覗いているいくつかのブログで鶯の初音を聞いたという記事が同じ日に載った。
実は私も同じ日に鶯の初音を聞いた。
もうそういう季節なのだ。
初音を聞く前の日にはローズマリーの木に鶯が止まって花をついばんでいるのを見た。
鶯は警戒心が強いのでメジロかと思ったが、羽根が茶色っぽかったので鶯で間違いないと思う。
ホーホキェキョともうちゃんととした鳴き方だった。
初音といえば源氏物語のこの歌を思い出す
年月をまつに引かれてふる人に今日鶯の初音きかせよ
平安時代新年の子の日には小松を引いて長寿を願う風習があったようだ。
六条院の正月の風景の描写の中に、子の日に子供の明石姫君と別れて暮らす明石の上からの届け物に添えられた文。
「まつ」は松と待つをかけてある。
「あなたと別れていつか会う日をまちつつ年を取ってゆく私(母)にせめてあなたの消息(手紙)を聞かせてください。