バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

実戦で使えればかっこいい詰め手筋

2013-10-31 14:44:01 | 将棋

金園社加藤博200題も136問クリアで、13手詰に入っています。

その前に11手詰の最終問題を解いている時にふと こういう詰め手筋が実戦でできたら素晴らしいなあと思った問題がありました。

これを見つめているとある詰め手筋がひらめきすぐに詰ます事ができました。

詰キストは、一目なのかもしれませんがこういうのは実戦派は苦手で読みにくいところです。

ひらめいた詰め手筋は、下図のような感じです。勝手につくりました

実戦派は、初手に抵抗がある。

これを少しカモフラージュして1題詰将棋を作成しました。

同じ筋ですので、簡単と思います。

実戦派のみなさん 一度は、こういう詰手筋で詰ましてみたいものですね。

 

これらを見ていて三輪さんが思いついた作品をコメントいただきましたのでご紹介します。

実戦では打ちにくい飛車頭の桂馬からはじまり 途中打ち歩詰め回避もでてくる13手詰です。

 


ちょっと感触の違う詰将棋 加藤博200題より

2013-10-29 19:00:38 | 将棋

今日は、郵便で日曜日の朝日アマ和歌山予選の記録棋譜と表彰の写真が郵送されてきました。

第一代表(正規)トーナメントは、ベスト8以降はすべて棋譜をとりましたし 第二代表(敗者復活)トーナメントは、決勝のみ棋譜をとりましたので

3局いただきました。 和歌山青棋会のみなさま ありがとうございました 、この場を借りてお礼申し上げます。(青棋会の人 何人当ブログを見てるかわかりませんが たまにはコメントくださいよ(笑))

本日時点で

加藤博200題も126題まで、詰ませました。11手詰になってから時々 ちょっと手こずるの作品がでてくる。

そのなかでもちょっと感触の違う詰将棋にであったのでご紹介ます。 

次の詰将棋です。

あまり筋が見えなくて手こずりましたが、こういう手筋は詰将棋にはよくあるものなのかな。実戦的といえば実戦的なんですが。

その詰将棋を見ていて 自作を創りました。

もちろん同じ筋ではありませんし レベルも低いのでご勘弁の程を11手詰みです。

本当は、桂をもう一枚手駒に増やして1六桂から入りたかったが引かれて不詰みなのであっさりこの形にしました。

新聞詰将棋より全然難しくないので、すいすい解けるはずです。

まあ 思いついたら載せることにしました。そのうち作品らしいものもできてくるでしょう。

 

追加:

とまあ言っているうちに

三輪さんから改作をいただきました。こうやって創るのだというのが勉強になります。

19手詰です。10手目は、金合いのようです。最後は飛車を1枚とってそれを捨てます。

そして 風太郎さんの改作してくれた作品も自作より数段 格調が高くなっています。

初手2三角が入り13手詰になっています。

 


朝日アマ和歌山県予選 その2(検討)

2013-10-28 18:05:33 | 将棋

今回 1日7局も指すというおそらく私の新記録。おまけに30分持ち時間の30秒秒読みとなればなおさらのこと。

こういう持ち時間であれば、番狂わせも多少すくなくなるのだが、今回は、1回戦で新田さん、武居さんという強豪が敗れるという番狂わせがあった。

ちなみに私はこの2人に1勝もあげていない。(対武居戦 0勝5敗 、対新田戦 0勝3敗) 

1回戦だからレーティング差 400以上あるわけですが。なにが起こるかわかりません。

昨日 自分の将棋をざっと紹介しましたが ちょっと検討すると終盤でひっくり返っているのが多々あった。

そこらへんをもう一回紹介します。

敗者復活トーナメントの準々決勝 対Fくん(5段)戦。レーティングも2150くらいです。

昨日紹介したあとの最終番が下図です。

先手▲私 後手△F5段

残り時間多分3分くらいだった。

ここで▲4三銀か▲4三飛で迷った。まず▲4三銀を読んで△4三王に▲3三角成という手が見えてこれを中心に読んだがこれは△同王で届かない。

そこで▲3三角成に代わりに▲3二銀△5四王▲6四飛△4五王▲6七飛と銀を抜く手が見えたが直感で負けそうに見えた。ただしこれはいい線をついていて

△4五王に▲4六歩△同王▲6七飛(次図)と飛車を通しながら受ければ勝ちだったようだ。

ところが実戦では、▲4三飛と打ち込んだ時間を気にしていたのもあったがちょっと足らない気もしたが読みきれなかった。

これに対して△同銀▲同歩成△6一王なら詰まずに後手の勝ちだった。 ▲4三飛は大悪手だった。 これに対してFくんも△6一王と逃げたのが大悪手(次図)

後手玉は簡単な即詰みです。 挑戦してみてください。 

まあこんな幸運にも恵まれていたわけですね。

 

もう一局 敗者復活トーナメントの準決勝 対S藤さん戦も終盤が非常に面白かったので紹介します。

今回 S藤さんはレーティングは1950近くだったようですが実力はもっと上だと思います。

今日も上位者を多数倒したので2000台にはのったはずです。

先手▲S藤さん 後手△私

S藤さんとは対局前にもよく話をし Sさんは、ベテランのかたで昔東京に住まれていたとのことで私も一番将棋が強い時期は、神奈川にいましたのでその当時の関東棋会の話で盛り上がっていました。このあと もしかしたら当たるかもしれませんねえと話してたらお互い勝ち上がって対局することになりました。

S藤さんも今日は、古久保くん、真田さんという強豪を倒しての進出で勢いがありました。

面白い中盤戦もありましたが

その対局の最終番の局面です。 ここでは私の方は1分~2分でした。S藤さんんは7分~8分くらいのこっていたと思います。

いま先手が▲4八桂と受けたところです。 後手の私が攻めをつなげられるかという局面です。

 

△5六歩だと▲3九王と逃げられ△2八金に▲6三と と取られ飛車打ちに合駒がないという事態になる。

とっさに△5二銀▲同と△5六歩▲3九王△2八金(次図)と進めた。

次に△5七歩成が詰めよだし▲6一銀には△7一金で耐えているなんとかなるかと思った矢先 先手の次に一手が好手だった。

ここで▲3七銀打と振りほどきに来るのが好判断。正直参りました。

秒読みに追われそこで仕方なく △5七歩成▲2八飛△同角成▲同銀△5五角▲4五角 (次図)

この▲4五角も詰めよで受けにくい。 ▲5五銀と取ってくれたら△4七と指すつもりでしたが困りました。

 ここでとっさにある筋がみえました。

そこで△5四歩。

以下▲同角△4八と▲同王△3六桂▲3七王△4八銀▲2六王△2四飛(次図)

狙いが実現しました。

ところがここからも先手は、しぶとく頑張ります。

以下▲2五歩△5四飛▲5五銀△同飛▲6一角△3七銀▲同銀△同銀不成▲同王△4八角▲2七王△2六銀▲1八王△5二飛(次図)

秒読みの中 決めるだけ決めて△5二飛と詰よを振りほどきます。

ここで先手も時間が切迫してきて結局▲5二同角成しかないと判断し 以下△3七角成▲2九飛△1五歩▲9三歩成△同香▲同香成△同桂。。。まで先手投了(投了図)

なんとか手筋を駆使して振りきったという1局でした。実は、この将棋は中盤戦も非常に面白かったのですが終盤戦もスリリングでした。

S藤さんとの次回の対局は楽しみです。

 正規トーナメント準々決勝の対S田さんの将棋も非常に面白かったのですが、これは、棋譜を取っているようなので(正規トーナメントベスト8以降は全棋譜をとったので)

いずれ検討を待ちたいと思うし S田さんに聞くのが一番賢明かなとも思うので今回省略しますがいずれ面白い変化がでてきたら取り上げたいと思います。

 

 


朝日アマ和歌山県予選 

2013-10-27 22:55:26 | 将棋

今日は、朝起きた時から仕事しようか将棋しようか迷った末、和歌山市で開かれた朝日アマの和歌山県予選に参加した。

朝日アマの和歌山予選は今年から初めてで、2名が大阪で開かれる朝日アマの2日目にエントリーされる。

レーティングであらかじめ組み合わせををしトーナメントであり ベスト8になると敗者復活トーナメントにも参加できるシステム。

正規のトーナメント優勝者と敗者復活戦の優勝者の2名が大阪の大会に参加できることになります。

今回 参加していなかった有力者は、白井くん。林さん。山本尚、大平さん(両人とも見学には来ていた)、伊達さん(世話役だった)、構井さん他です。

今日は、30分持ち時間の秒読み30秒といつもよりは大幅に多い持ち時間。

レーティングは、和歌山青棋会の人はレーティングをもっているのでいいのですが私は、入っていないので今回新規登録で仮レーティングをもらいました。

2000点くらいで十分だったのですが、2100を押し付けられまして(笑) しぶしぶ受けることにしました。

まあなんとか今回レーティングを落とすことはありませんでしたが。 

結果から言うと正規トーナメントで、坂本くんが優勝。 敗者復活トーナメントで濱仲さんが優勝で この2人に決まりました。

頑張ってきてください。

で、私はというと正規トーナメントで坂本くんに負け、 敗者復活トーナメントは、決勝まで行きましたが濱仲さんに負けあと1歩でした。まあいつものことです。

ざっと振り返ります。

1局目 いつもよく当たる女性のMさん。これが不思議なくらいです。

先手▲私 後手△Mさん

▲5四飛に△9五歩とこられて えーそんな手があるのと思いつつ ▲2二角成△同銀▲6六角△3三角▲8四飛△同飛▲同角△9九角成▲6六角△同馬▲同歩(次図)と

大決戦。

ここで△3三銀でしたが△5六角(▲8三角を消しながら桂とり)の方がよかったかもしれない。▲8三角△7一金▲6五角成で先手ペースかというところです。

 

2局目 O川さんというかたと。 初戦で優勝候補の一角 新田さんを破る殊勲をあげています。

先手▲私 後手△O川さん

いま ▲6三銀と打ったところ

ここで△7三銀なら千日手も仕方ないと思っていたが△5四銀だったので▲7四銀成△5五銀▲6三歩成で先手ペースとなった。

これでようやくベスト8になり1回負けても大丈夫なった。

正規トーナメント準々決勝は、S田さん。和歌山一 大局観の素晴らしい人といえば和歌山の人はお分かりでしょう。

先手▲私 後手△S田さん。

陽動振り飛車を迎え撃ちました。

すきありと果敢に▲6五歩と攻めました。 ここら辺は、S田さんの研究範囲かもしれませんが落ち着いては作戦負けになる気がしていきました。

そこから数手進んで次図

本譜は、▲2二歩と打ちましたがS田さんに単に▲3四銀成がいやでしたとの意見。確かにそのほうが良かったようです。

自信のない終盤戦でしたが勝利の女神はこちらに向きました。

 

正規トーナメント準決勝 対坂本戦

中学生ながら今回の優勝候補の筆頭でした。

先手▲私 後手△坂本くん

相矢倉の戦いから△7五歩ときたところ 相手の経験の多い戦型を選んだのがそもそもの間違いだったようです。

ここで▲6一角と打ちましたがすかさず△7一金とうたれどうも思わしくありません。

今日一番の拙戦でした。

敗者復活にまわり準々決勝(敗者復活にまわるとたくさん指さなくてはならない) Fくんと

最近よく当たります。いつも筋違い角でしたが今日は違いました。

先手▲私 後手△F5段

飛車を抜いてよしと判断してましたが△5六銀と絡まれて超難解の終盤へ

 

最後は詰む方向に逃げてくれて辛勝。

 

ふー 次に敗者復活の準決勝 S藤さん。

昔は関東におられたかたで、正当居飛車党

先手▲S藤さん 後手△私

▲5三歩成となられてこれも難解な終盤戦へ

ここが一番難しいところですが△6六銀▲5八王△3九角と指しましたが△3九角では△5五角かもしれません。ここは詳しく調べないとよくわかりません。

一番の大熱戦でこれも辛勝。

ついに 敗者復活トーナメント決勝。

京都で県代表にもなったことのある強豪 濱仲さん。

先手▲濱仲さん 後手△私

ここで△6五飛もちらっと考えたが ▲8四角△6七飛成▲9八飛がいやだったが 観戦者は、それは後手がいいんじゃないのと言われました。

そうかもしれません。

結局△4八角成▲同金引△6五飛▲6六歩△6一飛▲7二角△7一飛▲6三角成△6二歩▲8三桂 と展開 まあ指せそうな形勢でしたが最後食いつかれて

負けました。

いやー 7局も指したらぐったりです。

戦型は、 

(先手番で振り飛車)先手中飛車VS居飛車

(後手番で振り飛車)居飛車VS後手三間飛車

(先手番で居飛車)対陽動振り飛車

(先手番で居飛車)相矢倉

(先手番で居飛車)対急戦矢倉

(後手番で振り飛車)居飛車VSゴキゲン中飛車

(後手番で居飛車)陽動振り飛車VS居飛車

居飛車も振り飛車ももまんべんなく指せました。

あと一歩で負けるのはいつものことですが。(笑)

 

 

 

 


詰将棋をつくる難しさ

2013-10-26 22:45:41 | 将棋

今日は、午後の早い時間に帰って来れたのだが、携帯(スマホではない)が出張直前に壊れて、DOCOMOショップで代替え機を受け取るのに待っていると

2時間半もかかった。なんとかならないものかと思う。

 

加藤博詰将棋200題も94問まで詰ませたが、11手詰にはいってから少しペースが落ちてきた。気分を変えて詰将棋を創る気になった。

というのはある筋がひらめいたからである。

ただし これがなかなか完成にいたらない。

勝手に盤上に配置したのだが

ある筋とは、上図から▲2四桂△1三王▲1二飛△同金▲3三飛成 (参考図)

これがひらめいたが参考図で、唯一△2三金打が詰まない。 △2三金打▲1二桂成 (参考2図)

実戦ならなんか詰みそうだが今一歩足らない。 かといって駒を増やすと余詰みの嵐。 例えばあと1歩あるだけで ▲1三歩や ▲2二金~▲1三歩といった感じで。

あれこれ考えたがここで残念。

そこで全く できないのもちょっと残念なので、参考2図の失敗図から詰むような図を考え作ったのが

次図 15手詰です。

▲2二金△1三王▲2三金から馬を取って最後に角でとどめの追い詰めでちょっと冴えませんがなんとか1題創りました。

 

追記:先の詰まない自作図 自分ではあれこれやったがダメだったが三輪さんにかかれば次のように生まれ変わった。

17手詰みです。狙いは、生かして見事に収束を決めてくれています。なかなかこうはいきませんねえ。

さすがです。ありがとうございました。

 

袖将さんから浦野さんのこぼれ話をコメントでいただきまして、その記念詰将棋のご紹介もあったのでそれも載せておきます。

 


9手詰の好作よりヒントを得て 加藤博二200題より

2013-10-24 23:03:31 | 将棋

明日朝9時くらいから台風に向けて出張です。被害がないといいのですが。

こういう時は、関係者以外宿泊しませんので、まあだいたい予約は取れますね。

出張前にもうひとつ更新しておこうかな思いまして。

加藤博二さんの200題 7手詰(30問) 9手詰(50問) 計80問クリアして次は、11手詰へと進みます。

9手詰の中で、1題 印象に残った好作がありましたのでご紹介します。なんか勝浦さんの作品を見ているようでした。軽快すぎて10分くらいかかりました。

その作品です。

この作品 てこずった理由は、 ▲2三金△同金▲3二飛成でも詰みそうに見えるのです。 以下△2二金打▲2三桂成△同角▲2四桂△1一王▲1二香△同角▲同桂成△同金 (失敗図) となって詰みません。ここまで追い詰めながらあと一歩うまくいきません。

これが4四歩形なら▲2一竜から詰むのですがいまひとつ届きません。ここで大きく道草をしたため 本筋に戻るのが遅れました。

この加藤さんの作品  実に軽快でこれぞ 詰将棋という感じです。こういう詰将棋を創って見たいという感じです。

この失敗の読みからふと詰将棋の筋が浮かび ちょっと冴えないかもしれませんが自作を創ってみました。

2五の竜はちょっと冴えないのですが合駒にこれを使うと収束で余詰めがでてくるので余詰み消しを兼ねてここに来てもらいました。

よくある筋かもしれませんが思いついた時に記録という感じで載せた程度です。

ちなみに難しいと思わる方がいらしたら悪いので、記載すると▲3三角△3二金打(他の合いは早詰みで飛車は品切れ)▲2一竜△同王▲1三桂以下 詰みです。

 自作 もう2手だけ追加して下図に変更します。単に▲1二銀△同金を追加して13手詰にしました。

EOGさんからのコメントで私の作品を駒数をもっと減らしてシンプルにした図が下図。

加藤博二さんの作品題材に取り上げましたが、加藤博二8段は、私が将棋を始めた頃既にA級に在位していて、ケレン味のない居飛車党でした。

その頃 加藤一二三さんもA級で、両加藤と呼ばれていました。

 

明日は、宿泊先(那智勝浦)で台風をむかえそうです。

追加:

三輪さんが自作をみて、飛車合いを狙いに変更して創った作品が下図です。

6四の角は、5三でも良さそうですが(ただし6四においた理由は、コメント欄を参照にしてください)。 私は、収束部分で飛車の離し打ちによる余詰みを敬遠して、飛車合いをなくしましたがそれを6四の角で解決しています。

言われてみれば確かにそれで防げていますね。4一に金おくとか考えたんですがそれだと詰まなくなったりして諦めていました。

そう書いたら三輪さんが4一金型の改作を提供されましたので参考になると思いますので載せます。19手詰です。

 さすがにあっさり解決されますね。感心。


同じ9手詰でもすぐに詰むのと苦戦するもの 加藤博200題より

2013-10-24 16:55:57 | 将棋

今週は、仕事が暇だったので、7日連続ブログ更新。めったにないことです。

まあ明日からは、台風27号対策で、南紀のほうへ出張です。のんびり詰将棋ともいかなそうなので

頭を使わない小説でも持っていこうかな?

日曜日に朝日アマの和歌山予選があるが台風次第では行きたくても行けない事態も考えられます。

まあ全然実戦していないので、参加してもすぐに観戦者になるのが落ちかもしれません。

 

1年をかけて詰まそうと思った金園社シリーズですが 1冊目の加藤博さんも78問(7手詰30問 9手詰28問)まで詰ませました。

現在9手詰シリーズに入っていますが5秒以内に詰んだ詰将棋と10分以上苦戦した詰将棋があった。

普通は2~3分くらいで詰むことが多いのだが。

それをご紹介。どっちもすぐ詰むよといわれればすごいとしか言い様もありませんが。

見た瞬間すぐに詰んだのは、下図の9手詰のうちの23番

多分 詰キストも秒殺のはず。

次に苦戦したのがこれ 33番

イメージは、22まで追って3一竜で仕留める感じで考えましたがなかなか苦戦しました。

やたら王手の種類が多いので組み合わせにてまどりました。

でも今考えると、そうでもないかなという気もしますが、なぜかこのときこの問題に苦戦しました。

みなさんはどうですか? そうでもないですか。

 

追加:加藤博作 から三輪さんが思いいついた作品のご紹介します。(コメントでいただきました)

そして そのあとさらに改作されたのが次の図です。

きれいに最後は大駒を捨ててさばけます。桂馬は、初めは上部に逃げた際の決め手に見せ、最後は別の用途できれいに決め上げます。

13手詰です。


新しい詰将棋150題をヒントに 

2013-10-23 09:54:48 | 将棋

台風が近づいていて朝から雨が降っています。

自営業としては、仕事になりませんので今日はのんびりしています。多分明日も雨でしょうから。

但し 台風が近づく直前は、中継所保守対策のために出張でしょうね。台風に向かって。

 

昨日 仕事の帰りに御坊市の本屋に立ち寄り 帰りがけに1題頭の中に入れて考えていました。

確か 成美堂出版の新しい詰将棋150題 羽生監修。(但し 作者は、関口勝男さん)

Amazonレビューにも作者は、後ろに小さく書いてあるだけですが、監修者なんてあまり気にしていないので作者名を書いてくれた方が

ずっといいと思っている。多分監修なんてあまりきっちりしていないと思います。他の本ではっきりしましたから(笑)

でもこの本 パッと見いい本だったような気がしてきました。

 

その帰りがけに頭にいれた問題が次の問題です。(多分 こうだったと思います)

非常に簡素だから頭に入れやすく取りかかったが、非常によくできている。 車の運転中にもちらっと頭に浮かんだが運転中は危ないので家に帰ってから

ゆっくり詰ませた。

とはいえ 実は、頭に入れたあと 時間が経っていて いろいろ仕事の雑用が終わってから頭の中に再現したとき 駒の配置は大体覚えていたのですが

3三の竜が飛車だったかちょっと記憶不明瞭になって飛車で考えると詰みません。そこで3一の歩が香車だったかなと考えるとこれは、2手目△1二王の変化が中心になって詰むことは詰むんですが余詰だらけなので違うと却下し 3三を竜にすると上図のような詰将棋になりこれは りっぱな作品になっているので正解と考えました。

やっぱり3三は、竜だったかという結論に達しました。

15手詰です。手数の割に難しくないですが5手目にちょっとしたポイントがあります。

そういうことを考えて詰ませているうちに少し別の筋がひらめきましたので、詰将棋を作ってみました。

余詰消しって結構難しいんですね。あれこれしているうちに駒が増えてきてしまいました。簡素につくるのは難しい。

上の関口さんの作品も同一作にチェックをデータベースでしましたが出てきませんでしたので、何とも言えませんが一応同一作チェックはしました。

まあ三輪さんのおだてられ木に登るではありませんが駄作を作ってみました。筋としては、実戦で生じるごくありふれたものですけど。

収束部分は、やはり華麗にはいきませんねえ。 やはり詰ますほうがあっていそうだ。

 

そのあと詰将棋作家の三輪さんから改作のコメントをいただきましたのでご紹介します。

こういう収束を実は、したかったのです。ただしこの作品 27手と長いので解説をいれます。

▲2一銀△同王▲3一馬△1一王▲1二香△同王▲2一銀△1一王▲2二馬△同王▲3二飛成△1三王(途中図)

まあ自作とここまでが同じ狙いで、ここからの収束がなかなかうまくいかなかったのですが三輪さんの収束を見てみましょう。

▲1二銀成△1四王▲2三銀△2四王▲3五竜△2三王▲4五角△1四王▲1三成銀△同王▲3三竜△1四王▲2三角成△1五王▲2四竜・・・まで27手詰

収束ってこんなにスマートにできるんですね。感心しました。


金園社 詰将棋200題シリーズ 

2013-10-22 08:26:51 | 将棋

最近 念願の詰将棋集を手に入れることができました。

ずーと昔 将棋を始めた頃 この詰将棋集を町の本屋で見かけちょっと立ち読みしたがそのころは全然解けず

かと言って1冊¥450の本は、小遣いを貯めなければなかなか購入することできませんでした。

それをいまになってようやく一挙に入手することができました。個人的には、思い入れの深い一番大事な詰将棋集です。

一人200題で12人ですから2400題です。(清水さんの本を含めると2600題です)

これを1年かけて合間を見て自力で詰ませてみようと思っています。まあ気の長い話です。少しは上達するかな?

そのなかで、これはという作品があれば随時紹介したいと思います。

誰からはじめようかと迷ったのですが 手始めに加藤博二八段からにしました。

7手詰~15手詰以上までバラエティにとんでいます。 この一冊にどれくらいの時間がかかるかわかれば全体が見えてきそうですね。

年末になると仕事が多忙になるので、時間があまりとれなくなるし。

 

昨日 手始めに18問ほど解きました。19問目にちょっと手こずって急に睡魔がおそってきて寝てしまいました。 

それまでのなかで、勘違いして考え込んだ問題がありました。

7手詰とかいてあるのに5手で詰むような気がして。 

勘違いの内容は、おそまつすぎてちょっと信じられないかもしれませんが ▲4二飛△同角▲1二金△2三王▲2二飛。。まで 飛車2枚ないのになぜか気がつかずおかしいなあと数分考えてようやく錯覚に気がつき。 そこからは さすがに詰ませました。

その錯覚からヒントを得て 自作を1題創りました。

詰将棋の先生方が多く見ておられるようなので気が引けますが、載せます。11手詰みです。

とまあ掲載したら早速 とおりすがりさんから改良案がでて、それのほうが初手非限定(成、不成)も解消されて、いいので載せます。

2手のびて13手詰です。

その後 詰将棋作家の三輪さんからコメントをいただき さらに改良してくれたので皆さんで鑑賞しましょう。

詰手順は、同様に進みますが収束が1六の角をフルにいかした感じでまとめられています。

さらに手数を伸ばして飛車まで捨てて収束図が次の図です。

これは、一瞬考えました。13手目にと金を引っ張って、角切って竜も捨てて収束と結構大仕掛けになっています。

 あっという間にこれだけ改作するのはすごいというしかありません。

 

ちなみにちょっと手こずって眠ってしまった19問目 参考までに載せます。 

 

簡単ですか?

今日は、ここから詰ませて先へ進みます。

 

PS:19問目は、さすがに今日考え直すと5分くらいで詰みました。 その後33問目まで進行中。まあ今日はここまでですけど。 

 

 


詰将棋一題集

2013-10-21 11:39:13 | 将棋

台風が近づいているせいで、今週の出張はすべて取りやめになりちょっとのんびりとした1週間になりそうです。

ただ台風27号が予断を許さないのでそれが心配でもあります。

倉庫を掃除していたら昔の将棋雑誌の付録(前期執筆(下))がでてきたので見ていると詰将棋集だったのでついつい時間をわすれて詰ましにかかってました。

昔は、全棋士が短編詰将棋を出題する付録もありました。

詰将棋を創るのが得意な人は待ってましたとばかりでしょうが苦手な人は、悩んだのでしょうね。

隣の田辺市に住まれている前田4段の作品もありましたがすぐに詰みましたので今回は選びませんでした。

いろいろ見てみると古典作にちょっと手を加えただけの作品とかうーんこれは簡単すぎるとかいろいろありましたが

やはり得意な人の作品は、一味違います。

好作を2問程紹介します。

まずは、歩の使い方が上手で、小太刀の名手といわれた丸田九段の作品。

簡単な7手詰ですが、実戦で秒読みとなると見えるかどうか。

もう一題は、清野7段の作品。このひとは、詰将棋に関しては、異才を放ちます。

こちらは9手詰みです。

他にも二上作や勝浦作は、やはり上手な人だけあってちょっとひかってましたが、今回は省略しました。