海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

今日の明石海峡大橋

2010-05-30 22:32:28 | 日記
綺麗な海だった。
一番身近な海。
海峡を渡るフェリーに乗ってデッキから海を眺めるのが好きで何回フェリーに乗ったことだろう。
明石⇔岩屋 所要時間20分。
大橋の下を通る時、橋の圧倒的なボリュームが圧巻だ。
ただでさえ大橋が出来てフェリーの経営は苦しいのに休日高速道路1000円の政策で余計利用客が減って経営が大変だ・・いつまで持ちこたえるか。。
写真は淡路島の岩屋からバスで15分の温泉施設からの眺め。
今日行ったらここまでのバスは廃止されてしまった。
別の路線で山の下のバス停から急な坂道を登った。
このバスも1~2時間に1本。
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『さくらさねさし』水原紫苑

2010-05-29 21:00:21 | 歌評

母性なる迷妄を母にこんこんと説きて甘ゆるひとりごなりき

散りゆきてふたたびわれを世に送るははそはといふとはのさくらよ

ははそはの塩な忘れそ骨嚙みしわれは銀河以前のひとり

母ときみと左右の翼に載せて飛ぶたびは果無(はてなし)山脈を超ゆ


この歌集は師である春日井建が亡くなった後の五年間の歌を集めている。
水原紫苑にとって春日井建が唯一の師であり、彼の死後は確か中部短歌会を離れているはず。。
またこの時期に最愛の母を亡くしているようだ。
この歌集の底に流れているのは悲しみであり、主に母への挽歌である。
水原紫苑にとって母は普通の人にも増してかけがえのない存在だったことが数々の歌から伺える。
水原紫苑の歌は難解でその本意を私はよく読み取れないが、挽歌は言葉を超えて読むものに伝わる。
そういう意味ではこの歌集が一番私には理解しやすかった。
4首目のきみとは春日井建のことだろう。
母と師と両翼を喪った水原紫苑。


女エディプスわれぞとおもふ殺しえざりし老王と待つ母にして妻

ちちのみの父のむつきを替ふるころ神の交合きわまるらむか

かうもりと化したるをとらへむとゆふぞらむなしきいくさすわれは

死せる母こそわがいのちなれ生ける父に供華を与ふる他者を憎めり


一方で水原紫苑にとって父とは?
歌から推測するに葛藤のある存在だったように見える。
そして今お父様は介護が必要となっているような。
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ところ天

2010-05-28 11:58:08 | 短歌

ところ天・・ところ天・・

呪文のように唱えても貧弱なイメージしか浮かばず従って言葉もまとまらない。。

葛切りならまだイメージが湧くんだけどな。。

ああ、題詠は苦手だ!
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2010-05-27 16:12:06 | 短歌

薄紅の桜の蘂が地に落ちて静かに終わる今日の埋葬

現実は断層写真に写されて白日の部屋に立ち並びたり

大宇陀の薬草園の風音をうつむいて聞くかたかごの花

渚には打ち上げられたゴミの列海岸線の形に伸びる

人に愛でられることなど何ほどぞ深山の藤は思うまま咲く

会うまでの淡い期待は裏切られ空には半分溶けた昼月
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ジュンク堂書店

2010-05-26 20:50:06 | 日記

ジュンク堂のコンセプトは客がゆっくりと立ち読みして本を選んで買うことができるようにということ。
そのため書店には椅子やテーブルが用意され客は気兼ねなく書架の本をもって椅子に座って本を試し読みすることが出来る。
店内の喫茶店に未購入の本を持ち込むことができ、コーヒーでも飲みながら試し読みができること。
初めて大阪にジュンク堂が出来てこの方針を聞いた時は驚きだった。

しかし梅田のジュンク堂は梅田の中心から遠い。
かつて毎日ホールだった場所・・西梅田と肥後橋の中間で、今日計ってみたらかなりの早足の私が歩いて15分かかった。
遠いので梅田の買い物のついでに寄りましょうというのは無理で、ジュンク堂へ行きましょうと明確な目的を持って時間を作ったときしか行けない。
今日はそういう日だった。

一度喫茶店へ本を持ち込んでというのをやってみたかった。
私の目的の場所短歌コーナーは2階、喫茶店は3階の奥である。
勝手に2階から本を持って3階へ行ってもいいものだろうか?
まず喫茶店へ手ぶらで行って店員さんに要領を聞いた。
プラスチックのカゴに本を入れて持ち込むことがルールだそうだ。
手にした本は水原紫苑『さくらさねさし』
窓を正面に見る席に座りコーヒーを注文した。
コーヒーを飲みつつ、本を汚さないように最新の注意を払いながら歌集を読んだ。
日頃の介護の問題を忘れて水原紫苑の幻想世界に没頭できたのは至福の時だった。
本の感想はまた改めて。
半分ほど読んだ。
今回の歌集はことのほか印象深かったので買うことを決めた。
歌集は気に入ったものは何回も読みたいから買ってしまう。
しかしこれが別のジャンルの本だったら読んだだけで買わないこともあるだろうな。

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メタセコイア

2010-05-25 14:34:08 | 短歌

恐竜の声の記憶を樹の裡に抱きて立てりメタセコイアは

『生きてる化石』この言葉は科学的な言葉であると同時にロマンティックな響きを持つ。
この言葉で思い出すのは動物ならシーラカンス、植物ならメタセコイアだ。
化石で発見されたメタセコイアが日本に今でも存在するのが発見されたのは昭和20年代のことだそうだ。
どこかの神社にひっそりとあった。
そして初めてメタセコイアがメタセコイアとして植えられたのは皇居の庭だそうだ。
今では公園の木、郊外の道路の並木に見ることが出来る。
まっすぐに伸びる幹、円錐形の整った樹形。
見ていて美しい。
このメタセコイアは恐竜が闊歩していた時代も知っているのだなと思って詠った歌。
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ラッキョウの甘酢漬け・梅干・新しょうがの梅酢漬け

2010-05-24 12:25:46 | 日記

5月の終わりから6月はこれらの保存食品を作るのに忙しい。
以前はこれに加えて梅ジュース・梅酒も作っていた。
梅酒はおいしいが、夕食に飲むのには甘すぎて減らないので今は作っていない、まだ以前のものが残っている。
ナイトキャップにして飲んだらかえって体がかっかして寝られなくなった。
焼酎系は私の身体に合わないみたいだ。
ナイトキャップもビール・・数時間後に目が覚めて某所へ行きたくなるのが欠点だが、穏やかな眠りに誘ってくれる。

梅ジュースも全部飲まないうちに古くなってしまいこれも作るのをやめた。

ラッキョウはカレーの添えくらいだが去年は2キロ漬けた。
まだ残っているので今年は1キロ。
今まで根を残したまま漬けるのにこだわってきた。そのほうが歯ごたえが長く残るから。
土月ラッキョウの薄皮を取るのはとても手間のかかる作業だ。
毎年今年は処理したものを買おうと思いつつしてきた。
しかし今年は気持ち的にそれをするのがしんどくてついに処理したものを買ってしまった。
そう言うライフステージなのだと割り切ることにした。
無理してまでしなくていいのだ。
これはすでに漬け込んだ。

梅干し・・これは梅干用の気に入った梅が見つかるまで待つ。
余り高いのも困るのでいつまで待つかは迷うところだ。
毎年4キロ漬けている。
土用干しが面倒と行ってもラッキョウの薄皮取りよりはまし、苦にならない。
市販の梅干はよほど上等で高価なものでない限り甘味料・アミノ酸調味料など余分なものが入っている。
昔ながらの塩だけの梅干にこだわっている。
市販の梅干に慣れた舌には私の梅干は塩味が勝って酸っぱいだろうが。

新ショウガの梅酢付けは簡単。
新ショウガを適当な大きさに切り半日干して市販の梅酢に漬けるだけ。
これも年間ではたくさん使うので、いっぱい漬ける。
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2010-05-23 10:44:30 | 短歌

私をどこへも行くなと閉じ込める垂直の雨地面に刺さる

見張り役はこれで完璧中庭をぐるりと囲む建物の窓


夜から朝にかけて雨がひどかった。
今は少しましになった。
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 『パン屋のパンセ』3

2010-05-21 21:20:11 | 日記

 噛むほどに五月の風も吹いてくるセロリーは白い扇状台地

この歌を読んだとたんあのセロリーの先が広がった形と噛んだ時のシャキシャキという音と香りを思い浮かべた。
五月の風か~すっとする香りが五月らしい。
無性にセロリが食べたくなって次の日買おうと思ったが高かったのでまだ買っていない。
セロリを丸かじりしたい。
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小さな花瓶の薔薇

2010-05-21 14:54:18 | 日記

我が家のつる薔薇が盛りである。
5種類ある。
つる薔薇だから切花には向いていないが最低限小さく切り取って小さい花瓶に活ける。
今の時期の楽しみ。
去年折りたたみのの布製の椅子を買った。
キャンプで使うようなもの。
庭のつる薔薇の天井の下で花を見ながら紅茶と洒落てみた。
しかしテーブルも置けない狭さではちょっとイメージが違うな。
細い通路に無理やり椅子を置いただけ。
先日見に行った近所の家は庭が広く日当りがよく薔薇がいっぱいでバーベキューをしていた。
うちは日当りがあまりよくないからフェンスの下のほうは薔薇が育たない。
ま、人それぞれ・・
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