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月組『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編- 1/2 11時

2013-01-02 18:40:56 | Weblog
今年も2日に初観劇に行ってきました。

演出が鈴木先生が加わったことで期待していた通り、うんざりする植田節がかなり減っていて、付け加えられたセリフも自然で良かったです。ただ、“イケメン”“オタク”はどうかと思いましたが(^_^;)。

幕開きのばらの少女、少年らのプロローグが終わり、オスカルとアンドレ肖像が上がるとなんとまさおとみりおが並んで登場!一人ずつの方が慣れているので非常に驚きました。考えれば、役替わりがあり、トップの特出があるので、あまりおかしなことでもないのかも知れませんが。余談ですが、研4にしてすっかり髭がお似合いな輝月くんがばらの少年を演っていたのにウケました(その後は衛兵隊士になってます)

内容は過去のオスカル編や外伝のアンドレ編も入っていました。目がみえにくくなっているアンドレを衛兵隊士が助けるから「一緒にパリに連れて行ってやろう」と涙涙の場面がちょっと苦手です。(泣けたけど(^_^;))

まさおのオスカルは鬘や軍服も似合ってよかったと思います。ダグー大佐に対するときの毅然とした物言いが凛々しかったです。ただ、オスカルの“女”の部分になると突然、豹変するのがちょっと変でした。“今宵一夜”直前のジャケットを脱ぎ方もそのあとの妙な“間”も不自然でした。(これは演出上の問題かな)ちゃぴとの絡みが一場面とは(@_@)。無理矢理場面を作った、こむ雪のロザリーより断然いいですけど。あとは死に方は研究要です。資料は山盛りにあるでしょうから、綺麗な見せ方を考えなくてはね。

みりおはスタイル的に軍服は似合わないのね…。過去のどのオスカルとアンドレ編よりアンドレの比重が高くなっていると思います。トップの役替わりのためですが、これを特出組が短期間とはいえ、演じるのはかなり大変だろうなと思いました。観る側は出番も多くて楽しめると思いますが。

ちゃぴは役的には完全に脇役なので、あまりしどころなく…。ロザリーの大仕事にオスカルの看取りがあるのですが、実はここでロザリーはオスカルの剣を“さりげなく”外す任を負っています。今日のちゃぴは完全に“必死で”剣を外していて、お芝居は完全にそっちのけ(笑)。あまりのことにすっかり気が削がれて思わず笑ってしまうほどでした。

ベルナールはみやるり。全ツ外伝で作られた市民の歌を含む2曲も歌って、扱いに驚いていたら、なんのことはない、トップ特出中はみりおが演るからなんですね(^_^;)。こむ雪のときのはまこベルナールのような無用な長台詞がなくなっていて本当に良かったです(笑)。ロザリーは既に嫁いでいるので、ちゃぴの相手役は完全にベルナールでした(笑)。

ジェローデルはたまきち。軍服の着方がなっていません(ーー;)。スタイルも白のパンツを履くなら、もう一回り痩せないとしまって見えません…。おなじみの「私に預けてみませんか?」が聞けて単純に嬉しかったです。

フェルゼンはしもん。完全にミスキャスト…。とてもオスカルが思いを寄せるような人物には全く見えません(ーー;)。アントワネットも出ないのならいっそ出てこなくても…と思ってしまいました。

最後の天国の場面。銀の馬車ならぬ、ペガサス付きの馬車の後ろに見たことのある装置を見つけて、これは「上がるな」と予想できました(笑)。アンドレの待つ、馬車にオスカルが乗り込むと不自然な動きをしながら馬車は前へ前へ。そして上へ(笑)。やっぱり(笑)。安全第一なので動きが不自然なのが難ですが、初めて見る人は大喜び(笑)な雰囲気ありありでした。今日は前寄りの席だったので上がってしまうと逆に遠くなりましたが、後方や2階席ではどう見えるのか興味がわきました。

フィナーレはジャズが使われていて新鮮でした。みやるり&ちゃぴの銀橋から始まり、みりおの男役の群舞、まさおの女役引き連れての群舞、まさおとちゃぴのデュエット、ロケット、それからボレロ。明かりが点くまでちゃぴだと思っていて、みりおの女装だと知ってビックリ。過去に星でやったボレロだと思いますが、これには大人っぽい振りがついているのでまさおとみりおではちょっと物足りない感じでした。帰宅後、特出時はまさおが女でらんとむ、壮ちゃんが男と知って、俄然楽しみになりました(笑)。

さて、次は蘭寿アンドレの時です。