釣り界の最下級釣り師 ~釣りをさせて頂きありがとうございます~

釣りが趣味と豪語しながら、圧倒的な下手さで初心者の嫁にも負ける駄目な最下級釣り師の記録。

なごみの湖 最恐の嫁とカワムツに愛される最下級

2018-09-22 10:41:00 |  実釣
9月も残り僅かとなりました。

後1回、久多川へ行きたかったのですが、予定を合わす事が出来ず、前回の久多川釣行で今シーズンの渓流は終了となりました。

なので9月最後の平日休み、午後からの予定を考慮し、午前中だけなごみの湖の本湖へ行く事にしました。

勿論、嫁の許可を貰っています。

話しは変わるのですが……

前回の久多川釣行で、一緒に家まで着いて来た『ヤマヒル君の最期』のお話しです。

このヤマヒル君、本当は石畳に落として塩をかけるつもりだったのですが、指で弾いた瞬間、庭のバラスまで飛んでしまい行方不明になっておりました。

それから暫くして…

仕事から帰って他愛もない話を嫁としていた時の事です。

嫁『そうそう。今日な、庭の手入れした後、買い物行くのに車運転しとったら、何か足が冷たいなぁって思ってん』

最下級で『へー。何かあったん?』

嫁『そしたらな、ヒルが血ィ吸っとってん。こんなん初めてやったからビックリしたわ!』

最下級『うへぇ。この辺りってヒルいるの?』

嫁『見た事ないわ』
(今住んでる家は嫁の地元です)

最下級心の声『…あれ?…もしかして……』

最下級『……で、どうしたの?』

嫁『そんなん、ヒッペがして、千切って、ポイ~よwww』

最下級『……………💧』

マジか………

恐ろしくて本当の事は話せません。

本当の事を話せば、次は私がヒッペがされて、千切られて、ポイ~の番です。

この事は墓まで持って行く事にしました。

幸い、嫁は噛まれた所も化膿する事なく元気です。。。


話を戻します。

最近雨ばかりですが、この日も前日から雨が続いております。

受付に行くと、ダンディ管理人さんがいらっしゃいました。

ダン管『今日はフライちゃうんか?』

すっかり顔を覚えてもらってます。
あのヘッポコ最下級キャストは、簡単に忘れる事は出来ないでしょう。

今日は本湖でルアーをする事を告げると、本湖の状況は非常に厳しいと教えてくれました。

まぁ、最下級とは言え本職のルアーです。
『1匹位は釣れるだろう』と、甘い考えで臨んだ最下級釣り師は、この後本湖の洗礼をこれまた久方ぶりに受ける事になります。

久しぶりの本湖です。

先行者は第1桟橋に1人です。

なので、インレットの第3桟橋に入ったのですが……

凄い泡です。

これは世に言うターンオーバーではないでしょうか。

状況は想像以上に悪そうですが、第3桟橋より下流は、泡とここ程濁りのキツイ水は入っていません。


第3桟橋の境目です。


早速第2桟橋へ移動しました。 

第3桟橋と違って、いつもよりかなり数は少ないですが、ライズやジャンプしているレインボーを確認出来ます。

濁りが入っているので、クランクを適当に投げ続けますが反応無しです。 

フェザージグ、ミノー、スプーン、バイブレーション全て適当に流してみますが反応無しです。

こんな時はセニョールトルネードを使いたかったのですが、エリア用のストックまで補充出来ない貧乏な最下級です。 

家のローンが歯痒くて仕方ありません。

なので、補欠組のグ○グ○Xに決めました。

最下級に補欠認定されている事を、○ル○ル○の開発者の方が知ってしまうと、自○されないか心配になります。

なので、実名は伏せさせて頂きました。

しかし、私はグ○グ○Xを適当に使って爆釣した事がないので仕方ありません。

半信半疑での第1投目です。

奇跡は突然やって来ますが、この日唯一レインボーからの反応を、簡単にバラしてしまいました。

しかし、魚からの反応があり、やっと集中力を高める事が出来ました。

心を刃のように研ぎ澄ましたつもりになります。
ザルな最下級ですが、少しの変化も見逃さないようそれなりに注意を払います。

その時です!
コツコツとアタリがあり、渾身のフッキングをかました瞬間でした。

何かが水中からビヨーンと飛び出してきました。


またです。
カワムツに罪はないのですが、『今日もボウズか…』と何となく思ってしまいました。

しかし、いくらボウズ慣れをしている最下級でもボウズは御免です。 

もうこうなったら、第1桟橋へ行くしかありません。

先行者がいる桟橋へ入った事がない私は、一生懸命会話内容を考え練習をします。

『こんにちは!』
『空いてる所に入ってもいいですか?』
『釣れましたか?』

後は会話の流れで何とかなるでしょう。

ちょっとドキドキしましたが、気の良さそうな人で難なく第1桟橋へ入る事が出来ました。

この方は、フライで事故的に1匹釣れたとの事でした。

やっぱり今日は全体的に活性が低そうです。
ターンオーバーと思うのですが、本湖はしばらく水温が安定するまで、様子を見た方が良さそうです。

第1桟橋で20分程グルグルXで粘ってみましたが、何の反応も無かったので納竿としました。

受付に戻り、ダンディ管理人さんへ参考にならない最下級釣り師の状況報告をしていると、先ほど第1桟橋におられた釣り師の方も戻ってこられました。

ダン管『どうでしたか?』

謎の釣り師『1匹だけですわ』

ダン管『やっぱり厳しいですか』

謎の釣り師『はい。時々魚が苦しそうに水面に出てきていました』

???苦しそう????

私にはそんな魚の気持ちなど分かりませんし、ヨタヨタ苦しそうに泳いでいたのは、今にも死んでしまいそうなボロボロになった気の毒なレインボー1匹しか見ていません。 

他はいつも通り、数は少ないながらも元気にジャンプやライズをしているレインボーだけで苦しそうな魚はおらず、苦しんでいたのは1匹も釣れず為す術が無かった私だけです。 

この謎の釣り師の方は何者なのでしょうか?
魚と心を通わせる……ナウシカのおじさんVer.だとでも言うのでしょうか?

『だとすれば、あの状況での1匹は納得だな』

と、あり得ない方向で納得する最下級なのでした。
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今シーズン最後(かも?)の久多川へ

2018-09-13 08:17:00 |  実釣
強い勢力を保ったまま日本を直撃した台風21号。
関西地区を中心に甚大な被害をもたらしました。

そして、久多の里も大きな被害に見舞われました。
一日でも早く復旧し平穏な生活に戻れますよう、心よりお祈りしております。


漁協のブログを拝見させて頂いたのですが、ちょっと釣りは厳しいかと思いました。

しかし、今回を逃すと禁漁までの間に行けない可能性が高かったのと、Drミノーのスイミングフックを試したい気持ちもあり、ダメ元で行くことにしました。


大黒谷へ6時に到着しました。
天気は小雨が降るイイ感じであります。

しかも水量が前回の比ではありません。

期待は出来るのですが、渓流沿いの歩行が困難で、陸に上がって少々藪こぎをする必要があります。

ただ、雨も降っておりますし、ヒルに取り付けれないか気になりますが仕方ありません。

しかし、私の中では過去最高の水量ではないでしょうか。。。

最初のポイントに到着です。
前回は完全に死んでいたポイントも、今回は申し分無く釣れそうな雰囲気です。

早くも、3キャスト目でアタリがあり即あわせを入れます!

そして、いつもの私ならバラして終わりなのですが、しっかりフッキングが出来ているのか難なく釣り上げる事ができました。
ベリーにがっちり食いついていました。

撮りなおしです。

スイミングフックが良かったのか?たまたまなのか?更に検証が必要です。
ただ、少し口を傷付けてしまいました。
返しは潰していたので直ぐ外れたのですが、軸が太かったのでしょうか?

クールに装っていますが、久々に釣れた1匹に飛び上がる程嬉しすぎて、顔がニヤけていた事は秘密にする最下級です。

更に釣り上がって行きます。
途中、Drミノーが変な動きになってしまいました。
確認するとリップが折れています。

残念ながら、私のエースミノーはここまでのようです。

もう1つ、スイミングフックに変えた予備のDrミノーにチェンジです。

そこから更に進んだのですが、水量が多く押しが強い流れは中々危険です。

先に進むのが難しくなり、目指すポイントの半分位ですが、大黒谷は諦める事にしました

脱渓した所でおじさんが立っています。

おじさん『釣れた?』

最下級『1匹だけ…』
死ぬほど嬉しい癖に、1匹しか釣れなかったと残念な感じで話す最下級です。

おじさん『水が多いなぁ。本流は釣りにならんわぁ。』

おじさんは餌釣りで、どこも厳しそうなので、一先ず大黒谷でやってみるとの事。
『頑張って下さい』と声をかけ、私は通行止めとなっている上流の見後谷を目指し移動します。

前回と同じ長瀬谷の看板から入渓します。
ここから遡上して見後谷を目指します。
それにしても、前回が嘘のような水量です。

入渓して直ぐに良さそうなポイントが出来ていました。

ファーストキャストにヒットです!!

綺麗なアマゴです。

ネットインして、ラインが緩んでフックが外れてしまいましたが、今回のアマゴもバラす事なく、テイルフックにがっちり掛かっていました。

これは…もしかして、もしかするとです。
あれほどバラしていた最下級が、ここまで2回とはいえバラす事なく釣れています。

気を良くした私は、鼻息も荒く調子に乗っていると、スイミングフック仕様のDrミノーを対岸の枝に掛けてしまいロストしてしまいました。

水量が多く回収は不可能です。

もう、スイミングフックを装着したDrミノーはありません。
唯一、リップの折れたミノーに付いていますが、スプリットリングプライヤーを持って来ていなかったので、付け替えは難しいです。

ここからは、今まで通りのフックが付いたDrミノーで挑戦します。


ところが、ここから3回アタリがあったのですが、全てバラしてしまうのです。
もう、スイミングフックがフッキングに大きく関わっていると言ってもいいのではないでしょうか?

そして砂防ダムに到着したのですが、物凄い水量です。

釣れそうではあるのですが、ここでは全く反応がありませんでした。

そして脱渓して見後谷の看板前に到着して唖然としました。

少し奥に進むと…

この先まで車で行けたのですが、歩いて行くのも難しそうです。
そして今にも崖崩れを起こしそうな雰囲気です。

滝谷へ行くのは徒歩でも諦めた方が良さそうです。

ここから車まで戻りました。

ここで納竿にしようかと思ったのですが、一つだけ気になるポイントがあったので覗いてみる事にしました。

増水の影響ですっかり様子が変わっていましたが、ライズが遠くから確認出来、テンションは上がりまくりです。

ファーストキャストでトゥイッチしたDrミノーを追いかける大きい影が見えました。
そのままルアーにじゃれながら、岸ギリギリまで来ましたがバイトはしませんでした。

セカンドキャストで再度追いかける影が見えましたが、明らかにサイズが小さくなっています。
そのアマゴも岸ギリギリまでじゃれて来ますがバイトしませんでした。

しかし、このポイントに魚が集まっているようです。
しばらくポイントを休ませる事にしました。

車に戻ってフックの交換に挑戦してみます。

しかし、スプリットリングプライヤー無しでは取り付けが難しいですね。
諦める事にしました。

20分程たったので再度挑戦します。

ファーストキャストでトゥイッチしていると、先程の大きい方の影が出てきました。

アマゴです。

しかもルアーを引ったくるのがみえました。
即アワセを入れます。
しかし、アマゴは首を振りまくっているので、今にもフックが外れてしまいそうです。

もう、最下級ごときがランディングネットで綺麗にすくおうなど、考えている場合ではありません。
砂場に水揚げで、それからランディングネットに入れます。 

そして、如何にも綺麗にネットインしたかの如く写真を撮ります。

それにしても綺麗な魚体です。
なにより、狙って釣った……など最下級の分際で生意気ではありますが、実際狙っていたので仕方ありません。


一言、嬉しさを通り越して感無量です!!

ここで納竿としました。

その後、漁協に行き受付のお姉様に久多川の状況を聞いて、お昼を頂きました。

あんかけラーメンです!

この日は雨も降ったりしていたので、冷えた体をホッコリ出来ました。

今日の釣果は満足出来る結果となりました。
また、フックの考察も結果としては狙い通りではないかと…
但し、スイミングフックの効果以外にも、軸が太くゲイブも深くなっている事の要因も考えられます。
何れにせよ、エリア用のフックは渓流に向いていないのかもしれません。 

また一つステップアップ出来た気がしました。
それでも最下級に変わりありません。

来シーズンに向けて、フックをもう少し勉強しようかと思います。

とは言え、今シーズンも後1回行きたい気持ちもありますが……

最後に…
帰ってから片付けていると、歓迎出来ないお土産が付いてきました。

今日は藪こぎが多かったので心配はしていたのですが、気を付けないといけませんね。
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スプーンのフックを考える

2018-09-06 08:15:00 | 日記
懲りもせずにフックの考察です。

もう、前回の『ミノーのフックを考える』を、我慢してご覧頂いた方ならご承知の事と存じますが、最下級がまとめておりますので目新しいものはございません。

予めご了承願います。

では、本題へ。

今回はスプーンです。


『ミノーのフックを考える』でブログを更新した後に、『あれ?スプーンはどうなんだろう?』と単純に疑問を持ちました。

これまで、スプーンのフックを交換する時でさえ、何も考えた事がない最下級です。

早速調査開始です。

便利な世の中で、Googleさんで検索すると私の求める答えがワンサか出てきます。

人の文献を読み漁って、自分なりにこうかな?と解釈してみました。

まさに『人の褌で相撲を取る』とはこの事ですね。

しかし、ミノーに比べスプーンのフックの向きに関しては、様々な考えがあり複雑です。

しかし、頭の弱い私は何を読んでも『なるほど!!』と納得するばかりです。

それでは他力本願で得た結論から申し上げますと、スプーンの泳ぐ姿勢に対しフックポイントが上下なら『どちらでもご自由に』となりました。

ミノーの時と同じ結果ですね。

しかし、スプーンに関しては動きに違いが出るようです。

最下級の分際で大変申し上げにくいのですが、私が思うにこの『どちらでもご自由に』は、釣り方により使い分けるべきだと思った次第であります。

それでは本題です。

その前に、皆様はご存知だと思いますが、スプーンはスローリトリーブで凹んだ方を上にして泳ぎます。
【参考画像】


当然、最下級の私が知らないのは言うに及ばず、気にした事さえありませんでした。

スプーンが泳いでいる姿勢から、フックのポイントは上向きが一般的なようです。
【参考画像】


これなら、ボトムを探る時も根掛かりに有効です。

ところが、このフックの向きを下にする事により、有効な釣りがあると言うのです。
【参考画像】


その有効な釣りとは、渓流においてのアップでの釣りです。

私にとって、渓流でのスプーンはあくまでダウンの釣りと認識しております。
理由は、流れと同じ方向にスプーンを巻いてきてもアクションなんてしそうにないからです。

なので、渓流で余程流れが弱くない限り、アップでスプーンを使う事は私の場合はありません。

それでは何故フックのポイントを、泳ぐ姿勢から下向きにするだけでアップの釣りに対応できるのでしょうか。

ここからは、更に酷い受け売りになってしまいますがご容赦下さい。

それは、水の抵抗を作る事にあるとの事です。

下の画像は一般的なフックの向きと、水の抵抗を受けるた時の水の流れとなります。
【参考画像1】

次はフックポイントの向きを、泳ぐ姿勢に対し下向きにした時、水の抵抗を受けた時の水の流れとなります。
【参考画像2】

(※注意:両画像共に、参考にさせて頂いた画像の様に綺麗に書けないので、渦の数を減らしております。)

先ず、非常に見にくい画像で誠に申し訳ないのですが、【参考画像1】を見て下さい。
水流の渦が2つ出来ています。
こちらでは、水流の渦が全てスプーンの上側になっております。

これに対し【参考画像2】は唯一フックに出来た渦が下側になります。

この2つを比較すると、進行方向に対し水の抵抗が大きいのは、スプーンの上下両方に渦を発生させている【参考画像2】の方になると思われます。

水の抵抗があると言う事は、【参考画像1】に比べ【参考画像2】の方がよりアクションしながら泳ぎそうな気がします。

また、進行方向に対し下側に渦があると言う事は、【参考画像1】より浮力が出ているように見えます。

つまり、【参考画像1】より【参考画像2】の方が沈みにくいと考えられます。

この2つの『水抵抗が大きくアクションする』『浮力があり沈みにくい』はアップの釣りにおいて有効であると思われます。

但し、ただ単にフックを【参考画像2】の様にすればいいと言う訳でもなさそうで、リーダーやフックの軸の太さ等も考慮する必要があるとの事です。

因みに、あくまでアップでの釣りで有効であるのであって、ダウンストリームではスプーンの抵抗が大き過ぎて、スプーンが回転してしまうとの事なので注意が必要です。

『お前ごとき、最下級の説明じゃ分からん!!』と、思われた方ばかりだと思いますが、私にはこれ以上の説明は出来ません。

と言う事で、これらの事はGoogleさんで『スプーンフックの向き』で検索すると、恐らく一番最初に出る記事に、詳細が書かれております。
是非読んで頂く事をお勧めします。
水中でのスイムテストの動画もあり、非常に見やすくなっております。

私には『目から鱗』で食い入るように読まさせて頂きました。

『なら初めから検索キーワードだけ載せとけよ!』となるのですが、私もネタが無くて困っているのです。

ご容赦下さい。


恐らく次回の久多川釣行が、今シーズン最後の渓流釣りになると思われます。

今回のスプーンのフックの向きは、余裕があれば試してみたいですが、先ずはミノーのスイミングフックからですね。

当然の事ですが、効果の程を検証するには、釣り上げるしかありません。
しかし、最下級にそんな事が出来るとは思えません。

何故かと申しますと、過去を振り返ってみますと、1日で得られた釣果が少な過ぎるからです。

最下級の分際で、検証などと偉そうな事を言う前に、確実に1匹釣る事に集中しようと思いました。
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フライの練習は朝に限る!

2018-09-01 00:04:00 |  実釣
最近、風呂上がりでドライヤーの乾きがやけに早くなってきた、最下級釣り師で御座います。

ブロ友と呼ぶには大変おこがましいのですが、ランディングネット師匠になります、ハマオ師匠の赤久縄の釣行記に触発され、フライの練習を兼ねて『なごみの湖』へ久々に訪れました。

【釣行記…赤久縄/小鱒】
https://blogs.yahoo.co.jp/hummeo_h2/65498915.html

到着早々、遠くの空から雷鳴が聞こえてきます。

管理人さんに挨拶し、暫く様子を見ることにしました。

コーヒーを飲みながら、携帯で雨雲レーダーを見ると、京都市内は大雨になっていました。

管理人さんに『このままこっちに来るかもしれんな。』と言われましたが、雨雲との距離はまだ離れていたので、釣りを開始する事にしました。

受付をしていると、管理人さんから『ライトエリアもかなり厳しいよ』と言われました。
とは言え、5匹位は釣れるだろうと、この時の私は余裕をかましておりました。

ところが、この後この言葉の意味をまざまざと見せつけられる事になります。

話は変わりますが、ここの管理人さん、非常にダンディーな雰囲気を醸し出しており、私もこの様に年を取れたらと図々しくも考えております。

釣りを始める頃には晴れてきました。


先ずは実績の第2ライトエリアから開始です。

しかし、魚影が明らかに少なく魚の活性も感じられません。
先程の管理人さんの言葉が脳裏をよぎります。

気温上昇により、活性が低いこんな時はインレットです。
きっと活性の高い魚が集まって……いませんでした。

しかし、沖合いの方で少なからずライズらしきものが見られます。

ところが、インレットの水量は少なく、何時もの流れに乗せて沖までフライを運ぶメソッドも使えません。

ヤバいです。これは非常にヤバいです。

取り敢えず、自分の実力で出来るだけ飛ばすしかありません。

しかし、力んだ第1投目はこのザマです。


ライントラブルで貴重な朝の時間を潰してしまいます。

再度、仕掛けを作り直しリトライしますが、やはり基礎が出来ていない最下級キャストはヘロヘロでお話になりません。

第2ライトエリアを早々に見限り(諦め)、第1ライトエリアへ向かいます。

こちらは魚影すら見えませんが、正面のインレットには大量の流入があります。

しかし、私にはそこまでキャスト出来る実力はありません。

何度チャレンジしてもヘロヘロです。

ここまで飛ばないとなると、もしかしたらタックルに問題があるのかもしれません。

半ば諦めかけていた時、後ろから声をかけられました。

ダンディー管理人さんです。

カメラを持っていたので、恐らくは私がヒットしているショットを新着情報として、HPに載せるつもりなのでしょう。

しかし、釣っているのは最下級釣り師です。
期待するだけ無駄です。

そして、私のキャストを見て、ダンディー管理人さんも、直ぐに最下級釣り師だと気付いたようです。

管理棟に戻られるのかと思ったら、事もあろうにこの最下級釣り師にレクチャーを始め出しました。

恐らく、このダンディー管理人さんにとって、人生で最も無駄な時間であります。

しかし、この最下級釣り師に、熱のこもった指導をして下さるのです。

そして、私のタックルを使ってキャストを見せて頂いたのですが、素晴らしいキャストです。

楽々対岸まで届きます。

私は、ダンディー管理人さんの5割程度しか飛んでいません。

どうやらタックルの問題ではなく、最下級釣り師である私の問題ですね。

暫く管理人さんにキャストを見て頂き、手の位置をしっかり叩き込まれました。

しかし、ダンディー管理人さんの期待に答えられないのが最下級釣り師であります。

申し訳ない気持ちで一杯なのですが、一向に進歩しません。

自分に困ってしまった私は、挙げ句のはてに…

最下級『やっぱり普段ルアーなので、変な癖がついてるんですかね?釣り経験の無い人の方が上達が早いかもしれませんね』

ところが……

ダンディー管理人さん『いや。そんなことこはありません。』

もう恥ずかしさで、顔が日焼けしたように赤くなっていた事でしょう。

ダンディー管理人さんも、もう居たたまれなくなったのでしようか。
私から再度タックルを取り上げると、インレットのポイントへ綺麗にアプローチをします。

そして、暫くすると鋭い合わせを入れて、ロッドを私に渡して足早に、さっさと管理棟へ戻られてしまいました。

私は慌ててラインを手繰り寄せて来るのですが、やけに軽いのです。

バレたかな?と思ったのですが、少し生命反応があります。
またです。

またカワムツさんです。

魚種は兎も角、インレットに活性の高い魚がいるのは間違い無さそうです。

ダンディー管理人さん、まさか自分が掛けた魚がカワムツだとは思っていなかったでしょう。

私、このことは墓場まで持って行く事にします。

それから、プレッシャーから開放された私は、ひたすらキャストを続けます。

たまたまダンディー管理人さんの7割程度までキャスト出来たフライで、レインボーを狙い流して行きます。

すると、ラインが走りました!

またです。


もうここにはカワムツさんしかいないのでしょうか。

もう、釣れなくていいので時間目一杯キャストの練習に明け暮れました。

しかし、ご想像の通り大して上達しませんでした。

帰りに管理棟にカード返却に行った際、『またおいで。教えてあげるから。』とおっしゃって頂きました。

こんな事を言われると、逆に行きにくくなってしまいますが、早く上達するには教えて貰うのが一番なのは間違いありません。

最下級のクセに図々しいのですが、早くキャストをマスターして、渓流でのフライ初ヒットをはたしたいです。

帰りは本日の釣果を晴らすが如く、オープンドライブです。


ドライブがてら、少し遠回りをして『こんぜの里道の駅』で昼食としました。

かき揚げ蕎麦です。

暑い時に熱い蕎麦も悪くありません。
まぁ、汗は酷いですが…

今日の釣果は兎も角、キャストの練習になったとも言い難いのですが、直接指導頂いた事により、これから練習するポイントが少し分かった気がします。

ですが……本湖ならまだしも、まさかライトエリアでボウズになるとは思いもしませんでした。

やはり最下級釣り師ですね。

いや…………やっぱりアレをカウントに入れとこう………かな?
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