今日は、和歌山県田辺市で地元の新聞社の紀伊民報社の囲碁将棋大会があった。
もともと出場予定は、なかったので事務処理を手伝いに行ったが、見てみるとすごいメンバーがきている。
A級の将棋だが26人とまあこの大会例年どおりの出場人数だが、
木村秀利さん、武田嘉弘さんという全国強豪をはじめ 伊達五段、楠本四段、濱脇四段、古久保五段。谷四段と他強豪がずらり
奈良からは、研修会の横谷くんの顔も見えた。
そのなかでスイス方式の4回戦を行い成績上位2者による決勝というちょっと変則的な方式。
初戦は、シャッフルっして組み合わせたのだが1回戦で 木村VS武田戦という決勝戦のような組み合わせとなった。
ここでは、石田流本組VS居飛車穴熊の戦いになり 武田さんが見事な指しまわしで快勝した。
その後熱戦が繰り広げられ 4局終えた時点で 4連勝は、武田さんのみとなり本来優勝でもいいのだと思うがこの大会の規則で
2位の人との決戦で優勝を決めるという方式。
3勝1敗が数名出たが、勝った相手の勝ち星数を比べそこでも同じなら負けた相手の勝ち星もくらべそれも同じなら直接対決ということで
それに該当したのが木村さんと古久保さんで ともに武田さんに星を落としただけで勝ち点も同じで全くの同一のため10分+30秒で
の決戦となり木村さんが快勝し決勝進出となった。古久保さんは、3位となった。
木村さんと武田さんの決勝は、部屋を換えて行われた。
決勝戦は、後日 尾谷さんの解説で地元紙に掲載されるがポイントを振り返ります。
先手▲武田さん 後手△木村さん
武田さんの先手4→3戦法で穴熊に組み替えたところで 木村さんの△54角とおろした局面
先手が▲77桂と跳ねていないのに早い感じもしたが、木村さんにいわく普通のよくある手だとのこと。勉強しとかなあきませんね。
以下▲66飛△74歩▲同歩△同飛▲77金△73桂と進む
木村:▲77金で▲77歩とかは? 武田:▲77歩とか打って幸せになった人は、いないでしょう。
ここで ▲82角といったが これで木村さんの技が決まった。局後▲83角が検討されたがなかなかどこまでいても難しく 一例をあげると▲83角△84飛▲56角成△86歩▲同歩△88歩▲74歩△同銀▲64飛とか
▲83角△75飛▲76歩△25飛とかいろいろ難しく
結論は出ないが▲82角よりは勝ったようだ。
本譜は、▲82角△65桂▲76金△57桂不成!
これについて 訊かなかったがおそらくこの桂不成を見落としていたのかもしれない。 ここからは、木村さんが着実に優勢を築いていき 予選のリベンジをし
優勝をしました。おめでとうございます。
この大会で、3連勝のあと最後木村さんに負けて3勝1敗ながら勝ち点で上がれなかった 田波さんという青年がいたので話しかけると 田辺市にお住まいとの事
元慶応大学将棋部とのことで地元にもこういう隠れた強豪がいたことにびっくり、ネットでよく指してるが仕事の関係でほとんど出てないとの事。
ちなみにスマホ詰パラにも2題投稿されている詰将棋作家でもあった。いや仲間がいてうれしい。 NO.6893とNo.6994である。是非挑戦あれ。
この大会には、宮本広志5段も指導対局のこられてましたので、宮本5段の新刊で一部不明な点を聞かせてもらいましたが
即答してくれるあたりさすがです。
この本については、まだ完全に読み切っていないので、またどこかで内容を織り交ぜてご紹介したいと思います。
アマチュアには、格好のテーマですので居飛車、振り飛車を問わず参考になるのではないでしょうか?
著者自身 3冊目となりますがどれも読みやすく参考になるので、手元に置いてます。
この本については、もっと読み解いて実戦で使いたいと思います。和歌山には四間飛車党が非常に少ないように思うので、(三間飛車、中飛車の猛者はたくさんいるのですが)
というわけで個人的に宮本5段は、応援しているひとりなので是非今後ともご活躍期待しています。