今期は、新聞将棋を楽しむため毎日新聞3面記事の速報だけでなく、連盟のHPや棋譜データベースも見ないようにしている。
うーんデメリットもあるなあ。見たい棋譜も出てくるしなあ。まあもうちょっと頑張ってみようかと思う。
今日も新聞欄の 久保九段VS佐藤(康)九段戦を楽しんでいる。
観戦記は、昔の観戦記は面白かった。なぜだろうか?棋士が個性的だったからなのか書き手がうまいのか。
現在でも 王座戦の河口7段の観戦記は面白い。それと島九段の観戦記もまた同様に面白い。
詰棋通信No.18より 目についた好作をご紹介。
まずは、大山名人の作品
まさに実戦形。手触りのいい好作かと思います。
次に二上九段作
シンプル。こういうのはいいですね。▲4八飛△2八金▲同飛。。。以下詰みます。
これをちょっとだけアレンジしました。いいところをパクりました(笑)
これも飛車成りから金合いを食いちぎって詰みますが、金の使い方がポイントです。
----追加
いつのまにかコメントが増えて、勝手に必至の問題に話題が移行していました。
大山名人作から三輪さんの9手必至図 みんなで考えましょうとはいいつつも一応考えてみました。
とまあ これは、結構難しいので、ちょっと解説を加えます。(間違っているかもしれませんのでその時はご指摘を)
初手は、▲3一角あたりで△同王▲2三飛成△3二金(次図)で本当に必至がかかるのかと思いたくなりますが
まあ実戦的な▲3四金あたりで詰めよ詰めよで追い込んでいけばやれそうですね。
そこで▲3一角に△1二王ですが▲3二銀としばり△1四銀あたりでしょうか?(次図)
ここで 狙いの次の一手▲2四飛でしょうか以下△1七竜▲1四飛△同竜▲2二銀まで(次図)
と思われますが、間違いがあればご指摘ください。
ただ初手▲3一角で▲3四金と単に出る手もなかなかでこれでもいけそうな気がするが変化が多すぎてよくわからない。
--その後三輪さんからのコメントで修正図を掲載します。
こうなると 私が示した解答例は、崩れます。▲3一角は、△同王▲2三飛成△3二金(上から5つ目の図)となったとき▲3四金の応援がきかないのであれば切れます。
*:と書きましたが風太郎さんから切れないと指摘。そのとおりです。▲4二銀△同金▲同と△同王▲5三金△5一王▲3二竜で受けなし
初手が▲3二銀らしいということがわかってきました。(実際は、▲3一角でも必至がかかる)
まず▲3二銀に△4五馬の変化から
そこで△4五馬に単に▲4五同飛か▲3一角△3二王(△1二王は、必至がかかりそう)▲4五飛の2ルートになります。後者がいいのかな?
こっちが変化のほうになるいのですが初手から▲3二銀△4五馬▲3一角△3二王▲4五飛のルートは、これで受けがありませんねえ。
となると本線(作意)の▲3二銀△4五馬▲3一角△1二王(△3三王は、▲4二角成~▲4五飛)▲4五飛(次図)
こんな感じでどうかというところです。これで(1)▲1五飛~1三をくいちぎって2一角の筋。 (2)2四桂~2三角の筋。(3)2一銀不成~3三桂の筋があり受けが難しい。
まあこれで2手目△4五馬の変化をおわり本線にもどり
▲3二銀△1四銀▲3一角△1二王▲2四飛△1七竜▲1四飛△同竜▲2二銀までの9手必至が作意。
まあ赤字で追加したように初手▲3一角でも△1二王に▲3二銀といった感じで必至がかかるので余必至となるようです。
もうこの辺にしたいと思います。