中止が決定した「ＳＧＣ ＳＵＰＥＲ ＬＩＶＥ」の裏にやはり怪しい人物の影が…？！
出演を予定していたアーティスト全１０組すべてがイベント不参加を表明し、イベント開催２日前の２５日に中止が発表された「ＳＧＣ ＳＵＰＥＲ ＬＩＶＥ ＩＮ ＪＡＰＡＮ ２０１７」。日本側主催者にファンの怒りの矛先が向けられているのは、もちろん仕方のないところです。が、周辺の関係者を当たっていくと、やはりというべきか、この手のイベントトラブルにありがちな”怪しい人物”の影が浮かびあがってきました。
主催者側は、お詫び文の中で、「ＳＧＣ ＪＡＰＡＮ実行委員会は、本公演に多くの期待をお寄せいただいているファンの皆様さまに向け何としても公演実現させなければならないという意思から、６月２４日にＳＧＣ ＪＡＰＡＮ実行委員会会長が渡韓し各アーティストたちに再度出演交渉を行いました。しかしながら解決には至らず非常に残念です」と中止に至るまでの経緯を説明しました。確かに関係者を当たってみると、渡韓してイベント中止を回避すべく動いていたのは事実のようです。出演アーティストやスタッフ用に横浜市内のホテルの部屋もかなりの数押さえていたと話す関係者もいました。とはいえ、結果的には回避できず、ファンを泣かせる結果（金銭的損失も含めて）になったのですから、責任を問われても仕方がないところです。簡単に言えば、韓国系イベントに関わるにしては、やや「甘い」部分があったということでしょう。
今回のようなトラブルは、大小含めて過去に何度も繰り返されています。契約書などあってなきが如し…なんてこともありますし、ギャランティーの支払い方法も日本と韓国では慣習が微妙に違うため、もめることもよくあります。それだけではありません。私自身、かつて新聞社に在籍していた時、自社絡みのイベントに呼んだＫ－ＰＯＰ男性アイドルグループが、当社のイベント直前に単独イベントを開催することを発表したばかりか、新曲の初お披露目までぶちあげてしまい、チケット販売のうえで少なからぬ被害を受けたことがありました。最近でも某アーティストのファンミをやらないかという提案が韓国から来たのですが、念押しのためギャランティーの確認を取る度に金額が跳ね上がるなんてこともありました。こういったトラブルは茶飯事なので、韓国系のイベントは相当に慎重に話を進めていかなければなりません。
そして、冒頭に書いたように、日本で韓国アーティスト絡みのイベントを開催する際、トラブルが引き起こされるケースとして多いのは、イベントに得体の知れない怪しげなブローカー的人物が割って入り込むことによるもの。「自分は韓国の事務所に顔が利く」「安く交渉できる」などと言って売り込んできてイベントプロデューサー的に深く関与するケースもあれば、いつの間にかイベントにちゃっかりかかわって、おいしいとこ取りでドロン…といったケースなどさまざま。ここ数年を振り返ってみると、日本で活躍する人気グループの全国ツアーが危うくすべて吹っ飛びそうになったり、超大物グループの公演に絡んで大金を持ち逃げされたなんてケースもありました。ただ、こう言った人物も、イベントの実績があったりするケースもあるので厄介なんですよね。
どうやら今回も、そういった類の人物の存在があることを関係者から示唆されました。つまり、日本の主催者側もやられた、ということです。この辺はもう少し取材してみてから書いてみたいと思います（場合によっては書けなくなるケースもあるので、その場合はすみません）。
話はちょっとそれますが、このイベントに関する記事を何本も書いていて、やや不思議に感じたのが、出演を予定していた１０組の所属事務所が発表したコメントが、あまりにも似ている点です。２３日から２４日にかけて順番に発表されたのですが、多少の差はあるものの、ほぼひな形に沿って書いたように思えてしまいました。Ｈｉｇｈｌｉｇｈｔの事務所だけが発表した文面にだけは、「参加アーティスト及びスタッフたちの航空チケットも発券されておりません」というくだりがありましたが、あとはほぼ似たり寄ったり。誰かから「こんな風に書いてくださいね」と指示されたわけではないとは思うのですが…。あ、これはあくまでも余談です。
ということで、また何か詳しいことがわかれば書いてみたいと思います。近日中に主催者側の会見が行われるという話もちらほら聞こえてきますし、今後のためにも真相が知りたいところです。
今日、TBSの「ビビっト」とテレ朝の「モーニングショー」で取り上げられていました。観れませんでしたが・・・
記者会見ホントにやるのかなぁ。
