あられの日記

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ムトゥ踊るマハラジャはヒンドゥー語ではない?

2016年03月31日 06時06分29秒 | インド旅行記
北インドの旅。夜は昼間の観光の時やバスの中でとったメモの整理で忙しく、旅の始めはテレビはつけなかったんだけどね。
ある日暇つぶしにつけたら、とても面白かったのです。気付いてからは部屋に入ると必ずテレビをつけてました。
既出の記事でテレビショッピング番組が抜群に面白いという記事を書きましたが、 女性の為のスリムギアをつけ、シャープに見えるボディを手にいれよう!(2016年2月25日)の記事 その後もインドのテレビ番組は私の期待を裏切る事なく面白かったのです。 
今日の記事はテレビ番組を撮影した画像を使い紹介します。
ついでなので、ガイドさんが教えてくれたインド映画のお話も合わせて書きます。

インド映画といえば、ボリウッド映画と呼ばれる程に数多くの映画が作られています。その数年間1000本以上という脅威の数です。かつて、織田裕二主演の『卒業旅行ニッポンから来ました!』の主人公がインドに向って旅立つところで終わっていました。アレ本当だったのね。
そういえば、ウッチャンナンチャンも日テレの企画でインドテイストの映画を撮影してました。
日本で一番ヒットして知名度のあるインド映画は『ムトゥ踊るマハラジャ』です。タイトル通りコミカルな演技とダンスで楽しい映画でした。
ガイドさん「『ムトウ踊るマハラジャ』はインド映画ですが、ヒンドゥー語でなくタミル語の作品です
何だってぇ~~っ!!
ガイドさん「『ムトゥ踊るマハラジャ』はインドの南、ケララ州の映画です。主演の女性は既に結婚して女優を引退しました」
ツッコミ所満載だけども。知りたいのは言語です。
私「なんでヒンドゥー語じゃないんですか!?」
それは聞くでしょう??
ガイドさん「インド映画はムンバイ。かつてのボンベイで作られています。北インドの人は恋愛映画が好きです。北インドの映画はヒンドゥー語で作ります。南インドでは冒険や戦いの映画が好きです南インドの映画はタミル語でつくります」
ガイドさん「インド人は映画が大好きです。インドの映画は上映時間が長い。どれも3時間半はある。だからハリウッド映画はすぐに終わるから人気がありません」
私「なら、例えばアテレコをしますか?」
ガイドさん「アテレコ?」
私「タミル語で作った映画にヒンドゥー語で吹替えて上映するとか?アリですか?ハリウッド映画もインドで上映する 時にインドの言葉で上映する場合ありますよね?」
ガイドさん「タミル語で作った映画にヒンドゥー語をあてて放送することはあります。でも北インドの人はあんまり見ない。テーマが人気ないから」
基本的な問題があるのね…。
私「なら、念のため聞きますけど、ヒンドゥー教の神様のシヴァ神とかブラフマー神の名前はどの言語でも同じですか?」
ガイドさん「違います。その言語言語で神様の名前が変わります」
何だってぇ~~??ああ・不思議の国インド…。
まさかの神様の名前が固有名詞じゃないなんてぇ~~!!
私「ちなみに神様の名前って固有名詞じゃないんですか?」
ガイドさん「一人の神様に全部で100位の言語があります」
私「百…。それだけ信仰する人が多いという事でしょうが、百って~~どない~~」
混乱する。あ。そうか!なまりっていう場合もアリか。主に発音の問題とか??
私「え~と?確認させて下さい。例えば日本にもですね。関西弁とズーズ=弁のように場所によって言葉が変わるんですよ。地方言葉みたいにですね。なまりってのもあります。その場合、何を言ってるか分からない場合もありますが、文字は同じです。会話は出来ます。ならばヒンドゥー語とタミル語を話す人が会話して意味が分かりますか?字は同じですか?」
ガイドさん「違います。会話は出来ないし、文字も読めません」
旅行する時に現地ガイドがつく場合があるのはこの為ですね。
ガイドさん「ムンバイにいくと、私も看板の文字が読めません」
う~~む。
私「例えば、政府が法律を決めた場合、地方の人はどうやって知りますか?」
ガイドさん「ヒンドゥー語を現地の言葉に翻訳して知らせます」
ヒンドゥー語が全てにおいて優先してる訳だはないようです。
ガイドさん「ムンバイに行くと、大統領(大統領は南インド出身)もグジャラート語を話します。力のある政治家が現地の言葉を話すように決めました」
私「まさかの法律が場所によって違うとかアリですか?」
ガイドさん「法律は共通です」
あ。そりゃそうか。
ガイドさん「大概の学校ではヒンドゥー語で教えます」
バスの中で書き止めたメモを見ながら書いてるんですが、字が、字が読めない~~っ!!
ふえええ~~っ!結論はヤリすぎインドですね。
盛大に今日のテーマから逸れたので、この辺りでトップ画像のドラマについて。
トップ画像はヒンドゥー教の神様、ブラフマー神(創造神)です。ブラフマーは4つの顔で表現される事が多い。
この番組の他の出演者は

このおじいさんが主人公。

こちらはたぶんヒンドゥーの僧侶。違うかもしれないけど、オレンジの衣を着てる所が判断ポイント。

話の筋は全く分からないけれど、ビジュアルだけでも楽しめます。おそらく上の場面は主人公がヒンドゥー教徒になってる感じかな~と??想像してみた。

その他の登場人物。
更に綺麗な女性も出てきたのですが、女性の画像撮影に失敗しました。そういえば、綺麗な女性が鼻輪をしていたので翌朝ガイドさんに「なぜ美人なのに鼻輪をつけるのか?」聞いてみた。すると
ガイドさん「鼻輪をつけるのはおしゃれの為です」
おしゃれ~~??なぜに鼻輪がおしゃれになるのか??インド人の美の感性が分からない」
ガイドさん「鼻輪をつけていたならその女性は既婚者です」
私「鼻輪って誰が開けるんですか?」
ガイドさん「自分で開けます」
ぎゃあああああっ!!ピアスって事か??
ガイドさん「耳ピアスも鼻輪も顔の右側につけます」
私「右って決ってるの?」
ガイドさん「左側は不浄なので、必ず右側です」
そういえば、踊りとコミカルが共存するドラマもありました。
 

 
女性は美人なのに、なぜに男性は太っているのか?もしかして、インドの素敵な男性像とは太っている事なのか??
もうね。でぶが画面一杯に踊りまくるだけで笑えました。

最後は嫁VS姑的なお話。

おそらく彼女か主人公。

頼りない恋人。

サリーを着てお茶会をしてる姑を含む女性達の中で一人飲み物の用意をしたり食事を作ったりしてました。
さすがにどの番組も長過ぎて最後まで見えなかったし、途中からの視聴だったのが残念でした。家庭に入った女性がテレビの視聴が大好きというのもうなづけました。
ちなみにガイドさんいわく「インドの人はニュースは大事にしない。テレビ・歌・踊り・映画が大好き」と言ってました。

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