普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

雨、うらめしや

2009-01-31 01:41:54 | Weblog
今日は、仕事を休んだ。
子どもの具合が悪く、看病休暇である。

部屋を片づけたり、食事を作ったり、して過ごした。

ところで、僕の中では、再び「ランナー熱」が再燃している。
40の誕生日に走って以来、体が走ることを欲しているのである。
先日、友人から「レースに出よう」と誘われたこともあり、
最近は、なるべく間を空けずに走っている。
自転車を乗るにも、脚力強化になっていいしね。
走ることも、自転車に乗ることも、僕にとっては同じカテゴリーに属する
つまり、体を動かす快楽がそこにあり、多少のダイエット効果が期待出来る。

休みの今日は時間もあり、絶好のランニング日和。

しかし今日は、終日、雨だった。
止むのを見定め、何度もトレーニングウエアに着替えたが、玄関を出る頃には、また降っている。
結局、夕方からは雨が止んだらすぐに走れるようにと、ウエアにランニング用のキャップまでかぶって過ごしていたのだが、それでも走ることは叶わなかった。

今も降っている・・・。
明日も降るらしい・・・。

やる気になると、邪魔が入る。

人生の法則ですね。。。

ダイエット・スタグフレーション

2009-01-28 00:56:34 | Weblog
体重の減少が、ここにきて足踏み状態である。
というか減ったと思えば、また元に戻り、また減り、みたいな感じ。
長い目で見れば、減少傾向であるのには間違いないと思うのだが・・・。

基本的には、ご飯を減らす。
で、できれば野菜を増やす。
油モノは、出来れば避けるが、まま食べている。

このやり方で、ガツンと7㎏以上落とした。
しかしそれにストップがかかっている。

1日の総摂取カロリーは、気を使っており、理論的には減るはずなのである。
なのに、なぜか時に増えたりすることもあるのだ。

なんなんすかね、この感じ。
体の仕組みは、わからんちん。。。

ランナーズ道楽・再び・・・。

2009-01-26 00:18:11 | Weblog
少しずつ無理をしないで、走り続けられたらと思う。
「四〇の10㎞ラン」から1週間、体も癒え、再び走った。
本当は、食べ過ぎカロリーを消費せねばならぬためなのだが・・・。

走る距離は、無理せず5㎞とした。

結果は、5.1㎞を29分28秒であった。

1㎞6分を切った。
まあ40歳の僕が始めるペースとしては悪くない。
問題は続けられるか、ですね。



今年こそ、
レースに出るぞと、
意気込むが、
続かないのよ、
にんげんだもの。


みつを太郎

桃山さんを偲ぶ会

2009-01-25 23:56:02 | Weblog
昨日、桃山晴衣さんを偲ぶ会に行ってきた。
とても温かい会だった。

何度かご一緒したことがあり、その度にとても良くして頂いた。
容態が悪いことは、聞き及んでいたけれど去年の暮れに他界した。
パートナーであるパーカッショニストの土取さんによれば、
ひっそりとして凛とした、最期だったとのことだった。

土取さんを囲んでゆかりの人々が、即興で演奏した。
万感の想いのこもったその演奏を聞くだに涙がこぼれた。



手元には、桃山さんのくれたが残された。
最晩年に、あることのお礼に頂いた。
表紙の裏には自筆でサインが入っている。
筆で書かれたその字には、陰りは全く見られない。
病の床で筆を握ってくれた桃山さんの想いに心を馳せるに辛くなる。

合掌。

オバマとアレサ

2009-01-23 00:13:07 | Weblog
オバマの大統領就任式が行われた。
恐らく全世界に中継されたのであろう、その模様を僕も見た。
リアルタイムではなく、HDDレコーダーでだけれど。

就任式には、歴代の大統領、そしてファーストレディが集まる。
いかにもアメリカらしい。

世の中的に最も衆目を集めていたのは、オバマの演説であった。
しかし僕が最も感動したのは、”レディ・ソウル”、アレサ・フランクリンが唄ったことだ。

合衆国初の黒人大統領。
ほんの少し前まで、同じベンチにすら座ることの出来なかった黒人たち。
不当な差別があった。何度も暴動もあった。
白人と黒人は決して相容れないのかもしれないと心のどこかで思っていた。
しかし2009年、ついに黒人の大統領が誕生した。
そして黒人であるアレサが大統領就任式でついに唄った。
大聴衆、そして歴代の合衆国大統領を前に唄うその姿に感動した。
なぜか涙が滲んだ。

「ブルース・ブラザーズ」万歳。
ジョン・ベルーシもきっと天国でほくそ笑んでいることだろう。

ひさしぶりにアメリカの底力を感じた。

ベトナム戦争、アフガニスタン侵攻、イラク戦争。
愚行も沢山ある。
しかし時に、「ベスト アンド ブライテスト」たちが現れ、鮮やかに時代を変えていく。

オバマさん、ひとつガツンとお願いします。

四十の肉体

2009-01-19 23:27:07 | Weblog
昨日の日曜日、思い立って走ってみた。
かつて、「ランナーズ道楽」とこのブログでもぶちあげていたが、
今ではランニングはすっかり影を潜めていた。
というか、「自転車ラブ」が燃えさかり、ランニングの事をすっかり忘れていた。

今回は、40の肉体ってどんなものなのか、記録の意味も含め、走ってみようと思った。

距離は10㎞。
自宅の近くの川沿いで、夕方に走り始めた。
これが意外と走れる。
調子こいて走っていたら、9㎞を越えたあたりから、足が上がらなくなる。
筋肉が痛くなり始めた。
息も乱れている。

それでもなんとか歯を食いしばりゴールイン。

走行時間は、63分27秒。
1㎞6分を目指したのだが、徐々にペースダウンしたため、
ペースを守りきることが出来なかった。

10㎞を走るのに、63分27秒かかる、それが40の僕の肉体である。

何もしなかれば、体力は衰えていくだろう。
しかし鍛えれば、まだまだペースは上げられる。

来年も、誕生日を迎えたら、また走ってみよう。
そしてそれまでの間、出来る限り、肉体の衰えにに抗ってみよう。

タイムが縮むことを祈りつつ・・・。

四十の夕べ

2009-01-18 01:30:24 | Weblog
7歳になる息子が、妻の助けを借りて、ケーキを作ってくれた。
張り切って台所に立つ姿が微笑ましくもあり、嬉しかった。

4本のおおぶりのロウソクで、40歳を祝ってくれた。



詩人にも、ロックンローラーにも、革命家にもなれなかったけれど、
こんな風に歳をとるのも悪くない。

四十の朝

2009-01-17 09:54:01 | Weblog
本日をもって僕は、40歳になった。
たいした感慨もないのだが、どんな気持ちかと問われれば、
「なんだかなぁ」という感じ。

「不惑」というけれど、そんな事は全くない。
そもそも「三十にして立つ」というが、まだ地面にめり込んだままである。

自分が子どもだった頃、40というと随分と大人だと思っていた。
ティーンエージャーの頃は、40の大人なんて格好悪いと思っていた。
詩人は21で死に、革命家とロックンローラーは24で死ぬ。
まあそれは極端だけれど、青臭いままでいたと思っていたのかもしれない。

だけど僕は、40になった。
メタボ予備軍だし、全然かっこよくないんすよね。

だけどさ、ミック・ジャガーだってしわくちゃだけど腰振って唄ってるし、
カストロだって今だに気の遠くなるような長い演説をやっている。

だから気の持ち方で随分と違うと、そう思うのですよね。

初心忘るべからず。

40歳の朝は、抜けるような青空で始まりました。


地球の重力とメタボ

2009-01-15 12:24:32 | Weblog
今朝、待っていたブツが届いた。
結婚の引き出物で、カタログから選ぶやつあるじゃないですか、
ずっと前にもらったのがあったのだが、何を頼むか、決められずにいた。
それを年明けに、ようやく発注したのだ。

考えてみればこれしか頼むのはなかったのである。



これまで我が家の体重計は、体重を量るだけのシンプルなものであった。
しかし乗る位置によって体重が変わったりして、少し心許ないものであった。

今度のヤツは最新型、いろいろなことが分かる。



内臓脂肪、筋肉量、基礎代謝、体内年齢、骨量・・・。
なんでそんなことまで分かるのか、科学の進歩は甚だしい。
たいしたものである。

しかし最も驚いたのは、その厳密さであった。
この体重計、なぜか最初に地域設定をする。
つまりどこに住んでいるかを、体重計に設定させるのである。
なんでそんな事が必要なのだろうか。

説明書を読んで、びっくらたまげた。



「地球の重力差を補正し使用地域にあわせることにより正しい測定結果が得られます」と書いてある。

重力差っていかほどのものなのだろうか。
なんたる厳密さ、なんたるチーア。

限りなく正確に体重をたたき出そうとする体重計、
その心意気に負けぬよう、39歳男子、メタボ脱却の決意を新たにするのであった。

寿、そしてジャズ

2009-01-14 17:03:04 | Weblog
10年来の友人が、昨年暮れのクリスマスに結婚した。

お相手は、やはり10年来のつきあいであるイスラエルの女性である。
六本木のすし屋で出会い、互いに行き来を繰り返し、結婚にいたった。

究極の遠距離恋愛である。
これって凄いですよね。
だって電話代だってバカにならないし、会おうと思っても10時間以上飛行機に乗らなきゃならんのですよ。

愛の形は人それぞれ。
自由にならないことが多いほど、その深度は深くなることもあるのだ。

新郎は、コテコテの九州男児。
航空管制官という仕事をしている。
仕事柄、英語はお手の物。
熱い男で、こうと決めたらトコトン行くタイプ。
ダイアナ妃悲報の直後、彼はイギリスまで墓参りに出かけた逸話を持つ。

新婦のカレンは、テルアビブ出身。
イスラエルでは、女優、そしてジャズシンガーとして活動をしている。
彼女自身のHPもある。
今月、26日には、新宿のライブハウス、「JAZZSPOT-J」で日本で初のライブもある。
蓮の花が大好きで、日本での芸名は、「花蓮」、なるほど。
興味のある人がいれば、僕も行くので一緒に行きましょう。




寿には、なぜかジャズが似合う。
って、そんなこともないけれど、お目出度いのはいいことだ。
2人の門出に、幸おおからんことを祈念いたします。
どうぞ末永くお幸せに・・・。




それは、あまりに美しかった

2009-01-12 21:39:06 | Weblog
日曜日、建築家の今関くんと、「走り初め」に出かけた。
築地を抜けて、湾岸へと出て、葛西臨海公園への往復コース。
寄り道もいれて70キロのまあまあのロングライドである。

昼過ぎに、葛西臨海公園に到着、すると今関くんが、ある建物が見たいと言いだした。

葛西臨海公園へは、何度か息子ちゃんを連れて出向いたことがある。
マグロの巨大水槽が印象的な水族館は、なかなか斬新な建物だった記憶がある。

そんな話をすると、今関くん、即答する。
「あれは谷口吉生の作品ですよ、谷口さんは日本を代表する建築家の一人です。でも本当に凄いのは、水族館の方ではなく、その近くにある展望台なんです!」

ほー、しらなんだ。
なら見てみようと、その展望台を目指す。

その建物は、雲一つない空に溶け込むように美しくそびえていた。



白い鉄のフレームだけで建物の自重を支える特殊な構造なのだという。
中に入ると、ガラスに囲まれた、すっきりとした空間が広がる。
まるで風景の中に、自分が取り込まれてしまったような不思議な錯覚に陥る。



谷口吉生は、父も有名な建築家。
もっとも有名なのは、ニューヨーク近代美術館新館なんだそうだ。
しかし他の建築家のように、マスコミに露出したりは殆どない。
コンペにも参加することもないらしい。
それでも名指しで指名をうけ、多くの公共建築を手がけてきたらしい。

それにしても、その建物は、あまりに美しかった。

冬だというのに、温室のように温かいなぁと呟くと、
また間髪入れずに今関くんが教えてくれた。

「冬は、温かくていいですけど、夏になると壮絶に暑いらしいですよ」

なるほど。
そりゃそうでしょうね。。。。

9steps

2009-01-12 00:38:37 | Weblog
昨日、妻と7歳の息子と、そして僕の目の前で、それは起きた。
生後11ヶ月の娘が、初めて歩いたのである。

これまで立つことは出来るようになっていた。
しかし最初の一歩がどうしても出せずにいた。



それが突然、歩いたのである。
家族は皆、目の前で起きた「奇跡」に、すぐに興奮状態になった。

一歩歩けば、大声援。
二歩目が出れば、またまた大声援。
そんなこんなで気がつけば、九歩も歩いていた。

それは娘にとって人生最初の記念すべき歩みである。
君の前に道はない、君の後に道は出来る。

娘よ、しっかりと自分の道を歩んでいくんだよ。

年賀状

2009-01-10 03:09:43 | Weblog
今年は、というか去年というか、まだ一通も出せていないのである。

目下のところ、作成中。
というか、もう「寒中見舞い」ですけどね。

今週末中になんとか出したい。

年賀状を頂いた皆さん、
ほんとうにすみません。

まもなくお手元に届きますので・・・。

正月太り

2009-01-08 21:51:10 | Weblog
折角、順調に落としてきた体重であるが、やや増加してしまった。
お正月という、美食イベントに負けてしまった。

最大6キロ減まで行ったのであるが、また1キロ増加してしまった。

せっせと自転車に乗り、食事を節制する。
これしかありませんな。

ここでめげたら元の木阿弥と自分を鼓舞する39歳であった。

ゆるゆると始まる

2009-01-07 22:53:45 | Weblog
昨日、東京に戻った。
本日は、久しぶりにクライン・ハナコ(仮名)と街に出た。
「ハナコ初め」である。

時速30キロでシュンシュン走る。
なんとも心地良い。

国立演芸場で寄席を見た。
その後、新宿で買い物。

帰りは薄暮の時間だった。

松の内最後の日、街もまだなんとなく年末年始モード。
いつもは喧噪に包まれる西新宿、イルミネーションだけがキラキラしていた。



冬の凛とした空気の中、ハナコと風を切る。
道路も混み合わず、走りやすい。

人がいない街も、なかなか悪くない。