のんびりでいいじゃない。

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『next to normal -ネクスト・トゥ・ノーマル-』 9/8 1時

2013-09-08 23:18:28 | Weblog
観てきました。

なんとも引き込まれる舞台であまりののめり込みに拍手が出来ない(^_^;)。まわりも同様のようで歌終わりに拍手があったのは数曲のみ。それほど、濃密な緊張感に満ちた舞台でした。あらすじだけを追うと悲しいお話なのかも知れないけれど、きちんと先に“light”が見えるのが救いになっています。

「RENT」好きには…との触れ込み通りに、一時レントヘッズだった私にはどストライクの曲ばかりでした。曲だけではなく、演出も似たところがあってニヤリとしてしまいました。

キャストはまず、ゲイブがかっこいい(笑)。小西さんは今年「ピアフ」で見ているのですが、その時は全く印象に残っていません…。なのに今回の生き生きとした舞台姿はどうでしょう!スリムな体型にTシャツ姿がお似合いで、家族をみつめながら、舞台を駆け上がって、駆け下りてとまぁ、スピーディに動き回る姿も美しい~。母親とどこか恋人同士に見えたりして、歌声も好みで完全に落ちました(笑)。ダンの岸さんは観るまでは若くみえるように思っていたのですが、舞台ではちゃんと年相応で優しくダイアナを支える姿が素敵でした。ダイアナが散らかしたものを黙々と片付ける姿(舞台後方でも)が印象的でした。ヘンリーの滉平くんの存在はすべての救い。もちろんナタリーの救いであるのだけれど、観客の救いであり、癒しでした。「私も狂うかも…」と言うナタリーに「僕が支えるから」と言い切れるヘンリーは若いのに強い男の子です。ナタリーの村川さん。いい声ですね。アイドル出身で、朝ドラのヒロイン経験者とは(@_@)。全く存じませんでした…。ニイロさんは何気に二役なんですよね。あれは反則だと思います(笑)。ダイアナの幻覚の「ロック歌手にみえる」という設定がニイロさんらしいと言うか(笑)。あそこが唯一、緊張がほぐれていいんですけどね。とうこは母親役に違和感がなくなってきましたね。とても不思議だけれど。歌はオリジナルを聞いていると声量の面で物足りない気もしますが、とうこの芝居歌はやっぱり好きだなぁ。

さて、源ちゃんを観にまた遠征するべきか…。


『next to normal -ネクスト・トゥ・ノーマル-』

・シアタークリエ

・ 2013年9月8日(日)1時

・キャスト

ダイアナ 安蘭 けい
ゲイブ 小西 遼生
ダン 岸 祐二
ナタリー 村川 絵梨
ヘンリー 松下 洸平
ドクター・マッデン 新納 慎也