海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

廃線

2022-09-30 14:29:56 | 短歌

まつすぐに森へと消ゆる廃線の線路を歩く八角精児
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蜻蛉

2022-09-27 21:11:12 | 短歌

ゆったりと丸みを帯びる海が見ゆ岬はすでに蜻蛉の季節

「ああとんぼ」見知らぬ人と声出して灯台の先の空を指差す
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君のいぬ秋

2022-09-24 05:45:05 | 短歌

何もかも散りゆく秋よ見上ぐればかなしき青の空に薄雲

寂しさの極まるところおそ秋の岬の海の沖の藍色

君を呼ぶ声こだまするこの森の翼折られた闇鳥われは

待つほどに胸処流るる秋水の瀬音の高くいづくへと行く

流れ出る川なき湖のさざなみの岸辺に寄せて君のいぬ秋
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2022-09-21 18:28:50 | 短歌

実の中に石を宿して眠りゐる食卓の上の大いなる梨
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蝉の羽化4

2022-09-18 10:34:43 | 短歌

命まで透き通る夜に再びを生きむと白き身をさらす蝉
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蝉の羽化3

2022-09-15 19:29:37 | 日記
蝉の羽化の写真。
奥に月が見える
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蝉の羽化2

2022-09-15 19:18:08 | 短歌

蝉の羽化見るため庭を徘徊すパジャマのままで電灯持つて

今の家に引っ越してきて次の年の夏、セミの抜け殻があるのを見つけて夜観察してみようと思った。
懐中電灯を持って庭に出たら運よく蝉が殻を破って身をそり返しているところを見つけたのだった。
それは真白で想像したよりグロテスクだった
今度は自分の殻に手を伸ばしてつかまり下半分を殻から出す。
全身が出たら殻につかまりじっとして折りたたんでいる羽根が開いて固くなるまで何時間もじっとしている。
羽根は透明で薄緑で美しい。
その時は無防備だから夜に羽化するのである。
一度羽化を見るとまた見たくて毎晩懐中電灯を持ち徘徊する。しかし小さい懐中電灯の灯りでは蝉を見津得kるのが難しく、朝になってここにいたのに見つけられなかったと思うもある。
羽化が見られるのは1シーズンで2回あればいい方だ。
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蝉の羽化

2022-09-12 13:46:08 | 短歌

先んじて地上へ出たる一匹の蝉の声だけ聞いてみたしよ

ある日突然蝉の声が聞こえてくる。
何匹も鳴いていて、正直言ってうるさい。
最初に地上へ出た1匹の蝉の声だけ聞いたらもっと風流なのにとたまに思う。
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梅雨明け2

2022-09-09 18:38:39 | 短歌

梅雨明けの生まれたばかりの太陽に焦がされてゆく油蝉たち
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梅雨明け

2022-09-06 10:08:47 | 短歌

オーブンの扉を開けたときのやう長梅雨のあと突然に夏
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