普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

身体の神秘

2008-01-31 09:24:15 | Weblog
またまた名人から長い書き込み。

読めば読むほどに、身体の深い世界に驚く。
まだまだ科学で分からないことが多いのである。

アスリートの持つ感覚。
例えば、イチロー選手はバットの隅々まで神経が行き届いている感覚を実際に、持っているという。
例えば、素潜りのジャック・マイヨールは、深く潜るとき、呼吸法をシフトできるという。

「気」とか「経絡」とかそういうことでなくても、不思議は一杯ある。

身体の感覚を研ぎ澄ましておくことが、生を充実させる上で重要な気がする。
今、妻が臨月で、毎日、身体の神秘に触れているから、そのようなものに引かれるのかもしれません。

それにしても、毎日電車に揺られて、深夜まで働き、泥のように疲れて寝る生活に、人類の幸福はあるのでしょうか?

ナチョ・リブレ

2008-01-30 00:41:34 | 観た、聴いた、読んだ
「ナチョ・リブレ 覆面の神様」

いやいや実に痛快なコメディであった。
3回ほど声を出して笑ってしまった。

おデブで、おっちょこちょいな、主人公、ナチョを演じるのはジャック・ブラック。
「スクール・オブ・ロック」とか「キングコング」にも出ている最近は売れっ子なんすかね。

ハラハラもするけれども、結局ハッピーエンド。
何も考えず、ただ幸せな気持ちになりたい人にお勧めでありんした。


名人との対話

2008-01-29 23:57:59 | Weblog
太極拳の名人が我が家に訪れた、と書いた。
名人は、体の重そうな私を見て、おもむろに治療をしてくれた。
基本的には指か手のひらで触るのみ。
それでも激痛が走った場所が2カ所ほどあった。
なかなか東洋の神秘を感じる治療なのであった。

肩胛骨の周りが凝っている。
ストレスで心臓にやや負担がある。
腎臓機能がやや弱っている。

というのが名人の見立てなのであった。

いろんな症状を言われ、当てはまる度にへーっと驚いていた。
治療は1時間弱、体が軽くなったような気もしていた。

その名人からの書き込みがあった。
曰く・・・、

「ちなみに身体の状態は結構きつかったようですね.昨日くらいから,私の身体に返りがあり,腸の下の方と肩甲骨の周辺,喉,腰の腎臓周辺に違和感(コリ)が出ました.ご自愛ください」

「返り」ってなんだ???
なんだか凄いことを、しれーっと言われている気がする。
つまり、僕の体を触ったために、名人の体に僕の悪い箇所が転写されたということですか?
ほーっ、そんなことあるんですか。。。

それはそうと名人、
みぞおちの左側の激痛ポイント、まだ痛みが残っているんすけど、
これって大丈夫なもんなんでしょうか?

御指南の程を世露死苦。

沢山のコトリ

2008-01-29 00:06:28 | Weblog
いやはや、最近、餌付けが完全に功を奏し、トリの飛来が著しい。
しかも逃げなくなった。

安心して餌をついばむ。

もともとこのあたりは杉並のチベットと言われるだけあって、
田舎な感じが強い地域である。
近くに大きな公園もあるせいか、いろんなコトリが飛んでくる。

写真はキジバト。
普段はメジロが多い。


朝、コーヒーをすすりながら窓辺のコトリを眺める。

なーんて優雅なことなかなかできませんね。
家の中の人間たちは常にあわただしくトリを愛でる余裕などありません。

そんな様子を眺めながら、コトリたちは優雅に餌をついばんでいる。

拝啓、アリメさま

2008-01-28 22:45:33 | Weblog
拝啓、アリメさま

上海におられるとのこと。
いかがお過ごしですか。

我が家、コトリは大きな不具合もなく、今もって快適であります。

長きにわたって心を砕いてきました風呂の前の庭がようやく様になってきました。
ご報告したく、大きめの写真を掲載した次第であります。
アリメ先生が種を蒔き、イマゼキくんが水をまき、そして皆で育てた庭であります。

自作でここまでになるとは、思ってもみませんでした。
アリメ先生のご慧眼に改めて感嘆するとともに、きめ細かなご指導に感謝しております。

撮影:イマゼキくん


旅館の庭のように広々として見えますが、イマゼキくん自慢の広角レンズのお陰です。
実際はご存じの通りの猫の額の庭なのでありますが・・・。

黒い木の塀は、イマゼキくんの指導のもと、皆で作業をしました。
キシラデコール塗りには、愚息も参加しました。
年末の雨の中の作業にも多くの人々が参加してくれました。

湯船からの眺めはかような感じであります。
少し肌寒いですが、露天風呂気分で窓を開け放ち、風呂に浸かっております。

撮影:イマゼキくん


これがやりくって家を建てたようなものでありまして、
アリメ先生のご尽力なしにはこの愉悦はなかったのであります。
愚息や妻なぞは、あまりの心地よさに一日2度3度風呂に入る有様であります。

上海は、さぞかし寒いと思います。
くれぐれもご自愛ください。
ご帰国の折は、是非、コトリにもお立ち寄り頂たく存じます。
湯をあたため、お待ち申し上げております。

草々

プロジェクト・おはな

2008-01-28 00:54:38 | Weblog
息子の幼稚園の同級生の母親によって結成された半永久的極小集団のことである。
私の連れ合い+2人、つまり妻3人組。

これまで、夫に子どもを預け、3人で飲むという地道な活動を続けてきた。

その3家族合同飲み会が、コトリで開かれた。
初めて3組の家族全員が一同に介した。
3人の妻、つまりプロジェクト・おはなの悲願であったらしい。

3Fで子どもが、キャッキャいって飛び跳ねる中、
2Fでは親たちが、ビール、ワイン、焼酎とひたすら飲み、ひたすらトーク。
3組の夫婦は年も近く、ジェネレーションギャップというストレスがない。
だからトークに事欠かない。

それぞれも個性的だ。
一組は、日大芸術学部で演劇をやっていた夫婦、夫はクラッシックに精通。
もう一組は、妻が元スッチー、夫はサラリーマンの傍ら、太極拳の名人。
そしてウチの夫婦である。

3人の旦那たちは、一緒に飲むのは初めてなのであるが、
妻経由でお互いにかなりの情報が漏洩しているため、初めてあった気がしない。
18時に始まり、25時まで飲んでました。

ま、第一回は成功、ですよね。

同世代ってのは、いいものです。
またやりましょうね。

社会の民度

2008-01-27 10:41:53 | Weblog
ハンガリー在住のバッジオから以下のコメントが届いた。

「私が住んでいる国では、出産時はおろか平時ですら年間5日/子供あたりの有休が義務つけられています。」
ほんとです。

まじっすか。
つまり子どもが3人いれば、年間15日の有給取得が「義務」なんすね。
すっげー、義務づけられているあたりが本気度を感じさせる。

いやー、これは凄いことでありんすよ。

ハンガリーは、ヨーロッパの工場として一大発展を遂げている国である。
つまりキャッチアップ経済進行中にもかかわらず、そこまでやっている。
大人の社会でありんすね。

つねずね労働者の権利の拡大は、生産性を減じるという議論あるわけだが、
それは必ずしもそうではないことは、北欧諸国を例にとれば明らかであるし、
がゆえにハンガリーもがんばってる訳でありんすね。

で、翻って考えてみる。
日本は、どうなっとんすか、とんすか、とんすか(残響エコーFO)

カリスマ・ショコラティエ

2008-01-26 00:01:34 | Weblog
そういえば、今日、すっごいものを食べた。

一個1000円近い!!!という究極のチョコレート。

フランスのカリスマ、ショコラティエのパトリック・ロジェの手によるモノ。
伊勢丹の企画で期間限定で、そのフェアの最中のみ手にはいるらしい。
18個入りで1万6千円ちかくする。
すっげー。

会社の先輩が買ってきた。

で、いただいてみた。
食べる前に、それほどの値段のものであるので、一応目でも味わってみる。


なんかピカピカしていて、宝石のような風情である。

あまりにもったいないので同僚と一個を半分ずつして分けた。
で、お味はというと、そこらの板チョコとは別物。
コーヒーとかじゃなくて、シャンパンとか、ワインとかと合わせて食したい味。

いやー、きっと一生に一回でしょうね、こんな高いチョコたべられるのは・・・。

先輩、あざーす。


「妻出産休暇」

2008-01-25 23:44:15 | Weblog
会社の総務に問い合わせ。

「あのー、妻の出産に休みたいのですけれど・・・」
「あ、妻出産休暇ですね、5日間休めますよ」

ってことは週末あわせれば9日間とれるじゃないすか。

「産休」とか「育休」とかと言う名の休暇を取得し、ちょっとジョンレノンを意識して、
なーんて息巻いていたのだが、蓋を開けてみると至極当たり前の名前の休暇を取ることになった。
たかが1週間では「育休」なんて呼びませんよ、ということなのであった。

しかしながら、今の日本の世の中では、たかが1週間、されど1週間である。

世の中的にはこんな休暇あるのかな。
そして、世のお父さんたちは知っているのかな。

考えてみたら妻が出産したら1週間くらいは休むのが、まあ当たり前というか、
世の中の道理として正しい気がするのである。

つまりこの至極普通の名前の出産休暇を、普通に取れる職場環境が望ましい訳です。

だから皆さん、ちゃんと取りましょうね。
「妻出産休暇」

しかしもう少しイカした名前にならないものですかねぇ。。。

2008-01-24 23:20:33 | Weblog
お隣さんが、植木をくれるというので、何本かいただいた。
センリョウとか、名前の分からないシタクサなど気に入ったモノを選んだ。

先週の日曜、イマセキくんが参加し、お手植えを行った。

写真は2Fから庭を俯瞰した図。


当初はなーんにもなかったのであるが、
アリメ先生とイマセキくんの尽力のお陰でようやく庭らしくなってきた。

沖縄のアリメ先生、どうですか、結構立派になってきたでしょう。

この坪庭を眺めながら入る風呂、いいもんですよ。
一度、入りにきてくださいねん♪

産休宣言

2008-01-24 01:24:12 | Weblog
我が家には、間もなく第二子が生まれてくる。
男か、女かは、知らされていない。
それが産院の方針でもあり、我が家の方針でもある。
ま、どっちでもいいじゃん。
そもそも昔はわかんなかったんだしさ。

写真は、今度、出産でお世話になる「明日香医院」。
高井戸の駅の近くにあるのんびりとした産院。
ここで間もなく出産に臨むことになるのである。


で、生まれてきたら僕は産休に入る。
1週間、妻と愚息と、そして生まれくる子どもの世話に専念する。
産休ったってたったの1週間のことだけれでも・・・。
それでもまだまだ旦那の産休は社会的にはとても取りづらいですよね。
そう思えば、ありがたいことである。

仕事を離れて、「専業主夫」に専念する日々とはどんなものになるのか。
長期となるといろいろ考えることもあるが、1週間ぐらいなら目先が変わっていいかもしれない。
子どもを幼稚園に送り、掃除をし、洗濯をし、料理を作る。
暇を見つけては、本を読んだり、録りためたビデオも見れるかも。

「そんな甘くはないですよ、きっと」と心の底のもう一人の僕がいう。
「結構ハードな日常になると思いますよ」

でも家族とどこにも出かけずガッチリ1週間過ごすなんてなかなかないですから。
貴重な機会となるはずである。
ジョン・レノンじゃないすけど、まあがんばってみますよ。

もしお時間があれば、「主夫」である僕のもとにも遊びにきてくださいね。

椎茸の味

2008-01-23 00:07:29 | Weblog
今年もまた椎茸が届いた。

肉厚で、香りが強く、スーパーに並んでいるものとは、全くの別ものである。
送られてくると、家族だけでなく、人を呼び、天ぷらにしていただく。
特別な椎茸なのである。


しかしこの椎茸は、単に美味しいだけではない。
とても深い深い想いのある椎茸である。

お二人は、とても悲しい出来事に巻き込まれ、そして息子さんを失った。
そのことがきっかけで僕は、お2人と知り合った。
今から10年近くも前の話である。
なくなった息子さんは、僕とほぼ同じ年だった。
いろんな話をした。
一緒に泣いたりもした。
心痛い思い出もある。

今も年に一度くらいだけれど、電話で話す。
会うことは叶わないけれども、とても愛おしく思える。
息子にも一度、会ってもらった。

そのご夫婦から、今年も椎茸が届いた。
ときおり胸が締め付けられる味がする。
つらくて、でも少し嬉しい味。

今年もおいしくいただきました。

愚息の生クリーム

2008-01-22 01:06:48 | Weblog
先週の39歳の誕生日。
家族が1日遅れで祝ってくれた。

息子は、誕生日に携帯に電話をかけてきた。
「パパ、今日は何時に帰ってくるの?」
「うーん。今日は深夜かなぁ」
そんなやりとりをした。

深夜に帰宅すると、書き置きがあった。
ケーキのスポンジだけが置かれていて、仕上げをするので食べるなと書いてあった。

翌朝、起きると写真のケーキができていた。
傍らには誇らしげな顔をした息子。
イチゴと生クリームの飾り付けを担当したらしい。

すぐに職場に出かけねばならず、あたふたと食べた。
それでもなんだか「ほっこり」とした気持ちになった。。。

朝6時帰宅

2008-01-20 14:17:07 | Weblog
昨日、というか今朝6時仕事を終えて帰宅。

泥のように眠いが、頭がヒートアップしていた。
HDDに録ってあった「鉄コン筋クリート」を観ながら、カップラーメンをすする。

少しずつ意識が混濁し始めた頃、息子ちゃんが起きてきた。
「パパ、おはよー」とやたら爽やか。

あまりにジャンクな生活を送る自分が、ナメクジみたいに思えた。
やれやれ。

24時間職場

2008-01-18 05:26:46 | Weblog
昨夜は、会社にてお泊まり。
そして今夜は午前様に帰宅。

つまり誕生日である1月17日は、24時間職場にいたことにある。

別に39歳になって今更、誕生日に思い入れが有るわけではないが、
なんというか意識をし出すと不思議な気持ちになる。

先輩ブログでは、ワークライフバランスが話題になっていたが、
それでいうと、仕事が10で家庭が0ですな。

そーいえば仕事の仲間に、誕生日を職場で迎えた話をしたら、
「好きで仕事してるんでしょ、だったら仕事をしながら誕生日を迎えられたってことは、最高の幸せじゃん」
と言われた。

やれやれ。
そんな事、冗談でもヨシコさん。。。

ところで、誕生日ということでコメントを寄せて頂いた皆さん、本当にありがとう。
ザラザラした心に、その想いが染みました。