[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
(2021年08月21日[土])
【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/かくなる上はと、子供向けに自分を貫く童話を書いた タイトルは「いちばんたいせつなもの」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293120)。
《美濃部都政の時に多くの健康学園ができたと聞く。高度成長の恩恵もあるのだろうが、石原都政になると、こうした健康学園は「無駄だ」と判断され次々に潰されていく。竹岡学園ももちろん今はない。その頃から、この国における教育は様変わりしていったように思うのだ》
《2001年に「機会不平等」という本を書き、教育格差を取り上げた時にインタビューした江崎玲於奈氏は「これからの教育には遺伝子検査による選別すらありうる」と言った。余りに無邪気に語るのに衝撃を受けたが、いまや、これが暗黙の「スタンダード」なのだろう》。
江崎玲於奈氏の悍ましき発想。
《ここまで教育格差があからさまになっているのに、何が平等なのか。コロナ禍で露呈した「格差」はどんどん広がる一方だ。貧困家庭の子はまともな教育すら受けられない。スタートラインに立てないではないか》。
まさに『機会不平等』。
『●『機会不平等』読了』
「不平等社会の推進者と優生学、遺伝子差別。社会ダーウィニズム。
御用学者による小泉「機会不平等」促進社会の完成」
『●『人はなぜ学歴にこだわるのか。』読了』
「小田嶋隆著。《…旧弊な身分制度社会の桎梏から近代の人間を
解放する役割を果たしてきたはずの学歴システムが、いつの間にやら
階級固定の道具になっている現実…》。《…子供の学力は、低年齢で
あればあるほど、親の教育水準および経済状態をストレートに反映…》。
《…学歴における機会均等なんてものは、もはや建前でさえない…》。
斎藤貴男さんの『機会不平等』(※1) と同じ指摘。」
『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
…アベ様のニッポン、病んでいないか?』
『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?』
『●子どもたちが「キチンとした教育」を受けることができ、
平和に暮らせる世の中に』
『●「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」
(『カナエール福岡応援ページ』)』
「番組を見て、そして、そのWPの一つのフレーズ
「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」を見て、
小田嶋隆さんの本の言葉を思い出しました……
「子供の学力は、低年齢であればあるほど、
親の教育水準および経済状態をストレートに反映…
学歴における機会均等なんてものは、もはや建前でさえない…」
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2a1cb2eb9e660199cf4fcdc12a4a8d1f)」
『●石坂啓さん「道徳心とか愛国心とかが
コドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない」』
『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの?
「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??』
『●「子供たちの未来が家庭の経済事情によって
左右されることのないよう」な社会を目指すその先に…』
『●萩生田光一文科相「身の丈入試」…《権力に近くない家庭の
子どもは、みんなあの連中の奴隷か私兵にされてしまう》』
『●《むしろ「自民、単独過半数割れ 安倍一強に赤信号」
でしょーよ。》と報じられない…ズルズル消費増税か?』
《【私説・論説室から】老後に貯蓄がいらない国
…日本の生活とどちらが安心できるのか。結論は「もちろんフィンランド」。
即答した。「親の経済力にかかわらずすべての子どもたちが大学まで
行けることは素晴らしい。老後もお金は残らないが、年金で生活できる」…
負担は安心につながる。遠回りに見えて実は確実な道と思うのだが…。
(鈴木穣)》
『●《フィンランド…親の経済力にかかわらずすべての子どもたちが
大学まで行ける…。老後も…》(鈴木穣記者)』
『●同様に、「この28年間の変化は法人税が6兆円…
所得税が6兆円減り、消費税が13兆円増えたことだけなのだ」』
『●前川喜平さん《社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに
税金を使う仕組みを作らなければいけない》…逆行するアベ様政権』
『●【NNNドキュメント カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる
天文台】…《「経済的利益」を重視する国の政策によって…資金》大幅減』
「2005年から運営費交付金を年1%削減し続ける文科省。人件費が
どんどんと削られ、研究者が減らされていく。文系どころか、理系に
対しても未来に投資しない国。一方、巨額の軍事研究費で研究者の
良心を釣る。おカネ儲けのことしか考えていない独裁者・アベ様ら。
この国ニッポンの科学の未来はトンデモなく暗い…。」
『●毎日新聞【「軍事研究せぬなら、行政機関から外れるべき」 自民・
下村博文氏、学術会議巡り】…人殺しの研究なんてまっぴら御免だね』
『●「「愛人」だと報じられた女性がいるバーで1回約180万円の
支出を政治活動費で賄っている」財務相』
《「人の税金で大学に」麻生太郎は自分の娘も東大卒だった! 教育への
公的支出を否定する財務相を許していいのか …つまり、教育への
公的支出が少なく家計負担を強いているこの状況が、親の所得格差が
子どもの教育格差につながるという「貧困の連鎖」を
生み出しているのだ》
『●《将来への投資》しないカースーオジサン…児童《手当(公助)を
減らし、自助に頼る。これが菅首相の「自助・共助・公助」の実態だ》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293120】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
かくなる上はと、子供向けに自分を貫く童話を書いた タイトルは「いちばんたいせつなもの」
公開日:2021/08/11 06:00 更新日:2021/08/11 06:00
(「いちばんたいせつなもの」)
その理念の偽善性がこれでもかと暴露された東京五輪がようやく終わったが、案の定、コロナは猛威を振るい、東京では自宅療養が「基本」となった。政府は「重症者を入院させるため」と言うが詭弁だ。東京五輪開催のために、すべてのコロナ対応をおろそかにした揚げ句、「医療崩壊」を招いたのである。
それでも「菅辞めろ」デモすら起こらない。政治的に声を上げると組織内で異端視される息苦しさがますますエスカレートしているからだろう。こうして、世の中は、どんどん、狂乱の深みにはまっていく。
かくなる上は、とつい最近、子供向けの童話を書いた。「いちばんたいせつなもの」というタイトルで、「一番大切なもの」とは何かというと、自分の価値観である。当たり前じゃないかと言われそうだが、昨今はこれがいとも簡単にねじ曲げられてしまう。忖度、圧力、暴力、威嚇、ゴマすり、おべっか、口先の美辞麗句、虚言が横行し、自分の価値観を貫くことがある意味、“命がけ”の時代である。だから、未来を担う子供たちに「貫く大切さ」を伝えたかったのだが、中身は私の実体験がほとんどだ。
体が弱かった私は小学校3年生のときに、千葉県富津市にある豊島区立竹岡養護学園というところで寄宿生活をした経験がある。おかげで、体は丈夫になったし、仲間と濃密に触れ合い、葛藤し、生きること、自然と触れ合う喜びなどを知った。そんな生活の中で「自分がたいせつなもの」を見つけたのだが、こういう学園生活を送れた私は運が良かったかもしれない。こうした学校に入れるのは、東京都23区民の恩恵だったからである。美濃部都政の時に多くの健康学園ができたと聞く。高度成長の恩恵もあるのだろうが、石原都政になると、こうした健康学園は「無駄だ」と判断され次々に潰されていく。竹岡学園ももちろん今はない。その頃から、この国における教育は様変わりしていったように思うのだ。
私は何も日本全国の学校を「健康学園」にしろと言っているのではない。むしろ、教育は画一的だと批判されるくらいがよいのではないか。ただし、たっぷりの“遊び”を伴えば、の話だが。一定の制約があるからこそ、その中で多様性=個性が磨かれるのだ。
ところが、今の教育は効率よく、社会のなかで役立つ「戦力」を育てることだけを主眼としている。この「戦力」とは経済活動における生産性である。だから、利益にすぐには直結しないリベラルアーツは軽視され、文学や芸術は虐げられ、エリートだけを選別し、英才教育を施すという「優生思想」的なものが大手を振って歩いている。
2001年に「機会不平等」という本を書き、教育格差を取り上げた時にインタビューした江崎玲於奈氏は「これからの教育には遺伝子検査による選別すらありうる」と言った。余りに無邪気に語るのに衝撃を受けたが、いまや、これが暗黙の「スタンダード」なのだろう。
ここまで教育格差があからさまになっているのに、何が平等なのか。コロナ禍で露呈した「格差」はどんどん広がる一方だ。貧困家庭の子はまともな教育すら受けられない。スタートラインに立てないではないか。私だったら暴れている。しかし、今はそれすら許されない。子供たちよ、それでいいのか。拙著を手に取って、「たいせつなもの」に気づいてくれればいいのだが。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
東京新聞の【社説 検証「安倍政治」 教育改革 競争疲れに目を向けて】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/54130?rct=editorial)。
《安倍晋三首相は、第一次、二次政権ともに「教育再生」を掲げる諮問機関をつくるなどして、官邸発の教育改革を推し進めてきた。そこには二つの流れが存在した。一つの流れは復古的、保守的な方向に向かった。二〇〇六年には教育基本法を改正。教育の目標に「愛国心」を盛り込んだ。いじめ対策などを理由に、それまで教科外の活動だった道徳も教科となった。戦前の軍国主義教育の反省から、戦後教育では国の基準に沿って作られた教科書に基づき、心を評価することになる教科化を避けてきた。第一次政権では見送られたが、二次政権下で実現に至った》。
『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう』
「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました。
アベ様が首相辞任を表明しました」
『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》』
『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》』
『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》』
『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?』
《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯
…まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ》
『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果』
『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権①』
『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権②』
『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…』
『●アベ様案件…(武田砂鉄さん)《近場から放たれる「病人なんだから」
という、勝手に設けられた除外規定を素直に受け止め過ぎでは》?』
『●縁故主義の塊のようなアベ様と昭恵夫人…《「モリ・カケ・サクラ」
…いずれも「身内」の優遇で、国政の私物化が疑われた案件だ》』
「教育再生」「教育改革」という名の教育破壊。
「子育て支援など社会保障の充実を据える「1億総活躍社会」の推進」・「子育ての党」を詐称する与党・自公。癒着党・お維もハタやウタの推進が大好きだ。「教育再生」という名の下で、教育破壊してきた皆さんに投票し、支持している「1/4」の皆さんや、投票にか行かないことで間接的に自公お維を支持しておられる「2/4」の皆さんの気が知れません。
この教育破壊までも、次の無《責任政党》総裁、次期首相も《継承》するつもりでしょうかね? …そして、2020年9月16日、元・最低の官房長官が首相となりました。大惨事アベ様政権です。
『●『機会不平等』読了』
「不平等社会の推進者と優生学、遺伝子差別。社会ダーウィニズム。
御用学者による小泉「機会不平等」促進社会の完成」
『●『人はなぜ学歴にこだわるのか。』読了』
「小田嶋隆著。」
《…旧弊な身分制度社会の桎梏から近代の人間を解放する
役割を果たしてきたはずの学歴システムが、いつの間にやら
階級固定の道具になっている現実…。…子供の学力は、
低年齢であればあるほど、親の教育水準および経済状態を
ストレートに反映…。…学歴における機会均等なんてものは、
もはや建前でさえない…》
「斎藤貴男さんの『機会不平等』…と同じ指摘」
「《学歴問題は、環境問題にも似ている》…。[学歴社会反対・
環境破壊反対に] 《誰もが賛成しているが、具体的な場面に
おいて人々が何をやっているのか…》」
『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は
「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?』
『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳』
『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?』
『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)』
『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊:
ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?』
『●「日本教育再生機構大阪」という「教育破壊」つながり…
「安倍首相を中心とする異様な翼賛と癒着の構造」』
『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?』
『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)』
『●萩生田光一文科相《テロ予告や脅迫で「表現の不自由展」を
中止させた勢力に加担する行為…表現の自由を圧殺する暴挙》』
『●萩生田光一文科相「身の丈入試」…《権力に近くない家庭の
子どもは、みんなあの連中の奴隷か私兵にされてしまう》』
『●前川喜平さん《社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに
税金を使う仕組みを作らなければいけない》…逆行するアベ様政権』
教科書検定や「ト」な歴史教科書の採択強要 ハタやウタの強制、道徳の教科化(文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』)、教育勅語の復活、古くは忠魂碑訴訟…現代の教育破壊は着実に進む…。大変に憂慮すべき現状なニッポンの教育環境。
『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(1/4)』
『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(2/4)』
『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(3/4)』
『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(4/4)』
『●教育壊革!? ~忠魂碑と教育塔~』
『●「敗戦特集」 『週刊金曜日』
(2014年8月8日・15日合併号、1003号)についてのつぶやき』
『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの?
「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??』
『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」』
『●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・
コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?』
『●あぁ~あ、また言っちゃったよ、稲田朋美ダイジン…
教育勅語の「核の部分は取り戻すべきだ」と「是認」』
『●教育勅語「憲法や教育基本法に反しないような形で
教材として用いることまでは否定されない」と閣議決定!』
『●教育勅語復活問題…森戸辰男元文部相
「過去の文献として扱い、かりそめにも神格化することのないように」』
『●「教育再生」という名の教育破壊…「子どもから変えていこう
という動きは実に悪賢い」(小澤俊夫さん)』
「教科書検定や「ト」な歴史教科書の採択強要 ハタやウタの強制、
道徳の教科化(文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』)、
教育勅語の復活、古くは忠魂碑訴訟…現代の教育破壊は着実に
進む…。大変に憂慮すべき現状なニッポンの教育環境」
「《戦争屋》のアベ様らには、侵略戦争への反省も無く、壊憲して再び
「戦争のできる国」へ…、《自分たちの加害をはっきり残し
『もう絶対にやらない』と世界に約束している》ドイツと彼我の差。
そして今、「教育再生」という名の教育破壊が進む。札束で頬を
打つように、最高学府の研究・教育にまで侵食」
《二つの流れには共通する底流があるように思う。要は「安上がり」なのではないか》。
『●【NNNドキュメント カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる
天文台】…《「経済的利益」を重視する国の政策によって…資金》大幅減』
「2005年から運営費交付金を年1%削減し続ける文科省。人件費が
どんどんと削られ、研究者が減らされていく。文系どころか、理系に
対しても未来に投資しない国。一方、巨額の軍事研究費で研究者の
良心を釣る。おカネ儲けのことしか考えていない独裁者・アベ様ら。
この国ニッポンの科学の未来はトンデモなく暗い…。」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/54130?rct=editorial】
社説
検証「安倍政治」 教育改革 競争疲れに目を向けて
2020年9月8日 07時43分
安倍晋三首相は、第一次、二次政権ともに「教育再生」を掲げる諮問機関をつくるなどして、官邸発の教育改革を推し進めてきた。
そこには二つの流れが存在した。一つの流れは復古的、保守的な方向に向かった。二〇〇六年には教育基本法を改正。教育の目標に「愛国心」を盛り込んだ。
いじめ対策などを理由に、それまで教科外の活動だった道徳も教科となった。戦前の軍国主義教育の反省から、戦後教育では国の基準に沿って作られた教科書に基づき、心を評価することになる教科化を避けてきた。第一次政権では見送られたが、二次政権下で実現に至った。
もう一つは競争によって質の向上を図ろうとする流れだ。全国学力テストを実施する方針は政権発足以前から固まっていたが、教育再生会議の提言であらためて学力向上策として位置付けられた。
民主党政権時代に抽出調査となったが、第二次安倍政権で再び全校調査となった。当初は都道府県別のみの成績公表だったが、今は自治体の判断で学校別の公表も可能となり、教育現場が感じる圧力は強まっている。
採点などで税金が流れ込む先は民間の教育産業だ。民間に委ねる構図は、英語民間試験を大学入学共通テストに導入する大学入試改革に行き着いた。
二つの流れには共通する底流があるように思う。要は「安上がり」なのではないか。本来は、教員を増やして、子どもに目が行き届くようにすることが、学力向上やいじめの早期発見などにもつながるはずだ。しかし、それには予算が必要となる。経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本の政府総支出に占める教育支出の割合は減少傾向で加盟国平均を下回っている。
小中学校では、学力テスト対策に時間や教員の労力が費やされ、疲弊している。国立大学も、運営費交付金が削減されたり、競争して獲得する部分が徐々に増えたりしている。若い研究者の正規雇用がままならず、研究力の低下が懸念されている。
大学入試改革は昨年、高校校長や高校生たちの見直しを求める声もあり、英語民間試験導入が見送られた。現場の疲弊に目を向け仕切り直しをする時期が来ているのではないか。先行き不透明な時代だからこそ、未来への投資を惜しむべきではない。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/ウソウソウソ…恥を知らない“無敵の人”に監視される我々】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269519)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「口頭決裁OK」森法相を糾弾せよ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002270000068.html)。
《片や、アリの這い出る隙もない監視社会で、生産性と消費の虜としてのみ生かされる私たち。一方では道義心のかけらもなく、一切のチェック機能を封殺し、世襲した権力を弄ぶとっつぁん小僧ども。両者が被支配と支配の関係にあり、そのまた上に米国が君臨しているのが日本の現実だ。監視社会の目的はこの構図の徹底なのだと知ろう》。
《★政府はついに文書改ざんでは飽き足らず公務員が文書を残さないこと、決裁のプロセスのつじつまを合わせるために「口頭決裁」は決裁方法として合法と言いだした。法相・森雅子は弁護士だが、自分の発言がどれほどの意味があるかわかっているのだろうか》。
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に
成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。
…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》
《②階級社会の徹底。明治礼賛キャンペーンが称揚するのは
大日本帝国のアジア侵略だけではない。アベが幾度も演説で
引いてきた福沢諭吉の実像は社会ダーウィニズム(優生思想の
源流)信奉者に他ならず、長州士族の世襲による藩閥支配を
当然視し、百姓町人をブタ呼ばわりさえしていた…》
『●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・
超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
《道義心のかけらもなく、一切のチェック機能を封殺し、世襲した権力を弄ぶとっつぁん小僧ども》どもによる監視社会と警察国家。国家のシステムは《この8年の間に完膚なきまでに破壊》されてしまった。法務省大臣・森雅子法「無」相が法を蔑ろにするという国。民主主義国家や法治国家はとうの昔に破壊され、人治主義国家=アベ様独裁国家に。この期に及んで、まだアベ様内閣を直接・間接的に支持する人たち。《パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたい》のだろうか? 気が知れない…。
《この政権の桁外れな無能は、コロナウイルスに対する無為無策でも実証された》。
『●小田嶋隆さん《行政の担当者としてのあたりまえの習慣を、
安倍晋三氏とその追随者たちは…この8年の間に完膚なきまでに破壊》』
《政権の罪は、むしろ、彼らの日常動作の中にある。たとえば、
行政文書を前例通りに記録・保存するという行政の担当者としての
あたりまえの習慣を、安倍晋三氏とその追随者たちは、政権を担当した
この8年の間に完膚なきまでに破壊した。それだけではない。彼らは、
自分たちの政治資金の出納をまっとうに報告するという、
政治家としての最も基本的な義務すら果たしていない》
《国会は今日もアベシンゾーのウソ八百劇場だ。「桜を見る会」も検察人事もデタラメ三昧で、追及されてもただ、ただ、ウソ、ウソ、ウソ》。人治主義国家=独裁に貢献する森雅子法「無」相…あまりに恐ろしすぎる。
《恥というものを知らない。心の底から軽蔑されていることが理解できない。居直るのが正義と本気で信じ込んでいる幼児性。いわゆる“無敵の人”とは、アベのことだ》。
『●《安倍政権は、官邸に近い黒川検事長を検察トップである検事総長に
就け、検察組織を官邸の支配下に置くつもりだ》、あぁ………』
『●アベ様は検事総長人事までも私物化…《それならば「三権分立は
絵に描いた餅で政界では実現しない」と閣議決定すべきだろう》』
『●《官邸の番犬》黒川弘務氏を《論功行賞として検察トップに据える》
のみならず、カジノ汚職捜査を止めるという目的があった』
『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長・
アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…』
《あの《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した
最重要キーマン》中村格氏も警察庁ナンバー2ですよ。
次期警察庁長官との噂まで。最高裁も、最「低」裁となってすでに久しい。
最高裁判事の人事までも私物化。そして、いま、検事総長人事まで
私物化するアベ様ら。これで、警察国家・《極右独裁国家》の完成だ。
アベ様らによる《メディアコントロール》についても、言うまでもない。
《日本が本物の独裁国家になる日もそう遠くはないだろう》…いやぁ、
既に完成済みなのでは?》
『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題』
『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに
据えたい訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》』
《民主国家、法治国家として積み上げて来たものを一瞬に壊した法相の「口頭決裁」に新聞はあまりにもおとなしい。この発言の持つ恐ろしさを読者に示してくれず、事態をあきれて見せるばかりだ。なぜこんなものは駄目だと糾弾しないのか》!? そりゃぁ、アベ様の政で唯一〝上手く行った〟《メディアコントロール》のお・か・げ。
警察庁長官・最「低」裁判事、そして、検事総長…アベ様による人事の私物化の極致。
東京新聞の記事【検察官定年延長 三権分立を損なう暴挙】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020022702000167.html)によると、《国会での審議を経て成立した法律の解釈を、政府が勝手に変えていいはずがない。黒川弘務東京高検検事長の定年延長を巡る法解釈の変更は、国会の立法権を脅かし、三権分立を損なう暴挙だ。安倍内閣はなぜ、こんな重要なことを、国民の代表で構成する国会での審議も経ず、勝手に決めてしまうのか。…政権中枢の独善的振る舞いを糊塗(こと)するため、官僚たちが辻褄(つじつま)を合わせる。安倍政権ではたびたび目にする光景だが、国民への背信行為は即刻、やめるべきである》。
最後に、この件、至急、国会でも取り上げてほしい!
山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事【渦中の黒川検事長に関するダーティーな情報ーー暴力団幹部、警察関係、大臣経験代議士なども登場】(https://access-journal.jp/47049)によると、《誤解を恐れずに一言でいえば、「黒川氏に賄賂を渡し、ある事件もみ消しを頼んだ」というもの》。
アベ様のダーク仲間だな。
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269519】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
ウソウソウソ…恥を知らない“無敵の人”に監視される我々
2020/02/26 06:00
((居直るのが正義と本気で信じ込んでいる
(衆院予算委で答弁する安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ)
最近、公衆電話が着信拒否されるケースが増えた。つながっても相手のスマートフォンに「非通知」だの「不明」と表示され、警戒されて、やはり出てもらえない場合が多い。公衆電話の無効化が加速している。事実上のスマホ携帯義務化である。
私はスマホなど持たない主義だ。便利なあまり全能感にとらわれる醜態はさらしたくないし、通話や移動の履歴を記録され続けるのも真っ平だからだが、そうした発想も生き方も全否定される時代にされてしまったらしい。
がんじがらめの世の中である。街を歩けば監視カメラ網に追尾され、キャッシュレスでポイント還元を受けたら、いつ、どこで、何を買ったかのデータが蓄積・解析されていく。いや、政府にしてみれば、そもそも私たちなど単なる12桁の番号でしかありはしないのだった。
「時代の流れ」だと人は言う。時にそう割り切ってしまいたくなる自分自身に気づいて驚く。政治権力と巨大資本に一挙手一投足を見張られ、操られるだけの人生を呪いつつも甘受して、すべてに無気力になった老人のイメージと己を重ねたり……。
一方、その政治権力の側はどうか。国会は今日もアベシンゾーのウソ八百劇場だ。「桜を見る会」も検察人事もデタラメ三昧で、追及されてもただ、ただ、ウソ、ウソ、ウソ。
この政権の桁外れな無能は、コロナウイルスに対する無為無策でも実証された。支配欲だけを肥大化させたボンクラ集団が、憲法だ戦争だと分不相応の妄想を抱くから恐ろしい。「身の丈に合わせろ」とは本来、彼らのためにある言葉なのだ。
恥というものを知らない。心の底から軽蔑されていることが理解できない。居直るのが正義と本気で信じ込んでいる幼児性。いわゆる“無敵の人”とは、アベのことだ。
いったい何が起こっているのか。彼我の差は何を意味するのか。
片や、アリの這い出る隙もない監視社会で、生産性と消費の虜としてのみ生かされる私たち。一方では道義心のかけらもなく、一切のチェック機能を封殺し、世襲した権力を弄ぶとっつぁん小僧ども。両者が被支配と支配の関係にあり、そのまた上に米国が君臨しているのが日本の現実だ。監視社会の目的はこの構図の徹底なのだと知ろう。
このままなら未来は、肥だめのようなディストピア以外にあり得ない。日本社会のありかた、そこに生きる人間の自由が、今度こそ一から問い直されなければならない。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002270000068.html】
コラム
政界地獄耳
2020年2月27日7時57分
「口頭決裁OK」森法相を糾弾せよ
★政府はついに文書改ざんでは飽き足らず公務員が文書を残さないこと、決裁のプロセスのつじつまを合わせるために「口頭決裁」は決裁方法として合法と言いだした。法相・森雅子は弁護士だが、自分の発言がどれほどの意味があるかわかっているのだろうか。
★25日、元検察官で自民党元法相・山下貴司が「口頭決裁を問題視する向きもあるが」と問うと森は「決裁には口頭の決裁もあれば文書の決裁もあり、どちらも正式な決裁だと理解している。文書における決裁を取らなければならない場合というのは決められているわけだが、今回はそれにあたらない」と胸を張った。山下も「民主党政権時代に法務省に勤めていたが、山ほど口頭で了解を取っている」と「民主党時代から」を強調して同調した。問題はそれがおかしいとたださなかった山下の倫理観と資質ではないのか。すべてが書類と印鑑という方式で組み立てられている我が国の行政決裁システムを森はいとも簡単に「自在に変更できる」と言い放ったと同様だ。過去に決裁された文書があろうともいつの間にか(日付もなくていい場合もあると言いだしたから)口頭決裁で変更できるというご都合主義を法相が認めたのだ。これでは「私がいいと言ったらいいのよ」と言っているのに等しい。「もう行政にも司法にも信頼がないと思われてもこのまま進みます」と法相が言い放ったのだ。
★民主国家、法治国家として積み上げて来たものを一瞬に壊した法相の「口頭決裁」に新聞はあまりにもおとなしい。この発言の持つ恐ろしさを読者に示してくれず、事態をあきれて見せるばかりだ。なぜこんなものは駄目だと糾弾しないのか。何本かの怒りの原稿が散見されたが、新型コロナウイルスのニュースにとられて既に不問に付されている様相だ。だがネットの中は熱い。「立証出来ない物を証拠としてはならないは基本」「まるで『私が法律』と言わんばかり」「それなら確定申告は電話で済まそうかな」と皮肉る。国民は健全だ。(K)※敬称略
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日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/英語民間試験の導入でついに現実となった優生学的教育制度】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263918)。
《萩生田光一文部科学相の暴言…「身の丈に合わせて頑張ってもらえば」…。直ちに連想したのは、1990年代末の取材だ。私は拙著「機会不平等」に書く目的で、それまで教育課程審議会の会長だった作家の三浦朱門氏(故人)に会っていた…「…非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいい」》
小田嶋隆さんの『人はなぜ学歴にこだわるのか。』を《直ちに連想》した。《学歴における機会均等なんてものは、もはや建前でさえない》。
2009年4月3日の日刊ゲンダイの記事のタイトルは【教育費出せない親の子供はまた貧乏という現実 「貧困の再生産」が始まった】(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2a1cb2eb9e660199cf4fcdc12a4a8d1f#comment-list)。「斎藤貴男さんが言うように、スタートライン (出生時) から差がある競争なんて、「やらせ」・「いかさま」である。”自由化”や”民営化” (つまり私企業化) の名の下で教育や福祉を産業化し、”小さな政府”と称して”構造改革”と称するものを進め、国民がそれに抗うどころか、それを支持するなんて…。まさに、『機械不平等』である。」
『●『機会不平等』読了』
「不平等社会の推進者と優生学、遺伝子差別。社会ダーウィニズム。
御用学者による小泉「機会不平等」促進社会の完成」
『●『人はなぜ学歴にこだわるのか。』読了』
「小田嶋隆著。」
《…旧弊な身分制度社会の桎梏から近代の人間を解放する
役割を果たしてきたはずの学歴システムが、いつの間にやら
階級固定の道具になっている現実…。…子供の学力は、
低年齢であればあるほど、親の教育水準および経済状態を
ストレートに反映…。…学歴における機会均等なんてものは、
もはや建前でさえない…》
「斎藤貴男さんの『機会不平等』…と同じ指摘」
「《学歴問題は、環境問題にも似ている》…。[学歴社会反対・
環境破壊反対に] 《誰もが賛成しているが、具体的な場面に
おいて人々が何をやっているのか…》」
『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?』
まさに『機会不平等』の是認。ツイッター上では「#身の丈入試」とも。《彼らにとって下々の人生など、ただ己に奉仕させる道具以上でも以下でもないのである。…こんな手合いを放置していたら、権力に近くない家庭の子どもは、みんなあの連中の奴隷か私兵にされてしまう》。
前川喜平さんは、《真の理由は、萩生田氏自身のゆがんだ歴史観や嫌韓感情、憲法が保障する表現の自由への無理解にある。彼は、「表現の不自由展」を中止に追い込んだ勢力と同じ思想・感情を持っているのだ》…と指摘。また、《前川喜平・元文科事務次官…ツイートだ。〈やっぱり萩生田文部科学大臣か。ひどいことになるだろう。彼の議員会館の事務職には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった。〉》…そうだ。
そんな方を、アベ様は文科相として任命。トンだ《人材の宝庫》。
『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)』
『●萩生田光一文科相《テロ予告や脅迫で「表現の不自由展」を
中止させた勢力に加担する行為…表現の自由を圧殺する暴挙》』
《パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたい?…という人たちの気が知れない》。アベ様や文科相、最低の官房長官、ウルトラ差別主義者な副首相・財務相ら「宝庫な人材」に投票している方々の気が知れない。
『●『不屈のために』読了』
『●『分断される日本』読了(2/3)』
『●『安心のファシズム ―支配されたがる人びと―』読了』
「斎藤貴男著・・・・・・
第一章「イラク人質事件と銃後の思想」、
第二章「自動改札機と携帯電話」、
第三章「自由からの逃走」、
第四章「監視カメラの心理学」、
第五章「社会ダーウィニズムと服従の論理」、
第六章「安心のファシズム」」
『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(1/3)』
「『機会不平等』と社会ダーウィニズム」
『●「容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は現在の
日本社会において決して特殊なものではない」』
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に
成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。
…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》
《②階級社会の徹底。明治礼賛キャンペーンが称揚するのは
大日本帝国のアジア侵略だけではない。アベが幾度も演説で
引いてきた福沢諭吉の実像は社会ダーウィニズム(優生思想の
源流)信奉者に他ならず、長州士族の世襲による藩閥支配を
当然視し、百姓町人をブタ呼ばわりさえしていた…》
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263918】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
英語民間試験の導入でついに現実となった優生学的教育制度
2019/10/30 06:00
(「身の丈」とはどういうことか(萩生田文科相)
/(C)日刊ゲンダイ)
萩生田光一文部科学相の暴言が話題になっている。来年度から始まる「大学入試共通テスト」で導入される英語の民間試験が、居住地や経済力に恵まれていない受験生を著しく不利にする問題について、「身の丈に合わせて頑張ってもらえば」とホザいたのだ。
24日に放送されたBSフジの番組。かりそめにも文科相の肩書を持つ者が、何という言い草か。とうとうここまで来てしまったかと、天を仰いだ。直ちに連想したのは、1990年代末の取材だ。私は拙著「機会不平等」に書く目的で、それまで教育課程審議会の会長だった作家の三浦朱門氏(故人)に会っていた。2002年度から小中学校の授業時間と内容が3割がた減る、平均学力の低下が懸念されますがと尋ねると、彼は、
「平均学力が下がらないようではどうにもならん。できん者はできんままで結構。戦後50年、落ちこぼれの底辺を上げることにばかり注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいい」
教育とは裕福で、教育熱心な家庭の子のためのみにある、と言い放たれたようなものだった。零細な鉄屑屋の倅で、落第スレスレの“ビリメン”都立高校生だった経験のある私は(居座ったが)、目の前の相手をぶちのめしたい衝動を必死で堪えつつ、こんな言葉も引き出した。
「欧米の(平均)点数は低いが、すごいリーダーも出てくる。日本もそういう先進国型になっていかなければ。それが“ゆとり教育”の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどくいっただけの話だ」
三浦氏は文化庁長官だった80年代にも、スポーツ雑誌で〈女性を強姦する体力がないのは、男として恥ずべきこと〉だと、それこそ男として恥ずかしい異常な理屈を開陳し、国会で取り上げられた前科がある。教育関係の審議会をそんな人物に託した政府自体の異常性も問われるべきだった。
あれから20年。私が警鐘を乱打し続けてきた優生学的教育制度の不安は、完全な現実となった。“グローバル人材”の育成と愛国心の涵養を両輪とする教育改革の狙いは自明だ。彼らにとって下々の人生など、ただ己に奉仕させる道具以上でも以下でもないのである。
萩生田氏は謝罪したそうだが、その程度で済ませては絶対いけない。こんな手合いを放置していたら、権力に近くない家庭の子どもは、みんなあの連中の奴隷か私兵にされてしまう。
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[※ 《#ケチって火炎瓶 》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/選択を迫られる秋 アベ政権が目指すおぞましい4つの近未来】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236320)。
《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》。
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を権力者が
都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
《ジョージ・オーウェル 『1984年』だ。これは1949年に出版された
近未来小説で、高度な全体主義が張り巡らされたディストピア
(反ユートピア)がテーマとなっている》
もう少し司法やジャーナリズムが機能していれば、こんな無惨な社会にはなっていなかったでしょうに。恐ろしき独裁国家、ディストピア。斎藤貴男さんの予想では、《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》。ジョージ・オーウェル 『1984年』そのものです。
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」と呼びかけ
…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
《この国は発狂している。すでに国会が治外法権になってずいぶん経つが、
とうとう法の番人であるはずの裁判所までもが、広域暴力団安倍晋三組の
構成員に成り下がった。沖縄県東村高江周辺の住民31人が、建設中の
米軍ヘリパッド工事の一時差し止めを求めていた仮処…》
《私たちは人間らしく生きたいのか、ただ支配されるだけの人生を望むのか。選択を迫られる秋である》…大変に重い斎藤貴男さんの問い掛けです。ユートピアか、ディストピアか? なぜ、あえて自ら奴隷化・隷従の道を望む必要があるのでしょうか? パラノイアなディストピアで、何を好き好んで、あえてアベ様の奴隷に成り下がりたいのか?、そんな人たちの気が知れない…。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す》
あ~ディストピア…「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様 が国会議員、自民党総裁?」でいいのか? 新聞やテレビ局の誰か、根源的なこの問いをアベ様にぶつける気概のある方は居ないのか? 《もはやモリカケ問題など影も形もない》…しかし、マスコミがダメならミニコミでも、SNSでも何でも、しつこく訴え続けること。たとえ一人になったとしても、ブログ主は決して忘れないし、風化させられることは無い。
『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます』
『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
またしても、アベ様、ダークすぎます』
『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」』
「LITERA…の記事【小渕優子よりひどい!? 安倍首相が世襲した
パチンコ御殿と暴力団人脈】」
『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ:
「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」』
「Youtubeの映像資料【安倍晋三宅放火未遂事件の真相】
(https://www.youtube.com/watch?v=dJWkIDHMRJE&feature=youtu.be)によると…」
『●政治家失格な…アベ様の「ダーティな政治手法」
「ダーティな本質」についての山岡俊介さんのスクープ』
『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」…
どんなダークなことを話し合ったのかな?』
「リテラの記事【山本太郎が安倍首相にあの放火未遂スキャンダルを質問!
「暴力団と繋がる人物に選挙妨害を発注する人間が総理なのか」】…
この国会質疑で、火炎瓶投下に屈しなかったからアベ様はダーク
じゃない? 《「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と一方的に主張》。
飛躍しすぎでしょ? アベ様御自身が秘密会談を持った理由は一体全体
何で、そこで何が話し合われたのですか?
《安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった》…何を話し
合ったのかな~? 《つまり、安倍事務所が依頼した違法な選挙妨害を
口封じするために、安倍首相自身が小山の突きつけた要求に応じる約束を
おこなっていたのだ》。
《民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注するということは大問題…。
…汚れ仕事を堂々と発注できるような人間がこの国の総理…》。あぁ~無惨」
『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」…
どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?』
《太郎ちゃんがいってたよ。
「選挙妨害を暴力団に発注する人間(安倍晋三首相)が、
クリーンなカジノを目指すなどと言ってる意味がわからない」
これって、1999年、自派の下関市長の再選のため、安倍首相の
事務所が土地ブローカーに対立候補への誹謗中傷を依頼した疑惑のこと。
でも、約束した500万円の支払いを300万円に値切ったから、腹を立てた
ブローカーが暴力団を使って安倍首相の自宅などに火炎瓶を投げ込んだ。
そして、警察に捕まった。
安倍事務所とブローカーが交わした文書まで出てきた。
なぜもっと大問題にならないのだろうか?
安倍首相はこの国をどうしようとしているの?》
『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が
国会議員、自民党総裁、ましてや首相?』
『●「個人攻撃」の何が問題? 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が
国会議員、自民党総裁でいいのか?』
『●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…
「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236320】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
選択を迫られる秋 アベ政権が目指すおぞましい4つの近未来
2018年8月29日
(安倍首相(C)日刊ゲンダイ)
アベ政権が目指す近未来の日本が、この夏、ハッキリと全貌を現した。おぞまし過ぎて悲しくなるが、無知は罪なので、あえて書く。当面のゴールが2020年、東京五輪と新憲法の施行のセットに設定されているのは自明として――。
①衛星プチ帝国主義。事実上の宗主国たる米国の世界戦略の一翼を担うと同時に、軍事力を用心棒とするインフラシステム輸出の国策で外需の開拓・獲得を急ぐ。「強い日本を」と叫ぶアベ政権が10月23日に開く“明治150年”記念式典は、富国強兵・殖産興業の再現宣言の場になるはずだ。
②階級社会の徹底。明治礼賛キャンペーンが称揚するのは大日本帝国のアジア侵略だけではない。アベが幾度も演説で引いてきた福沢諭吉の実像は社会ダーウィニズム(優生思想の源流)信奉者に他ならず、長州士族の世襲による藩閥支配を当然視し、百姓町人をブタ呼ばわりさえしていた(筆者の近刊「『明治礼賛』の正体」、岩波ブックレット参照)。アベ自身も15年8月に地元で、明治50年も100年も150年も、節目の年の総理は常に山口県≒長州出身だと発言している(順に寺内正毅、佐藤栄作、アベ)。
③一億総動員体制。“一億総活躍”や“働き方改革”の実態は周知の通りだ。アベ政権にとって国民など己らの野心を満たすための道具でしかない。五輪絡みでは、就職や進学のエサで釣るブラックボランティアに続いて、サマータイムの導入まで検討され始めた。海外では残業の増加や健康被害が報告されており、日本でもそれで断念した経緯がある(1952年)にもかかわらず、だ。
④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。サッカーW杯、100回目の甲子園と続いて、一般紙のスポーツ・娯楽新聞化はほぼ果たされた。もはやモリカケ問題など影も形もない。アベ政権の意向とメディア側の金儲け優先が一致した結果だ。権力にオネダリして消費税の軽減税率をゲットした営利企業にまっとうな言論は望めない。いざ憲法改正国民投票となった場合、テレビも新聞も権力側の主張一色に染まるのだろう。いちいち書名は挙げないが、総裁選を控えた最近はアベの個人崇拝を促すヨイショ本も乱発されている。それらの石破茂批判を眺めると、私たちが求められているのは隷従だけなのだとわかってくる。
いかがだろう。私たちは人間らしく生きたいのか、ただ支配されるだけの人生を望むのか。選択を迫られる秋である。
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『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の編集部による記事【障がい者抹殺思想は相模原事件の容疑者だけじゃない! 石原慎太郎も「安楽死」発言、ネットでは「障がい者不要論」が跋扈】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2449.html)。
痛ましい、凄惨な事件でした。亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
《容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は現在の日本社会において決して特殊なものではない。…教育行政にかかわる人物が公然と「金のかかる障がい児は産むべきではない」という見解を開陳するなどおぞましいが、それを容認してしまう空気がいまの日本社会にはある。石原慎太郎は、都知事に就任したばかりの1999年9月に障がい者施設を訪れ、こんな発言をした。…絶望的な気持ちにさせられる事態》。
しかしながら、《容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は現在の日本社会において決して特殊なものではない》、《…などおぞましいが、それを容認してしまう空気がいまの日本社会にはある》…社会そのものがオゾマシイ。醜悪。
『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(1/3)』
『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(2/3)』
『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(3/3)』
吊るせ!、吊るせ!、の合唱で、犯人を死刑にして御終いでしょう、きっと。マスコミは、ニッポンの社会的な背景を掘り起こす作業も無く、何の教訓も得ないです。「空疎な小皇帝」氏やネットに溢れる醜き言説…きっと同じことが繰り返される。
ネット上のデジタル辞典によると(https://kotobank.jp/word/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0-286531)、…
《社会ダーウィニズム 「ダーウィンの生物進化論を適用して社会現象を
説明しようとする立場。特にダーウィンの生存競争による最適者生存の
理論を誤解ないし拡大解釈して,社会進化における自然淘汰説を
導き出そうとする」》
また、同サイトでは、…
《【ヒトラー】より
…ヒトラーは,生物の〈自己保存衝動〉をもっとも根源的な欲求ととらえ,
この衝動にもとづく闘い,強者による弱者の支配・駆逐を〈自然〉の
摂理として肯定し,この論理を人間界の個人と人種の双方に適用した。
このような社会ダーウィニズムの世界観から,個人・民族間の平等,
民主主義,議会主義,人道主義,国際平和を否認し,
卓越した個人による独裁的統治,反ユダヤ主義を唱え,
また人種の〈自己保存衝動〉を充足する基盤として〈生存圏〉の
樹立を主張した》
こういった「世界観」や「個人・民族間の平等,民主主義,議会主義,人道主義,国際平和を否認」する深層心理はアベ様ら多くの自公議員や「癒(着)」党の議員に共通するもの。沖縄イジメが典型で、、「本土」マスコミもそれに悪乗りする始末。
CMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-July/044449.html)によると、…《容疑者がtwitterで誰をフォローしてたか、貴重な資料です。http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12184564272.html
・安倍晋三
・テキサス親父
・中山成彬
・上念司
・百田尚樹
・高須克弥
・ケント・ギルバート
・西村幸祐
・在特会
・林雄介
・石井孝明
・渡邉哲也
・孫向文
・山際澄夫》
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【http://lite-ra.com/2016/07/post-2449.html】
障がい者抹殺思想は相模原事件の容疑者だけじゃない! 石原慎太郎も「安楽死」発言、ネットでは「障がい者不要論」が跋扈
石原慎太郎 編集部 障害 2016.07.27
(石原慎太郎公式サイト「戦線布告.net」より)
19人もの犠牲者を出し戦後最悪レベルの事態となった、相模原の障がい者施設での大量殺人事件。
植松聖容疑者は「障害者なんていなくなればいい」「障害者はすべてを不幸にする」「障害者には税金がかかる」などと、障がい者を排除するべきという主張を繰り返していたことがわかっている。
戦後最悪レベルのとんでもない凶悪な事件だけに、容疑者の異常性に注目が集まるが、残念ながら容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は現在の日本社会において決して特殊なものではない。
たとえば、昨年11月に茨城県教育総合会議の席上で教育委員のひとりが「妊娠初期にもっと(障がいの有無が)わかるようにできないんでしょうか。4カ月以降になると堕ろせないですから」「(特別支援学級は)ものすごい人数の方が従事している。県としてもあれは大変な予算だろうと思った」「意識改革しないと。生まれてきてからでは本当に大変です」などと発言し、さらに橋本昌・茨城県知事までもが「産むかどうかを判断する機会を得られるのは悪いことではない」と擁護・同調するような発言をするという騒動があった。
教育行政にかかわる人物が公然と「金のかかる障がい児は産むべきではない」という見解を開陳するなどおぞましいが、それを容認してしまう空気がいまの日本社会にはある。
石原慎太郎は、都知事に就任したばかりの1999年9月に障がい者施設を訪れ、こんな発言をした。
「ああいう人ってのは人格があるのかね」
「絶対よくならない、自分がだれだか分からない、
人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状況になって……」
「おそらく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う」
「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」
ほとんど植松容疑者の言っていることと大差ない。舛添のセコい問題などより、こういった石原の差別発言のほうがよほど都知事としての資質を疑いたくなる。しかし、当時この発言を問題視する報道は多少あったものの、そこまで重大視されることはなく、その後、4期13年にわたって都民は石原を都知事に選び続けた。
「障がい者は生きていても意味がない」
「障がい者は迷惑だ」
「障がい者は税金がかかる」
これらは基本的にナチスの重度障害者を本当に抹殺していったナチスドイツの政策のベースになった優生学的思想と同じものだ。
ところが、恐ろしいことに、こうした差別的発想を、あたかもひとつの正論、合理性のある考えであるかのように容認してしまう、さらに言えば勇気ある正直な意見と喝采すら浴びせてしまう“排除の空気”が、明らかにいまの日本社会にはある。
実際ネット上では、植松容疑者の主張に対しては「やったことは悪いけど、言ってることはわかる」「一理ある」「普段同じこと思ってる」「筋は通ってる」などという意見は決して少なくない。
絶望的な気持ちにさせられる事態だが、こうした弱者排除の空気に重要な視点を与えてくれる小説がある。それは、山崎ナオコーラ氏の『ネンレイズム/開かれた食器棚』(河出書房新社)所収の「開かれた食器棚」だ。
山崎は『人のセックスを笑うな』(同)で文藝賞を受賞し、同作や『ニキの屈辱』(同)、『手』(文藝春秋)、『美しい距離』(文藝春秋)で4回にわたって芥川賞候補に挙がったことのある実力派作家だが、同作は、障がい者の子どもをもつ親の苦悩や出生前診断に踏み込んだ作品だ。
舞台は、〈関東地方最果て〉の場所で営業する小さなカフェ。幼なじみだった園子と鮎美というふたりの女性が38歳のときに開店し、すでに15年が経つ。その店で、鮎美の娘・菫が働くことになるのだが、菫は、染色体が一本多いという〈個性を持って〉いた。小説は母親・鮎美の目線で娘・菫を取り巻くさまざまなことが語られていく。
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〈生まれてから生後六ヶ月までは、とにかく菫を生き続けさせることに必死だった。菫はおっぱいを吸う力が弱いらしく、鮎美は一日中、少しずつ何度も飲ませ続けた。家の中だけで過ごした。外出は怖かった。人目につくことを恐れた。友人にさえ娘を見せるのをためらった。今から思えばそれは、かわいそうに思われるのではないか、下に見られるのではないか、というくだらない恐怖だった。〉
〈他の子たちよりも菫は多めの税金を使ってもらいながら大きくなり、自分が死んだあとは他人にお世話になるだろうことを思うと、社会に対する申し訳なさでいっぱいになった。〉
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そうやって社会から閉じこもっていく母子に、風を通したのは、友人の園子だった。園子は菫を〈ちっとも下に見なかった〉。そればかりか、一緒にカフェをやらないか、と鮎美にもちかけた。そして、「菫のことに集中しなくちゃ……」と鮎美が言いかけると、園子は3歳の菫にこう話しかけた。
「ねえ、菫ちゃんだって、カフェで働いてみたいよねえ?
コーヒーっていう、大人専用のおいしい琥珀色の飲み物を提供するお店だよ。
菫ちゃん、コーヒーカップを、取ってきてくれる?」
何かを取ってくることなんて娘にはできない。鮎美はそう決め付けていたが、そのとき、菫は食器棚に向かって歩き出し、棚のなかのカップを指さす。菫は、理解していたのだ。園子は言う。「ゆっくり、ゆっくりやればいいのよ。成功や達成を求めるより、過程で幸せにならなくっちゃ」。
社会は、障がいがあるという一点だけで「その人生は不幸だ」と思い込む。母親はそれを背負い込み、かつての鮎美のように身体を丸めてうつむき、子どもの可能性を小さく捉えることもある。だが、生まれてくる命、育つ命が幸せか不幸かは、社会が決めることなどではけっしてない。そして、社会が開かれていれば、その人の幸福の可能性はぐんと広がる。──そんなことを、この小説は教えてくれる。
しかし、今の社会が進んでいる方向は逆だ。たとえば、出生前診断。出生前診断によって障がいがあることが判明すると、中絶を選択する人が圧倒的だという現実。こうした結果が突きつけている問題は、この小説が言及しているように、多くの人びとが「障がいをもった子を産んでも育てる自信がない」「障がいがある人生は不幸せなのでは」「育てるにはお金がかかる」「社会に迷惑をかけてしまう」などと考えてしまう社会にわたしたちは生きている、ということだ。
この現実を目の前にして、鮎美はこう考える。
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〈もし、自分も「菫に税金を使うべきではない」と考えるようになったら、それはやがて、「社会にとっては菫のような子はいない方が良い」という考えに繋がっていくのではないだろうか。菫だけではなく、他の菫のような子たちに対しても、自分がそう考えている、ということになってしまうのではないか。〉
〈「強い国になって周りを見下す」というようなことを目標にする社会が持続するとは思えない。「多様性を認めて弱い存在も生き易くする」という社会の方が長く続いていくのではないか。「国益のために軍事費に金を充てて、福祉をないがしろにした方がいい」なんて、鮎美には到底思えない。この国を「弱い子は産まなくて良い、強い子だけをどんどん産め」という社会にするわけにはいかない。〉
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しかし、現実には、前述したように、今回のような事件が起きても、容疑者と同じ「障がい者は生きていても意味がない」「障がい者は迷惑だ」「障がい者は税金がかかる」といった意見が平気で語られている。この国はすでに「弱い子は産まなくて良い、強い子だけをどんどん産め」という価値観に支配されているのかもしれない。
(編集部)
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東京新聞の記事【顔認証でスムーズ 成田、運用開始】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015033002000233.html)。
「新システムでは通行人の顔を認証できる約百九十のカメラを駅や旅客ターミナルなどに備え、道路や駐車場には車両ナンバーを記録できる約百四十のカメラも設置・・・・・・身分証を準備する手間がなくなったのは便利。これまで以上にテロ対策を徹底してほしい」。
テロが減る? ホント? なんか怖い「世界」なんですが?? 「防犯カメラと云う監視カメラ」。
『●『日本の公安警察』読了(2/2)』
『●『創(2009年4月号)』(2/2)』
「森達也さん「極私的メディア論 第41回/セキュリティ意識と
刑事司法」・・・・・・小説『東京スタンピード』で、「・・・オオカミが来たと
言い続ければ、そしてオオカミが来たと多くの人が思い続ければ、
実際にオオカミは来るのです」。マスコミの過剰な喧伝、
街中にあふれる防犯カメラと云う監視カメラ、道路にはNシステム。
「安全を保障するはずのセキュリティが、逆に治安を悪化させる。
皮肉といえばこれ以上の皮肉はない」」
『●『分断される日本』読了(1/3)』
「斎藤貴男著・・・・・・
「第1章 構造改革の先にある「封建社会」」、
「第2章 監視カメラを覗くのは誰か」、
「第3章 格差拡大がホープレス社会を招く」、
「第4章 市民階層が分断されゆく」、
「第5章 この息苦しさは何だろう」」
『●『安心のファシズム ―支配されたがる人びと―』読了』
「斎藤貴男著・・・・・・
第一章「イラク人質事件と銃後の思想」、
第二章「自動改札機と携帯電話」、
第三章「自由からの逃走」、
第四章「監視カメラの心理学」、
第五章「社会ダーウィニズムと服従の論理」、
第六章「安心のファシズム」」
『●森達也さん「組織全体の病理と民意の後押し」』
「・・・・・・殺人事件の件数は毎年のように戦後最少を更新しているのに、
人口比においては世界で最も治安のよい国といえるのに、
メディアの過剰な事件報道によって体感治安が急激に悪化し始めた
のはこの頃だ。街には監視カメラや特別警戒実施中などの掲示が
増殖し、自警団や市民パトロールの数は急激に増え、厳罰化が
進行し始めたのも同時期だ」
『●『東京番外地』読了』
「・・・・・・氏と監視カメラ(p.43)。「・・・こんな理由で尾行されては
たまらない。・・・明らかな悪意・・・」。推定無罪原則のあまりの軽視」
『●『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221)についてのつぶやき』
「森達也さん【第104回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、
「高飛車な口調・・・・・・こちらは新宿警察署です・・・・・・通行の妨害です。
すぐやめなさい・・・・・・管理され統治されることに・・・・・・
すっかり慣れてしまった。監視カメラもその一つ」」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015033002000233.html】
顔認証でスムーズ 成田、運用開始
2015年3月30日 夕刊
((上)午前中、成田空港の車両入場ゲートで車両を止め検問する
警備員(下)正午ごろ、新警備システムに切り替わるとスムーズに
車両入構が始まった=30日)
成田空港で三十日、一九七八年の開港以来続けてきた利用客らの身分証を確認する検問が廃止され、不審者の動きを把握するため、顔認証機能を持つカメラなどを配備した新しい警備システムがスタートした。
成田国際空港会社(NAA)によると、新システムでは通行人の顔を認証できる約百九十のカメラを駅や旅客ターミナルなどに備え、道路や駐車場には車両ナンバーを記録できる約百四十のカメラも設置。爆発物探知犬を導入して巡回も強化する。
正午ごろ、新システムに切り替わると、車両入場ゲートでは遮断機が上がったままになり、大型バスなどがスムーズに入構。駅でも身分証を確認する警備員の配置がなくなり、利用客らは立ち止まることなく出発ロビーなどへ向かった。
子ども二人と福岡市に帰省する東京都墨田区の主婦・・・・・・さん(39)は「身分証を準備する手間がなくなったのは便利。これまで以上にテロ対策を徹底してほしい」と話した。
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『石原慎太郎よ、退場せよ!』、12月に読了。斎藤貴男・吉田司著。洋泉社新書。2009年5月刊。
斎藤さんの「まえがき」に始まり、「第一章 「小皇帝」石原慎太郎の本質」、「第二章 石原都政が東京に残した傷跡」、「第三章 石原慎太郎への退場勧告」、吉田さんの「あとがき」まで。節一つひとつを書き記したいほど。
東京オリンピック招致にて「我が国の平和」を訴える! 「この人はいったい何なのだろう。何かといえば戦争だ戦争だと騒ぎ立て、・・・自分の気に入らない人々を片っ端から差別しては嘲笑うことばかり繰り返してきた男が、・・・思ってもいない、そもそも口にする資格のない言葉を平然ともてあそんで恥じない。/・・・幼稚な発想・・・。/石原氏本人というよりも、このような人物を支持してやまない有権者のほうが不気味に思えて・・・」(pp.3-4)。
『機会不平等』と社会ダーウィニズム(p.21)。
「斎藤 ・・・だからって、ああも露骨に他人を見下したがるような人はそうそういないでしょう。・・・しかも戦争で財を成した家で甘やかされて育った人間が、そのことを恥じもせず」(p.25)。「吉田 ・・・東京都知事としての歴史的位置づけを、新自由主義の牽引車としてあると斎藤さんは言いましたね。/斎藤 ええ。新自由主義はその帰結として、機会の均等を奪い、階層の固定化に拍車をかけ、弱者の切り捨てを招きます。繰り返しますが、石原は、根っからの差別大好き人間だと私は思っていますから、それを政治的に表現すると、新自由主義と同じ結果になってしまうんです」(p.78)。
環境庁長官時代に見る差別主義者の姿。「斎藤 ・・・/水俣病患者・・・。その逃げた先が麻布のテニスクラブで、テニスをして遊んでた話は有名ですね。/・・・あれほど気の弱い、小さい、つまらない男は世界中探してもいないと。/・・・/吉田 ・・・石牟礼道子に会いたがっていたと・・・。だけど石牟礼道子は見向きもしなかったって」(pp.84-85)。
【斎藤貴男・吉田司著、『石原慎太郎よ、退場せよ!』】
新銀行東京のバカ施策と元行員に対する虐め・SLAPP(p.123)。「吉田 ・・・自分の仕草や言動で、将棋の駒のように大衆心理を動かせると思っているんでしょうか。・・・/斎藤 ・・・何をやっても許されると思ってるんでしょうね。事実、都民はそうしちゃったんだから。石原に何をされても仕方ないのも現実です。新銀行の内部なんて、石原の人間性が凝縮されたようなところですよ。・・・/・・・組織ぐるみの威信的虐待―――モビングといいますが―――・・・」。
東京オリンピックでの税金の無駄遣い、それを許す都民。「斎藤 ・・・全部、税金ですよ。・・・ここでも責任転嫁です。/・・・もう見え見えの、行政が都知事のせがれに仕事をあげるための事業ですよ。それでも石原本人は・・・と居直っています。・・・/吉田 ジャーナリスト青木理のレポート・・・そもそも『公』という発想がない・・・」(p.130)。『私』しかない男。「斎藤 我田引水の塊のような人ですからね。・・・/・・・人のものは俺のもの、俺のものは俺のもの、というだけの人ですからね。・・・私に言わせれば、ただのコソ泥でしかありません」(p.133)。「コソ泥以上でも以下でもない」(p.181)。
舛添要一元厚相に言われちゃおしまい。このバカ都知事を総理にという声があるが、との問いに答えて、「・・・国会じゃ友だちいないし、鼻もちならないし、あいつはイヤって意味において、石原が総理になったって3日持たない。・・・『友だちのいない国王』は、知事だからやってられるの」、「吉田 ・・・そしてね、石原慎太郎という男は・・・リアルな政治力学に手を汚さないで済む政治家だから気楽でいいね・・・・・・と笑ってたぜ」(p.142)。
ミルトン=フリードマン(p.152)。社会ダーウィニズム(p.154)。「知性のかけらもない世界」。「・・・市場原理、競争原理。公正さを無視できるパワーこそ絶対だという、何度でも言いますが暴力団的世界観なんです」(p.159)。
「空疎な小皇帝」の時代の終わり。「吉田 ・・まず小泉純一郎が「政界引退」を宣言した。彼の「痛みを伴う」構造改革によって日本は下流社会化し、ワーキングプアな貧民大国となった。・・・/・・・世界はフリードマン型新自由主義(小さな政府)から、ケインズ的なオバマ米大統領のスマートパワー、グリーン・ニューディールや財政出動型の「大きな政府」への流れに大転換しようと急いでいる。/そんな中で「空疎な小皇帝」だった人間の役割は終わりました。・・・/斎藤 どうでしょう。退場勧告も何も、最初から私はお呼びじゃないと思っていたのですが。・・・オリンピック招致だの築地市場の豊洲移転だの、まともな首長なら言えっこないデタラメを次々に打ち出しては財界の歓心を買うことに懸命ですから・・・。・・・はっきり言ってどうかしている」(p.181-183)。
ここに尽きる。「吉田 ・・・いまなお「退場勧告」しようとしない、石原と大東京「庶民」有権者の政治的握手については、お前ぇら、死ヌマデヤッテロ!って本気で思っちゃうな。/斎藤 ・・・わざわざ権力の座に据えた方が悪い。落とす選択肢があったんですから。実際、都民は責任とらされて、自分たちの血税を、あの人の遊びと利権のために使われているんだからね。・・・批判を承知で言うけど、石原都政に本気で怒れないとしたら本物の奴隷ですよ」(pp.187-188)。
『安心のファシズム ―支配されたがる人びと―』、8月に読了。斎藤貴男著。岩波新書。2004年7月刊。
第一章「イラク人質事件と銃後の思想」、第二章「自動改札機と携帯電話」、第三章「自由からの逃走」、第四章「監視カメラの心理学」、第五章「社会ダーウィニズムと服従の論理」、第六章「安心のファシズム」。
やはり第一章が印象に残る。
「二〇〇四年四月から五月にかけて――。/イラク人質事件をめぐる、いわゆる自己責任論争が、日本列島の至るところで展開された。当の人質やその家族たちに向けられた悪意の集中砲火はあまりにも凄まじく、・・・」(p.2)。「自作自演説の発信地は首相官邸」(p.8)。「『週刊新潮』・・・は、人質やその家族らに対する、ほとんど人格攻撃に終始した」(p.9)。「・・・人質やその家族の思想・信条の洗い出しを始めた。・・・記者会見でも冷笑を浮かべていた福田康夫官房長官をはじめ、高官たちはメディアとのオフレコ会見、懇談の席などで露骨な自作自演説を開陳したという」(pp.10-11)。自己責任論のオリジン、小泉らの悪用、その後の詳しい経過。背景としての「「癒し」としての差別」(p.24)。「・・・こうしたあさましい心理のメカニズムが原動力である点で共通している。・・・結局のところは鬱憤晴らしでしかないのである。/・・・一方の三人組は女性と未成年と、・・・こいつらなら叩いても大丈夫とばかりに―――。/・・・要は対象が女・子どもだからいじめやすいという卑劣きわまりない意識を感じざるを得なかった」(pp.28-29)。上坂冬子や石原慎太郎、西村眞吾らの異常な視点。「・・・視点の高さは神のそれにも等しい。他人を批判する場合の最低限のたしなみさえ、あんな人質たちには必要ない、殺してしまえと笑っていた。・・・礼節、謙虚の美徳のかけらもなかった。・・・/・・・ある種の人間性の典型を示して・・・。などと人質やその家族たちをさんざん罵倒し、・・・自衛隊の武力出動の口実としては利用したい思惑が透けていた。」(p.33)。「安倍晋三幹事長は、犯行グループの解放声明が出されて数時間後にオンエアされたテレビの生番組で、人質事件を憲法九条〝改正〟と絡ませてみせた」(p.34)。
「フリージャーナリストの橋田信介さんと小川功太郎さんが襲撃されている。わずか二月足らず前に吹き荒れた人質バッシングの嵐とはうって変わって、このときのマスコミ報道は礼賛一色。「武人」と讃えたのは『読売新聞』だった」(p.229)。
ブッシュ、そして小泉の無責任発言の数々。「背筋が寒くなってくる。仮にも一国の首相が、こんな言葉を吐き続けてきた」(p.218)。それも8月30日までだろう! 「吹き荒れる言論弾圧の過程に、思えばイラクの人質たちに対するバッシングもあった。戦争に反対すれば逮捕される。とりあえず罪状が見当たらない場合でも、大衆がよってたかって袋叩きにして、二度と立ち上がれなくなるほど打ちのめす社会」(p.226)、次の政権に過剰な期待は無理だろうが、少なくともそんな社会はこれで終わりにしてもらいたい。
「・・・現場の取材、ウォッチングにかまけて第一行目を書き出せなかった私の背中を押したのは、あのイラク人質バッシングだった。つくづく正念場だと思った」(p.232)。
『不屈のために』、7月に読了。斎藤貴男著。ちくま文庫。2005年6月刊。
不公平・階層社会、監視社会、管理社会、戦時シフト、知性停滞。対談は森永卓郎氏、解説は鈴木邦男氏。城山三郎さんとの対談もあり、個人情報保護法に対する危機感を共有 (p.91)。「戦争ほど、不平等を極限にまで押し広げ、格差のむごさをあらわにするときはない」(p.132)。
社会ダーウィニズム (p.19)。その定義は21頁。ヒトラーも強い影響を。初等教育での水伝についての問題点も早くから批判 (p.37)。
6月に読了。斎藤貴男著。文春文庫。2004年2月刊。
階層社会と教育。派遣社員とセクハラ。労組、労働貴族塩路天皇 (p.233)。
シルバー「産業」と教育「産業」。いやな言葉! 福祉や教育を産業化していいんだろうか?
不平等社会の推進者と優生学、遺伝子差別。社会ダーウィニズム (p.293)。御用学者による小泉「機会不平等」促進社会の完成 (p.366)。
赤線だらけ、でも、まとめる暇なし。再読すべき一冊。
「あらゆる戦争は絶対悪である」(p.207)。「違う発想があっても結構だし、活字にしたり電波に乗せたりも自由だが、・・・それこそ命がけの思索や呻吟が伴っていなければならない。これだけは譲れない」。「人として当たり前の仁義を無視してきた・・・ブッシュ大統領であり、小泉純一郎首相であった。・・・戦争を論じる語り口の薄っぺらなこと」(p.207)。
「支配者の根幹を貫く優生思想」である「社会ダーウィニズム」(p.250)。
新・三種混合ワクチンなどの問題点について(p.312)。「煽られたインフルエンザ禍」(p.338)。七三一部隊の石井四郎(※12) (p.344)。