普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

あどけない話

2009-05-31 11:59:48 | Weblog
高い場所に上った。
都内のある高層マンション。



ぼーっと眺めながら、中学生の時、よく読んだ「智恵子抄」を思い出した。
東京には空がないと、智恵子はいった。
だけどこうした場所から見ると、東京の空も途方もなく広い。

空は、夥しい雲に覆われていた。
ここのところ天気が、今ひとつすっきりしない。

ため息まじりに空を見上げた、40の薄暮なのであった。

雨、また雨

2009-05-28 22:28:03 | Weblog
雨が続いている。

走ることが出来ない。
雨がふれば、ジテンコにも乗れない。

こんな日は、一日中、なんとなくすっきりしない。

明日も雨らしい。
やれやれだなぁ・・・。

イクメンの時間

2009-05-28 00:32:25 | Weblog
この春から娘を保育園に送っていくようになった。
毎朝9時の登園時間に合わせて家を出る。
つまり規則正しい生活を送っていることになる。

会社勤めをしているものの時間が不規則で出勤時間はまちまち。
大学はもとより高校だってまともに行っていなかった僕にとっては、
(ずる休みの常習犯、よく映画を見に行ったりしたよな、バッジオ君)
まさに中学校以来の、「まともな」生活なのである。

すると大体、同じ場所で、同じ顔ぶれに出会う。

お隣のパパ、お向かいのパパと良くご一緒になる。
ともに保育園、幼稚園へと子どもを送って行っているようである。
驚いたのは、保育園でも、お父さんが送ってくる子どもが多いことである。

上の子は、幼稚園だったせいなのか、お父さんは少数派だった。
今は、半々は大げさかもしれないが、それに近い実感である。

育児に積極的に参加する人を、「イクメン」と呼ぶらしい。
僕もその末席に参加中なのである。

でも、なんか言葉の響きとしては、ちょっち格好悪いなぁ。
ま、どーでもいいんですけどね。






Terrible Two

2009-05-25 23:30:05 | Weblog
「魔の二歳児」という言葉がイギリスにはある。

自我が生まれ、イヤな事は徹底的にイヤ。
泣きに泣いて自己主張。

ウチの娘も、その領域へと突入した。

その娘が最近、強く要求するのが、これである。



散歩である。

保育園がある日は良いのだが、休日、外に出ないとかなり強硬に要求してくる。
靴を履かせ始めると泣きやみ、外に出れば、ニッコリご機嫌なのである。

後ろから見ていると心配で仕方がないのだが、
親の心、子知らずで、あっちへフラフラ、こっちへフラフラである。

ま、でも、なついてくれるのも今のウチだと自分に言い聞かせ、
後ろをフラフラとついていく40の親バカパパなのであった。

40だって・・・

2009-05-24 23:05:03 | Weblog
夕方、雨が上がったのを見極め、川沿いをラン。
10キロを、54分で走った。
平均ペースは、5分30秒弱。
意外に余力を残してのゴールだった。

思えば、今年の40の誕生日に、思い切って走ってみた10キロラン
あの時には、63分30秒かかっていたのだ。

この5ヶ月で、タイムは10分ちかく縮んだ。
体重も落ちた。
腰痛や肩こりも随分と減った。

40だって鍛えれば、なんとかなる。

LSD(ロング・スロー・ディスタンス)で、がんばんべっと。

落とし物に注意

2009-05-24 01:04:18 | Weblog
今日、たまに利用する駅で、不思議な張り紙を見つけた。



見上げると、確かに、ある、ある。



そしてその近くには、親ツバメらしいのが、監視カメラに止まっていた。



いやー、今日まで全く気づきませんでした。
いつも下向いて歩いているからなぁ。。。

なるほど、「落とし物」ね。
うまい表現しますね、K王さん。

しかも撤去せずに、共生を図ろうというする姿勢がなかなかよい。
こういう社会の柔軟性、とても重要だと思う。

その光景に、心洗われ、少し勇気がわいた。



ランニング記録。
義理の妹夫婦の家でお呼ばれ。
ついでに多摩川沿いを5キロラン。
多摩川は、距離が路上に表示されていて良い。
ただ向かい風はかなりきつかったでありんす。
軽く流して27分。
ちょっと遅いっす。

独り立ち、再び

2009-05-23 01:30:40 | Weblog
本日も、娘が階段を一人で上った。
昨日よりもずっと余裕の顔である。



そのひたむきな姿に、ずきゅーんと打ち抜かれました。



目尻を下げて、ぼーっと眺めていた私。
親ばか、ここに極まれり、ですね。


ランニング記録
5㎞を24分20秒でありんした。

独り立ちを始めた娘

2009-05-21 23:31:23 | Weblog
1歳の愛娘の話である。

娘は、息子と違い、パパにも俄然なついてくる。
それにパパも毎日、ノックアウトされながら親ばか道を邁進している。

朝の保育園への送りは、今のところ僕の仕事。
娘は、保育園につくと2Fの自分の部屋まで、階段を這って上っていた。

しかし、今日はなんと手すりに捕まりながら直立で階段を上ったのであった!!!
オーッ、凄いじゃないか、と喜ぶ反面、不思議な気持ちにもなる。

もはや昨日の君は、すでに君ではない。
1つ1つ、階段を上っていき、そして独り立ちしていく。
その小さな一歩を目の当たりにした気がした。

嬉しさと、切なさがない交ぜになった。


本日のランニング記録。
携帯が鳴り、道半ばで強制休憩した。
タイムはかなりアバウトだが、5㎞をおよそ25分。
まあまあですかね。

リアリティ

2009-05-21 00:59:37 | Weblog
関西で猛威をふるっているらしい。
みんなマスクをしているニュース映像が頻繁に流れている。
でも、映画を見ているようで、いまいち現実感が希薄だった。

そんな中、ある出来事が一気に現実感を高めた。

この週末、一人の友人を神戸より迎え入れることになっていた。
それはずっと前から決まっていた。
何年かぶりの再会となるはずであった。

ところが、友人から今朝、電話が入った。
我が家に来るのは見合わせするという。
曰く、自分は絶対に感染していないと思うが、万が一ということもある。
小さな子どももいることだし、わざわざ心配の種になるような事はしたくないという。

最初、聞いたときは、まあそんな大げさなと思ったけれども、
しばらくすると、急にリアリティを帯びてきた。
テレビの向こう側の現実が、自分の現実とリンクし始めた。

そして今日、東京でも感染者が出た。
一体、この後、どんな事態が待ち受けているのだろう・・・。

やれやれだなぁ。

風の強い夜

2009-05-18 00:11:10 | Weblog
風が強い夜には、いろんな感情がわき上がってくる。
深夜、一人、屋上に上って空を眺めた。

雲が低くたれ込め、そこに街の光が反射していた。
光の下には、きっと様々な感情が逆巻いている。



強い風が、懐かしさや、切なさを運んでくる。
出会いも別れも、幸せも哀しみも運んでくる。

複雑な気持ちが立ち上がる40の夜なのであった。

アルミか、カーボンか

2009-05-17 09:21:29 | ジテンコ
自転車の話である。

フレームの素材として、代表的なものとしてアルミとカーボンがある。
僕は、たまたま交換という形で、同じメーカーのフレームを乗り比べた。
なかなか貴重な経験だと思う。

正確にいえば、クライン社の2台。
klein AuraX  (アルミ+カーボンバック、仮名 クライン・ハナコ)
Klein Q-EliteV (フルカーボン 仮名はまだ未定)
どちらも完成車で、コンポーネントはSHIMANOの105仕様である。
値段的には、10万近い開きがある。

フレンド商会の担当の方は、「違いは歴然ですよ」という。
ふーん、そうなんだ。

で、実際はどうなのか。

日々乗っていると、確かに、明らかに違います。
大きな違いは2点あります。

①レスポンス
 カーボンの場合、ペダルを踏んだとき、踏んだ分だけスッと前に出る感覚がより強くなります。
 これは、軽さの影響があるのかもしれません。
②衝撃吸収性
 これもカーボンが優位である。
 アルミ+カーボンステーは、アルミの硬さを軽減するために、ステーのみをカーボンにしたもの。
 カーボンは、やはりしなやかである。

以上、2点のことから、確かに差は歴然であった。
フルカーボン、恐るべし、でありんした。


ちなみに本日のランニング記録。
5㎞をきっかり25分でありました。
週末の不摂生が祟ってか、これが限界でありんした。

ま、このペースじゃ、本番、ごぼう抜きされちゃいますよね。
大丈夫か、横田基地駅伝・・・。



自転車は、車道を走るものなのだ。

2009-05-16 18:30:40 | ジテンコ
今日、初めて車道で猛烈な幅寄せをされた。

片側2車線の道路で、停車車両をパスせねばならず、
後ろを見ると後ろの車までは余裕がある。

手信号で、右にやや膨らむ旨を伝え、停車車両をパスした。
すると後ろの車は、わざとアクセルを踏み、猛烈な幅寄せを仕掛けてきた。

「危ないっ!」と思わず声を上げると、
向こうが車中から、「ぼけっ!」と叫び返してきた。

ぼけは、どっちじゃ。

車道は、車だけの為にあらずということを知らないらしい。
道交法には、自転車は車道を走るべしとちゃーんと書いてある。

確かに危ない自転車乗りも沢山いる。
だからなかなか文化として根付かない。
しかもママチャリでは、車道を走るには十分なスピードも出ないので、
歩道を走らざるを得ない。

だけれども、環境の事を考えても、メタボ人口増加の事を考えても、
自転車の普及は待ったなしの国策なのだ、とあえていいたい。

文明国でこれほどまでに自転車後進国は、この国だけです。

立ち上がれ、自転車乗りたちよ。

アメリカへ帰ったハナコ

2009-05-14 00:11:36 | ジテンコ
今日、新生ハナコが、我が家にやってきた。

セドナオレンジに身を包んだフルカーボンバイクである。
ぐっとアダルトなテイストである。



実は、前のハナコは塗装はげが起こり、メーカー、つまりトレック社に対応を求めた。
なにせ塗装の美しさが売りのクライン、塗装も1年間は保証なのである。
トレック社の返答は、ハナコと同じ色の「アップルグリーン」がないので、別のフレームにして欲しいという。

面倒なので詳しい経緯は、ここには書きませんが、
結果としては、グレードアップの完成車とまるまる交換ということになった。
自転車メーカー、さすが儲かってますね。
気っぷが良いでありんす。

で、ハナコはどうなってしまうのか。
お店の方に訊ねてみた。

すると、アメリカ本社に送られて、塗装はげの原因を調べたりするのだという。

ふーん、ハナコは故郷のアメリカへ帰るのか。。。
なんだか別れが切ない。
今までありがとう。
道中、気をつけて帰るんだよ。
どうか、達者で。。。