陶芸工房 朝

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雪だよりとクリスマスローズ

2024年02月06日 | 日記・エッセイ・コラム

信州からも下毛野からも雪だより

信州からも東京からも栃木からも大雪のメール。それもかなりの大雪らしく、会社が半退けだったとか、電車が止まったとか・・・。各地の混乱ぶりは夕方のテレビでも報じられていた。

「たまには雪もいいかな」と思うが、静岡では、めったなことでは雪は降らない。気温は下がってもいつも雨止まりだ。

ふと歳時記を見たら、クリスマスローズの雪を払ひけり 長谷川 櫂 という句が目に留まった。

白いクリスマスローズと白い雪 なかなしゃれていて美しい光景がめにうかぶ。

 

翌朝、庭に出て家のクリスマスローズを見た。花は、一雨浴びてますます元気、雪にうなだれる姿などどこにもない。

 

手入れなしの自然栽培だから、家のは言わば「ワイルドローズ」と言ったところだろう。

数本を切り取って、テーブルの上に飾ってみたら、白い花が上品でなかなかいい感じだ。

       

      

 静もれて太古の夢かクリマスローズ

 この花の原産地はヨーロッパで、ヘレボルス属の一種ニゲルが原種である。クリスマスの頃咲くので、いつの間にか「クリスマスローズ」と呼ばれるようになった。本来の学名 Helleborus は ギリシャ語の elenin (殺す)とbora(食べ物) の合成語で「食べると死ぬ」という意味があるらしい。中世のキリスト教文化の中では、悪魔とかかわりがあったという話も残されている。日本に輸入されてきた当時は、茶席の床の間に似合う茶花として「初雪おこし」という和名がつけられていたとか。(スマホから一部抜粋)

様々な歴史を生き延びてきた花でもあるらしいが、テーブルの上で品よく咲いているさまは美しく優雅。

 



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