3月5日(金) 西小6年生48名と当会が共同でクヌギ、コナラ、イロハモミジの苗木、計120本を里山の育種場に植樹した。
事前(2月)に白石久美子校長に植樹協力のお願いを打診したが、当時、茨城県独自の緊急事態宣言が発令中であり、「解除が実施されたら喜んで協力します。」との回答を頂いた。
果たして、2月23日より解除となり、学校側と協議の結果、実施日は3月5日(金)6年生が協力、とのご連絡を頂いた。
感染予防のため、できるだけ会員と児童の直接的な接触を避け、事前に苗木、支柱を植樹箇所に配布し、周到に準備した。
本来であれば、児童と会員が濃密になるべき植樹体験であるが、今回はお互い我慢せざるを得なかった。
新型コロナの出現により、昨年から約1年、里山で児童と触れ合う機会は皆無となり、くしくも6年生にとっては小学校生
活最後の里山体験となった。
1年生から5年生まで毎年里山で顔を合わせていたが、1年ぶりに見る子供たちは身長も伸び、青年と乙女の声に変わっていた。
田﨑会員が、「正しい植樹の仕方」を児童の前で実演し、会員に誘導された48名は配布された苗木の前に立ち、竹澤事務局長の号令で植樹が始まった。
始めは手間取っていた児童もいたが、用意された120本の苗木は瞬く間に約10aほどの育種場を占領してしまった。
慣れた子は一人で6本も移植してくれた。
植樹終了後、各クラスごとに記念撮影を行い、会員も最後列に静かに並ばせていただいた。
校長先生はじめ、担任の先生方も卒業前に里山体験が実現できて本当に良かったと言っていただいた。
場所を冒険広場に移し、思いがけなく6年生より「感謝の集い」のプレゼントがあった。
代表による6年間にわたる様々な里山体験のお礼の言葉、そして持参したハンドベルによる演奏が静かに森に流れ、整列し
た会員の心を暖かく満たしてくれた。
思いがけないサプライズのお礼と「中学生になっても、遊びに来てね。」と言って子供たちを見送った。