里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

里山定例作業、待望の新人加入

2019-06-09 04:13:26 | Weblog

6月8日(土)

里山の定例作業日。午前8時 五郎助山に着くと、大方の会員は到着していた。6月に入り、里山全体に草が伸びている。

女性会員より、入れたてのお茶がふるまわれ、ほっと一息。今日もやる気が湧いてきた。裏方担当の日向野さん、大和田さんベテランの女性

会員は本日お休みなので、飯村さんをチーフに若い女性会員二人がその穴を埋めてくれた。

癒しの一服が終わると、関根副理事長より本日の作業内容が発表された。

本日の出席者は25名である。第2フィールド、第3フィールドの下草刈り、倒伐した木材の搬出が主な作業である。

各作業に出席者が配置され、本日も安全な作業を心がける様、訓示があった。

また、5月の通常総会で新しい執行部の陣容が決定したが、今月が実質的なスタートとなるので改めて新事務局を紹介した。

事務局長 竹澤寛 事務局 中村博 の2名である。竹澤さんは里山を守る会創設からのメンバーで、長らく会計を担当し、本年から事務局長

としてさらに重責を担っていただくことになった。中村さんは新理事となり、竹澤さんのサポートをお願いした。

会の活動が活発になるにつれ、その事務量が格段に増え、担当者の負担は年々重くなっている。

事務局は当会の要であり、大変重要なポストである。長らく事務局長を担当された佐藤さんにも、新事務局のアドバイザーとして残っていた

だいた。

さて、いよいよ作業開始である。通いなれた担当場所に各自が入り、あちこちで刈払機のエンジン音が森の中に響き始めた。

伸びた下草が、鋭い刃でなぎ倒され、森の中は散髪した後のようにすっきりきれいになって行く。

今年導入した中古のハンマーモアの草刈り機も活躍している。

広大な森の中は一日では終わることはなく、7月も引き続き下草刈りが続くことになる。

作業中、一人の若い男性がこちらに近づいてきた。

体験希望メールを頂いた方だった。 一言、二言、話すうち、とても感じがよく、波長の合う方だった。作業を中止し、森を案内することにした。

途中、数名の会員にご紹介したが、皆快く、入会を勧めてくれた。 関根副理事長は昼食を一緒にどうかと誘ってくれた。

五郎助事務所、食事処、炭窯、収納庫、トンボ池をご案内し、当会のパンフ、「里山の四季」をお渡しした。

関根さん効果なのか、快く会員と一緒に「里山カレー」を食べてくれた。

竹澤事務局長より、本日訪問の経緯が紹介され、ご自身からも自己紹介を頂いた。

航空自衛隊に勤務する42歳の筑西市在住の方である。

初めて五郎助山に来訪し、初日に入会は無理だと思ったが、一応入会届をお渡ししたら、「入会します。」とのご返事。

大変うれしかった。 昼食後開かれた作業部会にも参加され、わずかな時間ではあったが、当会の雰囲気、活動の一端をご覧になり、決断さ

れたのだろう。

42歳は当会で最年少となる。 無理をせず、都合のつく日に来訪していただき、一緒に汗を流し、末永く会員としてこの活動に協力していた

だけたら本当にありがたい。

今日は里山の神様から思いがけないプレゼントを頂いたような作業日となった。