アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

「ジャスティス・リーグ」来日、「エンドレス・ポエトリー」、「この世界の片隅に」&「Ryuichi Sakamoto CODA」

2017-11-27 22:56:05 | 日記

娘がマニキュア塗ってくれました!もちろん自分のも塗ってます(笑)

先週のはじめの話ですが・・・映画「ジャスティス・リーグ」の来日があり、プロデューサーさんの通訳をさせていただきました。


すでに上映中です。

いやあ、前作「スーパーマンvsバットマン ジャスティスの誕生」とガラリとトーンが変わってびっくり!
「だって、キャラクターたちの状況が違うからね〜」とプロデューサーのチャールズ・ローベンさん。
明るくて楽しい、かなり笑えちゃったりする、この「ジャスティス・リーグ」、今回来日した二人の俳優演じるフラッシュと
サイボーグというキャラクターの影響も大きいのかも?


ジャパニーズ・ジャスティス・リーグ結成!?

フラッシュ役のエズラ・ミラーくん、この映画のキャラクターのまんま、明るく元気な男の子。
「少年は残酷な弓を射る」とか「ファンタスティック・ビースト」でも、かなり暗い役どころだったから、
ちょっとびっくり。


六本木ヒルズのけやき坂、ライトアップが綺麗です。

なんとなく慌ただしい日々がひと段落して、ちょっとご無沙汰していたお友達と会いました。



最初は、「怖い絵」展を見ようと、上野の森美術館に出かけたのですが、午前中だというのにすでに90分待ちだったので(!)
諦めました。東京国際映画祭で見逃した「エンドレス・ポエトリー」も気になっていたし、お友達も興味があるというので
見に行きました。



いやあ、よかった、大好きな映画です!
私が昔大ファンだったKate Bushの"Running Up That Hill "という曲のプロモーションビデオを思い出させるシーンがあって、ドキドキしたり(笑)、
シュールだけど、この映画に出てくる人たち、みんなあったかくて、前作の「リアリティのダンス」は見ていませんが、それ以前のホドロフスキー作品より
カルト色が減って、なんだか素直に楽しめちゃいました。


映画のあとのケーキ、美味しかった!

お友達もすごく楽しんでいたようで、見終わったあとに美味しいケーキを食べながら、おしゃべりは尽きません(笑)!


2度目の「この世界の片隅に」

近くの区民会館でアニメ映画「この世界の片隅に」が上映されるというポスターを娘が見つけて「見たい!」というので、「大人の映画だよ〜」と
釘をさしつつ、連れて行ってみました。確かにポスターだけだと、可愛らしい感じだから、同じくらい人気のあったアニメ映画「君の名は」が
好きだった娘としては、大人向けでも大丈夫なはず、と思ったのでしょう。


自分の爪塗ってます。

最初の1時間ちょっとはよかったのです。でも1時間半過ぎたあたりで「つまんなくなってきた。出たいかも」と言い始めましたが、そのあとの
展開が気になったらしく「やっぱり、もうちょっと見てみる」と言い直し、2時間弱経ったところで「やっぱりつまんない。もう出よう」と
会場を後にしました。


ママの爪塗ってます。

映画の途中で会場を出たのは、実はこれが初めてです。「スターウォーズ フォースの覚醒」を2年くらい前に見たいと本人が言うので
連れていったら最後まで見ていて驚きましたが、「この世界の片隅に」はさすがに辛かったんですね。
「最後まで見ないと面白いかどうかわからないと思うけど、このままでずっとつまらなそうだと思ったから、出ようって言ったの」と娘。

私にとっては2度目の「この世界の片隅に」でしたが、1度目よりもっと味わえた気がします。最後まで見れなくて残念でしたが、
でも柔らかく美しい水彩画のような風景など、また大きな画面で見られたのは嬉しかったです。


ネイルうまくできた〜!

週末には、数年ぶりのお友達が、去年知り合ってお付き合いを始めたボーイフレンドを連れて遊びに来てくれました。

20年くらい前、ニューヨークに住んでいた時のルームメイトだった彼女、お互いに色々あって隠すこともない間柄ですが(笑)、
今回の二人の馴れ初めの話は、本当にそれこそ映画になりそうなロマンチックでドラマチックなお話なのです。

あまりにドラマチック過ぎて、話しながらボーイフレンドくんも涙するほど・・・そして微に入り細に入り、
何時間か一緒に過ごしてもまだお話が終わらないほど(笑)。まだ終わらない映画を見ているような感じがしています。
続き、またよろしくね〜(笑)!



神楽坂のあゆみギャラリーという雰囲気のある古民家ギャラリーで、お友達がアンティーク着物展を開催しているので見に行きました。
11月29日までやってます・・・ってギリギリですね(笑)

https://www.facebook.com/events/144478292949354/

素敵な着物や帯を見ながら、他のお友達の話をしていたら、まさにその友達がお店にふらりと現れ、びっくり!
文字通り「噂をすれば影」のシンクロニシティ、神秘的でさえありました(笑)


Ryuichi Sakamoto CODA上映中。

「エンドレス・ポエトリー」同様、東京国際映画祭で見逃し、気になっていたドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto CODA」も見て来ました。


ネットから借用。東京映画祭にて。

これもとてもいい映画、というか大好きな映画でした!

3.11あとの壊滅状態の福島で、津波ピアノを爪弾く白髪の哲学者然とした現在の坂本龍一が最初に出て来て、それはそれで素敵なのですが、
「若い人は知らないだろうけど、これだけじゃないのよね〜、YMOでギンギンにメイクしていたし、『戦場のメリークリスマス』にも出ていたんだし」と昔を懐かしむおばさんモードに入りかけたら、ちゃんとその時代のフッテージもあるではないですか!!

他にも坂本龍一が映画音楽を担当した映画のフッテージも入っているというサービス精神旺盛な(?)映画で、嬉しくなっちゃった(笑)。

いや、そういうミーハーなことではなくて「坂本龍一の音楽と施策の旅」の一環ということなのでしょうが、私のようにミーハーとしても楽しめる、
懐の深いドキュメンタリー映画でございます(笑)


スケートボーダーな気分!?できませんけど(笑)

さて、明日はまた夫の耳鼻科です。鼓膜にチューブが入ったまま。悪化はしてないようですが、それほど良くなっている感じもないらしい。
一体いつまでかかるんだろうか??

子どものアトリエ、人形劇「くまの子ウーフ」、ギャラリーサンカイビ「横山玄太郎」展&皇居散策。

2017-11-19 17:03:02 | 日記


今週末は、久々の「子どものアトリエ」、これも久々の人形劇鑑賞、そして陶器の展覧会や皇居散策などを楽しみました。


え、なになに?

子どものアトリエでは、音が関係するもの、糸電話とか、空パックを使ったマラカス(?)などを作りました。


みんな熱心に作ってますね〜

今回は2歳から7歳まで、メインは年長さんの6歳、という、いつもよりはやや低めの年齢層でしたが、
みんな集中して、作っていました。2歳の女の子も、雰囲気が気に入ったのか、元気にお絵描きしたり、
飛んだり跳ねたりして、嬉しそう。

大人のワークショップでも同じですが、「何か作る雰囲気」が出来上がると、自由に自分なりの何かを作り上げる
気持ちになって、集中しやすくなることがあります。子どもも同じみたい。なんだか楽しそうだから、私もやろう、
みたいな感じ。


これから始まるよ〜!

新宿にある人形劇団プークに以前一度行ったことがあります。先月かな、娘が急に「人形劇みたい!」と言い出したので、
また行くことにしました。


ネットで見つけた舞台の様子。

人形劇って素朴なんだけど、そこに人がいて、お人形たちがいて、音楽があって、という舞台劇の親密な雰囲気が
子どもには魅力なのかもしれません。人形使いの人も道具の一部になったり、舞台そのものにも工夫があって、
それを見るのは大人も楽しいです。


楽しかった〜!

この日、出かける前に娘が、「私はアートを売る人になりたい」と言い出したので(ちなみに、その前はロックンローラーに
なりたいと言ってました!)「じゃあ、そういうお仕事をしている人に会おう」と、数日前にちょうど知り合った方がオーナーである
アートギャラリーにも行くことにしました。


横山玄太郎さんと一緒に展覧会場にて。

外から見ても明るくポップな雰囲気で、ふらりと入りたくなるような雰囲気の、横山玄太郎さんというアーチストの
陶器の展覧会が開催されていました。「わ〜、カワイイ!」と娘も喜んでる様子。


ネットから借用。展覧会とはちょっと違う作品もありますが、ここにある
溶けたアイシングがかかっているドーナツのような、壁掛けの一輪挿しがたくさん並んでいました。


「いらっしゃ〜い!」とまずはアーチストご本人がお迎えしてくれました。気さくな人柄で、娘もさらに楽しくなって
きたみたい。


ネットから借用。おっぱい、です。

お値段も手頃で、「こういうのが家にあったら楽しいだろうな〜」とお買い物目線で作品を見始めた私。
「これ、いいね」と娘と意見が一致したのが、この一輪挿し。


ネットから借用。ディスプレイの仕方は展覧会では、縦に一列でしたが

むふふ、でしょ?娘と話して、赤い方を選んじゃいました!
どこにかけようかな、と今からワクワクしてます(笑)。

お抹茶茶碗でも、すごくポップでユーモラスなものもあり、この一輪挿しで、こういうお茶碗で、お茶会したら楽しそう、
などと想像してしまいました!


ネットから借用。ふふ、奥の壁にこの作品も飾ってあります。

ギャラリーのオーナーさんに「アートを売る人になりたいって今朝言い出したんですよ」と話したら、「じゃあ、大きくなったら、
うちでアルバイトしてくれる?」と娘に言ってくださいました。
「そうね、7歳とか8歳になったら、やってもいいかなあ」と答える娘(笑)!


浜町の銀杏並木でポーズ!

この展覧会、浜町のギャラリーサンカイビで11月25日までやっているそうです。
近くにいらしたら、ぜひのぞいて見てください〜。

http://www.sankaibi.com/


虎ノ門のバー「樹」にて、秋田緑さんのイベントやってました。

そうだ、このギャラリーのオーナーと出会ったのは、お友達が始めたバー「樹」での秋田緑さんという絵本作家のイベントでした。

https://ameblo.jp/greenti/

イベント自体は今日までですが、バーはずっとありますよ〜。
シックで重厚なバーなのに、お値段はとてもリーズナブルという嬉しいお店です。
虎ノ門ヒルズの目の前ですので、周辺にいらっしゃることがあれば、立寄ってみてくださいね。

http://thebaritsuki.com/


皇居前の楠木正成の像。

お友達に誘われて、お天気も良くなってきた日曜日の昼間、皇居を散策するツアーに参加してきました。

神道の長である天皇陛下は、小さい頃から全国の神社を訪れていらっしゃるし、毎日ご祈祷なさっているので、
実は皇居は全国の神社のパワーが集まった超強力なパワースポットである、というお話を聴きながら、秋晴れの皇居周辺を散策するのはとても
気持ちが良く、かつありがた〜いキモチになったのでした。


皇居周辺にはこういうエリアもあるんですね。知らなかった。

あまり日本の神様について知らないのですが(他の神様も、だけれど!)、神様のお話を聴くと、おとぎ話の
中に住んでいるような気分になって、楽しいです!


神様カードを引いたら、こういうの出ました。

自分でも神様カードをひき、リーディングしてもらう時間もちょっとだけありました。
私はこの「ニニギノミコト」カードを引いたのですが、アマテラスオオミカミの孫だそうで、白米の神様でもあるらしい。
へえ、聞いたこともない神様でした。



「これから後世に残るようなこと、を意識してください。これまで引き継いだものを後世に伝える、ことも。また白米の神様
なので、白米もしっかり食べてください」とのこと。

実は私はあまり白米を食べない生活を送っておりました。ちょうど新米がおいしい季節でもあるし、これからはいただきましょう、とまずはランチで美味しい
白いご飯をしっかりいただきました(笑)。

さらに、ふと山梨の親戚から新米をいただいたことも思い出しました。
食欲の秋(もう冬のようですが!)、体重計が心配だけど、白いご飯をもっと楽しもう、と青空の下、なんだかいい気分になったのでした。

「芸大と遊ぼう」コンサート、「キラキラ⭐️プリキュアアラモード」&水族館、「ヒットラーに屈しなかった国王」来日。

2017-11-18 01:21:47 | 日記

「キラキラ🌟プリキュアアラモード」にインスパイアされて??

もう先週末の話ですが、娘と二人で土曜日には「芸大と遊ぼう」コンサートに行き、飛鳥山公園で遊び、日曜日には「キラキラ✨プリキュアアラモード」という映画をみて、サンシャイン水族館に行きました。


これからコンサート始まるよ!



「芸大と遊ぼう」コンサートは毎年恒例で、娘も何度か行ったことがあります。「0歳からのコンサート」とあるので、子供が泣いても大丈夫という、赤ちゃんがいる
人でも楽しめるイベント。娘がうんと小さかった時には、なかなか一緒に出かけられるイベントがなかったので、こういうコンサートはとてもありがたかったです。


コンサート後、出演者さんたちと。


サルビアの花の蜜を吸うことを覚えました@飛鳥山公園




ドレッドヘアっぽく、たくさんの三つ編みしてます。


これはなんの花?


葉っぱを拾って、くっつけてみたよ〜

なんだか最近、週末も割と早く起きるようになってきました。これまでは平日より週末の方がのんびり起きていたのですが、
「小学校に行く練習」として起床や就寝の記録をつけるグラフを保育園から渡されたのです。
大人になる気分なのか、このグラフをもらって以来、娘は「明日はxx時に起きる」
と目覚まし時計をセットするようになってきた。


プリキュア映画、おもちゃがもらえるのは子供だけですが、大人だけできてる人も結構いたなあ。



こういうの大好きです!

プリキュア映画の上映時間は午前中から午後早くまで、です。子供がメインの観客だから、夜遅くはやらないのでしょう。
この日は10時上映をみましたが、8時ちょっと過ぎ開演のもあったかな?


空飛ぶペンギン!?





なぜか娘はプリキュア映画の後「大きな怖いサメが見たい」と水族館に行きたがりました。
サンシャイン水族館には、大きくて怖いサメはいませんが、小さくて可愛いサメはいます。「こういう小さいんじゃなくて大きいのが
見たかったんだけどなあ」と娘はやや不満気でしたが、それでも頭上を泳ぐペンギンとか人懐こいアザラシを見ているうちに、「ここの
水族館、また来たい!」と見直したようです(笑)


可愛いサメ。


クラゲふわりふわり。

実はこの水族館に行くのは、私も初めてだったかも?広くないけれど、思ったより色々な種類の動物やお魚たちが
います。クラゲがふわりふわりと浮かんでいる水槽はとても幻想的です。


「ヒットラーに屈しなかった国王」監督とパネル。ノルウェイ大使館にて。

週が明けたらノルウェイ映画「ヒットラーに屈しなかった国王」という映画の監督、エリック・ポッペ氏の来日取材の
通訳を3日間続けてさせていただきました。


12月16日封切りです。

最近ヒットラーという名前のついた映画(邦題ですが)、かなり日本で上映されていますよね。ノルウェイ国王が、タイトル名そのままに
ヒトラーに屈しなかった様を描いたこの映画もそうですが、あまり知られていない第2次世界大戦の側面を描いたものが増えて来ているような気がします。

ちなみにこの「ヒトラーに屈しなかった国王」は本国ノルウェイでは、全人口の25%以上30%近くの人が見に行ったと言われるほどの
大ヒットだったそうです。ポケットに入ったハンカチから国王と皇太子の会話まで、史実に基づいたかなり正確を期した歴史映画である、と
監督がおっしゃっていました。



「ハリウッド的に、面白おかしくするためにフィクションを混ぜることはしない」というポリシーで、かなりドキュメンタリータッチで描かれている
この映画、リーダーとは?民主主義とは?などと考えさせられます。


絵も描いたよ〜!

ところで、夫の滲出性中耳炎はまだ右耳が治らず、今日は3度目の鼓膜切開を行い、さらにチューブを埋め込んで、しばらく鼓膜に
穴を開けたままにする治療法に切り替えました。内耳に膿が溜まっているので、それを出してしまおうという考え方らしいです。
もうなんでもいいから、早く治ってほしい・・・と夫も私も、いい加減うんざりでございまするよ。

映画祭で見つけた映画、「スヴェタ」と「Of Love and Law」

2017-11-09 01:21:50 | 日記

カザフスタンの映画「スヴェタ」

東京国際映画祭で、すごい映画見ちゃいました!(って言っても、私が見たのはたかだか20本前後ですから、ものすごい数の映画
が上映される映画祭の中のごくごく一部なので、取りこぼしの方が多いです、と長い前置き&言い訳!)

http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=27

自分が通訳担当した映画ではないのですが、周りの人から「すごいよ!」と言われたので、仕事の合間に控え室でたまに早送り・・・という悪条件下(?)で見ても、
そのインパクトの大きさったらないのです!
見終わってね、は〜っと大きな息を吐いてから「ふてえタマだな」という言葉が出てきちゃいましたよ(笑)

主要な登場人物がろうあ者の設定で(役者も実際のろうあ者)、セリフはほとんど手話という斬新さ(視覚的な要素がぐんと増える!)に加え、
主人公がリストラの憂き目にあいそうになり、それを阻止しようと次々にとる行動が、手段を選ばない、とんでもない悪女ぶりで、
「何だこの人!?」って思っていると、最後の最後にグッと胸を突かれるのですよ。


出演者と監督さん。

いわゆる感動作でもないし、正面切っての社会問題提示型でもないし、暴行とか殺人が出てくるのけど、犯罪映画って感じでもないし。
シンプルな話で、ある種のドライさが気持ち良くもあり・・・何れにしても見終わった後にいろんな感覚が一緒くたになって
圧倒されるので、一言で言うと「すごい!」になってしまう(笑)。
そして、残念ながら今回は何の賞も取らなったのですが、それが不思議なくらい、強烈な映画だったのです。

あ〜、どこかで一般上映にならないかな〜〜??
見た人たちと「すごいでしょ!?」と語り合いたんですけど!!


日本映画スプラッシュ部門の作品賞受賞、ドキュメンタリー映画「Of Love and Law」

もう一本、これまた自分の担当作品ではなくて「いいよ〜」と人づてに聞いて、PC上でざざっと見ただけなんですが、
いいなあ〜としみじみ思えた映画でした。


http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=59


主人公である、ゲイ・カップルの弁護士「夫夫」の生活と彼らの扱う事件を追いかけたドキュメンタリーです。
「スヴェタ」の逆で、主人公のカップル、とってもとってもいい人たちなのです。で、一生懸命世の中の「あれ、おかしくない?」
と日々弁護士として人権問題と戦っている姿は頼もしく、でも涙ぐんじゃったりしてるのを見ると「大丈夫だよお」って慰めたくなる(笑)。


スタッフやキャストの方々。

確か監督さんが「弱さで繋がりあったこの主人公のカップルを通じて見ると、いろんな日本の姿が見えくる」みたいなお話を
どこかでしていらしたようですが、確かにこの二人はお互いの弱さを受け止めて、補完し合ってるところが
素敵だなーと思うのです。


49階からみたある日の空。

あとね、趣味のシンガーソングソングで、ライブしたり、ビデオとったりしてる姿も出てくるんですが、
それがそれほどうまくないところも(!)親しみが持てるのです(笑)。


司会、通訳の控え室に毎日こういうカードを置いてくれるのです。ありがとうございました!

あ、これって新しいヒーロー映画でもあるのかも、と今思いました。
「赤ひげ」(ってわからない人多いかしら?)の弁護士版とでもいいましょうか?
性的マイノリティーであるがゆえの「痛み」を知ってるけれど、確かな絆で結ばれた二人だからこそ、人の役に立ちたいって思えるし、
自分たちが仕事として扱う法律で社会は変えられると信じているし、実際クライエントで、いい方向に向かっている人たちもいるのです。
弁護士としてだけでなく、彼らの生き方そのものが世の中を変える、というかインスパイアする存在になっている、ヒーローなんだなと
思います。

配給がついたのかな??この映画、もしかしたら一般の映画館で上映されるかもしれませんので、要チェックです!

甥っ子来日、東京国際映画祭、メルヴィル生誕100年記念シンポジウムなど終わって、ひと段落。

2017-11-07 01:28:28 | 日記

顔にキラキラ貼り付けて、ハロウィーン仕様のつもり。

珍しく公私ともにものすごく慌ただしい日々がひと段落し、ホッとしております。


東京国際映画祭会場でシャウトする!?

毎年恒例通訳させていただいている、東京国際映画祭が始まる直前、シドニーの甥っ子が、珍しくお父さんと二人で来日しました。


東京の地下鉄が妙に狭く見えるような・・・?

初めて来日するお父さん(夫の姉の元夫なんですが、元義兄??)を、すでに4、5回東京に訪れたことがある甥っ子があちこち案内してあげたようです。


居酒屋にてチーズ!撮影by娘

中古車のパーツ屋さんとかね、私は全く知らない世界を甥っ子は熟知しています。


虎ノ門のバー「樹」でくつろぐ(?)6歳児と家族。

息子と趣味が似ているお父さんは、「東京ってすごいね」と(もちろんパーツだけじゃないでしょうが)感心しまくっていました。
「またすぐに東京に来なくちゃ!」と言ってくれたのが嬉しかったです!



さて、第30回東京国際映画祭で通訳させていただいていた10日間、娘は1度「夜は短し、歩けよ乙女」と言うアニメ映画を
見にきました。私が上映後の監督さんの質疑応答の通訳を担当していたので、「ママの仕事場」を見せようと思ったのです(笑)


ママ、お仕事してますよ〜(笑)

前準備として、担当作品のDVDを家で色々見ていたのですが、娘が一番反応したのが、このアニメ「夜は短し、歩けよ乙女」でした。
(他が実写だから、アニメということ自体に反応しただけかもしれないですが・・・)



映画館で見てみたい、というのでパパと二人で劇場にきたのですが、実はこのアニメ、京都の夜の街を飲み歩く、と言うお話なのです(笑)
とはいえ、基本は奥手の大学生同士のラブストーリーで、キスシーンもない、無害な(?)内容でございまする(笑)。


ハロウィーンの夜にお化けが3人!?

すっきりとした、日本の伝統的なモチーフがモダンに使われた絵柄で、普段娘が見ているディズニーやプリキュア系列、宮崎アニメ、カートゥーン・ネットワークなどとはちょっと違うタッチのものを見えるのもいいかと思ったのですよ〜ん(笑)。


そして「弟」と一緒に映画祭会場を楽しむ!

最終日には、通訳仲間の息子さんであり、娘が「東京の弟」と呼ぶ元気な2歳男児くんと合流しました。映画祭会場で野外上映を見たり(?いや、お弁当を食べただけかも?)、アメリカン航空の無料アイスクリームを食べたりべたり、こども休憩室で遊んだりして楽しみました。


う〜ん、アイスクリームおいし〜!


通訳、司会控え室にて。

10日間の映画祭が終わってすぐに、アンスティチュ・フランセでの「ジャン・ピエール・メルヴィル生誕100年記念イベント」の中の国際シンポジウムで
通訳させていただきました。



フランス語の発言が同時通訳で和訳されるのをイヤフォンで聴きながら、日本語の発言はそのままウィスパリングで英訳し、英語の発言はマイクを通して逐次で和訳するという、多言語リレーを駆け抜けました(笑)。


メルヴィルの「サムライ」。この頃のアラン・ドロン、美男子すぎます!

東京国際映画祭で、中国語やジョージア語、ペルシャ語などの通訳を交えての日英通訳、という多言語通訳リレーは慣れたつもりでしたが、
何しろパネリストは映画監督に映画評論家、映画祭エグゼキュティブ・ディレクターと、「専門家」が5人です。
どんな話が出るのやら、不安の局地、緊張の嵐で始まり、どうにか台風一過で無事に終わった(と、思いたい!)ところで、
山形国際ドキュメンタリー映画祭から始まった怒涛の日々が、やっとひと段落ついたわけでございまする。

映画祭とか来日取材、電話取材の合間に、夫の耳鼻科通い(うち鼓膜切開2回)の付き添い、娘の小学校の入学考査に親の面談などもあり、
普段ぐうたらな私としては、かなり頑張りました!と、誰も褒めてくれないから、自分で自分を褒めてあげています(笑)!