アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

テーマ学習プレゼン、スクールフェスタ、「アバター2」、「芸術か科学か」展、そしてやっと沖縄・・・。

2022-10-17 12:22:39 | 日記

朝焼け!

ついに沖縄に来ました!
というのも過去2年の間、「この状態が落ち着いたら沖縄にでも行こう」と何度も予定を立てたのですが、緊急事態宣言と重なったりして、その度にキャンセルし続けてきました。


到着した夕方、とりあえず嬉しくて海に入る。

「沖縄にはご縁がないのかも」と思いつつ、娘の学校には秋休みがあるので、こりもせずまた予約。近くなって天気予報を見ると、ずっと雨・・・でも、とりあえず行こう、と飛行機に乗りました。5度目だか6度目の正直、でやっと沖縄に到着!


幸ちゃんは、「オータム・キャンプ」(?)へ。

娘はここのところ忙しい日々でした。


「このイラスト、私が描いた、と書いて」と娘よりリクエストあり(笑)。

まずテーマ学習で、お天気について色々調べ、そのプレゼンテーションがありました。


撮影by娘。空の写真をよく撮ってました。

富士山に登る前あたりから始まったテーマ学習で、富士山山頂で撮った写真をはじめ、よく空の写真を撮るようになり、
雲の説明を色々してくれるようになりました。



同じ家から見た空とはいえ、毎日、ドラマチックに変化するものだなあ、と娘に改めて教わった気がします。
犬の散歩などで川原に行くと、空が広いので、夕焼けなどの美しさに気づくのですが、家にいると、細々した
用事があり、空を見上げないことが多い・・・と反省したりして。



天気図の読み方も学んだようで、ニュースの天気予報を見ては「う〜ん、私たちの予報は雨なんだけどね」などと言い、
それが当たると大喜び。天気図の解釈の違いが天気予報の違いになる、と初めて知りました。


めっきり寒くなって、震えていたので、色々着せられた幸ちゃん。

やっとテーマ学習のプレゼンが終わった、と思ったら、今度はスクールフェスタという名前の学芸会というのか学校祭。6年生がメインに主催し、5年生も手伝うので、大忙しです。


学校の壁に貼られた絵、楽しくて好きでした!

生徒主導でプログラムを組み、オンライン配信の手配をし、と細々アレンジしていくらしい。プレゼン前からずっと夜はオンラインで関係者がミーティングしていました。(でも関係ないおしゃべりがメインだったようですが!)


入口は割とひっそりしてました。

「5、6年生って大変なんだなあ」と娘がボソリ。来年は6年生でもっと大変みたいだよ〜!
がんばれ!!



ちょっと前になりますが、映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」プロデューサーが来日して、プレゼンテーションや取材を行い、その通訳をさせていただきました。

前作の「アバター」が日本で公開されたのは、13年前の2009年。公開前の来日があり、主演のサム・ワージントンの通訳をさせていただいたのが懐かしいです。

続編は水中撮影が多く、俳優さんたちも訓練を受けて6、7分は息を止められるようになったとか、いろんなプロデューサーのお話を伺うと、さてさて、どんな続編が12月に見られるのか、今からワクワクします!


10月17日まで。

先週、とても見応えのある展覧会に行ってきました。期間が短いのがとても残念です・・・。

https://www.3331.jp/schedule/005677.html


まず広々としたスペースを埋め尽くす作品のボリュームに驚き、その作品ひとつひとつは、幾何学の何かのモデルみたいな
ものでありつつ、でも海の生物、珊瑚とか見たいな細胞の塊にもみえます。なんだろう、これは!?


大変な量です。これらをご自宅で保管してあったとは・・・!

私の友人の同級生だったという平田哲郎氏を、私は全く存じ上げませんでした。初日に伺ったら、平田氏の奥様を
紹介いただき、いろいろなお話を伺えて、奥様のとんでもない包容力、寛容、愛情、言葉にできないほどの
大きなものを感じさせられ、作品と共に圧倒されまくり・・・。



作品は何かのユニットを組み立てて出来上がったものが多く、自分でも輪っかを使って試せるようなコーナーがあるのですが、それを私がつなげても、「絶対、この作品にはならない」という諦念とアーチストへの尊敬を倍増させるものでした・・・。


ヘアピンで止めてるところもあり、いい感じに錆びたりして。

毎日ひたすら、15年、人に見せることなく作り続け、その中で何か規則性なのか原理なのかを見つけたようなメモ書きもありました。


何を発見したんでしょう??

多面体の研究や折り紙の研究をなさる専門家の方々の反応がとてもいい作品群だそうで、専門家の方々のトークもオンラインであったようですが、残念ながら、私は拝見できませんでした。多面体の公式が目に浮かぶような作品だったのかなあ、と想像するだけで、展覧会場にある説明は読んでもチンプンカンプンなのが悲しい・・・。


これが遺作だそうです。

美術家を職業とする作家の方々の中には、すごく市場(あるいは美術史)を意識し、自分の立ち位置を見据えて作品を発表していく人も多いと思うのですが、この方は、全くそうでないところで、とにかく手を動かし続け、それが何かの高みに届いたような感じ、崇高な感じがするのです。でも奥様によると、作った本人は出来上がると興味がなくなり、うっちゃっておいたらしいのですが、それもかっこいいなあ(笑)。


沖縄行きの飛行機の中から。

ところで、9月1日から悩まされていた右足首のむくみは、色々検査をして、とりあえずリュウマチではなく、静脈瘤でも血栓でもないとわかり、相変わらず原因不明のままですが、なんとなく収まってきたので、よしとすることにしました。


小雨の中、ホテルのビーチでちょっと泳ぎました。

左膝の痛みは、MRIをとり、軽症の半月板損傷と骨打撲ということがわかりました。しばし筋トレをして、膝に負担をかけないようにする、のが治療です。10年以上前に右膝の半月板損傷をした時と同じ。お陰様で足を引き摺ることはあまりなくなりましたが、気候によっては痛みが増します。


美浜アメリカンビレッジ。娘が加工してちょっとメキシコみたいな感じ?

ちょっと復活したつもりだったアルゼンチンタンゴは、しばしまたお休みです・・・。ハイヒールを履いて踊るなんて、今の私には夢のよう(笑)。


土砂降りの中、車の窓から。撮影&加工by娘

とりあえず雨の沖縄で数日ゆっくりしようと思います。

祖母の三回忌と叔母の二十七回忌。

2022-10-02 11:59:32 | 日記

すでに稲が黄色くなっているところもありました。

10月1日に、仙台から1時間くらい南下したところにあるお寺に行ってきました。祖母の三回忌、さらに叔母の二十七回忌のためです。


雲一つない空!

このあたりは東日本大震災でかなり被害を受けたそうです。お寺の位牌堂には、行き場のないお位牌が
たくさん置かれていました。大震災の後も、2度ほど大きな地震がきてお墓が倒れて、まだそのままに
なっているところもある。

「震災の 残り香つよし 位牌堂 秋晴れの空に 祈り届けよ」

へっぽこ短歌がなぜか浮かびました。こういうのは出たとこ勝負で(?)。


池の鯉もさらに大きくなってるような。

娘と従兄弟の双子、三人が集まると、子犬みたいに戯れます。「大きいおばあちゃんの名前の文字、ひらがなを
体で書いてみよう!」とわちゃわちゃ動き出す。



とてもいいお天気で、法事の前のガランとしたお座敷の端っこで、子供三人がゴロゴロ動き出す(笑)
東京のお寺だと、こういう雰囲気にはならないのですが…。


「け」の字のつもり。

「山寺に つどう我らの 笑い声 真っ青な空に 高く広がる」

孫たちが楽しんでるのを見て、きっと祖母をはじめご先祖さまたちも喜んで許してくれているだろう、となんとなく勝手に想像してました。


大きな金木犀の木が2本あり、あたりに甘い香りを振りまいていました。

「彼岸花 かがやく紅の 山寺に 金木犀は 黄金の香り」

金色、というか薄い橙色の小さな花をびっしりつけた金木犀の香りに包まれたお寺のお庭、そしてチラホラと彼岸花。
そして真っ青な空。色鮮やかで香り豊かな風景で、なんとも気持ちがいい。


お寺の鐘、つくの忘れた!

「背を焦がす 秋の日差しに 手を合わす またきましたよ ああよくきたね」

日差しが強くて、黒を着ているからか、背中がジリジリ焦げそうなほどです。
空気がきれいだからかなあ?海が近くにあり、それほど高い場所でもないし・・・。

祖母たちが熱烈大歓迎してくれているのかな、となんとなく思ったのでした。


箪笥の形のお弁当

墓石には、祖父が昭和に73歳没、叔母は平成に53歳没、祖母は令和に109歳没とあります。3つの元号に渡ってるんだなあ、と改めて驚きました。祖母が祖父の三十三回忌を行ったのですが、それもすごいなあ、と今更ながら思います。


開くとこんな感じ。

叔母は、プールの事故で首から下が全身麻痺になり、その姿で11年生きました。42歳から53歳。ずっと年上だと思っていたけれど、亡くなったのは、今の私より4歳若い時だったんだ、と思い出しました。



寝たきりになって、どれほどの痛みや辛さを感じたのか。私が勝手に推測するのもなんだか憚られます。
今は体から解放されて安らかにあるのだろうと思うばかりです。

「動かない 体はやがて 灰と化す 秋空高く 舞うは魂」


 
帰りは予定よりかなり早めに仙台駅につきました。お店でも冷やかそうと話していたら、
大腿骨骨折して無事退院し、まだリハビリは続けているけれど、杖なしで歩ける父は「それは面倒だからコーヒーでも飲んでる」。ほどなくして電話があり、早い新幹線を自分で手配して一人で乗ったとのこと。

「ゆっくりと 歩く老父の 機転かな 秋の日短し 待てずに動く」

法事主催者の叔母たちは「パパは足が悪いんだから、ちゃんと連れて帰ってよ」と心配してましたが、杞憂だったようです。



朝早くから晩まで家に置き去りになるのは初めての幸ちゃん、1歳のチワワとパピヨンミックス犬。寂しくてあちこち噛んだり、散らかしたりしないかな、と心配しておりましたが、家の中はそのまま、トイレもちゃんと決まったところで済まし、お利口さんでした。先に帰宅した夫と娘が「私たちの姿がはっきり見えるまで、吠えてたよ。ここには俺がいるからな、って家を守ってるみたいな声だった」と教えてくれました。

「はじめての 長い留守番 秋の夜に 番犬きどりの 声が聞こえる」

へなちょこ短歌が妙に浮かんできます。いつもは短歌なんて全く縁がないのに。「なんだか変な歌ばっかりねえ」と短歌好きだった祖母が、どこかで笑っているような気がします。