バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

将棋クエスト 観戦

2016-05-29 16:43:03 | 将棋

今日は、休日 外は、どん曇りで午後から雨がぱらつくという天気。

将棋クエストを数局観戦。本当は、指せばいいのだがこの前たくさん指して、それからしばらく指していない。

アマ名人戦の予選が近づいて来たら感覚を戻すためにたくさん指すつもり。

まあでも観戦していても結構勉強になるのと 同じ間違いをおかすなあという局面にも遭遇するものだ。

2つほど取り上げます。

最初は、▲F***(2144) VS △O****(2155)の終盤戦。

後手が△15歩と詰めよをかけたところ

中盤戦以降 先手の指し手と自分が考える手がかなりの確率で一致していた。この局面も▲35歩で先手が残っていると感じていた。

実際の指し手も▲35歩 これで先手勝ったなと思っていた。後手から迫る手は、香車を取って△24香の筋くらいかとみていた。

▲35歩以下△16歩▲26王△19金と進む。

まあ飛車とって勝ちやなとみていると先手も▲71角成と取る。なるほどとみてると次の一手△17角を見て投了である。あっ!そっちか

こんな簡単な手、見落としたが先手の人も見落とした。先に取り込まず△19金と取れば詰みがないか確認するのだが、取り込んでくれて

26王と逃げて安心したところにスキができるというパターン。不思議な感じは、自分だけかも。

 

次の将棋は、

▲X***(2148) VS △s***(2284) の矢倉戦

先手が▲55歩と突いたところである

パッと見て後手持ちである。まず第一感 △44角 これくらいで後手良しであろうと見ていたが

後手の指し手は、△95桂 以下▲96銀△87桂成▲同銀△86歩▲同銀△87銀▲同王△86角と進む(次図)

いやーなんとも強引な攻め。こんなんでつぶれたらちょっとなと見ていた。まあ▲85歩~▲77桂あたりで先手がやれるんちゃうかとみていたが

まだ4分以上あるが先手は▲78王とふらふらと指してしまう。再び△87銀を食らって投了である。

後手の強引な攻めのおかげでチャンスが来ていたのに逃してちょっと残念。

まあ他人の将棋をどうのこうのより自分の将棋もあまりいえませんけどね。

 

 

 

 


オッサン流振り飛車破り 神谷広司著

2016-05-28 10:39:16 | 将棋

名人戦も佐藤天8段の勢いは、すごくこのまま一気にいきそうな感じです。羽生名人のちょっとした不調が気になります。

(竜王戦でも豊島8段に負けて今期の挑戦はなくなりましたし) やはり羽生さんが強くなくては面白くありません。

 

昔 amazonレビューをたくさん書いていたのですが、最近は、もう他に優秀なレビュワーがいるのでもういいかという感じです。

最近 発売された神谷さんの新刊は、文章が面白かったので久々に書くことにしました。

著者の神谷さん確かプロの連勝記録持っていたと思う。確か28連勝だったかな。でもタイトル挑戦は、残念ながらないもようだ。

東野圭吾の容疑者Xの献身がとても好きなようで、何度も読み返し映画の舞台となった場所にもよく訪れるとか。。確かにファンが選ぶ東野圭吾の作品で1位だったと思うがそこまで思い込むのもまたちょっと変わっているかと(笑)

ちょっと本の中身に触れると昔懐かしい 鳥刺し戦法が。(内藤さんが昔 王位戦で大山さんに対しての秘策で奪取したという作戦)

アマでも使う人が少ないので対応する方は、おろそかになりそうなのでちょっといいかも

狙い筋をちょっと紹介(下図は。先後逆にしています) 後手のほうが使いやすく。▲76歩、△84歩、▲68飛、△54歩というような展開です。

先手番だと相手が確実に振り飛車しかしないとわかっていれば使えますが、▲26歩、△34歩、▲48銀に△84歩とされるとちょっと損だな先手が。

まあ飯島流引き角作戦に似た序盤です。

ここから △32飛▲34歩△同銀▲38飛△51角▲24歩△同歩▲22歩 (次図)

といった展開が一番うまくいった感じの順です。

とりあえず陣形が低いのと角道が開いていないので、振り飛車側も角のさばきに面食らうのが狙い。

まあでも最近若手の最新の戦術書が多かったのでこういう戦術書は、読んでいてほっ とするのである。

 

 

 

 

 

 

 


アマ竜王戦和歌山県予戦

2016-05-22 21:04:19 | 将棋

今日は、アマ竜王戦和歌山県予選があり海南市へ行ってきました。今日は大勢参加されていて 坂本君、新田さん、伊達さんあたりが見えなかったがあとは、ほぼ強者はほとんど顔を揃えフルメンバーに近い大盛況(65人)。

なお坂本君は、高校選手権(和歌山県予選)の個人戦が同日にありこっちに参加で、がっちり優勝されています。

今日は、電王戦の2局目もあったことを忘れていましたが、勝ち込み先生ががタブレットもってきていてこの封じ手の局面ですでにponanzaが300くらいリードしているが、なぜこの局面が300以上リードしているのかわからんと言っていました。確かに1日目終了の局面 人間同士だったらまだそんなにどうのこうのという風に思えないんですがこれで差がついているとなればやはりこれからは大局観をちょっと変えなければなりませんねえ。

 

結果は、3位で賞金は確保しました。ほとんど将棋を指していなかったのですが、つい最近将棋クエストで60番ちょっと10分キレ負けで練習したせいもあって(とはいえあまり効果のほどは定かでない)なお優勝は、林隆一5段。準優勝は、健闘の谷誠人さん(串本町)4位は、大健闘の78歳の竹中さん(白井くん、楠本君という優勝候補を撃破)

準決勝で、一番ひどい将棋を指してしまいました。いつもは、相性のいい 林隆一さんであったのですが

▲林隆一 氏 △私

実は、この45歩をうっかりしていて56銀ばかり思っていてその場合は、33桂馬で受かり予定でしたが。この局面で82にキズがあるので時間を使って格闘したがよい対応が見つからず考えれば考えるほどよくならない。このあとは、ひたすら辛抱というのは、棋風にあわず無理攻めで負けを早めました。次回 雪辱しましょう。

大会に神崎先生がきていて いろいろ聞けました。まあこの先生は、和歌山出身で若いころから知っているので話やすい先生。 スマホ詰パラやらないんですかと訊くと これですよと詰パラを取り出しました。あっやっぱり本誌か。

 

この前取り上げた 板谷進詰将棋短編好局集というのは、その後9手詰と進めていったが確かに好局が多い。

例えばこれ

 

9手詰みながら手筋の打ち換えになるほどとうなる。

詰将棋創作をすると終盤が強くなったかといえば微妙で、但し自玉の不詰めを読み切って勝てたのは、いくつかあった。

例えばH4段戦の終盤戦怖かったが詰まないと確信して詰めよをかけに行き 指したのが下図(部分図)で24桂の王手にここで17王、16銀、28王、27金、19王、と逃げて詰まない。うっかり逃げ間違うとすぐに詰むので注意。 

ちなみに和歌山の人は、気がついていないのだが私は、オールラウンダー(どちらかと言えば居飛車党)だったんですが将棋クエストではほぼ振り飛車。

今日も予選から3位決定戦までの8局 オール振り飛車を趣向を凝らしてみた。得意の形を持たないと勝てないというのがわかってきたのである。考えてみると8局も指したのか。疲れるはずだ(笑)

 

 


板谷進詰将棋短編好局集 

2016-05-09 18:10:42 | 将棋

将棋を孫に伝える会発行の板谷さんの詰将棋集が送付されてきた。

数日前に切手300円分を送付して申し込んだものだ。

監修が中田章さんとなっている。7手詰み(20問) 9手詰み(40問) 11手詰み(30問) 13手詰み(10問)の計100問である。

早速7手詰みを20問解いてみた。手筋もののきれいな詰将棋ばかりである。スポーツ紙にはもってこいのクラスか。

7手詰みは、さすがに解きやすく約20分程度で詰んだが、1分以上かかったと思われるのを2つと印象に残ったのを1つご紹介します。

 

今回の7手詰みのなかにあっては、ごちゃごちゃしてる方

もうひとつは、

とはいっても手筋ものなので見える人は、一目であろう。

あと印象に残ったというかどっかで見たことがある詰め将棋がこれ

これは、いかにも塚田正夫さんあたりが創っていそうだが、同一検索には出てこなかった。まあでも思い出せないだけで平凡な3手目が見えにくい。

実戦だと詰みを逃しそうだな(笑)

この小冊子 好局が多く教習ようにももってこいのような気がします。

---追記

昨日 寝る前にこの作品のうちひとつを頭にいれて 横になったが5分経っても詰まない。ほんまに詰むんかいな。

そこで 電気をつけて起き上がって図面間違っていないか確かめ 再び今度は図面を見ながら格闘すること5分 ようやく詰んだ。

こんな簡単な形なのに苦戦するのは、私だけかと思ったが、あとで巻末の解答を確かめると 本問は、少々難解と記載してあった。よかった(ホッ)

 

 ちなみに普通に4手逆算した参考図ともども同一検索(空気ラボ)では、出てこないのはちょっと不思議。

 

--追加--

 nono_yさんから中田章さんの作品に同じ筋があるとコメントをいただきましたので

掲載します。1983年4月詰パラ


スマホ詰パラ ブックマーク その44

2016-05-06 10:49:21 | 将棋

連休中の4日の日に大阪へ出かけたが やはり田舎に住んでいると車の渋滞は、逆方向なのでなかなか巻き込まれることはないのがいい点だ。

将棋クエストで結構指しまくったが、時々駒の数を見間違えてとん死することもあった。枚数の表示がちょっと見にくいのである。スマホ詰パラにも言えることではあるが。

最近は、確かにスマホ詰パラ作家さんが増えてローテーションは、長くなってきているのはやむえないところかな。 こうなるともうちょっと質あげないといかんなあと思いながら前に採用になったいまいち作品も放置したままである。

 

昨日のスマホ詰パラから 3つほど取り上げます。

まずは、この作品

この作品、まあマニアは、43竜から34竜の押し売りが目につくがやはりそれが正解。11手詰みながら57秒で解けたが100位にも入れないので、みなさんここは一目なのだろう。

解説を読んで最終手のちょっとした落とし穴に気がついたが、それも紹介

ここで、まあ普通36角と手が動きますよね。竜の利きをとめるために まあそれが正解なのですが、45角も23角成を見て詰みそうに見えるが、17桂成の移動捨てがあるんだ。

 

次に

この作品は、どっかで見たことがあるのだが

これのシンプル版だな。手順は、同じだが。

初手33銀に12王の方を先に読んでしまうがこちらは13歩、同馬。21銀不成の手順で駒余りになるので割り切れているのか。

 

 

 

追記: 不透明人間さんからコメントをいただきました。とくつめ80番。

同じような手筋からですがこちらの方は、好手をおりまぜ より詰将棋らしい短編らしい、是非チャレンジあれ9手詰み