表題のとおり比較的ローカルな将棋大会に参加しました。
和歌山県の上富田町(かみとんだちょう)が出身の宮本新4段を応援するという意味での将棋大会が新4段をお迎えして地元で行われました。
今日は、大阪で職団戦があるので、和歌山の強豪の数名がそちらに行ってますので、優勝を狙うにはチャンスが多い大会です。
宮本新四段 順位戦で苦戦してますが、直近 永瀬さんに勝ち 巻き返しの第一歩を踏み出しました。まあ 好青年といったところでしょうか。
知らない人も多かったので、知っている強豪を見てみると濱脇さん、佐藤裕さん、新井さん、それに中学生の森山君と尾谷君あたりか? 串本から久しぶりに西さんが参加されていた、過去アマ竜王戦の和歌山大会の決勝までいったことのある人なので、今後参加されることを望みたいですね。
今日は、家族の帰りにどうせ早く帰ってくるのならスシローで持ち帰りすし買って帰ってといわれましたが 最後まで残ってしまったので、帰り立ち寄ると人があふれていたのであきらめました。まあでも優勝賞金の¥10000は、ちょっとしたこずかいになりました。
なお2位は、¥7000 3位は¥5000という金額で、 3位決定戦もばかになりません。佐藤裕さんと尾谷君の対戦で佐藤裕さんが勝ち 3位になりました。
何局かざっと振り返ります。不思議なことにいままで和歌山の大会で横歩取りの戦形になったことがほとんどないのですが、今日は5局中4局が横歩取りになりました。もっとも私は、先手側(横歩を取るほう)ばかりですが。
予選は、2連勝で通過した1回戦が不戦勝でトーナメント2回戦で、Tさんとの対戦。
先手▲私 後手△Tさん
△7七桂成と桂馬を取った手に対して▲同王としたところ
ここで後手のTさんが急いで△6五桂と打ってきたので、▲7六王△2五歩(悪手)▲3六飛△5七桂成▲5八歩と進んだところで後手が長考。
あれっ△5四飛▲5七歩△同飛成とまで進めると思っていたのになかなか指しません。そして長考後△7三銀ときました。
そこで初めて気がつきました。△同飛成のあと▲5六歩と蓋をする手があるんだ。
対局後そういう話でしたが、実際そう指せたかは、不明です(笑)
そんなわけで桂得を果たしリードしましたがあいかわらずの実戦不足でよれよれのゴール。
そしてベスト4の戦いが中学生のO君。大変厳しい戦いになりました。
先手▲私 後手△O君
△5五歩としかけてきたところ
この形は、経験上先手互角にやれると思ってましたが端歩の関係でちょっと先手手が遅れている感じもします。(実際そこが問題だった、完全に手が遅れている)
ここから手筋とおりの展開、▲同歩△4六歩▲同歩△5五銀▲2四歩△同歩▲3五歩△4六銀▲3四歩△5五角(次図)
ここまでは、読み筋通り。ここで▲5六銀△5七銀成▲5五銀△6七成銀▲8六角△4九飛成▲5九歩(参考図)のコースがいいのか考えていましたがあまりよくも思えないので
結局▲5六銀でなく▲2四飛を選びましたが△2二歩と受けてくれるはずもなく △5七銀成▲同金△4八飛成▲6七金△2二歩(次図)
と指され先手あきらかに不利
この後もうまく指され必敗形でしたが最後でうっちゃって勝ちましたが、とても勝ちとは言えない内容。この戦形もうちょっと工夫しないといけないなあ。
そして決勝は、予選でも当たったお医者さんのAさん。
初戦と全く同形で進む。
最近 村田さんの本で▲1六歩と一手様子を見る手が紹介されていましたので今日はこの手を使いまくりました。(3局)
その後下図のようにAさんの攻め私の受けという感じでこれまたリードしながらよれよれでなんとかゴールというちょっと情けない内容。終盤が甘い。こんな調子では、和歌山市の強豪にはだめだろうなと思いました。
ちょっと詰将棋の話題
昨日詰めパラアプリでなかなかいい詰将棋であいました。最近あっぷされた問題。
(NO.4809)LV18
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素晴らしい収束でした。
難しいと思わる方は、10手進んだ次図をまず詰ましてみてください。
上図でも個人的な盲点で不詰感がただよい ちょっと苦労しました。
まあここからでも19手かかります。