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●民主党の一筋の光明、vs、野田首相の大飯原発再稼働決断

2012年06月09日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012060602000113.html)と山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、6月7日)。

 東電OL殺人事件・元被告マイナリさんの冤罪15年間への償いをどうするつもりかについて書きたかったのですが、明日に。

 野田首相の大飯原発再稼働決断会見があまりにひどく、腹立たしい。福井県知事西川一誠氏やおおい町長時岡忍氏ももすぐさま呼応する猿芝居ぶり。FUKUSIMA原発人災被災民・被爆住民の目の前でこんな猿芝居を出来る傲岸ぶりに非常に腹が立つ。不安に感じる住民の気持ちを「よくよく理解できます」なんて、よく言えたものである。それならば、原発再稼働など言える時期では全くなし、未来永劫に、再稼働するなどという発想は出てこないはずだ。
 明言する、このままでは、絶対になし崩しに他の原発も再稼働されていくし、期間限定の運転を守る約束などきっとしないし、運転し続ける。絶対に大飯を再稼働させてはいけない。記者会見での野田首相の「脅し」に負けてはならない。
 電力が足りないというのは、いつなのか? 何か月、何週間、何日間、何時間? 原発以外の既存の施設で対応できない時間はいったい何時間なのか? 節電では足りず、〝無〟計画停電や値上げといったことで脅される真の理由は本当に存在するのか? 納得するよう説明してほしい。実は、そんなものはどこにもなく、推進派の妄想、推進派の詐欺的行為ではないのか?

 相変わらずムダ内閣は消費税増税へと爆走し、自民党案丸呑みという悪魔に手を貸す行為政権交代の意義を放棄する行為を行おうとしている。さらには、「原発再稼働派の前原誠司政調会長仙谷由人政調会長代行が裏で」よからぬ動きをしている。大飯原発再稼働も同様で、結局、次々と連鎖的に、なし崩しに3.11以前の元の木阿弥にしようとしている。しかし、それに異議を唱える声がようやく出てきた。政治的駆け引き、党内闘争であることは分かるが、これは、一筋の光明である。民主党内から誰も声を上げない、意思表明しないのは奇妙だった。この一筋の光が大飯原発再稼働を止めるウナリになれば、せめてもの救いになる。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012060602000113.html

民主「慎重」117人分提出 再稼働問題 小沢元代表らの名も
2012年6月6日 朝刊

 関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、政府に慎重な判断を求める民主党有志議員の呼び掛け人代表の荒井聡元国家戦略担当相らが五日、国会議員百十七人分の署名を首相官邸で斎藤勁官房副長官に手渡した。
 最終的に精査した結果、署名数は衆院八十一人、参院三十六人で、うち呼び掛け人は六十五人。福島県選出の渡部恒三最高顧問や小沢一郎元代表、羽田孜と鳩山由紀夫両元首相も署名した。現職の政務三役や党役員には署名を求めなかった。
 荒井氏は署名提出後、記者団に「信頼を失った経済産業省原子力安全・保安院が安全性を主張しても国民の理解は得られない」と強調。「署名は多くの党議員が再稼働に慎重な証拠だ」と述べた。
 これに先立ち、民主党は関連する部門会議や作業チームの合同会議で再稼働問題を議論し、出席者から「強引に手続きをとっている」と政府への批判が続出。再稼働を最終決定する首相と三閣僚の四者会合に同席している仙谷由人政調会長代行は「安全をないがしろにしていない。強引にもやっていない」と反論したが、議論を続けることになった。
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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、6月7日】

2012/06/07
これが、仙谷・前原が抹殺した「原子力ムラ」告発DVD
執筆者: Yamaoka (10:46 pm)

 6月5日、大飯原発の再稼働につき慎重な判断を求めるようにと、民主党の国会議員の約3分の1に当たる117名が署名した名簿を政府に出したのは大手マスコミ既報の通り。
 もっとも、当初、原発再稼働派の前原誠司政調会長、仙谷由人政調会長代行が裏でこの名簿の受け取りさえ拒むように指示を出していたことは報じられていない。
 民主主義、政党政治を否定する独裁者としかいいようがないが、2人が完全に潰した別の事例もある。
 先の117名の署名は、荒井聡元国家戦略担当相が中心になってまとめたが、その荒井氏は「原発事故収束対策PT」の座長を務める。
 この原発事故PTは、民主党の原発再稼働慎重派国会議員が国民目線に立って原発の在り方を考える党内プロジェクトチーム。
 この原発事故PTは今年3月、ドイツ国営テレビが放送した『フクシマの嘘』という番組の日本語訳の付いたDVDを教材にしようとした。ところが、こちらは2人の圧力で完全に潰れたとされる
 なぜ、潰されたかというと、同番組は、今回の福島第一原発事故の元凶である政官財+学者、マスコミ一体となった「原子力ムラ」を真っ正面から告発した唯一の番組だったからだ。
 ドイツでは3月8日放送されたこの約30分の番組には、浜岡原発を止めた菅直人元首相、原発全廃を目指す河野太郎代議士、東電の事故隠しに意見したところ原子力ムラの復讐に会い冤罪事件をデッチ上げられた佐藤栄佐久・前福島県知事などがインタビューに応じていた。
 そして同番組で、菅元首相は「首相の自分にさえも(事故の)事実を知らせなかった」、「マスメディアに自分の嘘がバラ撒かれ、(首相を)辞任せざるを得なかった」などと赤裸々に語っていた。
 さらに、福島第一原発の定期点検を請け負っていた米国のエンジニアも登場。東電に原発の深刻な亀裂を報告したら、そんなものは存在しないとする虚偽報告書を書くように強要されたと証言もしている。
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