普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

今年も皆さん、ありがとう

2007-12-31 23:03:06 | Weblog
写真は、一昨日のコトリでの忘年会でのスナップ。

今年もいろいろな人に支えられて、無事にすぎようとしている。
ありがたいことに、今年は自宅での年越しとなった。

いろんな事があった。

アリメセンセは、沖縄に一身上の事情で引っ越した。
親しい友人に、待望の赤ちゃんができた。
我が家も第二子がお腹にいる。
愚息は、自転車に乗れるようになり、6歳となった。
餌付けを始めた小鳥も、餌をついばみにベランダに訪れるようになった、

一青窈が、紅白で唄っている。
つづいて、「千の風になって」を唄っている。

世の中には悲しいことも一杯あった。
まあ、でも僕の身の回りは、大きな不幸もなく粛々とすぎていく。

そして今年も多くの友人知人がコトリに遊びに来てくれた。

また来年も、コトリ同様、よろしくお願いいたしまする。

こどもの目線

2007-12-25 02:29:31 | Weblog
書斎で書き物をしていたら、6才の息子がブロックを片手にやってきた。
水上パトロールの乗り物なのだそうだ。

かっこよかったので、思わずカメラを取り出す。
アングルを考えて、立てフレームがいいのでは、と思い、撮影。

すると息子が自分でもカメラにその姿を納めたいという。
おー、勝手にやりたまえ、
どーせまともに撮れないだろう、とタカをくくってカメラを渡す。

息子は、考えることなくパチリ、パチリとやっている。
しばらくすると、自分の撮ったものを見てくれという。

ハイハイ、見てあげましょうと見てみて驚いた!
うまい、というか迫力がある!



まじかよ、僕のよりうまいじゃん。

さらにもう一枚。



やば、結構、かっこいいじゃん。

息子ちゃん、侮ってすんませんでした。

子どもには、ブロックで作ったこの乗り物が、すごくリアルに見えているのですね。
だからこんな迫力な映像が撮れるのだろう。
大人の目線と子どもの目線、子どものたおやかさには勝てませんね。

息子ちゃん、またいろいろとパパに教えてやってください。

天晴れな山

2007-12-24 12:36:13 | Weblog
朝からスーパー虚脱感。
窓からは青く抜けた空が見える。

もしや、と思い子どもと2人、屋上に上がる。

やっぱり、いた。



この山容、何にも代え難い。
とりあえず今日一日のパワーをもらった。

今年もあとわずか。
がんばんべ。

ほっこり

2007-12-23 11:32:36 | Weblog
最近、よく聞く言葉。
「ほっこり」。

なんだかちゃんとした意味は知らなかったのだが、
自分でもなんとなく使っていた言葉である。

「もっとほっこりと生きていきたい」とかそんな事として使う。
つまり「ほっこり」の対極な日常を生きている人々が、希求する状態だと察する。
では、私も含めて世の人々は、一体何を希求しているのか、調べてみた。

Yahoo辞書によりますると・・・、

副詞としては、
1 いかにも暖かそうなさま。ほかほか。「―と暖かい綿入れ」
2 ふくよかなさま。
3 つやがあって鮮やかなさま。

ほー、つまり「温かくて」、「ほかほかして」、「ふくよか」で「つややか」な感じを希求しているということになりまする。

ってことは、これを希求している人は、
「冷たくて」、「寒々として」、「やせぎすで」、「生彩を欠いた」日常を送っていることになりますね。

なんかつらいっすね。

ちなみに「ほっこり」には名詞としても使うらしい。
[名]ふかしたさつま芋。
・ 「―買うて喰うてござるも」〈滑・膝栗毛・八〉

なるほど。
それでは、さつま芋でも、買って食べて、片時でも「ほっこり」しますか。

モーターサイクル・ダイアリーズ

2007-12-20 23:18:14 | Weblog
バイクではない。
また自転車の話である。

前にも書いたが、あまりにも日々感動するので、もう一度だけ書く。

スリックタイヤでしか、感じられない愉悦は確実にある。
あれは、自転車ではない。
別の乗り物である。
僕のオンボロ自転車は、夢の乗り物となった。



今関くん、ありがとう。
毎朝、毎晩、アスファルトに感謝しているよ。
もちろん、君にもね。

忘年会でもしますか。

2007-12-20 03:27:18 | Weblog
バッジオから届いたネギトロとシラス。

食べる時に、ブログにしようとおもっていたのだが、本人からの希望により写真掲載。
でもさ、なんでネギトロとシラスなのさ?
うまそうだからいいけれど。
ありがたくいただくことにいたします。

折角のいただきもの。
どーせなら、皆でワイワイたべたい。
我が家には、まだ今関くんの北海道土産のホッケもある。

忘年会でもやりますか、みなさん。

そういえば今関くんは、忘年会をするならば、
手作り肉まんを持参するといっていた。

みなさんも、きっといろいろあったことと思いますが、
私にもいろんな事がありました。
ネギトロとシラスで、ぱーっと今年に決別いたしましょう。

コトリにてお待ちしております。

バッジオに告ぐ

2007-12-19 03:56:32 | Weblog
バッジオという、ハンガリーにすむ古い友人から、
突然、シラスにネギトロが届いた。

むむむ。
ブタペストでは最近、和食がはやっているのか?
そんな訳ないか。

送り状を見ると国内からの発送。
なんだ、誰かに頼んで送らせたのか。

ならメールでお礼でも書くか、と丁寧な文章をしたため
ハンガリーにいるはずのバッジオに送付した。
しかしメールは送り返されてきてしまう。。。

むむむ。
なんなのだ、これは。
ひょっとして、再び国内勤務になったということか。。。

むむむむむ。

オブジェ

2007-12-18 01:50:37 | Weblog
息子が段ボールで作ったもの。

帽子だと思い、「いい帽子だねぇ」と息子にいうと、
「帽子じゃないよ!基地だよ!」と言われた。

そーか。基地だったのか。。。

なかなかクリエィティブな息子ちゃんである。
末はキューブリックか、ディックか、それともクラークか。
素晴らしい空想力。

そういわれても、やっぱり帽子にも見える。
モンサンミッシェルのようにも見える。

ま、いいか、なんでも。

決別の週末

2007-12-17 01:29:56 | Weblog
携帯を変えた。
もう10年近く使ってきたドコモと決別した。

大体、ドコモは昔から好きではなかった。
ただ繋がりやすさを優先しての選択であった。
今やその差はなくなった。
しかもMNPの世の中。
それでも、なかなか決断出来ずにいた。

後押ししたのは、ドコモの対応の悪さだった。
1年ほどしか使っていないドコモの携帯にヒビが入った。
自然劣化以外に原因はない。
しかも友人知人で同じ箇所にヒビが入った人を何人も知っている。

ドコモショップに相談に行くと、
「お客様の使い方」だと言われた。
おまけに4千円修理費がかかるという。
何人も同じヒビが入った人を知っているといってもそのような苦情は一切ないという。
納得がいかないというと、破損の原因を調べるためには預かっての調査が必要だという。しかも1ヶ月はかかるという。
冗談じゃない、おかしい。

それに同じ携帯、巷ではタダで売ってるじゃん。

どれだけ話しても埒があかない。
僕の中で何かが、プチッと切れた。

さようなら。

それで早速、AUへとキャリアチェンジ!



インフォバー2。
深澤直人デザイン。
格好いいことこの上なし。

やっぱ決別するのって大事よね。
すっごく胸がすっとした。

決別からしか新しい事は始まらないのだ。

師走の集い

2007-12-17 01:02:32 | Weblog
友人知人を招いての夕食。

会社の仲間、板前修行中のいとこ、そして今関くんが集った。
その中の数人は、コトリに自転車で集える距離に住んでいる。
ま、スープの冷めない距離っていうんですかね。

息子ちゃんのゲームにも皆さん快く付き合っていただいた。
勝ち気な息子は、負けそうになるとルールを変更し、勝ちにいっていた。


息子よ、まだまだやのう。

コトリにコトリ

2007-12-15 11:09:47 | Weblog
トリ寄せのためのエサ代を設置してしばらくたった。

妻は、根気強く、いろんな食べ物をおきつづけた。

そしたらきたんですよ。
コトリちゃん。

今、こうしてリビングでブログを書いている最中にも、
コトリが次々とやってきて柿をついばんでいる。


生き物の営みは、なぜか心を和ませる。
コーヒーを眺めながら、ボーっと眺めてみる。
リビングにはトム・ウエイツのだみ声。
それを聴きながらガラス一枚隔てた向こうの、コトリたちの世界に想いを寄せる。

アリメセンセ、これはなかなかの愉悦ですよ。
ベランダを作ってもらって良かったですよ。

師走の休日、今日は、なかなか悪くない始まりだ。

息子の手作りのスープ

2007-12-14 02:55:17 | Weblog
昨夜、帰宅すると鍋にスープが出来ていた。

妻に聞くと、6歳の息子の手作りスープだという。
ソーセージと人参とジャガイモ入り。
鶏ガラスープとミルクの味付け。

殆ど自分で作業をして作ったらしい。

いやはや立派になったねぇ。

食べてみると、なんだか嬉しい味がした。

アスファルトに感謝

2007-12-12 23:46:20 | ジテンコ
若き天才建築家、今関くん。
僕の自転車のタイヤを替えてくれた時、こういった。

「必ずやアスファルトにするようになりますよ」

あれから、シアトル出張を挟み、1週間以上がすぎた。
帰国してからこの3日間、自転車通勤をしている。

そして今は、彼の言葉が、本当に実感できる。
アスファルトというのは、素晴らしいものであると。

スリックタイヤは、溝も最小限で、なにより細い。
つまり抵抗がほとんどない。
自転車は、アスファルトの上を滑るように進んでいくのである。
実に、実に、心地よいのである。
自転車を漕ぐと言うことは、かくも全き、快楽であったとは!

最近、会社があまり好きではない私なのであるが、
この自転車に乗りたくて、出勤しているようなものである。

片道20分。
Ipodで音楽をシャッフルで聴きながら、シャーっと進む。
ファジルがバッハを奏で、ジョニ・ミッチェルが唄い、ジミヘンがギターをかき鳴らす。
時にソニック・ユースが、時にジョン・スペが、激しく漕げとばかりに、疾走する。

そして街には、美しい紅葉があふれている。
銀杏が、日の光に照らされ、壮絶に美しかった。


自転車ライフ、辛い日常の中で、心に滋養をくれる愉悦の時なのであった。


深夜の愉悦

2007-12-11 03:41:25 | Weblog
最近、つい買ってしまったものがある。

ある事がきっかけで脳裏からその姿が離れなくなってしまい、
恋い焦がれること数週間、自分へのご褒美といわんばかりに買ってしまった。

購入後は、一日も欠かすことなく、身を委ねている。

もう、あなたなしでは生きられない体になってしまった。
あなたのことを考えただけで体が疼く。

なーんて書いている今も、それに身を委ねている。

じゃーん。


足裏マッサージ器であった。

これがもう気持ち良い。
毎日15分、必ず足裏をほぐす。

そうすると翌日、結構楽なんですよね。
もっと早く出会いたかった一品であります。

かなり、おっさんくさいと思いますけど。。。

センチメンタル・シアトル

2007-12-07 21:49:38 | Weblog
シアトル最終日。
チームと離れ、一日多くこの街に残ることになった。

夕方、仕事が終わるとポッカリと一人の時間が出来た。
近頃、滅多にない「何もすることのない」時間。
ブラブラと街を歩いてみることにした。

折しも街はクリスマス一色であった。

家族と一緒に、そして恋人と一緒に、友達と一緒に歩いている人の多い中、
一人でいると、なんだか感傷的な気分になってくる。

パタゴニアの店では、コーヒーとトートバックが無料で振る舞われた。
誰もが優しげに、笑いかけてくる。
なぜだかこの街の人たちは、本当に屈託なく笑う。
通りですれ違いざま、目があった瞬間に顔全体で笑っている。
思いの外、多くのアジア系の人が街を歩いていた。
時折、もの凄くかっこよく決めた若者にも出くわす。

頭を空っぽにして、ただただ街を歩くなんて久しぶりのことだった。
自分がすんなりと街の一部になっていく。

学生に混じってモノレールに乗ってホテルまで戻った。

時間にしてきっと小一時間のことだったけれど、
ちょっとした「にちじょう・じゃーにー」だった。

こういう時間は、その想いも含めてとても心の深いところに残る時間だと思う。
でも二度と同じ時間を過ごすことはできない。
本当に本当に久しぶりに、外国で一人でいるからなのか、
長いこと忘れていた、胸を締め付けるような切ない気持ちを感じた。

いい街だった。
もうちょっといたいなぁ、とほんの少し思った。

帰りに見たスペースニードル。
夜空にそびえる巨大な塔、ちょっと怖いです。。。


そういえばシアトル空港のお土産で、
この塔の形をしたマカロニというか、パスタを売っていた。
その名も「スペースヌードル」

やれやれ。