普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

年の瀬

2008-12-30 21:36:44 | Weblog
もう今年も差し迫ってきた。
心残りがあった。

築地のモツ煮である。
ナツコも絶賛のあれである。
先日、甘言男にたばかられ、食べる機会を逸したままになっていた。

で、築地、リベンジを敢行した。
甘言男に加え、仕事の仲間と「モツ煮」屋の前で朝7時に待ち合わせる。
そしてこちらは、今関くんとともに自転車で出かける。

朝6時に自宅をハナコでスタート、のつもりだったのだが、
今関くんがいきなり寝坊で波乱含みのスタートとなった。
朝焼けがあまりに綺麗なので、パチリ。


自転車をかっ飛ばしておよそ40分で築地に到着。
甘言男との約束の時間を10分すぎてた。
築地は、すでに大混雑の様相を呈している。


殺気すら感じられるもの凄い状況。
その中で、甘言男と連絡をとってみる。
きっと「モツ煮」屋の前で並んでいるのだろうと思っていたのだが、
そこは甘言男、一筋縄ではいかない。

「あー、ども。遅れるということだったので、寿司食ってます」

ナンタルチーア。
この男、やはり、ふとか男である。
モツ煮を食べるために、待ち合わせしていたはずなのに、なぜか寿司をくっている・・・。
意味不明である。

そして甘言男、だめ押しの一言。
「もうしばらく寿司食べるに時間かかるので、散歩でもしててください」

こういう男には逆らってはいけない。
抗えば、抗うほど、どつぼな状況にきっとなってしまう。

素直に散歩して待つ。

でしばらくして、「モツ煮」屋で集合した。

小さな列が出来ていたので、少しだけ並んだ。

鍋一杯のモツ煮が俄然食欲をそそる。


モツ煮と、肉豆腐と、ごはんを注文する。

これが目が回るほど旨い!
なんとも言えない・・・。

ようやく伝説の「モツ煮」にありつけました。
甘言男の所行も贖われるほどの旨さでありました。。。

帰りは、今関くんと少し寄り道してウオーターフロントへ。
東京らしからぬノビノビとした風景である。


今年も残すところ、あと一日。
みなさん、良いお年を。。。

紅葉に想ふ

2008-12-24 00:44:16 | Weblog
今年は、クライン・ハナコ(仮名)のおかげで紅葉を沢山見た。

会社の行き帰り、ふらっと寄り道し、その美しさに幾度も心を動かされた。



神宮外苑の銀杏並木。
写真を撮ったまま忘れていたので、ブログにアップしておく。

その美しさは、刹那の美しさ。
だからこそ人は、紅葉に心を惹かれるのかもしれない。

そして過ぎ去りし時は、常に美しい。

かぜひき

2008-12-23 00:38:52 | Weblog
またまた風邪らしい。
朝からせきと鼻水が止まらない。。。

早朝の極寒の築地が効いたのか、
はたまた、ここのところスッキリとしない気持ちのせいなのか、
それとも、激務がたたっているのか、はっきりとはしない。

ま、歳だってことですかね。

朝ずし、ときどき甘言男

2008-12-20 14:04:08 | Weblog
小原庄助さんばりに、朝寝も朝酒も朝風呂も、滅法好きなわたし。
新たな「道楽」の境地へと踏み出した。

朝ずしである。

朝4時に仕事が終わり、帰宅をしようとしていると、甘言を弄する男ありけり。
「今から、築地に行くと、人気で長蛇のすし屋が、並ばずに入れますよ」

しばし悩んだ私。
「しかしこんなに早くにあいてんの?」
甘言を弄する仲間。
「築地ですよ、あたりまえじゃないですか」

欲望に弱い私、すぐに首をタテにふった。

仲間たちはタクシーで、私はクラインハナコに跨り、晴海通りを疾走する。
高まる期待に、ペダルも軽い。

午前4時、築地到着。
東京の台所は、確かに、もう活気に満ちあふれていた。

ところが「甘言」は、やはり「甘言」であった・・・、。

本命のすし屋は、2軒。
そのうち1軒は、すでに長蛇の列。
しかもどちらの店も、のれんも出ていない。

がびーん。
たばかられた。

「まあ場内を散歩して帰ってくれば、あきますよ」
と甘言男。
まあ、それもいいかと、素直に場内散歩に出かける。

そして30分後の5時。
冷え切った身体で再び、すし屋に向かった。

ところが、まだ空く気配なし。

ふたたび、がびーん。

甘言男、ようやくネットで店の開店時間を調べ始める。
すると開店は5時30分だという。

みたび、がびーん。

それでも、全く悪びれない甘言男。
なかなか、ふとか男である。

いろいろ意見は分かれたが、結局、待つことに。
で長蛇の店はあきらめ、列の短い方の本命店に並ぶ。

そして・・・。
食べました。

築地の名店、大和寿司。
ネタケースのマグロがすでに、期待感をあおりまくり。


そしてまずは、大トロとイカ。

この最初のイチゲキで、甘言男への「たばかられた」という想いも氷解する。
いいじゃないの、おいしけりゃ。

中トロ、エビ、穴子、白身、ほたて・・・。

そしてトドメは迫力のウニ。


がっつり完食。
ごっつぁんです。

すし屋を出るとすでに6時。
お土産に、たまごやきを買い、クラインハナコと家路についた。

いいんじゃなの、こういうの。。。

なかなか癖になりそうな、朝ずしなのであった。

右肩下がり

2008-12-15 10:03:16 | Weblog
体重が徐々に落ちている。
増減をしながらも、微減傾向が続いている。

クラインハナコ(仮名)との逢瀬と炭水化物の適正化によるダイエット。
今まが、食べ過ぎだったちゅーの。

4キロ減までこぎ着けた。
体重をグラフ化しているのだけれど、右肩下がりの見るたびに嬉しくなる。
景気の右肩下がりは、困りものだけれど、こういうのはいいね。

早々に下げ止まらないように。
あと揺り戻しで「バブル」とかにならないように。

ま、あせらず、気長に、ボチボチと。。。


失せモノいずる

2008-12-14 00:28:26 | Weblog
なくしたと思っていた財布が出てきた。
実に1週間ぶりである。

その間、結構、悶々とした。
カードを止めるか、否か、迷いに迷った。

外でなくした覚えはない。
家か会社のような気がしていた。
でも、なにかと「ウワノソラ」な僕には、一縷の自信もない。
しかしネットで確認するに、クレジットカードもキャッシュカードも使われていなかった。
ならばもう少し探してみようと思っていた。

しかし、このまま出てこなければ、年末年始をカード無しで過ごすことになりかねない。
それは、かなり困る・・・。
うーん、どうしよう・・・。

悩みに悩んで、昨日、ついに意を決した。
カードを止め、再発行の手続きをした。

そして・・・、
今朝、財布は、クロゼットの中から発見された。

はははのは。

ま、こうしたものですよね。


歳をとるということ

2008-12-13 03:52:40 | Weblog
先日、4年ぶりに知人にあった。
曰く、「歳をとったねぇ」

確かに髪に白いモノが増えたし、体重増量もすすんだ。
まあ確かにかなり老けた・・・。
しかし、その知人は、顔が大人になったという意味の事を伝えたかったらしい。
曰く、「いろんな事を経験してきたんだなぁと思った」のだという。

まあ確かに、この4年いろんな事がありました。
家も建てたし、長男は小学生になり、長女も生まれた。

仕事でも、かなり激動の4年間だった。
多忙さが加速し、責任も増えた。
辛い事や悲しい事も沢山あった。

そんなこんなが、きっと顔に刻まれているのだろうか・・・。

夜、一人で鏡の中の顔を眺めてみた。
やっぱり老けたなぁ。
ただ歳とっただけじゃん。

まあでもいっか。
そりゃ老けるわな、もうすぐ40だもんなぁ。
老いとはなにか、考え始めた厳冬の39歳なのであった。


ウワノソラな人生

2008-12-12 10:39:56 | Weblog
最近、よくモノをなくす。
この間は、鞄をなくした。
今度は、財布をなくした。
なんでなくしたのかも、分からない。

ついてないなぁと愚痴っていたら、
仕事の仲間に、こう言われた。
「それは、何をしていてもウワノソラだからだよ」と。

ウワノソラ、ウワノソラと頭の中で繰り返し、ようやく意味がとれた。
「あ、上の空か」

確かに最近、いろいろウワノソラである。
この間もこんな事があった。

Aという人と進めている仕事について、上司に相談の電話をしようと思った時のこと。
その仕事とAの事を考えながら、携帯で上司に電話をかけた・・・、つもりだった。
ところがなぜかAに電話をかけていた。

いけませんね。
こういうの。

しかしこういうのって、認知症とは関係ないのかな。
時折、不安になる39歳男子であった。

専心

2008-12-08 00:52:36 | Weblog
ここのところ、有ることに専心している。
しかし、考えがまとまらない。

論理的思考だけでは、乗り切れない。

こんな時、人は何を寄る辺に考えをまとめるのだろう。。。

インフルエンザの猛威

2008-12-07 16:23:45 | Weblog
すでに、流行っているらしい。

ウチの息子の友達は、2人、罹患している。
しかも、息子と遊んだ直後に発症した。
潜伏期間などを考えるに、息子も危険である。
今のところ、その兆候は見られないが・・・。

去年は、息子と妻が2人ともやられて、マスク救世軍として孤軍奮闘した。

あの高熱にうなされる姿は、見ている方としても相当つらい。

手洗い、うがい。
ほどよい加湿。
そして十分な休息。

皆さんも、ご注意のほどを・・・。

備えあれば潤いありってことで。


炭水化物だったのか!

2008-12-07 00:37:39 | Weblog
3キロ減です。
ここまではあっさり落ちました。
レコーディングダイエットを始めても、一向に減らなかった体重が減りました。

でもちゃーんと食べてます。
満腹感もえられています。

やっていることといえば・・・、
①毎日20分×往復の「じてつう」
②間食のお菓子を減らす。
③炭水化物を減らす。

まあ①と②は、結構前から心がけていたのである。
それでもなかなか減らなかった。

③に気づいたのは、ほんの10日ほど前であった。
炭水化物は太ると言われた。
時を同じくして、AUのカラダマネージャーというサービスで
レコーディングを始めてみたのであった。
するとご飯一膳が、252キロカロリーという驚愕の事実に改めて気づかされた。

私は、ご飯が大好きなのであった。
特に炊きたてなんてものであれば、それだけで何杯でも食べられる。
休日などは一食で、大盛りを数杯なんてことはザラだった。
しかもご飯は健康に良いと盲信しており、だからバンバン食べていた、

これを止めた。

普通に食べることにし、食欲が満たされなければ野菜で補うようにした。

すると痩せた。

あんまり単純で、拍子抜けした。

まあ問題はこの先である。
ここからこれをキープできるか、である。

か弱きメタボな39歳男子、がんばんべと。



けんかえれじい

2008-12-04 00:18:47 | Weblog
鈴木清順である。
久しぶりに観た。
清順、さすがである。

ラブコメディというのか、なんというのか、カテゴライズ不能な映画である。

ポップである。
そして斬新である。
白黒なのに新しい。

かつての日本映画は、これほどまでに豊かだったのか、と思わせた一本。

そして何よりもヒロインの浅野順子もなんとも可愛い。


高橋英樹と障子越しに指を絡ませるカットは、あまりにも官能的。
映画史上に残る、映像表現でありんした。。。



沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

2008-12-01 00:48:29 | 観た、聴いた、読んだ
佐野眞一である。

膨大な取材と、独断と偏見に満ちた沖縄史。
天皇、米軍、スパイ、ヒットマンと繰り出されるアイテムはどれも強力である。

まだ読了はしていないが、これは面白い。

先週は、風邪に悩まされ、熱をおして仕事もした。
いくつか嫌なこともあった。

そして迎えた週末、何をすることもなく過ごした訳だけど、
風呂に浸かりながら、この本を読んで鋭気を養う。

タイトルも凄くないですか?
「誰にも書かれたくなかった・・・」ですよ。
なんか普通は、
「誰も書かなかった・・・」ってタイトルにしそうじゃないですか。
このもう一ひねりっていう感じのタイトルがいかにも佐野眞一らしい気がします。

それにしても、この表紙の混血の子どもの目、すごいですね。