バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

豊島の将棋 (常勝の理由)  原発ホワイトアウト

2014-01-29 07:06:27 | 将棋

出張先にネット環境があると(最近は圧倒的にある場合が多いが)ブログの更新もスムーズ。

詰将棋ネタばかりだと次の将棋大会の結果がちょっとひどくなりそうなので、今回は別に豊島の将棋という本を持ってきた。自戦記集なのだが1局目の将棋に鋭い手があったので、ちょっといっしょに考えてみてください。(解答は、最後に)

序盤・中盤・終盤隙が無いよね。(NHKトーナメントですっかりおなじみになった豊島将棋に対するキャッチフレーズ)

先手▲豊島7段 後手△田村6段

 

ここで どう食いつくかという局面ですが起死回生の1手がありました。なかなか気が付きにくい一手です。ちょっとお考え下さい。

 

ちょっと話は、将棋から離れますがヤフーニュースや仕事上 国会中継を見ていると自民党が原発再稼働を前提に進めています。

この前 読んだ本でちょっと衝撃的な本がありました。若手官僚の告発本ともいえる作品。

原発ホワイトアウトという本です。

内容は、ノーベルとされていますが実在する人物をちょっともじったものやそれとなく誰かだかわかるように書かれています。

原発から生み出される金のなる木から、政官財がひとつになっています。これを見るとどうして与党が再稼働ありきというのもうなずけます。(廃棄物処理費や廃炉にかかる費用を含めればあきらかに割高なのは明白だが。)

原発反対デモがどのようにして切り離されていったかも詳しく書かれています。ちょっと内容が衝撃的で、よく書いたなという気がします。勇気に感心。アマゾンレビューもものすごいレビュー数になっている。

民主党が政権を取った際 どうしてうまくいかないかも書かれていました。再稼働に慎重な県知事に対する圧力、攻撃いろんなことが書かれています。

いま 東京都知事選挙の真っ最中ですが、原発が争点になるとまずい与党。貿易赤字が輸入燃料が増えたという事実を大きく報道して再稼働に持っていきたいと思っているようです。

正直 長い目でみれば原発即ゼロが望ましいと思います。確かに雇用や問題もたくさんありますが小泉さんのようにいま大きく舵を着ることであとから付いてくるという演説に拍手。

今回の選挙は与党が勝つかもしれませんが原発を動かすようでは、遠い将来に希望はないように個人的には思います。(この本が警鐘していた 高圧の送電線鉄塔の耐久年数の問題も侮れない問題)

原発事故意外だと時間が経つと復興は始まりますが原発事故が起こると復興どころか修復にさえどれだけかかるかわからないのをチェルノブイリで目の当たりにしているはずだったのに。

あくまで個人的な意見だが 細川候補+小泉元総理 それに軍師の古賀茂明氏の善戦を期待したい。選挙は東京都民の決めることだからどうしようもないが。

 

話を将棋に戻します。

ここで豊島7段の勝負手は、▲5三銀でした。

この手は、△同金と取られて読みを打ち切りそうですがそこで▲4二香が必殺手。この3手が読めれば正解。だから後手も△4四歩と桂馬をはずしましたが▲4二銀成以下先手勝ち筋。(実戦は、▲5四金と誤ったようですが)

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最初の局面に至るまでの経緯をすこし説明します。

後手が7三の銀を△6四銀と上がったところです。

ここで▲4四桂△3一王▲9一飛成△5一歩▲8二竜△6五銀▲同金△5七角と進展したのが冒頭の局面です。

まず▲4四桂の王手に△3一王と逃げましたが△2二王は、▲4三角成があります。また上に△3三王と逃げるのは、▲5二桂成が洒落た手で後手困ります。

手順中後手の疑問手は、△6五銀から△5七角と決めに行った手で、ここで角をとらずに△8九飛成から△3五桂を狙うゆっくり指すのが本手のようです。

まあ 普通こう指したくなるところではあるんですが。

今回は、豊島さんの▲5三銀~▲4二香という組み合わせの攻め手筋が気が付きにくい手だったのでご紹介しました。

 

 


ガチンコ詰将棋 桑原辰雄著   ビブリア古書堂の事件手帖 5

2014-01-28 23:41:00 | 将棋

今日は、出張先の海南市のビジネスホテルにいます。

出張先で近くの書店をぶらぶらしていると ビブリア古書堂の事件手帖 5が出版されていた。

、将棋には関係ないがこの本は、4が出てからしばらく経つ。ようやくという感じで楽しみである。最初から読んでいるがちょっとはまる本だ。

この本を最初に紹介してくれた桔梗さんという人のブログは、更新されないまま1年以上たっているどうしているのだろうか?

女性な方なのに詰将棋を創作していて、ものすごく影響を受けた一人なのだが。

この本を読むとまた神田古書店を探索したくなってくるのだろうな。東京は遠いけどいくといつでも寄ってしまう神田古書店街。いいよな。

 

出張先で、先のテーマの課題をひとつこなしたので、この前アマゾンで購入してまだ一度も見ていないガチンコ詰将棋を見ることにした。

桑原詰将棋は、ちょっと実戦形の雰囲気をもっているが実に力強い駒の捌きが得意。

7手詰~17手詰まで110問。 

初級用を一つご紹介。ガチンコ詰将棋10番

頭の体操になりましたでしょうか?

おすすめの1冊です。

 


打ち換えの形 詰将棋手筋教室より

2014-01-24 23:22:27 | 将棋

今日は、仕事が終わってから新年会があり 仕事の書類をする気にもなれず久々に更新することにしました。

村山隆治さんの名著 詰将棋手筋教室より 打ち換えの形について

例題。名作鑑賞。マニア向け課題という感じで進めます。

まずは、例題といっても村山さんの本から直接載せるのはアレなんでちょっとアレンジさせました。いわゆる攻駒の位置変換で詰ませる形。

これが詰んだところで、今度は、塚田名人の好作を鑑賞しましょう。

詰将棋手筋教室より

 

これは塚田名人らしい軽い作品。詰将棋ならではですね。(うーんその後 風太郎さんから 指摘で4手目角、銀の合駒で変化同手順ではないかと そうでした)

 

そこで、マニア向けの課題。(もしかしたらできないかもしれませんので)まあ思いつきなのでお許しを。

この打ち換えの図をみて次の形が思い浮かびました。

5一の香車は、角の非限定を消すためだけなのでなくても結構です。

この詰将棋 最後あたりの15手目に余詰があります。4四の角がなるか1一の馬が引きなるか。これはこれ以上どうしよもなく作品として諦めましたが。 この図面からなにかアレンジして完全作を創れましたら、見てみたいのですが。

------------追加------------------

早速びっしゃさんからアレンジ作をいただきました。

そのまま掲載します。

私のよりはすごくクオリティの高い収束。 打ち換えのあと打ち歩詰め打開も含めた作品。 

ところで 玉方の3六歩は? これの意味を考えていたのですがどうもこれがあるため余詰が発生しているようです。

これがないと完全作の29手詰のようです。 (余詰は、収束部分の19手目▲2一成桂のところで ▲3六飛成と歩を払う手が成立しているようです。)

作意:▲1一角成△同王▲4四角△2二竜▲2三桂△2一王▲1三桂△同竜▲1一桂成△3一王▲2三桂△同竜▲3二歩△同竜▲同桂成△同王▲3三飛△2二王▲2一成桂△1二王▲3二飛成△1三王▲3五角△1四王▲3四竜△1五王▲2四竜△1六王▲2六竜・・・・まで29手詰でしょうか。

そのあと風太郎さんから意見で

3六の歩をと金にすればいいのではと。なるほどそうすれば作者の作意通り 39手詰が完成するのか。

19手目▲3六飛成とと金を払って追い掛け回して詰上げます。ただこの場合 収束で馬の追いかけ方で非限定が発生しているようです(33手目)。

 

-----------追加-------------

三輪さんからの課題(1)。

まず原理図は、下図

(課題)これは、角の打ち換えをテーマとするものですが収束箇所に余詰があり それをなくしてかつ 角を捨てて収束してください。

 

まあ管理者用に与えられた課題ですが、まあみなさん考えてください。それぞれの収束があると思いますからわかった人はコメントしてください。まあ私も仕事をこなしながら考えてみます。

 

三輪さんからの課題(2)

びっしゃさんからの図で、

33飛、22玉の18手目以降の収束を創り直しなさい。

条件1
それ以前の手順不成立が可。

条件2
最初からの手順を成立させる。

とのことです。

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風太郎さんからの課題(1)の回答 (打ち換え&打ち換えた角を捨てて収束)が来ましたので掲載します。

まえのコメントと合わせると ▲4二銀△同歩▲4一角成△同王▲9六角△7五歩(中合い)・・以下の構想と思われます。

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ふう ようやく課題(1)ができた。

3三角を4四角に打ち換えその角を消す課題。難しかった。

なお5五の歩は、一応角の非限定を消すためにおいただけです。一応21手詰み。

▲1一角成△同王▲4四角△2二金▲2三桂△2一王▲ 3一桂成△同王▲4二金△2一王▲3二銀△1一王▲2二角成△同王▲2三金△1一王▲2一銀成△同王▲3二金寄△1一王▲2二金寄(直)・・・・まで21手詰

 

 その後 三輪さんから模範回答が送られてきました。

課題(1)の分です。

▲3三角△2一王▲1一角成△同王▲4四角△2一王▲3二銀・・・・以下15手詰み 

なお収束は、いつもながら軽快。 こんなに簡単に収束しちゃうんだ。こういうのは初級者にはまだまだ難しい。

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風太郎さんから課題2-1の回答が寄せられました。

 

25手詰です。どっからとっかかっていいのか考えてしまいそうな図面ですが、▲3三歩△3一王▲2一歩成△同王▲1一香成と進むようです。どうやらこれを取ると早詰みで△2二王が正解のようです。

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ようやく課題2-2ができた。

なんとも下の方が見苦しくなって作品としては全然だめだが、龍捨ての収束を無理やり実現。25手詰

なお収束間際で、飛車不成でも成でも(最後には成るんだが)詰むのは、余詰になるのかな?非限定になるのかな?

 

びっしゃさんの図面から三輪さんが創り出した67手詰め 局面を載せていいものかどうか。当のびっしゃさんからコメントがくるまでおいておきましょう。

そしてびっしゃさんからコメントをいただきましたので

この項目の最終を飾って三輪さん作の67手詰め お披露目です。

手順は、長いので各自に任せます。(笑)

 


木村詰将棋200 金園社より その2

2014-01-18 13:51:53 | 将棋

課題が終わったあとだったので、木村詰将棋200題を次々と詰ませました。いまは、11手詰めにはいっています。

昨日見た中で思わずニンマリした詰将棋に遭遇。

うん?なにやら見たことがある。確かこの収束は、三輪先生にダメ出しされた収束。木村名人も使っていたか(笑)

という前回のテーマもあってこれは10秒以内に詰んだ。

その後もすいすい詰ましていたが、ちょっとつまづいた問題に遭遇。

次の問題。同じく11手詰め

こんな狭い場所で5分強かかってしまった。

挑戦してみてください。なかなかいい問題のように思う。

今回は、課題となるようなテーマに遭遇しませんでしたし自作も掲載しませんので、提起いたしません(お休みです)。(笑)


木村詰将棋200題 金園社より

2014-01-15 18:29:48 | PCの話

金園社詰将棋200題シリーズを1年間かけて12冊詰ましていますが、いま5冊目の木村詰将棋200題に取り掛かっているところです。

だんだん慣れてきたので、1年もかからないような感じになってきました。ちょっとペースを落としても良さそうです。

まだ木村(14世名人)の詰将棋を1問もご紹介していないのでご紹介します。

巻頭に作風は、たまに曲詰めも創るが実戦型が多いとありました。

まあ詰ませていく感じでは、ものすごく盲点を突かれたというのはないので素直といえば素直な詰将棋の感じがします。

まずは、実戦形から

シンプルなので、詰ます気になりますし初級者にもってこいの詰将棋。

この詰将棋ちょっとだけいじってみました。

同様に簡単ですので、いっしょにチャレンジしてください。

次に曲詰と思われる(といっても形になっていないが雰囲気だけ)詰将棋

こちらはちょっとだけ詰ましにくいと思われる。

-----------追加--------

(三輪さんからの課題)

コメントにあるようにちょっとだけいじった図から1一香を外して、▲2五桂△同歩▲4ニ馬▲2四香以下馬を捨てて収束してください。

 

この課題 風太郎さんは、簡単にクリアしたようですが私にとっては、難しかった。

詰将棋20~30問くらい解く位時間がかかった。

そしてようやくできたのが次の図です。持ち歩が2枚だと簡単に詰むし1枚だと詰まないしということで盤上におきました。1四歩は省けるとの風太郎さんの意見を参考に省きました。

なおこのあと三輪さんからヒントをもらい上図をさらに改作した図が下図です。

途中で桂馬を手に入れるという作戦です。なるほどと思いました。

そのあと三輪さんの回答例です。

これはなんと27手詰。ちょっとだけ進めます。▲4四銀△同角▲4二馬△2二王▲3一馬△2三王▲3二銀△3三王▲2五桂・・・・以下27手詰み。

シンプルな無駄のない構図となっています。

---追加----

風太郎さんが私よりも前に創っていた課題回答を送ってくれました。

なるほど 桂馬は盤上で、攻め方の歩を置くことにより1歩節約できるんですね。この辺は、私は、苦労したところなので

よくわかります(笑)駒数もシンプルで、粋な作品になってますね。これは形もいいし結構いいんじゃないでしょうか。

 

 

 


ワンス・モアの形 詰将棋

2014-01-12 21:48:52 | 将棋

前回・前々回とテーマが私には、重すぎた。前に馬屋原さんから別のテーマの馬鋸(50手以上)は、しばらくは置いておきます。

今回は、本来の初中級用のテーマに変更します。

現在 金園社200題シリーズは、5冊目の木村詰将棋200題に入ってまして87問(9手詰みまで)終わったところです。ここのところすることも多い中 課題も多かったのでペースが落ちました。(笑)

今日は、村山隆治さんの手筋教室という著書に載っていた手筋のなかで手触りのいいワンス・モアの形を取り上げます。

ワンス・モアの形は、持ち駒または盤上の駒で王手をかけ、その駒を連続して王手をかけて捨て駒にする形と定義していました。

まずは、著書に載っていた原理図 7手詰み

やはり王手をかけて連続してその駒を捨てるのは、非常に手触りがいいものです。

もう一題 今度は、金田秀信さんの作品より

5手詰としては、非常に気持ちいい詰将棋です。

まあいままでなら紹介だけでしたが一応駄作ながらこのテーマの自作を創りました。前例があるかもしれません。(同一作検索を行っていません)

まあ例題のようなものです。

すなどけいの松田さんから82番がそれに相当するといわれ並び替えしてみるとこれがまた素晴らしい完成品。

こういう詰将棋を創りたいなあ。11手詰

いつもの風太郎さんから投稿あり。

うん? これはちょっとしつこい王手 ワンス・モワ(もう一回)ではなく トゥワイス(2回)かな?(笑)

鮮やか。

トゥワイスと書いたら松田さんのすなどけい44番が該当すると著者本人から

好作を鑑賞しましょう。

今度は、幻想咲花さんが歩のワンス・モア作(例題)を送ってくれました。

これで、飛、角、金、銀、歩のワンス・モアが見られました。

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追加:初心者さま用 解説

風太郎さんの作品の詰めあがり図です。

なお▲4七角に△2七王の場合は、▲1七金までです。(下図)

-----追加2 初心者さん用解説----

▲1六桂に△1三王と逃げた場合を解説します。

ここで▲3一角に対して△2二飛が最善(次図)

 

多分 ここで▲2二角成△同王▲2三金△3一王▲3二飛△4一王▲6三角△5一王▲5二角成・・と進めて13手詰と思われていると思います。

この手順中 ▲2三金と押さえるところで、▲1三角の好打があります。(次図)

これで、詰ませると11手詰みになります。本手順と同じ長さなので変長とはならず変化同手順となります。まあこちらのほうは、あまりパッとした手がないので、作意順を本手順として問題ないのではないかと思います。

 

 

 


中合いを動かす 詰将棋 その2

2014-01-09 21:39:31 | 将棋

前回のテーマが長くなりすぎたので、切り替えます。それと詰将棋界の先生方が多数参加されたのでちょっとたじろいでいますが(笑)

三輪さんの課題がいくつかあって全部できていませんが、そのひとつができたので取り上げます。

(課題1)次の作品(中合いを動かす)の収束を直してください。最後は、▲2三角成△同王▲3三金で締めくくってください。

(課題2)

中合いを歩に限定してそれを短手数(1桁なのか限定されていません)で動かして詰ます。

 

まず課題1には、取り組みましたが課題2は、まだ取り組んでいません。

課題1ですが次のように改作してみました。

素人なので推敲がうまくありませんのでご理解を。

▲2四香△2三金▲2二角成△同金▲2二香成(不成)△同王▲2三角成△同王▲3三金・・・まで9手詰

なお2手目飛車合いは、▲同香不成△3二王▲2二飛△4三王▲4四角成まで

もっとも風太郎さんは、もっとすばらしい改作案を見つけたようですが。

課題2は、取り組んだらまたアップしたいと思います。

 -----追加-----

次から次へとコメントがくるのでちょっと追われています。

まずは、風太郎さんの作品、本人自身の収束改善作が寄せられました。

(中合いを動かす 金編)

このあと 歩の中合いを動かすという課題2に移ります。

まずは、松田圭市さんの作品

7手詰です。いとも簡単に達成されました。

そのあと三輪さんからさらに追加課題で、攻め方は、駒取りなしという条件がでました。

馬屋原さんからの作品(松田さんの作品よりヒントとのこと)

7手詰です。コメントでは、攻め方2四竜でしたが三輪さんからの余詰の指摘(多分誤植)で2五竜に変更しています。

これは、歩の中合いを動かす、攻め方の駒取りなしの条件をクリアしています。7手詰です。

このブログ 詰め将棋に関していつの間にかレベルが上がりすぎていますが管理者(私)は、初級者のひとにもなるべくわかるように表現するので精一杯です。(苦笑) 

-----追加----

さわやか風太郎さんが課題が完成したとコメントしてくれたので掲載します。

すごいなちゃんと歩の中合いが完成している。

そうなんですよね。最初考えたとき 歩の中合いを縦から中合い(香車に対する中合い)とかばかり考えていましたが

松田さんが最初に示してくれた横からの王手に関する歩の中合いのほうがまだ創りやすいんですね。

次に馬屋原さんの以前いただいたものをさらにグレードアップして完成されたのが次の図です。

これは、課題クリアだけでなく 詰将棋らしい手がふんだんに織り込まれています。

さすがです。

 ----ここから私(詰将棋創作素人)の課題に対する 経過報告----

三輪さんからの 私やその他初級への課題も考えたのですがなかなかうまくいきません。

(課題)桂馬の中合いを動かす。▲4四角△3五桂▲1八歩△1六王▲2七角△同桂成▲2八桂△同成桂▲1七歩で詰む詰将棋を作成。

一応考えたのが次の図

上図は、一応その手順で詰むのですが、6手目△2五王と逃げられると▲3六角以下の変化長になります。ですので完成とはいきません。3手目に▲1八歩からの余詰もあります。

9手目も▲1七歩からの余詰もあります。本来9手詰にならなければならないのですが。。。。難しい。

 

あと最初に歩の中合いを動かすというのも挑戦したのですが縦からの中合いを目指したのですがこれが難しくうまくいきませんでした、その過程を一応先生方に見てもらいます。

まずは、下図をかんがえました。

ここで▲2八香と打つのですが2五の地点に合駒は銀で取って歩突きで詰み。

そこで次の図のように△2六歩と中合いする手。

これは、▲2五歩から桂馬をとんで詰む(ただし駒が余るので修正が必要と考えましたが)

これで歩の中合いを動かすという下地ができたのですが、次の図のように△2七歩と中合いされるとこれがどうしても詰みません。

▲同香と取ると△2六歩と再度中合いをされて今度は、狙いの桂跳ねが利かず詰みません。

そのため構想に無理があることがわかりこの形は、諦めました。やはり松田さん他のかたのように横から王手の方がまだ考えやすいかもしれません。

 -----追加----

和歌山の中学生 秀和歌くんが課題に挑戦しました。

考え方が柔らかい。

課題一番乗りですね。

そこで三輪さんからの追加課題。

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上図から▲4三銀を取り除いてください。

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確かに玉方4二とが不自然なので、玉方4二と 攻め方4三銀を取り除いて 玉方 2三歩を追加すればいいのかな?

 三輪さんからこの課題の模範例をいただきましたので掲載して締めたいと思います。

 ----最終追加-----

秀和歌くんが自作を最終推敲して、出来上がった図を送ってくれましたので掲載します。

答え知ってるから(課題だったので)、知らなかったら非常に解きにくい9手詰。

この秀和歌くんの作品から風太郎さんがひらめいて作品を送ってくれました。

この作品は、中合いの桂馬と思わせつつ違います。2手目は、△3六歩です。

このテーマもいろんな作品に発展していきました。

最後に私が創ろうと模索した縦からの王手に対する歩の中合いを動かすという課題を三輪さんが いとも簡単に達成した図を送ってくれました。

▲3五銀△2五歩▲2四歩△1四王▲2七桂△同歩▲3六角△同馬▲1五歩・・・まで9手詰

なんだってできちゃうんですね。感心しきり!

お疲れ様でした。

 

 

 


中合いを動かす 詰将棋

2014-01-07 20:38:22 | 将棋

ここ2日ほど風邪なのか頭が痛くてだるかったが今日は、少しましになってきたが少し吐き気がするのでいまいちです。

まあ 明日天候が悪そうなので、自営業の特権で休もうと思います。

ちょっと前から馬屋原さんからいただいた課題のひとつ 中合いを動かす(1桁)というのをあまりよくわからないとコメントしたら多数例題をいただきました。

無理だと思ってやめようと思ったらくるわくるわ例題が(笑)

しゃあないなあ ホンマに無理やでと思いながら

今日仕事から帰ってから考えてみましたが11手でなんとか出来ましたが詰めキストのような人のようにはいきません。

11手ですから1桁にはちょっと届かず今回は、課題クリアとはなりませんが機会があればクリアした作品を創りたいと思ってます。

では、早速まずは、皆様からいただいた例題。

三輪さんからの課題クリア5手詰。 中合いは、銀。

次にいつもコメントをよく下さる強豪のさわやか風太郎さんの例題。

中合いは、金。9手詰

それから今回は、松田圭市さんからも すなどけい(松田圭市著)にの6番と49番がそうですと本人からコメントをいただきましたので合わせてご紹介します。

中合いは、金 5手詰

中合いは、銀。 9手詰 ただしこの作品 中合いを2回も動かすという離れ業。

すなどけい作品集は、以前Amazonで購入し レビューも書かせてもらいましたが楽しく全問解かせていただきました。 でも今考えるときっとまたえーとどうだったかなと悩みながら詰ますことになりそう(笑)

こんなにたくさん例題もらうと一応チャレンジするしかない。(三輪さんの思うツボだとは知りつつ(笑))

じゃ例題にない桂馬で中合いを考えましたがどうしても1桁で収まらず11手になってしまいました。

マニアでなく初級者なので馬屋原さん今は、おゆるしあれ

中合いは、桂馬。11手。

その後この作品をいじっているうちに7手で課題作ができましたので掲載します。

ただし 作意はさえませんけど一応 中合いを動かす&1桁の詰将棋。この条件最低限クリアあしたと思うのですが、、、、

中合いは金です。

 ------追加-----

馬屋原さんからコメントあり 三輪さんの例題をすこしシンプルにした図をおくっていただきました。

作意は同じの5手詰です。

 

そのあと私の方ですが、三輪さんからのアレンジ課題のひとつ(私の方の作品に対する分)と馬屋原さんの課題(盤上5枚)をまとめて挑戦しました。

そこでできたのが次の図です。

なお香打ちを限定させるため玉方 7五桂を入れたかったのですが盤上を5枚を超えるし 初手非限定の香打ちはご勘弁の程を。

今考えると前の図の下辺のと金や桂馬はなんだったんだろうなと考えてしまいます。

 

-----追加-----

上記の私のアレンジ課題作9手詰 余詰がありました。(幻想咲花さんから指摘あり)

うっかりしていました。(7手目から▲9三銀成をうっかりしてました)

修正図を載せます。初手の非限定はなくなりましたが ただしこれで盤上6枚になり馬屋原さんの課題クリアとはならなくなりましたが今後の課題とします。

その幻想咲花さんが移動合いを動かす作品を送ってくれたので掲載します。

移動合いは、香です。 ただし打った歩を突いて詰め上げる感触は、非常に味がよく感じます。

課題がたくさん残ったままですが、この項目も長々なりすぎたので、この辺で締めくくりたいと思います。

それにしても管理者より詰将棋に強い人たちが(管理者がダメすぎるんですが)次々参入されてちょっと管理に追われる始末です。(笑)

-----再追加-----

まずは、私の作品を改作して、5枚の盤上の駒と移動合いを動かすを見事にクリアしたさわやか風太郎さんの作品。9手詰

なるほど 7五香車の配置か。気がつきませんでした。流石です。

次に三輪さんの飛車合いを動かすという作品

これは、▲8六香に△8五金は、▲同香△9四王▲8四銀成の順で詰むので、飛車合いが正解。あとは同じ手順で詰みます。9手詰


詰将棋 マニア向け課題

2014-01-04 21:22:04 | 将棋

今日は、一日家族サービスを兼ねて大阪の方にショッピングに行ってきました。

とはいっても嫁さんとは別々に行動し 私は、日本橋の電気街をあれこれまわり福袋を買い、そのあとBOOK OFFやジュンク堂、紀伊国屋書店とまわり十分堪能しました。

それでいま帰ってきて今日の課題のブログを立ち上げました。

 

今日のテーマは、前回のブログを見ていただければわかると思いますが、手っ取り早くザクッと説明します。

最初に私が、簡単な自作を掲載しました。

それに対して、三輪先生から9四金打ちから始まる手順で作成の課題がありましたので考えているうちにいろんな回答が寄せられました。

そのあと今度は、逆に馬屋原さんから マニア向け課題として

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「玉が2筋から始まる序をつけ還元玉とする。」
もちろん後半は9筋の金打ちから金をスライドさせていきます。流石に駒取なしは厳しいと思うので駒取ありです。

--------------------------

という非常に上級の課題が寄せられました。 とここまでが昨日の流れです。

 

その前に参考になる手順として、三輪さんが練習用に提案された図があるので示します。

これは課題図ではありませんとのコメントがあるように 3筋から玉が9筋までいきまた2筋に戻ってくるという37手詰めです。

手順としては、大変参考になります。 

、私に参加しろといってもとても手に負える代物ではありません。 明日 休日なのでちょっとは考えてみますが(今日はもうぐったりなのでダメです(笑))

まあこの図から始まる課題は、これ以上むきになってレベルアップするのはやめとしてマニアの技を鑑賞するというスタンスがいいんではないでしょうか?

いいのが出来た人は、コメントください。アップします。

 

追加-----

三輪さんに無理やり参加を迫られたので、日曜の午前中に少し考えました。

還元は2筋から2筋なんですがいったん行き過ぎて2筋にもどるようにしかできませんでした。初級者には、難しすぎる課題です。

▲1六金からはじめて金を寄せていき銀をいただき 8五で精算し今度は、▲9六から打って金を寄せていきあとは 三輪さんの練習局をヒントにまとめました。

ただし2筋でおさめきれず1四→2三までいって詰むようにしか創れませんでした。収束が難しく初手▲3六金からの詰まないようにするのとでいろいろ考えてこれに落ち着きました。

行き過ぎるのは、還元にならないのかな? まあ私にはこれ以上無理でしょう。

この課題 提出しないと次のブログ書けそうにないんでとりあえず提出。

 -----追加----

三輪さんからこの課題をクリアする回答が寄せられましたので掲載させていただきます。

これは、完全に玉が2筋からはじまり9筋から金を打って寄せていき2筋に復元するという課題に完全にクリアしています。33手詰です。 なるほどという感じです。

----追加---

さらに三輪さんより課題回答ありました。

こちらは、金寄りから始まり同じように課題をクリアして2筋に復元するというもの。

35手詰です。うーんなるほどと思ってしまいます。

さらに三輪さんからの番外編も送られてきました。

これは課題というより実質2段で往復という趣向の作品。51手詰

----さらに追加----

課題提供者の馬屋原さんから解答をいただきました。

金打ちから始まり金寄りスイッチバックして再度金打ちから金寄りで最後は、原図と同じ収束という完璧な作品。35手詰

そして 次に番外編が馬屋原さんから同時に送られてきました。

私の作品をヒントに改造と言われてましたが全く別物です。これは1往復半します。馬屋原さんいわく最初どっちに追うかもポイント。51手詰め

それにしても両先生 凄すぎてまいってしまいます。

----追加----

そこにまたすごいいつもの先生が参戦

35手詰。この作品もまた2筋から追い掛け9四金から今度は、もとの位置まで復元と完璧に課題クリアした作品。 一段下から角の利きを覗かせる風太郎さん独特の手法が光ります。

恐れ入りました。

 


箱根駅伝を見ながら詰将棋を創作

2014-01-02 11:51:33 | 将棋

昨日は、ニューイヤー駅伝でしたが今日は、箱根駅伝。

地元だったら絶対観戦に行くんだけどな。

TV観戦ををしながら詰将棋を解いています。(加藤一二三200題 金園社)加藤詰将棋も残り10題をきってきたので、正月中になんとかクリアしそうです。

箱根駅伝をみていたときちょっとひらめいたのでパズル的簡単な詰将棋ができましたので掲載します。

追いかけすぎると失敗します。挟み撃ちです。手数は長いですが簡単です。

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昨晩は、早く寝たので、今朝起きると風太郎さんと三輪さんからヒントのコメントが入っている。

頑張れといわれても。。。創作は、初級なのを知ってると思うのに、、、(愚痴)(笑)

みんな考えていることが違うので箱根駅伝を見ながら 三輪さんの課題を自分なり最低限のクリアをめざした。

箱根駅伝は7区に入っている。見に行きたいなあ。

では、自分なりの課題局面は、下図のとおり

 

詰め手順は、同じ。 1一歩は、前の局面でも同様だが余詰消しなので無駄においているわけでもないんです。

まあこれで合格とはいかないと思いますが、先生方の模範を見てみたいものです。

加藤一二三200題も昨日クリアしたので、今日からまた別の200題に取り掛かります。誰にしようか迷っています。

 

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風太郎さんが課題クリア局面を送ってくれました。2局面

まず

なるほど角の利きを一方向だけにスロットを開ける方法ですね。気が付きませんでした。私も角を置く手を考えましたが両方向に利いてくるのであきらめてましたが、、、、なるほど

もう一題

これも見事にクリアしてます。▲9五金から桂馬をなり捨てて同様の手順で。 色々出来るんですね。たいへん参考になります。

-----さらに追加(模範解答等)-----

まず 風太郎さんが駒取りなしでのクリア局面を送ってくれました。

 

次に出題者の三輪さんの解答例を2つ。

模範例1は、駒取りありで 模範例2は、駒取りなし 両方とも鮮やかに創られますね。言われてみればなるほどと感心ばかりしています。 

 

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その後 馬屋原さんから別解答をいただきました。なるほど非常に柔らかい発想の解答です。

こういう発想は浮かびませんでした。掲載させていただきます。

いやーいろんな発想があるんですね。これも見事課題クリアしてると思います。

そのあと 続いて馬屋原さんからコメントがありましたので三輪さん模範解答2を少し変更した図を掲載します。

あとコメントをそのまま載せますので、マニアの人で次の課題に挑戦する人は、挑戦してみてください。

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皆様
せっかくなのでマニア向けの課題を提示します。(バビル3世さん、好き勝手してすみません(><))
「玉が2筋から始まる序をつけ還元玉とする。」
もちろん後半は9筋の金打ちから金をスライドさせていきます。流石に駒取なしは厳しいと思うので駒取ありです。
需要があれば私の解答例はその内提示します。

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