アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

暑すぎる5月、川原でピクニック、リサイクル手芸、そして小学生と一緒に「国宝 東寺」展。

2019-05-27 13:30:21 | 日記

はるかかなたに電車の走る音。

昨日に続き、今日も昼間33度です!


夕焼けの川。

幸い朝晩は20度くらいに下がっていたのですが、昨晩は夜になっても25度を超える熱帯夜。
「夕ご飯は川原でピクニックにしよう!」と夫が提案し、いそいそと荷物をまとめ自転車のカゴに乗せました。


実際はもっと赤くて胸に迫る夕焼けでした。

GWにお友だち親子が遊びに来てくれた時、久々にこの川原に来て、「いいなああ〜」と改めて思い出し「そのうちピクニックでもしようね」
と言ったままになっていました。


でもモグモグ、バクバク。

ちょうど学校の振替休日で月曜日がおやすみ。いつもならバタバタする日曜日の夜ものんびり。
まだ30度くらいあったけれど、風が気持ちいい夕方の川原は、数人の釣り人がいるだけで、静かです。


ピクニック二回目。

とりあえずサラダと温野菜をタッパに詰めて、あとは手で食べやすそうな生春巻きだのおいなりさんだのを慌ててスーパーで買っただけの
ピクニックですが、お家の中より3割ましで美味しい(笑)。冷やした白ワインは4、5割り増しで美味でした!


カンパ〜イ!

あんまり気持ちが良かったので、明日学校だけれど、また今日も川原で夕暮れピクニックしました(笑)。


ダンボールで滑る・・・はずが滑らない(笑)

月曜日の夕方は、日曜日の夕方よりも人が少ないですが、夕焼けの色合いが違ったせいか、メランコリックな雰囲気はなく、
風が爽やかな夕方でした。


枝を見つけてアマゾネス?

今度はダンボールを用意して、川原滑りを楽しむ予定でしたが、草が刈られていてあまり滑らなかった(笑)。
でも昨日と同じようなご飯は、やっぱり屋外だと格段に美味しい。もちろんワインも美味しかったです(笑)

家に戻ったら、川原よりぐんと蒸し暑い。水辺はやはり風が吹いて爽やかなんですね。
ああ、気持ちよかった〜!


何やら広げて作業中。

娘の学校だけの3連休でしたが、昼間は暑すぎて何もする気になれません・・・光化学スモッグ注意報は連日でるし、
近くの公営プールもおそらく激混みだろうから、行く気にもなれず・・・。
家にいることにした娘は色々作ってました。


以前六本木ヒルズの池で見たハートを再現したそうです。


うちある植木鉢からインスパイアされたらしい。


キャラメルの小さい箱を再利用したぬいぐるみ用のショルダーバッグ。

まあ次から次へとよく思いつくもんです、グルーガンを駆使してどんどん出来上がっていく。


紺色のトップ、作りました。

以前Youtubeで見て、靴下を再利用して作ったリカちゃん人形のお洋服をまた作っていたら、いきなり「ママ、いらない
お洋服ある??」。



私は割と断捨離が好きなので、いらない洋服はすぐにリサイクルボックスに持って行ってしまいます。
なので手元にはない。


元はこれ。

近くのリサイクルショップに行って、物色してみました。
100円の薄手の半ズボンを見つけ「これがいい!」。
真ん中をざっくり切って、トップスにして来ていました。ウエストゴムがちょうどいい感じですが、ポケットが上下逆で、ものが入れられないのが残念(笑)!
でも、なかなかいいアイディアでしょ??


光背なんだけど、杖を掴んでいる仏像のつもり。

ところで、先週の水曜日、娘の小学校の遠足に便乗して、上野の博物館の「国宝 東寺ー空海と仏像曼荼羅」展に行ってきました。

https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=ctg&cid=1


帝釈天に群がる撮影者たち。

隔月くらいにビッグ・ウエンズデーと言って、保護者も希望すれば参加できる遠足というかイベントの日があります。
だいたい3、4つ選択肢があり、この日は他にトレッキングや潮干狩り、あとはパンケーキ作りがありました。


でもね、確かに素敵なのです、お顔立ちとか像とのバランスとか。

一番人気はパンケーキ作りだったようですが、抽選で半分以上が落とされ、仕方なく上野にきた子達も何人かいました(笑)
もともと東寺展で仏像や曼荼羅がみたいと言った子供も3人くらいいて、娘はその一人。ただ、本当はホットケーキに
惹かれていたけれど、抽選があると聞き、引き下がったらしい(笑)。


7、80分待ちの行列。

この展覧会、ものすごく混雑してました。開館直後ですでに30分待ち。私たちがみ終わったのがお昼前ですが、その時には7、80分待ち!
観客の平均年齢60歳くらいかな、小学生はもちろんのこと、未成年者は娘たちの一行だけだったような気がします(笑)


法隆寺宝物館の中では色々撮影可能です。

私もそれほど興味があったわけではなく、娘が一緒に行きたいというので付き添っただけでしたが、初めてみた仏像曼荼羅、15体もの
仏像が並ぶ光景は迫力があり見ものでした!


博物館のお庭で遊ぶ。

事前に学校で、弘法大師についてさっと習ってきた子供たち、怖がったり、珍しがったり、結構興味深そうにみていました。
そんな子供たちと一緒に見ていたら、仏像もなんだか生き生きとしてきて、アニメやSF映画のキャラクターに見えてきました(笑)。
悪いやつ(異教徒とかね)を踏んづけてる、すごい形相の明王たち、そのままでアニメに出てきそうじゃないですか??


上野博物館の敷地内のゆりのき、満開でした!

何十年も前、キリスト教の学校に通っていたときに、チャプレンが「ロックコンサートって宗教儀式みたいだ」と言っていた記憶があるのですが、
そのラインで言うと、たまたま私の実家は真言宗なのでこの展覧会は教祖のコミコンにでも行ったということになりますかね?
なんて言ったらエライ人たちに怒られそうですが・・・!

運動会、アップグレードした日、「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン」展

2019-05-19 17:24:06 | 日記

1200メートル走、頑張ってます!

雨が心配されていた娘の小学校の運動会、曇り時々晴れでしっかり開催されました。


全校でダンス中。

今年も夫は1200メートル走に参加し、曖昧な記憶によれば去年より少し記録更新!


1200メートル走、パパも頑張ってます!

娘も1200メートル走、40秒ちょっと記録更新しました。


三人四脚でいいテンポ!

昨年は初めてだったので、小学1年生も全部の種目に参加することに驚きましたが、今年は「運動会は午後までバッチリ。さらにそのあと打ち上げで
夜までかかる」という認識で取り掛かりました(笑)。


綱引き、子供だけで1回戦と3回戦。

そして大人が参加した種目もしっかり得点されるということも了解して、夫は数日前から準備してました。


綱引き、大人も参加して2回戦目。

昨年は、50メートル走に参加すると表明してしまった夫、運動会2日前にいきなり準備練習と称して走り出し、肉離れを起こしました。
そして当日は棄権(笑)。
今年は50メートル走は断念し、1200メートル走に的を絞り(?)、運動会4、5日前から、早足、軽くジョギングくらいの
準備を始めました。少し記録が更新された今年、来年もまた走る、と喜んでいました。ま、記録といっても小学5、6年生並みなんですけどね(笑)。


草むしりのおばさん(笑)!

昨年、晴天で日焼けしまくった私は、今年は日焼け対策をして臨みました・・・が、ガーデンニング用の肩甲骨までつばのある帽子をかぶっている人を見て、
来年はさらに対策を練る必要を感じました!


競技の合間にぐったりする娘。

カンカン照りになった去年よりは、曇り空でたまに爽やかな風の吹いた今年の運動会の方が、(そしてテント持参という知恵もついた)それほど
体力的に辛くないはずなのに、なぜか打ち上げ前にかなりぐったりしてしまった私。
運動会、まだあと4回あります・・・つまり今の年齢プラス4歳まで参加するので、頑張らなくては・・・!!


いきなり4インチ以上車輪が大きくなった自転車。

その前の週末、娘の自転車を買い換えました。前の自転車、かなり長く乗っていたので、身長と合わせた新しい自転車はいきなり車輪が4インチくらいアップ!
大人用の小ぶりの自転車みたいです。
「すんごい楽!」と喜ぶ娘。確かに前の自転車、漕ぎながら足がいかにも余ってました・・・ごめんね〜!


フリーマーケットでキョロキョロ。

そのあと、近くの公園で開催されていたフリーマーケットをひやかしていたら、通学に良さげなリュックサックを見つけました。
ランドセルを使わなくていい学校なので、好みの変化に応じていくつか違うリュックを使ってきましたが、最近のお気に入りが
ややくたびれてきた、というかほころびてきた(!)ので、ちょうど良かったです〜。
なんの模様もないシンプルな水色で、一番最初のフリルやジュエルストーンやらでデコレーション激しかったリュックサックからすると
かなりの「進化」です(笑)。


屋台のチキンナゲットで一休み。

保育園の時は、ピンクが大好きで上から下までピンク一色だったりしたのですが、小学校に入って少ししたら「ピンクは嫌い、水色がいい」と
言い出し、さらに最近は「もっとシンプルなのがいい」。ま、シンプルの定義がちょっと私と違うのですが(笑)、本人としてはちょっと大人っぽく
なった気分らしいです。


4分の1から2分の1のバイオリンへ。

マーケットの後、昨年の後半から始めたバイオリンクラスへ。ほとんど家では練習しないのに「先生が教えてくれるクラスが好き」と
いうので、なんとなく続けています。ずっと4分の1のレンタル・バイオリンを使っていたのが、この日「う〜ん、ちょっと小さいね。大きいのに
しましょう」と先生がおっしゃって、2分の1に替えてくださいました。


郵便局のゆるキャラだそうです。

新しい無地の水色の自転車に乗って、新しい無地の水色のリュックを背負って、新しく借りた2分の1のバイオリンをカゴに入れて・・・
この日、いろんなものがアップグレードされちゃいました。
いろんな成長って階段状に起こるような気がするのですが、この日、一つのステップがヒョイと上がったようです。
本人はすごく嬉しくて誇らし気です。
私と夫も嬉しくて、頼もしい気がして、そしてちょっとだけさみしい感じ(笑)。



さて、ちょうど今日で終わってしまったのですが、後楽園ドームの敷地にある(と言っていいと思います)Gallery Aamoで開催していた
「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン」展に、誘ってくれたお友達と二人で見てきました。
いやあ、すっごく面白かった!!

https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/kushino2019.html

アウトサイダーアートとは、まあちゃんと美術教育を受けていない人のアートというのが広義の定義だと思うのですが、なんとなく狭義としての
障がいがある人のアート、みたいになっているような気がしていたところ、この展覧会では、広義の定義以上に範囲の広い人々のアートをカバー
していて、新鮮でした。


鎧兜。


昆虫でできてます。

発達障害とか引きこもりとか、うつ病とか統合失調症の方もいましたが、若者の成人式を派手にやりたいという気持ちに採算度外視して答えているレンタル衣装やさんとか、独自の世界を展開している美容室シリーズとか、「老人芸術」と称した、定年を迎えて趣味で始めたアートにのめり込んでいき私設美術館を始めた人達とか、美大を出てずっと同じテーマの絵を描き続けている人とか、18才禁のエロティックなシリーズとか、それぞれの世界がはっきり出ていて、そしてそれぞれの世界がものすごい生命力に満ちていて、見応えありまくりでした!!


下絵なしでいきなりボールペンで描いたらしい。


かなり小さい絵です。


そして超細かい!

いわゆるアウトサイダーアート的な、過剰で強烈なものもありますが、ほんわかしたり、クスッと笑っちゃったり、おお、ラテンなノリで
楽しい、とかね、いろんな作風の作品が広い会場にいいペースで展示されています。



平日だったかなのか、それともあまり知られていないからか、あまり人がいなくて、ゆっくり、じっくり作品を見て、おしゃべりして、
とのんびり鑑賞できたのも、とても良かったです。


なんだか微笑ましい。私設美術館に展示されているとか。


素朴なダジャレも笑えます(笑)。

最近の大きな美術館での展覧会、平日でもものすごく混んでいてゆっくり見ることが難しいのが、ちょっと嫌だったので、
この展覧会は内容自体も面白く、さらにゆったり見られたのもとってもありがたかったです。


ライブペインティング中。

実は誘ってくれたお友達に言われるまで、この展覧会のこと全く知りませんでした・・・後楽園駅でポスターは見ていたはずなのに、
全然目に入っていなかったのね。
ちょっともったいないなあと思いました。混雑するのは、見るものとしては嫌だけれど、
もっといろんな人に見てもらえたらいいのにな〜、なんて勝手なことを考えました。


このレストランのフェルト・サンプル、とっても可愛かった〜!


ね、ほっこり可愛いでしょ?

たまたま日本財団のホームページを見ていたら「ダイバーシティ・イン・ジ・アーツ DIVERSITY IN THE ARTS」という取り組みの一つとして、この「ジャパン・アウトサイド展」も
介されていました。パリでも「アール・ブリュット ジャポネ」展という日本のアウトサイダーアートが紹介される展覧会が昨年から今年の3月まで
開催されていた、ということをこの「アウトサイド・ジャパン」展で知りました。

アートそのものが多様性を包含していると思っていた私は、「ダイバーシティ・イン・アート」という名称にやや違和感を感じつつ、でもこういう面白い展覧会がどんどん増えていくならいいなあ〜と、となんだか心楽しくなったのでした。

この前銀座の柴田悦子画廊で見た小松葉月展は、アウトサイダーアートみたいな強烈さがあったけれど、美大の修士だか博士過程までいらした、いわゆる正規な美術教育を受けている方で、岡本太郎賞も受賞していらっしゃる。

アートマーケットとかね、業界というか、社会的な立場とか金銭的な意味では主流があるんでしょうけれど、こうやってアーチストたちはそれぞれの必然に応じて作品を生み出しているし、それを紹介する画廊とかキュレーターがいる、というのはとっても楽しくて嬉しい!!

気がつけば「小松葉月」展も「アウトサイド・ジャパン」展も同じお友達が教えてくれたのでした。
大感謝。また教えてくださいね〜!

GW最後は「東京の弟」と一緒。

2019-05-11 15:07:15 | 日記

ぶどう美味しいね〜

GWが終わって、まだ1週間経っていないのに、なんだかものすごく遠い昔の話のような気がしています。


バレエの発表会。

GWの後半は、娘の同級生のバレエの発表会を見たり、映画を見たり、ハワイ在住の友達が一時帰国していたのでランチしたり、
持ち寄りパーティーしたり、お友達が息子さんとお泊まりに来てくれたり、と賑やかに過ぎていきました。



通訳仲間の中沢志乃さんが字幕翻訳をなさった「リアム16歳 はじめての学校」という映画、ネットで予告編を見た時に、
横にいた娘が「カワイイ〜〜!」と反応したので「見に行こうね」と気軽に言ってしまったのですが
あれれPG12というレーティング。一見、コメディー風青春ドラマなので、無害そうなんだけど大丈夫かな?

https://liam-hajimete.espace-sarou.com/


ネットより借用、映画の1シーン。

何かあったとしても、まあ、それほど大したことはないだろう、と私のお友達も誘って、7歳一人、50代二人で見たのです。
予想通り、映像や音楽の使い方などポップでキュートで、テンポよくとても楽しく見れたのですが・・・・ティーンエイジャーの話なので、まあ、性的な用語とか四文字言葉とかね、出てくるのですよ。


トリックアート(?)写真1。巨大な口紅を塗ってあげる。

その度に娘が、ヒソヒソ声で「ね、ママ、〇〇ってなに?」と聞いてくるので、答えに窮しましたです(笑)。
「ええとね、男の人と女の人がすること」とか「ゴムのこと」とかね、とりあえず答えると、娘は「そうかあ」と一応
納得した様子で黙るのです。でもね、見終わってから感想を聞いたら「う〜ん、よくわかんなかった」(笑)。
ワカンなくてよかったです!!


トリックアート写真2。巨大な傘が飛んでいく!

映画を見た後、なぜか娘がトリックアート写真を撮り始め、私とお友達三人も一緒になって写真で遊びました(笑)。


トリックアート写真3。食べきれないほど大きな愛をあげる。


トリックアート写真4。大きなハートを胸に受け取る。

4歳になる「東京の弟」とそのママがお泊まりに来てくれる、というので、他のお友達も呼んで、
その夜は持ち寄りパーティーにすることになりました。


「東京の弟」と鯉のぼりケーキ準備中。

早めに来てくれた「東京の弟」とママは宴会準備もお手伝いしてくれましたよん。


こどもの日、鯉のぼりケーキ(のつもり)とカブト春巻きでお祝い(?)

ネットで見た、春巻きで作る「カブト」が好評でした〜。チーズと小松菜(生のまま)を挟んで、折り紙のようにカブトを
折って、オーブンで焼いただけなんですが、なんとなくお祝い気分になれます(笑)。


子供激しく遊ぶ。

そういえば、最近あまり鯉のぼり見ないよね〜なんて話していました。長野に行ったときもほとんど見かけなかったなあ。
1軒だけちゃんと立派な鯉のぼりを飾っていたかも。最近は鯉のぼりは流行らないのか、10連休でお出かけに忙しくて
それどころではないのか・・・??


持ち寄り宴会のテーブル

「東京の弟」とは言っても、年に数度会えるかどうか、なのです。でもね、会うと、周りが「お姉ちゃんと弟みたい」と
いうせいか、本人たちもなんとなくその気になるみたい(笑)。


弟に本を読む姉、の気分で。

一時は、「弟」のおばあちゃまも「この二人はよく似てるわね〜」と感心するほど似ていた二人ですが、今は
ちょっと違ってきたかな。


河原で遊ぶ。

我が家から自転車ですぐに行ける河原に行ってみました。


「隊長」についていく「副隊長」

曇りですが風が気持ちいい〜!バーベキューをしている人たちがたくさんいて、釣りをする人がちらほら。


木登り。

今が一番いい季節かも。もう少しすると暑過ぎて、虫も出てくるし。近いうちにピクニックでもしましょうかね?



「姉と弟」二人で菖蒲湯にも入ったよね。いつまで一緒にお風呂に入れるかなあ?
おかげさまで、GWの最後はのんびり、楽しく過ごせました〜。
また来てね〜!

GW、平成から令和に移る日々、日舞鑑賞、長野でぶどうの木の皮むき&北斎堪能。

2019-05-05 12:37:34 | 日記

長野の高山村にて、桜や水仙満開!

GW10連休もあとちょっと、一体どうなることかと戦々兢々としておりましたが(?)おかげさまで楽しく過ごしております。


国立劇場大劇場

初日、2日はのんびり、ダラダラ、習い事に行ったり、工作のためにお買い物したり。


胡蝶の舞、可愛らしかった〜。

3日目は、お友達に誘われて、国立劇場で開催された花柳流の錦会へ。


二人猩々、盃でお酒を飲むシーンがユーモラス。

娘にとっては初めての日舞です。
飽きちゃうかな〜と心配でしたが、最初の2曲は中学生や高校生が踊っていて、親しみやすかったらしく熱心に見ていました。


鷺娘、早変わりが楽しい!

途中、ちょっと長く、やや動きの少ない演目があり、ちょっと飽きてきたようです。ただ「鷺娘」は見て欲しいな、と
思っていたら、それまで見たら帰る、と本人が言ったので、安堵(笑)。
早変わりが何度もあり、あっという間に衣装が変わるのを見ては、ハッと驚いていたので、ちょっと嬉しい(笑)。


楽しかったよ〜。

帰り道、胡蝶の舞や二人猩々の踊りの真似をしていたので、かなり楽しんだようです。
おさらい会ということでしたが、とてもレベルが高くて、私も楽しませていただきました。


久々に着物きました〜。猫ちゃんの帯を締めたくなったので。

かなり前、歌舞伎座が建て直される前まで、一時期よく歌舞伎を見に行っていました。
歌舞伎友達とよく着物を着て落ち会い、たまに居眠りしたりして(笑)、ああだ、こうだと見終わってからおしゃべりして・・・。


長野の高山村。初日は曇りでした。

4日目から2泊3日で、長野に移住した、ワインを作るぶどう農家に転身した元上司を訪ねて行きました。


木の皮の剥き方を教わってます。

本当は、ぶどうの木の幹の古い皮をぺりぺり剥くという作業があり、それを手伝いために行ったのですが、お天気がよくなくて、
ほとんど手伝わず仕舞い。


やってみる。


手前の箱に座って作業します。長く剥けた皮を持って。

木の幹に沿ってペリ〜っと長く剥けると、気持ちがいいのですが、なかなかそうはいかないのです(笑)。


アマガエルに怯える、もやしっ子。

あとね、ぶどうの種類によって剥けやすいのとそうでないのがあるそうです。ピノ・ノワールは剥けにくく、シャルドネは
剥けやすい。ピノ・ノワールは育てるのも、世話するのも、ワインを作るのも難しい、とのこと。

確かにワイン自体もピノ・ノワールは当たり外れが大きい、というかある程度のお値段を覚悟しないといけない感じがあるけれど、
シャルドネは、安いのでもなかなか美味しいのもあるのは、育てやすさなんかも関係してるんですかね?


ペンション樹里庵。

元上司の畑は標高600メートルくらいのところにありますが、宿泊は1500メートルくらいのところにあるペンション樹里庵を
紹介されました。

https://www.julian-compass.com/about


それほど寒くはなかったけれど、まだ雪が残ってます・・・。


フキノトウ、後で天ぷらでいただきました〜!

東京からなんだかんだで5時間くらいかかって到着したので、温泉に入ったら、すぐに夕食の時間です。
元上司夫妻に、お手伝いに来ていた元同僚夫妻も私たちの宿に来てくれて、元上司の作ったぶどうが入っているワインを堪能しながらの、
ペンション樹里庵の美味しいご飯をいただきながら、同窓会さながらの宴会。

期せずして平成最後の夜を、こうやって四半世紀前に一緒に机を並べて仕事をした人たちと過ごせたなんて、感慨無量です。


前菜盛り合わせ、他に揚げたての山菜の天ぷらもいくつか。


キャベツかな、葉っぱに巻かれたさわら


筍やワラビが添えられたビーフ

他にトリュフの乗った茶碗蒸しや、白いご飯、アスパラガスのスープ、ティラミスや蜂蜜のジェラートなどのデザート、と
かなりのボリュームです!
大人二人分を夫と私と娘三人でシェアしてちょうどよかった・・・いや、娘は他の人が残したお肉を平らげてました(笑)。


霧の向こうにかすかに山脈が見えて、窓辺に鳥が餌をつつきに来ます。

散々食べて飲んだ次の日、またしてもボリュームたっぷりな朝食!令和元年いきなり豊か(笑)!


他にスープもつきます!

これもペンション側の配慮で、大人二人分を家族三人でシェアしてちょうどよかったです。


ワイン醸造中。

たくさん朝ごはんもいただいて畑に降りていったら、すぐに雨降り。数本だけ皮むきして、作業中断。今日はもう作業できないだろう、解散、
ということで、近くの高山村ワイナリーを見学して、紹介してもらった近くのピザ屋さん「和(なごみ)」でランチ。

https://retty.me/area/PRE20/ARE82/SUB55703/100001317269/

高山村産の小麦を使ったピザはもちもちして美味しかったです〜!


小綺麗で可愛らしい小布施の街並み。

雨降りですることがないので、近くにある町、小布施に行ってみました。


北斎の絵を真似て。

突如、二日目の朝から長野旅行に参加してくれたお友達が、何やら評判がいいらしいから北斎館に行ってみようと提案してくれて、入ってみたら、
見ごたえたっぷりでした!北斎って90歳まで生きて、93回引越して、名前も何十回も変え、画風なども何回も変えていたんですね。


岩松院入り口。


小布施町ホームページより。北斎89歳の肉筆天井画鳳凰図

畳21畳はあるという北斎が88歳から89歳にかけて描き上げた天井画が近くの岩松院というお寺にあると知り、見に行ってみました。


小布施日和のサイトより。

いやあ、素晴らしい迫力!170年以上経っているというのに、全く褪せない色合い!
平均寿命が50歳満たない時代に、80歳過ぎて江戸から歩いて小布施に行ったということだけでも驚きですが、
そこで新たな境地を開き肉筆画を多く残し、そして最晩年にこの大迫力の天井画を描いた・・・いやはや、仰天です!


この池で蛙を見て、一茶が「やせ蛙、負けるな一茶ここにあり」と詠んだそうです。

これまた期せずして令和元年、最後の最後まで生命力あふれたくさんの作品を残した北斎を改めて知り、その最晩年の
肉筆画を堪能できるとは、なんとも幸先のいい幕開けでございます。


最終日、やっと快晴!

3日目、最終日、やっと晴れました!ペンションからの長めの素晴らしさを初めて実感しながら、そして車窓から見える風景を見ながら、
高山村が「日本で最も美しい村」に認定されていることを納得しました。


また木に登る。

最後に元上司にご挨拶、と思って畑に行ってみました。


ぶどう畑。

なんだかいい風景です。これで葉っぱがたくさん生えたり、ぶどうがたくさんなっていたら、どんなに素敵でしょう!


ぺりぺりしたくて、つい皮を剥いてしまう(笑)。

頼まれてもいないのに、つい木の皮を見ると剥きたくなってしまい、数本だけ剥かせてもらいました(笑)。

でもね、これを何時間、何日もやるのは大変な作業ですよね。そして木の皮むきは、ぶどうの木のお世話のほんの一部。
農家の仕事というのは終わりがなくて大変だなあ、とつくづく思いました。
・・・ただ、なぜか元上司は、会社にいた時より元気そうなのです(笑)


また来たいな〜。

実は、最終日の朝、私はめまいと頭痛を起こし、しばらく宿で寝かせていただいておりました。
1500メートルの気圧といつもより多いアルコール量のせいではないか、と言われましたが、
こんなヤワじゃ、農家は無理だな〜と確信して帰路に着いた、令和元年の始まりでございます(笑)。