アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

白鳥の湖、アラビアンロック、イーダ

2014-09-01 02:51:03 | 日記
夏休みスペシャル、ということで、子供向けのバレエ「白鳥の湖」を娘と母と私の3人、3世代で見てきました。


これから始まるよ~。

森下洋子も踊るのかと思ったら、トークだけだったみたいです。ちょっと残念。とはいえ、前半の1時間で娘が飽きてしまったので、
後半は見ずじまいだったのですが、母だけ残って見ていました。



飽きてしまったとはいえ、1時間は静かにじっと見ていた娘。「バレエやりたい」とまた言い出しました(笑)。
アイススケートをやりたい、と言い出してからは、バレエはいやだといっていたのですが・・・「白鳥の湖」で
プリンセス好きが刺激されたのでしょうかね。ということで、またバレエ教室探さなくちゃ~。


エレベーターのるよ!

できれば自転車でいけるくらいの距離がいいなあ、と考え直しております。以前見学したのは、地下鉄にのっていく
ところだったのですが、改めて探してみると、あら、見落としていた、もっと近いお教室がいくつか出てきました。


地下鉄の猿、いや、本人はスパイダーマンのつもりだそうで!

日曜日、雨が降りそうな空模様で、家でぐだぐだしておりましたが、夕方になって青空が見えてきたので、思い立って
上野公園へ。動物園にはもう遅いですが、なんとなく不忍池あたりを散歩してみたくなりました。


赤ちゃんゴリラ、ちょっと私に似ている・・・

そして、たまたまネットでみつけたアラビアンロックというテーマレストランに行ってみることに。
娘がフムス好きなので、ひさびさに食べさせたいなあ、と思って検索していたのですが、このアラビアンロックというお店、
アラビア世界がテーマですが、メニューはあんまりアラビアでなかった。でもデザートメニューをネットの写真で見た娘、
「ここに行きたい!」


フィリピンフェスティバル

上野公園を歩いていたら、フィリピンフェスティバルというのをやっていました。ほとんど終わっていましたが、屋台を
ぐるりと歩いてみると、食べ物か銀行というか送金関係の会社の2種類がメインです。

どうも上野駅からタガログ語みたいな言葉を話す人が多いなあ、と思っていたのです。けっこう盛況だったようです。
それにしても東京周辺にフィリピンの人たちってどのくらい住んでいるんでしょうね?
香港とか中近東のお金のある国だとフィリピン人のメイドさんがたくさんいるようですが、日本にいるフィリピン人は
何をしてるんだろう?駐在員の家庭でフィリピン人メンドさんを使うことはけっこうあるようですが、それほど一般的では
ないような?


ミス・フィリピンといっしょに。娘はプリンセスといっしょに写真をとったつもりです!

一時的にですが、母のリュウマチが悪化した時、家事がしにくくなり、フィリピン人のお手伝いさんをお願いした
ことがあります。家政婦協会から派遣される家政婦さんよりも賃金が安かったので、お願いしたのでした。
来てくれた女性は、日本人と結婚してかなり長く日本に住んでいるとのことで、日本語も流暢。
介護士の資格をとったそうで、これからは介護の仕事もしたいといっていました。

おかげさまで、母のリュウマチ、お薬があっていたらしく痛みがなくなり、正座ができなくなったり、走れなくなったり
いろいろありますが、家事はできるようになりました。


亀さん、鴨さん、鯉さん、たくさんいる~!

さて、不忍池、蓮の花の盛りは過ぎたようですが、まだちらほらピンク色の花が咲いていました。
満開の時をみたかったなあ。大きな葉っぱの合間にすっと立つ蓮の花は、幻想的というか、そこだけ聖なる空間に
なったような感じがします。仏教のお花というイメージがあるからかなあ?いや、あのす~っとした感じ、葉の緑と
凛としたピンク色の組み合わせは、やっぱり違う次元を感じさせます。


わ、ピラミッド!?

さて、不忍池を橋まで歩いたら、お目当てのレストラン、アラビアンロックはすぐそばです。
「開けごま、といってください」と入り口からアラビアンです(笑)
はいるとすぐに真っ青なピラミッドの模型みたいなのがでてきてびっくり。全体的にうすぐらくて、アラビアンというよりは
お化け屋敷みたいな雰囲気かも。



ベリーダンスの衣装みたいなのをつけた女性がでてきて、案内してくれるのですが、キング、クイーンになる
魔法を最初にかけてくれます。どこでおぼえたのが、アブラカタブラ、というのが最近大好きな娘は、興奮状態(笑)。


あ、アラビアの美女が歩いている!?

私たちの席はピラミッドの内部でした。床に大きな座布団みたいなクッションがしいてあり、靴を脱いで座ります。
とっても狭いのですが、妙に居心地がいい。猫のように狭いところに入りたがる娘は、とても気に入ったようで、
部屋の隅の三角形のところにさっそく居座りました(笑)。


長方形の赤いのは魔法の絨毯ピザ。

気がついたら、こういうテーマレストランに入るのは生まれて初めてでした。ここ、はっきりいって子供騙しなんですが、
子供がいっしょなので楽しめるのですよ(笑)。メニューもアラビアンじゃないけれど、魔法の絨毯ピザとかピラミッド
チョコレートとアイスクリームとか、娘が好きなものばかりなのもいい(笑)。


チョコレートケーキのピラミッドにシガービスケットとミントのヤシの木、ふたつのアイスクリームはらくだのこぶ?。

食べるのに飽きると、娘はピラミッドのまわりを駆け巡っておりました。ほとんど個室なので、娘がちょろちょろしてもあんまり他の人の
邪魔にならなそうなのも、親としてはちょっと嬉しいです。ウエイターやウエイトレスのコスチュームもエキゾチックで、ものめずらしそうに
見つめていました。「アラジンと魔法のランプ」を娘はまだ見ていないので、今度見せよう、と思いました(笑)。



話はまったく変わりますが、この前、渋谷のイメージフォーラムで「イーダ」というポーランド映画を見てきました。
あんまりポーランドの映画を見ていないし、いくつか見たものはやたらに暗くて、(ポランスキーとかキシェロフスキーのは
ポーランド映画だと思っていないので)あんまり好きじゃないなあと思っていました。

たまたま見た映画評で、絶賛していたので見てみたのですが、うわ、これ大好き!モノクロで静謐な画面はきっちり構成された
絵画とか写真のようで、シーンごとにとても引きつけられます。

Michael Kennaマイケル・ケンナという写真家がいて、とても静かなだけれど、ドラマチックというか息を飲むような写真をとり、私は大好きなのですが、
彼の写真を思わせるようなシーンの連続で、問答無用に映画に引き込まれていきました。


Michael Kennaの写真、たとえばこんな感じです。






修道院の孤児院にいた女の子が、実はおばさんがいると知らされ、修道誓願の前にあってきなさいといわれ、あいにいく。
そのおばさんは、判事という仕事をしているけれど、酒浸りでゆきづりの
関係を繰り返す、修道院育ちの主人公とは真逆な生活。この叔母に、実は私たちはユダヤ人だと知らされ、それぞれの過去を
探す旅を始めます。

ひとことでいうと、少女の成長物語のロードムービーなんですが、なんとも美しい映画だと思いました。たまにアルトサックスを
引く男の子がコルトレーンの曲を奏でるシーンがでてきますが、これも初々しい恋のはじまりになっていくということもあり、全体的に
静かな映画の躍動感というかアクセントになり、小洒落た感じさえ与えます。

この映画も、明るくはなくて、シンプルなストーリーのそこにあるのはとても暗い歴史です。でも、最後にある希望というか、
主人公の成長ぶりに明るさを感じて、とても後味がいい。なんだポーランド映画、いいじゃないって、私の態度は急変します。
そしてポーランド人である夫にすぐに電話をして「よかったよ!」と報告。


あ、あれ!

夫と知り合う前まで、ポーランドにはまったく興味がなく、かわいそうな国、くらいのイメージしかありませんでした。
まだ行ったこともないし。でも、せっかくのご縁(?)なので、どこかいいところ、好きなところを
見つけたいなあ、とひそかに(?)思っているようなのです。ようなのですって、自分のことなんですが(笑)。


そうなの?

そんな中で出会ったこの映画、予想に反して(?)大好きだったので、なんだか嬉しいです。ポーランド映画祭ってあるんですよね。
いくつか見た映画はあんまり好きじゃなかったけど、あきらめずにまたチャンスがあれば見ようと思います。