笑顔浴

優しい時間

耳を澄ますと

2019年07月25日 | Weblog

 

 

久しぶりの夏の朝 爽やかです。

ずっと、曇りか雨で、窓の外が白い毎日でした。

今朝のクマゼミの声の勢いの良いこと!

<私は此処にいます>と懸命に呼びかけているのでしょう。

どうぞ、お相手に巡り合えますように。

 

今年、産み付けられた卵が

東京オリンピックで賑わう頃に幼虫となり、

それから7年間(3年~17年間の説もありました)

地下で暮らした後に、地上に出て来て

羽がはえ、硬くなり、色や模様も鮮やかに 成虫デビューした時

どんな世界を目にして、子孫を残すでしょう。

 

その頃、私は70歳

思いもよらぬ出来事に 右往左往するに違いないけれど

どんな世の中に変っても

今朝のように耳を澄ませたら

優しい気持ちになれる声や 音が聴けますように

 

 

 

 


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「人」が「人」を活かす

2019年07月21日 | Weblog

暑中お見舞い申し上げます。

 

最近つくづく想うのは、

1人でも、認めてくれる人が現れると

別人のような変化が起きることです。

本当に、急に元気に頼もしくなります。

実感します。

 

「うーん、その日は予定があって」と、

 次の相談予約をパスするようになります。

一番辛い時期を 共に過ごすのが相談員の仕事なので

そうか!いいね!と喜びます。

一緒に 勉強したり、遊びに行ったり

楽しい時間を 過ごしてほしいです。

 

私達が心の余裕を失えば 失うほど、

他者をとことん 追いつめたり

自分で自分を 執拗に追いつめてしまいます。

 

地域には、良心的で賢い大人が

普通にたくさん住んでいます。

私は 落ち込んだ時に、

ボランティアに申し込んだり

公民館のお掃除に飛び入り参加するのですが・・

 

そこで、知らない人達から、

ちょこっと優しくしていただくだけで

世界の色が変わって見えるから不思議。

シンプルだけど、やはり

人には、声をかけてくれる人が 絶対に必要です。

 

 


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昭和モデル

2019年07月14日 | Weblog

            夏蜜柑のソース


第25回参議院議員通常選挙が7月21日に実施されるので

立候補者のお話に耳を傾けています。

年金だけで暮らせない話は、今さら?って思いが否めません。

老後の生活設計を、20代から最優先してきた私ですもの。

 

週刊新潮 2015年10月1日号に掲載された記事で

NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」の

大西連理事長が解説なさっています。

「収入を得る要素は、労働、資産、家族の援助、社会保障の4つ。

 成人するまでは親に扶養され、学校を出たら働いて貯金する。

 結婚して子供が生まれたら、マイホームを買い、資産を作る。

 そして定年退職を迎えたら、貯蓄と退職金と、

 子供たちの援助に支えられて生活する。

 実際に、昭和はこの社会モデルが一般的で、

 国民年金は、社会保障以外の3つの要素がある前提で成り立つ制度である」

 

 この安定したキャリアプランを目指して

 理想のゴールにたどり着けない不安が

 世の中の閉塞感を 生んでいるのかもしれません。

 

 昔と違って、ロボットや人工知能が登場しました。

 後期高齢者でも、障がい者でも、資格のない人でも、病気療養中でも

 収入の欲しい人なら誰もが 労働者になれる仕組みが

 できるといいなあと期待しています。

 

 年金生活になって一番に見直すのは、交際費だそうです。

 <お金をかけないお付き合いで、家族以外のつながりを持ちましょう>と

 老後の生き方本を数冊よむと 共通して勧められます。

 たしかに 気持ちのよい交流があると 

 メンタルが穏やかに、生活情報も得られます。

 

 

 

 

 

 


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我慢の語源がうぬぼれとは!

2019年07月03日 | Weblog

今が旬のすもも

 

来週末には、骨折して3ヶ月間が経過する。

6月に入って、順調だった仮骨量が減少して

良くない状態で回復が停滞しているらしい。

主治医は「今、転倒したらヤバいよ」などとは仰らないが

「無理しないでください」に続いて

「行動範囲を限定して」という言葉が続きそうなニュアンス。

しかたがない。

勉強会やボランティア参加は、もう少し回復してからにしよう。

 

しばらく、我慢の日々が続くのか~と、考えていたら

今朝、テレビから林先生の日本語検定のお話しが聞こえてきた。

我慢の語源について・・・

 

我慢は仏教語の七慢のひとつ。

「慢」は、思い上がりの心をいう。

自分に執着して、傲慢になる様は<うぬぼれ><おごり>として戒められた。

江戸時代頃から、転じて、<人に弱みを見せまいと耐え忍ぶ姿>となったとか。

 

そこで、「私の我慢の日々」を吟味した。

本来あるべき状態=すぐに治癒する状態が 得られないから

こんなはずがない、なんで思い通りにならないのかと 

耐え忍ぶことになる。

しかし、よくよく考えてみたら 私は決して若くない。

大学生の頃、足首の関節を砕いて固定した手術の時だって

入院は3ヵ月の予定だったのに、半年以上かかってしまい、

その結果、留年した。

直ぐに丈夫な骨に治癒するという前提は、私のおごりである。

前提を設定しなおすと

本来あるべき状態=治癒できるにこしたことはない状態となり

「私の我慢の日々」は、「私の普通の日々」となり

我慢しなくても良いのである。

 


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変るのは、私

2019年07月03日 | Weblog

 

ゆすらの実

 

雨が続いています。

過日 母は 庭に出て 山桜桃(ゆすら)の実を

ボールに収穫して戻ってきました。

「食べるんやったら、持ってお帰り」

この数年間を振り返っても、本当に久しぶりの行動です。

 

洗濯したり、花を植えたり、茄子のみそ炒めを作ったり、

訪問介護ヘルパーさんの記録にも 

「調子がよい」という記述が多く安心していましたが

本日は、デイサービスから体調不良の電話がありました。

要見守りです。

 

家にある野菜を少量づつと

マグロのにぎり寿司を買って、実家を訪問すると

母は、キッチンでテレビを観ていました。

「寝てなくていいの?」

「朝はしんどかった、休むと電話しょうかとおもたら

 車でお迎えが来たので、デイで1日中寝よったんよ」

「ここで一人で寝てるより、看護師さんがおるけん安心じゃ」

「ほうじゃね」

 

リハビリも、お風呂も利用せず、寝ていたそうです。

いつもは食事を残さない母が

「お昼は2割程度しか召し上がらず・・」とヘルパーさんが心配しておられた。

 こういう時に、娘まで心配そうな顔をしては いかん。

「お腹減っとる?」と尋ねると

「うん。少し食べようか」というので

簡単な料理を作って、二人で食べた。

残さず食べたので、ひとまず安堵。

 

昨日も、一昨日も、その前も、お弁当がそのまま残っており

食事は チョコレートで済ませたという。

水分もそんなに取らなかったようで、

遭難中か!と、ツッコミを入れたくなるところですが

ああしろ、こうしろと 娘が口先で厳しく注意したからと言って、

母の行動が変わるはずもなく

一緒に飲食すべく、マメに実家に帰るほかあるまい。

 

私の命令で、他者を変える事はできない。

しかし、私の刺激で、本人が自ら変わる可能性は高い。

変るのは、私である。


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