普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

「ぱぱぁー」

2009-09-29 23:48:19 | Weblog

写真は、6歳の息子と1歳半の娘。

最近、娘がしきりに「ぱぱぁー」と僕に呼びかけてくる。
それが、ただ呼んでいるだけなのである。

娘:「ぱぱぁー」
僕:「なぁに」

娘:「ぱぱぁ」
僕:「はぁい」

娘:「ぱぱぁ」
僕:「なぁに」

このやりとりを5回ぐらいすると、娘は満足し、ぷいっと別のことを始めたりする。
これが無性に嬉しい。
「しょうがないなぁー」なんて愚痴りながらも、実は「ぱぱぁー」の連呼を心待ちにしていたりもする。

つまり簡単にいえば「親バカ・ハリケーン」ってことなんですけどね・・・。

最近、「自己有用感」とか難しい言葉を良く耳にするが、
僕にとって1歳半の娘の「ぱぱぁー」は、「自己有用感」の塊のようなものである。

用事がある訳ではなく、ただ呼びかけられる。
その行為の中には、その存在そのものを肯定されている、多幸感がある。

実は、友だちでも、仕事の仲間でも、そういうことってある気がする。
声をかけられたり、誘ってもらえることって、単純に嬉しいじゃないですか。

そういう関係をずっと持ち続けられる友だちや仲間をどれだけ持てるか、
それによって人生の豊かさって決まるのかもしれないですよね・・・。

なーんて難しいことをいいながら、明日も娘の「ぱぱぁー」を待ち望む40歳男子であった。

身体の世紀

2009-09-28 10:42:32 | ランニング
肉離れ以来、どうもしっくりと行っていなかったランニング。

昨日、ひさしぶりに身体が軽く、1キロ5分のペースを終始キープ。
肩甲骨を意識し、身体を大きく使って走った。
市民ランナーたちのカリスマ、金哲彦氏のメソッドに従って身体を無心に動かした。

そして、なんとか5キロを25分で走りきった。

でも楽々というには程遠い感じ。
まあでもここまで走れたを素直に喜ぼう。
そして少しだけ、肩甲骨を使った走りがイメージ出来た気がする。

少しずつ目覚めてゆく身体感覚は新鮮だ。

そういえば「1Q84」でも、青豆はマーシャルアートの達人であり、身体を鍛え抜き、鋭敏な感覚を持っていた。
昨今、ヨガだ、自転車だ、とエコも追い風となり、健康ブーム。
そしてランニングの本を読んでも、丹田だ、インナーマッスルだ、と身体の研究はその深度を増している。

月面に立ち、深海を自由に行き来するテクノロジーを手に入れた人類。
我々に残された秘境、それは自らの内なる宇宙なのかも。

20世紀は、テクノロジーの世紀だった。
21世紀は、身体の世紀になる。

なーんて思ってるのは僕だけですかね・・・。

「1Q84」、ようやく読了。

2009-09-27 20:48:36 | 観た、聴いた、読んだ
遅ればせながら、読み終えた。

ひさしぶりにワクワクした村上作品だった。
物語を引っ張っていく仕掛けが、どれも秀逸で特にBOOK2に入ってからは、
もう本から離れられなくなり、眠くなる自分がもどかしいほどだった。

ネズミを取り出す、という比喩が今回の作品の中にあるのだが、
この小説も村上春樹が、混沌の中からひさしぶりに「取り出した」物語だと思う。

最後の方は、メタファーも多く、何を指し示しているのか分からないまま、
ブツッと突然、終わってしまうのだが、それもあまり気にならなかった。

深夜に読み終え、そのまま寝たのだが、朝起きても不思議な読後感が残っていた・・・。

なかなかどうしてのマスターピース。

長蛇の列なんていらない!

2009-09-23 18:17:41 | Weblog
シルバーウィークというらしい。
空前の5連休。

なんとなく嬉しいのであるが、実はどこにいってもゲンナリするほど混んでいる。
息子と出かけた日本科学未来館。
10時の開館前に着いたのだけれど、すでに長蛇の列であった。



しかもやっとのことで入館したものの、観たかったプラネタリウムはすでに満席。
なんじゃそりゃ。
並んだあげくに観れないのかよ、しかも朝一番から並んでいるのに、と納得出来ない気持ちが残る。

そして別の日に出かけた多摩動物公園。
ここも朝から長蛇の列。



そして人気のアトラクション、ライオンバスに乗るために入園後、さらに1時間並ぶ。
1歳半の子どもは、もう待ちくたびれて泣き出すわ、もうそれだけでヘトヘトなのである。
もう二度と行くものか、という気にもなる。

そこで疑問が浮かんできた。
かような大型連休というのは、本当に経済効果が高いのだろうか・・・。

だってですよ、長蛇の列で並んだいる間は、ただの消耗時間。
体力、気力を相当、失う。
そうすると一刻も早く帰ろうと考える。
だから落とすはずのお金を落とすこともなくなる。
なにより客の満足度は上がらないため、リピーターも増えない。

皆が同じ時に休み、同じ場所に殺到するからダメなのである。

だったらば・・・、
休みを集中して取らせるのではなく、バラバラに取らせればいいではないか。
そうすれば渋滞も起きないし、長蛇の列もなくなる。

そうすれば施設ごとの収益も上がるはず。
しかも通年を通してまんべんなく集客が見込めるではないか。

これ、かなり経済効果たかいんじゃないでしょうか?
民主党の皆さん、是非、ご検討をお願いいたします。

東京に、こんな広い空があったなんて

2009-09-23 17:17:47 | ジテンコ
ひさしぶりにイマセキ師匠とツーリングに出かけた。

環七を北東に進み、鹿浜橋からアラサイへイン。
海を目指して南下し、葛西臨海公園から今度は、本日のメインディッシュ、エドサイへ入る。
エドサイ、つまり「江戸川サイクリングロード」である。

旧江戸川沿いを上がっていく。
道幅が細い上、家族連れも多いので飛ばせずストレスフルな状態が続く。

しばらく走ると江戸川の本流と合流。
ここから道も風景も一変した。



目の前に、広々とした空が広がった。
なんたる僥倖。
雲ものびのびとしたカタチを見せる。
このままずっと行くと利根川にぶつかり、サイクリングロードを伝って日本海に抜けられるらしい。

こんな道ならどこまでも走れる、そんな気にさせる素敵な空でした。

その後、上野の名店、「とん八亭」でトンカツを食し、新宿でサイクリングウエアを物色し、帰宅。
走行距離およそ100キロの、のんびり東京散歩でありんした。

10キロ1時間

2009-09-16 23:25:42 | Weblog
今日、久しぶりに10キロ走ってみた。

まあのんびりながらも、1キロ6分は切るペースで行こうと思って走り出す。

しかしどうも調子が出ない。
自分ではそこそこ走れているつもりなのだが、距離が伸びると知らず知らずのうちにペースが落ちている。
8キロ走った時点で、すでに48分を越えている。
つまり1キロ6分以上かかっているということである。

残りの2キロ、ペースをかなりあげ、なんとか10キロを1時間ジャストで走りきった。

肉離れ以降、どうも調子が戻らない。
自転車は、もう以前となんの遜色もないところまで回復しているのだが、走る方はまだまだだ。

11月の下旬には、横浜でハーフ、つまり20キロをを走ることになっている。
そこでは1時間50分台で20キロを走らなければ失格となる。
つまり今のままでは完走出来ないということである。

きっちりとトレーニングを行やろうと、決意を新たにした初秋の10キロランでした。

まだ迷い中・・・

2009-09-16 00:54:26 | Weblog
iphone購入に悩み続けている。

なぜ欲しいかは説明不要だと思う。

ではなぜ二の足を踏むのか。
それはソフトバンクのインフラの脆弱を不安に思っているからだ。
いろいろ聞くと電波の入りはかなり弱いらしい。
田舎に行ったりすると覿面なんだそうだ。

ふーん。

やっぱり電波は入った方がいいよね。
だって電話なんだからねぇ。

AUは、最もその辺りは強い。
不自由に思ったことはいまだかつてない。

でもさ、田舎に行ったら携帯つながんないほうがいいって考え方もあるよねぇ。

迷う迷う。。。

富士を疾走す

2009-09-14 01:09:25 | ジテンコ
富士を走って参りました。

「Mt.FUJIエコサイクリング」。
1200人が参加するというマンモスイベントである。
ともに望んだのは、カネヤン、シュン坊、そして会社の先輩でジテンコイベント初参戦の「とーちん」。
参加を予定していたウズコは、高熱を発しあえなく棄権。

下り基調でスタートし、上り基調でゴール、全長120キロのコースである。
スタート前には、縁起良く「赤富士」が姿を現す。

1200人が小集団に分けられ、順次スタートしていく。

6時のスタートだが最後までスタートするのに1時間ちかくかかった。
せっかちの「とーちん」は、スタートを待てず1人でフライングスタートを切る。
ほぼ最後尾の我々は、およそ1時間遅れでスタートを切る。



最初は団子状態になっていた集団もアップダウンが始まると次第に散れだす。
その頃から戦闘開始、集団をちぎりにかかる。



スタートから40キロ付近の長い長い下りでは、やや強者っぽい2人組をマーク。
やたらと速い。
たまに出てくる上り坂はダンシングであっという間に上がりきる。
そして下りでは、2人ぴったりと寄り添いながら鮮やかにコーナーを攻めていく。その様はまるでツールドフランスを見ているようでありんした。
長い下りは、ジェットコースターのようで楽しい。
しかしテクニックの差が走りに直結もする。
必死で追走するも、エイドステーション直前でちぎられてしまった・・・。
修行がまだまだ足りません。
この下りで、本日の最高速度、62キロをマーク。

しかし、後から聞くと「とーちん」は、なんと65キロをマークしたという。
初参戦ながら、なんとも恐れを知らぬ走りである。

コースから常に左側には、富士山が見えている。
光の加減や見る角度によって姿をかえる。
しかしたった1つの峰だけがこれだけ高くそびえている風景はやはり圧巻である。
目の前で見ると、その姿に畏怖の念すら抱かせる不思議な山だ。



途中、白糸の滝に立ち寄る。
小学校の時、親に連れてきてもらって以来、実に30年ぶりの来訪。
前日の雨のせいか、かなり水量が多いように見えた。
絶景なり。



上りは、大きな山が二つ。
黒岳を制覇する上りと、籠坂峠。
籠坂峠の最後の最後、斜度がやや上がる。
全体のペースがぐっとおちる。
いずれもツールド妻有や和田峠に較べればたいした坂ではない。
ギヤを落として、クルクルと足を回し続ける。
この2つの上りで、かなりの人を抜き去った。

そして午後2時40分頃、ゴール。
着いてみると、フライングスタートを切った「とーちん」がすでにゴールしていた。
聞けばエイドステーションが分からず、80キロ地点までほぼノンストップで疾走したのだという。
初参戦にして、鮮烈な印象を与えた「とーちん」であった。

私めの走行データ。

総走行距離 120キロ
 走行時間 5時間12分
 平均時速 23.4キロ
 最高時速 62.4キロ

美しい風景を堪能出来る、ありがたーいライドでありました。



追伸
大会運営には、やや不安が残った。
なによりエイドステーションでの内容。
地方の大会のエイドステーションでは、その地方の自慢料理とかが出ると良く聞きますが、今回の富士では、バナナと水だけ。
これは頂けません。
参加費だってそんなに安くない。
客寄せパンダで有名人を連れてきてもらっても客は喜ばない。
勘違いをしないで欲しい。
有名人見たくてエントリーしている訳ではなく気持ちよく走りたくて来ているのだから・・・。
富士山というロケーションにあぐらをかくのではなく、しっかりやって欲しいと切に思った。

気のおけない仲間

2009-09-12 02:02:44 | Weblog
ひさしぶりに気のおけない仲間と時間を過ごした。

芸能を堪能し、美味しいものを堪能した。
でも何より堪能したのは、親密な時間。

仲間というのは、得難く、かけがえのないないものである、と改めて思った夜でした。

宇宙飛行士

2009-09-10 09:49:32 | Weblog
日本代表がガーナを下した。
試合中、息子は熱狂しながらテレビにかぶりついていた。
つられて僕も見る。

その後、なぜか息子と屋上へ。
秋の気配が感じられる夜、空気がひんやりして気持ちよい。
寝っ転がって夜空を眺める。
東京の空には星はまばら、月だけが都会の明かりにも負けず、ぽっかりと浮かんでいた。



その月に刺激されてか、息子は、本で読んだ豆知識をイロイロ教えてくれた。
月まで歩いていくと3年かかるとか、太陽は二万度なんだとか、「地球は青かった」と語ったガガーリンは事故死したんだとか、宇宙にまつわる四方山話。

息子とゆっくりと話すのはひさしぶりだ。
7歳となった彼には、最近、「自分」が少しづつ出来はじめている。
自分で知りたいことを、自分のやり方で獲得し始めている。
僕が子どもだった頃よりも、ずっとずっとしっかりしている。



いろいろなりたいものがあるたしいが、「宇宙飛行士」が有力候補らしい。

息子よ、宇宙飛行士になったなら、パパを宇宙に連れて行って欲しい。
そして「青い地球」を見せてほしいなぁ・・・。

来し方を想う

2009-09-09 11:17:59 | Weblog
善いこともあった。
嫌なこともあった。

水も淀めば、清らかさが失われる。
人間関係も長きにわたれば、軋みが出る。

淀まぬように。
軋まぬように。

幸福は継続を望み、希望は変革を望む。

だからこそ、続けることが一番難しい。

iphone熱・再燃

2009-09-07 22:52:21 | Weblog
一時は下火になっていたiphoneへの憧憬が、また強まってきた。
あの革新的なインターフェイスには魔力のような魅力があるのだ。

先日、会社の後輩が購入したので、見せてもらう。
やっぱりいい。
また欲しくなってしまった。

あと1ヶ月で、INFOEBAR2とのつきあいも2年になる。
違約金もこれでチャラになる。
だけどAUのポイントが残っていて、それはそれでもったいない。
新しい携帯が買えるくらいのポイントがあるのだ。

ま、でもそれを差し置いても、強い、強い、ヒキがあるのだ。

あー、どうしよう・・・。

背伸びをすれば、かかとが伸びる

2009-09-05 21:48:00 | ジテンコ
ついに自転車熱も、禁断の領域へと入り込み始めた。
「ヒルクライム」。
つまり山道をえっちらおっちらと登るマゾヒスティックなスタイルである。
登った分、下りが爽快というのも、たまらない快楽なのである。

本日は、高尾山の裏手、陣馬山山塊にある和田峠と、大垂水峠である。
1日にW激坂を攻める、マゾヒスティックにも程があるというコースである。
参加したのは、私と、カネヤンとシュン坊。

高尾山まで家から片道およそ50キロ。
タマサイから浅川サイクリングロードを通り、高尾へ抜ける。
川沿いの道は風も爽やかで気持ちが良い。
でもこの程度では、もう喜べない身体になってしまっていた。

10時過ぎに高尾駅付近に到着、そこから和田峠を目指した。
和田峠は、ヒルクライマーたちから「鬼の和田峠」と恐れられる激坂中の激坂だ。


鬼の激坂、和田峠。

その道は確かに険しかった。
平均斜度10%、上がっても上がっても、つづら折りに上がり続ける。
しかし、妻有で日本有数の山岳ルートを制した我々に上れない坂はない。
汗だくになりながら、午前中に和田峠を制覇した。
かつての僕らならきっと上れなかっただろう。
着実に身体能力が向上していると実感した。


シュン坊が、激坂・和田峠を制した瞬間。

茶屋で休憩後は、一気に下る。
最高速度は時速52キロをマークした。


下り坂のワタシ。

そして相模湖をかすめ、もう一つの激坂、大垂水峠へ。
ここはかつて高尾ライドに出向いた際に一度、アタックしている。
なんとか上がりきったものの、かなり敗北感のあるアタックだった。

しかし今回は・・・、
これがチョロいのである。
一体、こんなユル坂のどこが辛かったんだろうとマジで思った。
楽勝楽勝。
僕は、数人のローディをごぼう抜きもした。
そして3人とも余裕の制覇。


カネヤン、大垂水峠制覇の瞬間。

背伸びを続けていれば、かかとはのびる。
僕らのかかと随分と伸びた模様。

本日の総走行距離、およそ140キロ。
W激坂を余裕の制覇のなんとも誇らしげなライドでありんした。

サイクランカイ

2009-09-05 00:27:10 | ジテンコ
自転車に乗ったり、走ったりする仲間がいる。
現在、その構成員は5人。

そのうちの1人、シュン坊がブログを立ち上げた。
その名も「サイクランカイ」。
サイクリングと、ランと、サイクロンと、「走らん会」と、まあいろいろ掛け合わせた造語。
そこにはこれまでのサイクランカイの無軌道な青春の記録が綴られている。
もし良ければ、ご笑覧ください。

サイクランカイが、構成員を随時、募集中。
参加条件、会費なぞめんどくさいことは一切なし。
自転車やジョギングの快楽をどこまでも追求する、エピキューリアンの集まりである。

健康になりたい人、痩せたい人、ストレスを発散したい人。
どーぞ、いらっしゃい。


新型インフルエンザ感染!

2009-09-04 11:18:44 | Weblog
昨日の夕方、妻から電話あり。
1歳半の娘が熱発し、保育園を早退したという。
39度近い熱だという。
インフルエンザの疑いが濃厚である。

帰宅し、マスクやら、消毒液やら、うがい薬やらを買い込む。
一家が一度に全員感染してしまうと誰も看病が出来なくなってしまう。

妻と娘は1Fの寝室、僕と息子は3Fで寝た。

朝になっても娘の熱は下がらなかった。
いよいよやばい。

近くの診療所に出向いて、インフルエンザの検査を行う。
そこでも一般の待合室とは違う場所で待つことになった。

インフルエンザ検査のために鼻腔に綿棒を突っ込まれた娘が、激しく泣き出した。
医師はマスクをしていない。
おいおい、うつっちゃうよと気が気じゃない。

検査結果が出るまでは数分かかるという。
泣きじゃくる娘を抱きかかえながら、沈鬱な気持ちになる。

そして結果が出た。
陰性でした。

何とも人騒がせな・・・。
まあでも遠からず、今回の新型インフルエンザの感染は避けられないと思う。
ま、その時のシュミレーションだと思うことにしよう。

いずれにしても一安心でアリンシタ。