アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

パンデミック中も、桜は咲いている。アマゾンプライム「モダンラブ」いいです!

2020-03-28 19:57:23 | 日記

風に飛ばされそうな桜の花。近くの川原にて。

本当なら京都で花見をして、今頃は帰りの新幹線に乗っているところでしたが・・・、新型コロナウィルスの状況が刻一刻と変わり、東京も今が正念場という時期、さすがにキャンセルしました。


同じ川原にて。風が強くて、桜がしなってます。

その代わりに、近くの川原をこのところよく散歩して、今か今かと満開を待っています。


歩道に咲くスミレ。

2週間以上前に、在校生、卒業生、卒業生の保護者が参列し、在校生の保護者はオンライン参加という形で小学校の卒業式(と、卒業生の最後のプレゼン、エキシビション)が
行われました。

少なくとも生徒たちは全員再開できた中での卒業式、袴やスーツと正装した卒業生たちの立派なプレゼンや答辞、在校生の心暖まる送辞やOBの言葉、
ちょっと感動しちゃっいました。オンラインでも参加できてよかった!


同じ川原、違う日の桜並木。

オンライン授業も2週目になると、子供達も慣れてきたようで、距離感なくその場で授業を受けているみたい。どの授業だったか忘れましたが、途中からホームルームみたいな話し合いになり、子供達が泣いたり、怒ったりとちょっとしたドラマチックな展開に、ドキドキして聞き耳を立ててました(笑)。授業参観だとちょっと緊張しているけれど、
こうやってオンラインに慣れてきた状況での授業が、いつもの様子なんだろうなあと想像しながら。


ちょっと違う場所での桜。お天気がとてもいい日でした。

春休みに入ってから、保護者面談がオンラインで行われました。これ便利だわ(笑)。
娘の学校での様子を先生方から伺い、確かにオンライン授業での様子を見るとそうだなと思ったりしながら、お話をしました。


お天気のいい日の川でジェットスキーを楽しむ人。見ていて気持ちよかった〜!

「わからないことはわからないままにしない」とか「喜怒哀楽をはっきり表現する」という、もしかしたら一般的な小学校では「みんなの足並みを乱す」として眉をひそめられていたかもしれない面を、強みとして認めてくださっていて、とてもありがたいと思いました。


いとこたちと川原にサイクリング&ピクニック。

春休みがはじまり、オンラインとはいえ授業があった日々より夜更かし、朝寝坊です。ま、お休み中だし、いいか(笑)。


おっと〜、風が強い!

朝起きて、いきなりアクセサリー作りを始めたかと思うと、漫画「鬼滅の刃」を読み始めたり、youtube見たり、たまにいとこたちと遊んだり、お友達が遊びにきてくれたり。


まったり、のんびり。

本当は、ちょっと前に始めたアイススケートのレッスン、なかなか先生とスケジュールが合わず、思ったように受けられなかったので、春休み中に挽回しようと思っていたのですが、今週半すぎばからちょっとそれも難しくなりそうです。


今度はいつレッスン受けられるかね?

先週のはじめ、3連休の頃には自粛モードが和らいできたような雰囲気でしたが、都知事の緊急記者会見があった頃からまた変わってきましたね。


春色のフラワーアレンジメント。パレスホテルのロビーで。

水曜日の夜かな、たまたまスーパーに買い物に行った夫が「すごい行列でびっくりした!」というので、慌ててニュースをチェックしたら、都知事の緊急記者会見があった、とのこと。だからみんな買い物に行ったのかな、他の国の都市みたいにスーパーの棚がガラガラになると嫌だね、なんて話しておりました。


パレスホテルのアフタヌーンティー。和洋折衷です。

次の日、うちの近くのスーパーは普通にものがありました。24時間営業のスーパーは、お肉とパスタの棚が空っぽでしたが、その隣にある朝9時から夜9時くらいまで営業しているスーパーや他の数軒もいつも通り。


ママ友に教わって、捏ねないパンを焼いてみました。

みんな冷静になってきたのかしらと思ったら、違うエリアに住んでいる友人は、スーパーの棚がガラガラで驚いたとのこと。う〜ん、地域によって違うんでしょうかね?


このパン、子供達には大好評でした!

ニュースを見ていたら、新型コロナウィルス感染の多いアメリカから人が来るのを恐れたメキシコが、国境に壁を築いた、とあり、ちょっと笑ってしまいました。


お友達にいただいたスウェットをきて、大喜び。

チャールズ皇太子も、ボリス・ジョンション首相、志村けんも野球選手も感染したというニュース。日本ではないけれど、知り合いの知り合いが亡くなったという
知らせ。誰でも感染するんだ、と改めて実感します。

パンデミックなんて、歴史上の話だと思っていたけれど、そして実質的に鎖国みたいなことを先進国がするなんて想像もしなかったけれど、実際に起こっている・・・。


大きめの石をひっくり返したら、ダンゴムシと蟻の巣が見えた・・・ってわかるかなあ。

いろんなものがストップしていて、私の仕事も全部キャンセルされて、この先どうなるんだろうと思いつつ、1月半ばに足首骨折して、自分だけ動けない状態から、みんなが動きづらい状態になってしまい、まあ、今しばらくのんびりしてなさいってことだわね、と呑気に構えている自分もいたりします。

そして、野菜クズを庭に埋めることだけは、足首の痛みが気にならなくなってから、続けています(笑)。



今上映中の映画「ビッグ・リトル・ファーム」の監督が、先月のスカイプ取材で何度も「1エーカーの土地の土壌有機物が1%増えると、1エーカーの大気中の2酸化炭素が21トン土壌に吸い込まれる、そのために都会に住む人ができるのは、生ゴミをコンポストにすることだ」と言っていたから・・・。

毎日野菜クズを土に埋めれば、今は除草剤でカピカピの土も、やがては土壌有機物が増えて、野菜やお花が根付きやすくなるかもしれないし、ちょっとは二酸化炭素も
吸ってくれるかもしれない、という壮大な(?)計画なのです(笑)

埋め始めて数週間、いや、1ヶ月くらいたった今日、以前野菜クズを埋めて、周りの雑草も抜いて混ぜておいたところに、野良猫のウンチが2本ありました。
やっぱり猫もカピカピの土より、雑草やら野菜クズが混ざった土の上の方が気持ちがいいんでしょうかね??
そのウンチも今日の野菜クズと一緒に埋めました。
いい土になりますように・・・!


アマゾンプライム「モダンラブ」

ネットフリックスとアマゾンプライムを往復する中で、なんとなく見たアマゾンプライムの「モダンラブ」。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%80%E3%83%B3%EF%BD%A5%E3%83%A9%E3%83%96-%EF%BD%9E%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%82%82%EF%BC%AE%EF%BC%B9%E3%81%AE%E8%A1%97%E8%A7%92%E3%81%A7%EF%BD%9E-%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%EF%BC%91-%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88/dp/B07YVKRXRG

一話を見て、「え、これ好き!いいじゃない、とっても好き!」と思って、改めてクレジットを見たら、脚本、監督がジョン・カーニー、「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりの歌」「シングストリート」などを作った人ではないですか!(そのあとのエピソードは違う人が脚本、監督しているものもありました)



ニューヨークを舞台にした、様々なラブストーリーが35分くらいでサクサクと展開していきます。
ドアマンとその住人であるあんまりモテない女性とのなんとも言えない関係だったり、若きITビジネスマンにインタビューした記者の失われた恋の話だったり、中年夫婦の結婚生活の危機だったり・・・なんともじんとくるお話が続きます。ああ、私が知っているニューヨーク、25年くらい前に住んでいたニューヨークの、あの感じだ、と嬉しくなったのでした。



円高で東京よりもニューヨークの方が物価が安かった時期で、シェアしていたアパートは五番街沿いにあり、ドアマンもいたけれど、その直前に住んでいた祖師ヶ谷大蔵の1Kのマンションよりもずっと安い家賃だった。会社も結婚も全部やめて、文字通りスーツケース1個で移動して、いろんな人に会って、いろんなこと試して、すごく怖いこと、寂しいこと、嫌なこと、素晴らしいこと、嬉しいことをたくさん経験して・・・。


お風呂場から見る桜。明後日くらいが満開?

ふとPCを見たら、メッセージが入ってきました。
まさに私がニューヨークに住んでいた時に知り合った人で、長い間音信不通でいた人からでした。
何年か前にSNSで繋がったものの、ほとんどやりとりのないままだったのが、いきなり「元気?みんな大丈夫?」

ー東京で家族も元気にやってるよ。
ーよかった。お店が全部しまっていて、通りがガランとしていて、マンハッタンじゃないみたいだよ。東京はどう?
ー東京はまだそれほどじゃないけどね、これからどうなるか。確か日本人と結婚して、日本に住んでいたよね?今ニューヨークなんだ?
ー3年前に妻が亡くなってニューヨークに戻ってきたんだ。3年間日本に住んでいたよ
ーそうだったんだ・・・残念だったね・・・
ーうん・・・でもね、いつか娘が欲しいって思ってるんだ。君には娘がいるよね、可愛いでしょ?
ーうん。でも夫が甘やかしてる。
ーそりゃあそうだよ、父親と娘だもん。
ー娘が欲しいって・・・誰か付き合っている人いる?
ー今はいないけど、でも、望みは捨ててないんだ
ーそうだよ、男の人はいつでも子供できるからね、そのうち叶うといいね!
ーうん、ありがとう!五番街と14丁目の角を通る時、いつも君のことを思い出すよ。
ーちょうどね「モダンラブ」っていうアマゾンプライムのドラマを見たのよ。ニューヨークが舞台で、いろいろ思い出していたところ。あのドアマンたち、まだいるかな?
・・・・・・・・
ーまたおしゃべりしようね、またね、Be safe!
ーあなたもね、Be safe!

Be safeという言葉がこれほどリアルに聞こえるなんて、なんともシュールです。
それにしてもなんといいタイミングで連絡がきたんだろう。

2004年以来ずっと行ってないニューヨーク、あのドアマンたちがまだいて、娘を見せたら何と言うだろう・・・??

オンライン授業、パパの魚料理チャレンジ。ドキュメンタリー映画「娘は戦場で生まれた」

2020-03-09 14:28:19 | 日記

桜が咲いてます。

寒暖の差が激しい日々、梅が満開だ、と思ったら、散り始め、さくらんぼのなる桜の花が咲きました。ソメイヨシノはまだまだですが。



植木屋さんが除草剤撒いているのに、春になると蕗が生えてきます。フキノトウをそのままにしておくので、お花が咲いてしまう(笑)。


白蓮も満開です。

今年は暖冬で、春が早く来たような気がしますが、こうやって春の兆しがしっかり植物に見えるとやっぱり嬉しいです。


わかりづらいですが、タブレットを見てます。

コロナウィルスで休校になって2週目、今朝も8時半からオンライン授業でした。


18度になったこの前の週末、河原でピクニック。

先週、オンライン授業初日は、物珍しくて、みんなワクワクしている様子が伝わっていました。また使い方に慣れなくて、「あれ〜、xxxちゃん、いなくなっちゃった!」とか「画面が止まっちゃった〜!」とかトラブルさえも楽しんでるみたい。みんなの声が狭い我が家の中を響き渡り、まるでそこで授業が行われているような、あるいはこっそり授業を盗み見しているような気分です(笑)。


うわあ、ホコリだらけだ!

今週末から予定表で行くと春休みが始まります。でも先週から休校なので、3月はなんとなくずっと春休みみたい。
ただ、少なくとも今週いっぱいまでオンライン授業をしてくれるので助かります。


コンポスト・・まで行かず、とりあえず野菜クズを埋めてみました。

アメリカ在住の友人のお嬢さんは、中学校からホームスクーリングです。ちょっといいなあ、と思ったのですが、
実際ずっと家に居られると面倒、学校に行ってくれる方が楽だわ〜と実感してます(笑)。
4月の新学期は無事に始まりますように・・・!


パパの魚料理チャレンジ、その1、まずはイギリス風にケーパー風味のタラ、ポテトとグリーンピース添え。

1月半ばに足首骨折してから、しばらく動きづらかったので、夫がご飯を作ってくれました。ありがたいのですが、
いつも同じようなメニューなので、ちょっと飽きてきた(笑)。


パパの魚料理チャレンジ、その2、鯖のインド風。ガラムマサラでかな〜りスパイシー!

「お魚食べたいな〜、でもいつもの鮭のにんにく焼きとかメカジキの香草焼きでなくて、違うお魚がいいな〜、できればポーランド料理でないのがいいな〜」とさりげなく(いや、
かなりわざとらしく、あるいはうざったく・・・?)言うと、夫は頑張っていろんな国のレシピを探して作ってくれました。


パパの魚料理チャレンジ、その3、タラのプロヴァンス風、というかラタトゥイユのタラ入り(笑)。

夫が料理するようになったのは結婚して、シドニーから東京に移り住み、誰も故郷のポーランド料理を作ってくれないところから始まりました(笑)。
毎日の料理ではなくて、イースターとかクリスマス、あとは来客時に頑張って作る、あとは自分が食べたくなった時に作る、と言う感じ。


タラのバングラディシュ風。みかんの皮が入っていて、ターメリックやクミンがたっぷり、爽やかでスパイシーなトマト味。

なので今回、初めて日常的にお料理してくれることになりました。大体はポーランド料理、というか豚肉のピカタとかロスウル(ヌードル入りのチキンスープ)みたいなもの。
それも美味しいのですが、ロスウルが4、5日続いたりすると、さすがに飽きます・・・(とはいえ、実は鮭のにんにく焼き連続7日間という記録があるのですが!)

今回の魚料理チャレンジ、どれもとても美味しかったし、本人もかなり満足しており「もっとレパートリー増やすぞ〜!」とやる気になっているので、
このまま頑張って欲しいと思っております!


渋谷イメージフォーラムで上映中。

仕事がらみでサンプルDVDをいただき、でも取材がなくなってしまったので、なんとなくそのままになっていた、いや、正直に言うと辛くなりそうで
なかなか観る気になれなかった、ドキュメンタリー映画「娘は戦場で生まれた」をやっと見ました。

なんと人間は強いものなのか・・・!
見終わって、全く予想外だった「希望」を感じたのでした。

http://www.transformer.co.jp/m/forsama/


この手前の赤ちゃんが「娘」、抱っこしているのお母さんが監督です。

この映画の監督が、ジャーナリスト志望だった大学生の頃、まだ平和だった頃からアレッポで反政権運動に参加し、それを撮影し、やがてアレッポが戦場になっても撮影し続け、
そこで医師として活動していた男性と結婚し、子供が生まれ母になってからも戦場の撮影を続けて映し出された風景は、爆撃そのものよりも
爆音に怯え、爆撃で傷つき、家族を失って悲しむ人々の痛みでした。



死んだ子供を嘆く母親が「全て撮って、世界に知らせて!」と大声で叫ぶ。重体の母親から生まれた赤ん坊が奇跡的に生き返る。
理不尽で悲惨な戦場で、母になった監督は、娘に「あなたが生まれた時に故郷を見せたい」、とカメラを回し続けます。
やがて大きくなる娘に、という希望があるからこそ、瓦礫が映されていても無力感よりも力強さを感じさせるのかもしれない。

凄惨な状況だからこそ、はっきり見える、強烈な生命力、生存力、「人はなぜ生きるのか」などという問いをぶっ飛ばす命そのもの。
深く暗い闇の中だからこそ、しっかりと見える光の強さ。

コロナウィルスでなんとなく鬱々とした雰囲気の中だからこそ、この映画に描かれている強烈さにいい意味で圧倒されたのかもしれません。

あるいは、これからの社会、AIに仕事奪われるよ、とかね、長生きするとお金かかって大変、とかね、高齢化社会で先がない、とかね、「生きる=お金」
くらいな感覚になりかかっていたところに、「命そのものがすごいんじゃないの??」と痛烈に突きつけられたような気がしたのでした。

もっというと、更年期の不調続きで、あ〜あ、なんて思っている私への一撃だったか?
私個人として、今見るべき映画だったのかもしれないし、もしかしたら多くの人にとっても今見るといい映画なのかもしれません。

戦場でも母は強し。そんな母である監督に一喝される映画、と言ったら誤解を招きますかね。


映画のシーンより。

蛇足ですが、15年くらい前かな、アレッポに行ったことがあります。

ヨルダンからシリアに入り、いきなり経済的に貧しくなった風景に、巨大なアサドの壁画があちこちにこれ見よがしにある風景に、心が沈みました。
ヨルダンのガイドさんは、英語も上手で、とても仲良くなって楽しかったのに、シリアのガイドさんは英語も聞き取りにくく、なんだか高飛車で、さらに心が沈みました。

一緒に旅行していた、日本語しか話さない叔母が、日本語のできないこのシリア人ガイドさんと大喧嘩して、そのガイドさんは去って行きました。
その後に来た、日本人の奥さんがいるというシリア生まれのパレスチナ難民で(さらなる蛇足ですが、同じパレスチナ難民でもヨルダンだったら、ヨルダンの国籍もらえていたはず。ヨルダン人のガイドさんはもともとパレスチナ難民でした。イスラエルを国と認めるか、つまり親米か反米かが、経済格差だけでなくて、そこにいるパレスチナ難民を難民と認めるて国籍を与えるか、どうかにも影響するんだ、と無知な私は驚いたのでした)日本語のできる気の優しいガイドさんが案内してくれたのが、アレッポでした。

「シリアは他のアラビア語の国より安いから、日本人でアラビア語を勉強したい人は結構シリアに来るんだよ、僕の奥さんともそうやって知り合った」などと話してくれて。
市場をそぞろ歩き、呑気に「ここは石鹸が有名だよね」なんて買い物した、アレッポの街。高飛車なガイドさんの後に来てくれた優しいガイドさんのおかげか、歴史的に見るものの多いダマスカスより、アレッポの方がなんとなく好きになったのでした。

あの市場ももうない、瓦礫のアレッポは見たくない、というのも、この映画をなかなか観る気になれなかった理由の一つでした。でも映画を見終わったら「もしかしたら、後10年、20年、いや30年とかもっとかかるかもしれないけれど、復興して観光にまた行けるのかもしれない」などと思えたのでした。

そうしたら、あの親切だった日本語のできるガイドさんにまた会えるかしら、と。