合うことで

親密度を高めているような、いないような

 

仲が良過ぎて、冗談で遊んでいるのか

悪意で、からかっているのか

否定的な単語の意味に戸惑い、言葉を失います。

 

美しい日本語を、選びなさい!


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順列組合わせ

2018年04月14日 | Weblog

 

「美味しかったよ」といただいた<梅の実ひじき>

あと、残りわずか。

大変、おいしゅうございました!

 

梅とひじきを組み合わせると

かような味を出せるとは!

互いが引立てあっているみたい。

 

どの人も好感が持てるのに

組み合わせによって、

どうして、こうなるの?と驚くことがある。

想定外に 楽しく過ごせたり

期待はずれの 重い空気になったり

どういうこっちゃ

 

考えてみる

私は、一人で居る時も変化し続ける

外からの刺激は無くても

おおらかになったり、不安になったり

気分が浮き沈みする

たまたま、

「虫」の居所が悪いタイミングで母と逢えば

気分の良い時の半分以下の思いやりになる

 

親しい仲でも、私たちの人間関係は

常に変化しているのではないか

たとえ

あなたが変わらなくても、私が変わり続けているわけで

昨日の私は力不足だったけど

明日の私なら、余力があるかもしれない

ゆめゆめ、交流に手を抜くことなかれ

 

どのタイミングで、誰に出逢うのか

それにより、その後

変化がない場合も、どんどん展開する場合もあって

毎日、冒険だなあって思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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利休

2018年04月05日 | Weblog

 

利休:私益をむさぼらないこと

 

私益追及を資本主義と呼ぶらしくてね

競争が激化した結果、先進国ほど、

貧困格差が激しいのは当然だという

経済学の先生のお話を聞いた。

 

貧困は個人的な問題に見えるけど

貧困システムに押し流された状態とも言える。

システムであるなら、変更が可能だよねー

と、学者先生たちが考えておられるそうな。

暮らしやすい社会になるのかな、

期待しちゃう。

 

ギリシア神話の神々でさえ

私欲で感情を抑えられず、むごい殺戮を続けた。

神話を書いた人の<戒め>かしらん。

 

生まれた時から、私はモーレツに、利求。

利求は悪くない、生き残る本能だもの。

大切にされて 知恵がついて 愛に触れて

気持ちが安定している時だけ

損得勘定しても、あえて損な方を選び、満たされる。

私の周りに、こんな人が多くてね。

絶対、影響受けてると思うの。

 

親しい人のために

大切な人のために

地域のために

 


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朝日でめざめる

2018年04月04日 | Weblog

 

2月頃からでしょうか、真夜中までダラダラと作業して

つい就寝時刻が朝方で、昼夜逆転の状態が続いています。

深夜には強いけれど、朝は身体が動きません。

このままでは、新学期の出勤にも支障が出ますわい。

 

規則正しい生活・・・

午前5時に、希望と共に目覚め

昼間は、懸命に働き

午後10時に、感謝と共に眠る

 

さて何から始めましょうか・・・

午後10時に眠れるように、

夕食を6時に食べ始め、9時のニュースを見たらTVを消しましょう。

達成率で区切るより、時刻で作業を止めましょう。

エンドレスワークを封印して、朝日を浴びましょう。

 


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おくる

2018年04月03日 | Weblog

 

幼なじみのAちゃんから、訃報の電話をもらう。

 

母が小学校の教員だったので

夏休みに遊びに来た彼女と私は出逢った。

その後の文通で、仲良くなった。

県外の大学から帰省した時には

彼女の実家である八百屋を訪ねた。

 

おじいさんの作ったお漬物を新聞紙に

クルクルと包んで持たせてくれたのが

母と同じ年の Aちゃんのお母さんだった。

 

店先で私を見つけると、

すぐに小走りで駆けより 必ず

「よく頑張っといでる」「貴女は偉い」

「きれいになった」「考え方が素晴らしい」と、

何度も何度も 褒めちぎってくださった。

私の<根拠のない自己肯定感>は、

こうして<無条件の称賛>をたくさん浴びたせいに違いない。

 

「出来ない事は、ひとつもないから

 したいことを想像してごらん。

 おばちゃんに話してくれたら 二人で想像しよう。

 夢の中は、自由だよ」と励ましてくださった。

 マッチ売りの少女が 寒さに凍えながら灯す光の

 わずかな瞬間に 喜びを感じたように

 死にゆく途中でさえ 幸せを感じることが必要と教わった

 文学少女だったおばちゃんらしいと感じている。

  

 Aちゃんが県外にお嫁に行って

 おじいさんが亡くなって しばらくして

 八百屋のシャッターが下りたままになった。

 おばちゃんが、Aちゃんと同居するようになった便り

 が届いた頃は、自転車で颯爽と走る姿を想像していた。

 

 伊予柑を絞った果汁も、飲めなかったと

 声を詰まらせていたAちゃんに

 身体が思い通りに動かなくなってからも、

 空想の世界で 自由にふるまっておられた気がする

 と手紙を書いて、

 今日は「ありがとうございました」のお線香を届ける。

 

 後日、そちらにうかがうまで しばしのお別れです。

 

 

 

 

 


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お姉さんありがとう

2018年04月02日 | Weblog

 

 私が「お姉さん」と呼ぶ人は

 養護学校小学部4年生の時に、

 寮の10人部屋で、6年生だった彼女だけである。

 中学部の部屋でも、1年間は隣に布団を敷いて寝た。

 学校以外の、食事もおやつも、掃除も洗濯も

 お風呂も勉強時間も一緒に過ごした。

 その時のままの関係が維持されて

 半世紀たった今も 私は「ナーコ」で居る。

 

 数十年間、年賀状一枚でつながってきた。 

 昨年のお正月の「年賀状をやめます」というお知らせへ、

 メールで返事をしたら、やり取りが急増した。

 怪我して動けない時に、県外から食品を郵送してくれた。

 本当に、ありがたいことだ。(ありえないことだ)

 中学を卒業した後、どこで、どんな人生を歩んだか

 互いにほとんど知らないのに、である。

 

 1年前のお姉さんの返信は 

 <障がい者65歳の壁>のせいで、要介護3に変更され

 日々の生活の質の低下への怒りを 持て余していた。

 期待と現実のギャップが大きいほど 怒りは激しい、

 それほど、困っていた。

 

 

 よだれは流れっ放し、お尻が痩せて骨が当たって痛い

 全力で床を這うのも やっとだとのこと。

 手術後の手の痺れが増し、最近は物忘れも!と衰えを教えて貰った。

 プールが好きなのに、介助するガイドヘルパーさんの派遣会社が、

 新年度が来ても、まだ決まらないらしい。

 昨日の近況報告でも 状況が好転しているとは思えない。

 

 ところが この春、お姉さんは変った。

 「春がきても嬉しくない」と言いつつ。
 「でも、暖かくなったから、やっぱり良い!」と言い直し
 「身体はしんどくなる一方だけど 
   エルと一緒だから頑張っている!」と 自らを励ます。
 
 食べることも嫌だ! もう硬いものは何も食べられない!
 こんなでも、飲食できるから、飲むものは好きなもの買う!
 買うことのできないことを考えたら、幸せだね?
 と、つづるようになった。
 
 いろんな身体機能がダメになっているけど
 それでも とにかく生きている!
 それはナーコもだね?
 食べて、お風呂に入って 寝ることだけが楽しい!
 

 嘆きの中に、現実を受入れようとする努力を感じるし

 憎しみや悲しみや嫉妬だけでメールを終わらせない

 先輩としての 思いやりも感じた。

 なにより一番嬉しいのは、

 お姉さんが「プールが好き」と お愉しみを忘れてないこと。

 どんな状況の下でも、楽しい話題を共有しようとしてくれること。

 お姉さん、ありがとう

 

 

 

 

 

 


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