ECHOES

Punk Rock Life

MANONEGRA/In the Hell of Patchinko

2015-03-13 19:32:16 | Weblog

あれは、91年の11月2日だったのか。
14年も前だ。

ロックから離れてジャズばかり聴いてた頃。
川崎駅の近くにあるスポーツクラブの水泳のコーチにぞっこんで、毎日通っては一緒に泳いだり遊びに行ったり、ナンパな生活。
いわゆる尻を追いかけまわす状態ですね(笑)

その日は土曜日で、プールに入っていると突如電気が消えた。
ただし、そこは非常電源がありすぐに電気は点いたのだけど、スポーツクラブは急遽クローズ。

車で帰ろとすると、街灯も信号も全て消えていて、季節的に外は真っ暗。

川崎なんて普段は無謀な運転をする人間が多い地区だけど、その時は信号が点いてなくてもどの車も譲り合い混乱は無く、通常の時よりよほど安全な道路だった。

クラブチッタのすぐ横を抜けて国道1号に出て、横浜に入ると信号も点いていて普通の状態。
停電は川崎だけでとなりの横浜はなんでもなかったんですね。

そんな日に、クラブチッタでライブをやったのがマノネグラ。
ライブがはじまる頃には電気もすっかり復旧していたそうだけど、そういうトラブルがあった時のライブは、バンドも客もエキサイトするもの。

その時のライブを収録したCDがこれ。

ここで何回も紹介したのだけど、マノネグラのマヌー・チャオは大好きでCDもよく聴くのだけど、マノネグラはほとんど聴いてないのです。

嫌いというわけではなく、なんとなくタイミングを逃してるバンドってことです。
でもこれを聴いてみるとカヴァーでなくマノネグラの曲もけっこう知ってるのは何故だろう。

当時は人気があったしメディアへの露出も多くて、印象が強かったんでしょ。
最初に来日した時の原宿ホコ天で演奏した映像も見た記憶がある。

川崎大停電のチッタでのライブのあと、川崎駅近くのスポーツクラブのジムにいると、ランニングマシーンで走る女の子のTシャツが目に入った。

Iggy PopのツアーTシャツをきて走る背中は汗で濡れ、透けて見えるブラジャー。

しばらく観察していて、走るのを終えた女の子に声をかけると、チッタでのマノネグラのライブで買ったのだと。
マノネグラがイギーとツアーした時のTシャツだったんですね。

なんとなく仲良くなって、翌年の5月には、チッタでのマニック・ストリート・プリーチャーズのライブに二人で行ったのでした。

めでたし、めでたし(笑)

ナンパ街道まっしぐらの時代でした。