山桜かな?
昨日からいきなり暖かくなりましたね!
河原に咲いた水仙、の向こうにおっちゃん(笑)
これからどんどん暖かくなりそうで、なんだか嬉しい。
久々に家族三人、甥っ子二人、幸ちゃん1匹の総勢6名(?)で河原にお散歩に行きました。
春一番かと思うほどの強い風でしたが、数日前と違って空気に冷たさがありません。
寒い日にはお散歩を嫌がる幸ちゃんですが、昨日は喜んでいたみたい。
のんびり河原を歩いていると、ほっと体が緩みます。
蕗の薹が取れちゃった〜!
クリミア紛争の時はそれほどでもなかったのに、今回のロシアのウクライナ侵攻のニュースに、石でも抱えている
かのように心が重くなっています。
先々週、スキーキャンプに行くために朝早い出発。
3年前、ウクライナのリヴィヴに旅行して、そこのミロンガが楽しかったこと、会った人たちがとてもフレンドリーで、
ぜひまた行きたいと思っていること。亡くなった義母が若い時に、お買い物に行くといえばリヴィヴに行ったものだ、と
楽しそうに話すのを聞いたこと。ポーランドにウクライナ人が100万人以上出稼ぎに来ていると聞いたこと。
2泊3日、3級テストに合格して戻ってきました
断片的にしか過ぎないウクライナとの接点が妙に強く感じられ、その強さが重さになって心にのしかかってきているのか?
渋谷公園通りギャラリーで4月10日で開催中です。無料。
ウクライナの隣国であるポーランドに夫の家族がたくさんおり、軍人も一人いるので脅威が身近に感じられるのかもしれないし、あるいは他に私の中に不安要素があって、それを投影しているだけかもしれません。
あれ、どっかで見たような・・・気がしません(笑)?
でもはるか昔、ニューヨークに拠点があり、東京と往復生活をしていて、たまたま東京に戻っている間に起こった911の時のように、とても身近な恐怖を感じ、また胸が潰れるような思いもあります。
お友達の強いおすすめで見た、渋谷の「おかんアート」展の素朴な幸福感がなんとなく今でも体の中に残っていて、
その心の重さを支える和みになっています。
道の駅の奥の方とか、「スナック」のお手洗いとか、田舎のおうちの片隅にそっと飾ってあるような、おかん(おばあさん、という方が近いらしい)たちが作った、おそらく元は何かのキットであろう、手芸作品の数々が、恭しく、かつスタイリッシュに(?)陳列されており、親近感と安堵感がうわっと湧いてきます。
見終わったとは渋谷の同じ風景がとても素敵に見えてしまったのでした!
その意味で「おかんアート」の多幸感は実はものすごい威力を持っているのかも・・・?
いい展覧会を見たな〜と色々検索したら、キュレーターのトークがありました。おかんアートの社会経済的な視点や、「おとんアート」との違いなどにも言及され、これもすごく面白かったです!
https://www.youtube.com/watch?v=1JRCkQ-efBs&t=3923s
アウトサイダーアート的な作品もすごい迫力。
ちょっと鬱々した気分になっている方は、ぜひ渋谷公園通りギャラリーにいらしてください!4月10日まで、無料です!
黄色モアイ像たちが可愛く見えた、「おかんアート」後。
おかんアートを見た後に、妙に道端のもが可愛らしく、面白く見えてきて、写真に撮りたくなります(笑)。
グラフィティアート、まで行かないけど、いたずら書きと自転車もいいな、と「おかんアート」のあと(笑)
展覧会を見る前と後で、目が変わる、という体験は久々でした。これって至高体験か(笑)!?
張り紙と給水の蓋と自転車が一緒になって愛おしく感じた、「おかんアート」後(笑)。
おかんたちの中には「アートをしてるとハイになる」という人がいるそうですが(笑)、そのハイは感染力が
あるのかもしれません、とあらかじめ警告しておきます(笑)。
永澤陽一「ジョッパーズパンツ<恐れと狂気>」
「おかんアート」を強力お薦めしてくれたお友達と庭園美術館で「奇想モード」展を見てきました。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
「恐れと狂気」後ろに尻尾があります。
写真は基本的に禁止ですが、日本の最近のアーチストのものは許可されていました。
同じ永澤陽一の靴、です。
これが靴、と思ってみると、妙に履き心地の悪さを感じたり、身体感覚が触発されるのが、造形的な面白さと
同様に興味深かったです。
これも永澤陽一作品。
「これ、履いたら痛いよね」とか「歩けないなあ」なんて機能性まで考えてしまう。
舘鼻則孝「太郎へのオマージュ」うん、よくわかる(笑)
写真は禁止されているので撮れませんでしたが、モードというのでお洋服かと思ったら、雑誌のカバー、装飾品、オブジェなど色々ありました。人毛を使ったものが結構あり、それが人毛と知ると、妙に怖くなります。
舘鼻則孝作品。彼はレディ・ガガの靴のデザインもしたそうです
親近感、日常感満載の「おかんアート」は全く非実用的で、非日常的で奇妙な「奇想のモード」は実用可能か
どうかは別として、一応「モード」なので実用的なのです(少なくとも指向性としては)。
花魁も真っ青ですな。
なんとなく非実用的なのがハイ・アートで、実用的なのがそうでないのがロー・アートなんて、漠然としたものが頭にあったけれど、それがぶち壊されますね、この二つの展覧会を続けてみたら。
名古屋、神戸ではこれから始まるイスラム映画祭で上映されます。
東京ではもう終わってしまいましたが、名古屋、神戸はこれから開催されるイスラム映画祭で上映された「ジハード・フォー・ラブ」というドキュメンタリー映画を見てきました。
http://islamicff.com/
実は今年で7年目のイスラム映画祭、初めて上映を見ました。それも通訳仲間の松下由美さんがアフター・トークに出る、というのでこの映画を知ったからなのでした。
映画祭主宰の藤本高之さんと松下由美さんのトークショー。
イスラム教のコミュニティの中で生きる同性愛者たちのドキュメンタリーです。国やエリアによって戒律の厳しさは違いますが、同性愛者であることで家族にまで迷惑が及んだり、自分が実刑に処されたりするのを恐れて他国に亡命したりと、セクシュアリティを貫くのがいかに辛い道のりか、描かれていました。
「ジハード・フォー・ラブ」の1シーン。
トークでも触れられていましたが、ジハードというのは聖戦、という意味もありますが、神に近づく努力、という意味でもあるそうです。愛を貫くためのジハード、というのがこのタイトルです。
映画自体はちょっと前、2007年のものです。911が起こって、「何かしなくては」とイスラム教信者であり、同性愛者でもある監督が長い年月をかけてエジプト、トルコ、イラン、南アフリカ、フランスなどいろんな国を回って、ユダヤ教のプロデューサーと一緒に作り上げた映画だそうです。
みんなが自由に生きられる世界が早く実現してほしい。
映画の中にもそういういうようなセリフが出てきますが、今の今、なおさらその願いを強く感じます。