日刊ゲンダイの記事【映画「『知事抹殺』の真実」が描く国策捜査と報道の“闇”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/191719)。
注目の2016年10月新潟県知事選、さて結果は?
『●東電柏崎刈羽原発再稼働!?:
《第一原発事故を検証しない限り…》とする泉田裕彦新潟県知事の正論』
『●残念な「泉田裕彦新潟県知事「出馬撤回」事件」:
「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」で良いの?』
『●NHK解説委員長、原発は人間の手に負えないモンスター
…「アベ様のNHK」発の核発電政策への波紋』
『●新潟県知事選: 自公推薦候補者に騙されてはいけない
…確実にあの東京電力のアレを再稼働させる』
《5期18年務めた福島県の佐藤栄佐久元知事(77)が「謎の収賄事件」で突然、政治生命を絶たれてから10年。“冤罪”まがいの「収賄額0円」という前代未聞の有罪判決が確定しているが、なぜ佐藤がつぶされたのか。ドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」(安孫子亘監督)…》。
泉田裕彦新潟県知事の出馬撤回「事件」の背景にも、同じような「“冤罪”まがい」の相当なイヤガラセがあったのではないかと想像します。新潟県知事選が「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」な結果に終わることを怖れます。
《佐藤雄平…そもそも、今一番危険なイチエフ4号機、3号機に置かれているMOX燃料は、雄平が知事就任後すぐにプルサーマルを承認したために搬入されたものです》…といったことが起きています。新潟県知事選の自公推薦候補者は選挙に勝てば、絶対に、3.11に何の責任もとらないあの東京電力のアレ、つまり柏崎刈羽を再稼働させるに決まっています。
《国策捜査と報道の闇についてもよくわかる作品》…ニッポンのどうしようもなさ具合が情けなくなる。
『●自民党派民主党最高顧問は政治生命をかけた』
《昨年、佐藤知事と増子副大臣は佐藤栄佐久前知事が抵抗した
福島原発のプルサーマル計画を承諾し、それが恐怖の3号機の
暴走につながっていく。そんなのが最高顧問の民主党に原発処理は
任せられない》
『●FUKUSIMA原発人災を繰り返さないためには「地元」の強力な反対が頼り』
『●民主党の一筋の光明、vs、野田首相の大飯原発再稼働決断』
《ドイツでは3月8日放送されたこの約30分の番組には、
浜岡原発を止めた菅直人元首相、原発全廃を目指す河野太郎代議士、
東電の事故隠しに意見したところ原子力ムラの復讐に会い冤罪事件を
デッチ上げられた佐藤栄佐久・前福島県知事などがインタビューに応じていた》
『●原子力発電、店じまいの時は何時になるのだろう?』
《原発が立地する茨城県東海村で十四日、「第一回脱原発サミット
in茨城」が開かれ、佐藤栄佐久・前福島県知事や評論家の佐高信氏、
地元の村上達也村長らが東京電力福島第一原発事故から
学ぼうとしない国への不信をあらわにした。 (林容史)》
『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」』
《私だけでなく、福島の知り合いや「福島の女たち」などに、
現知事、佐藤雄平をよく言う者はおりません。
そもそも、今一番危険なイチエフ4号機、3号機に置かれている
MOX燃料は、雄平が知事就任後すぐにプルサーマルを
承認したために搬入されたものです。
前知事、佐藤栄佐久さんは、度重なる東電の事故隠しや隠蔽体質に
自分が福島を守らなければと、県の原子力安全対策課の職員に
勉強会を開かせ、原発で働く人たちからの内部告発をもとに
東電や国に申し入れもしていました。
私は、栄佐久さんが県知事でいる限りは、福島でのプルサーマルは
ないと安心していましたし、県民からの信頼も厚く、みんな、
佐藤知事ではなく、親しみを込めて栄佐久さんと呼んでいました。
プルサーマルに反対し続ける栄佐久さんに、東京都の石原知事は、
「一千三百万東京都民の生活に必要な電力を供給するのが、
原発立地県の勤めなのに、一県知事が何を言うか」とのたまったのです。
そして、東電と、原発の利権に群がる者たちの姑息な手段により、
抹殺されたのです》
『●忘れられた最高裁国民審査』
《今回は一票の格差判決の他にも、原発差し止め訴訟、
君が代起立拒否訴訟、沖縄集団自殺訴訟、
ウィニー著作権法違反訴訟、僕パパ秘密漏洩事件、
光市母子殺害事件、児童ポルノリンク事件、
佐藤栄佐久前福島県知事汚職事件等々、前回の審査から
この3年あまりで最高裁は日本の民主主義の根幹に関わる
重要な判決を山ほど下している》
『●書籍紹介『20人の識者がみた 「小沢事件」 の真実
捜査権力とメディアの共犯関係を問う』』
《第1章 被害者たちが証言する 「国策捜査」 の実態
三井環 検察がつぶれる 「最大の弱み」 を告発
仙波敏郎 「暴力組織」 に成り下がった検察、
「既得権益」 にしがみつくメディア
鈴木宗男 権力とメディアの暴走を許さない
佐藤栄佐久 原子力帝国・全体主義国家に変貌する日本
石川知裕 日本の民主主義のため最後まで闘う
植草一秀 小沢裁判事件の評価と主権者がとるべき行動》
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/191719】
映画「『知事抹殺』の真実」が描く国策捜査と報道の“闇”
2016年10月14日
(試写会であいさつをする佐藤栄佐久元福島県知事
/(C)日刊ゲンダイ)
5期18年務めた福島県の佐藤栄佐久元知事(77)が「謎の収賄事件」で突然、政治生命を絶たれてから10年。“冤罪”まがいの「収賄額0円」という前代未聞の有罪判決が確定しているが、なぜ佐藤がつぶされたのか。ドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」(安孫子亘監督)が11月中旬、福島県を皮切りに全国で上映される。
佐藤は“福島のとげ”と言われ、地方分権、道州制、そして原発で国に物申す知事だった。とりわけ原発に関しては、原発立地県の知事として安全を最優先させ、東電や国に厳しい態度を取った。2003年には、トラブル隠しの東電では安全が確認できないとして、東電の原発全17基を稼働停止したこともあった。
映画には佐藤自らが出演し、ありもしない嫌疑で、最初から“佐藤つぶし”ありきの国策捜査が行われた様子がテンポよく描かれている。
12日の試写会で佐藤は「(収監されていた)“巣鴨”から出てきた時以上の気持ちだ。皆さんの顔を見てエネルギーをいただいた。これから本当の戦いが始まる。政治活動などは考えていないが、私はどなたもできない経験をした。それを伝えていきたい」と話した。
取り調べや裁判の再現、インタビュー中心の映画には、当時の新聞紙面がたくさん使われていたものの、ニュース映像はほとんどなかった。安孫子監督が事情を明かしてくれた。
「10年前の事件当時の映像が欲しかったが、貸してくれる放送局が
なかった。この件には触れるなという“お達し”でもあるのか、
一様に下を向いていた」
国策捜査と報道の闇についてもよくわかる作品である。
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