木曜日は倫理法人会のモーニングセミナー(MS)から始まります
今はコロナ禍の中なので朝礼なしで行っています
MSに参加すると身も心も引き締まります
終了後は交通安全挨拶運動
耐震診断の仕事を行い、いくつか市民の要望を伝えるなどの活動を行い
夕方は妻北地域づくり協議会の総会に参加しました
さて昨日好きな写真家として3人紹介しましたが、私が写真にとことん惚れたのはこの方の写真集を見てからです
荒木経惟さんです、そして心奪われた写真集が「わが愛陽子」
その後、出版された続編ともいうべき「センチメンタルな旅 冬の旅」です
これらは(わが愛陽子は別刷りで)まだ書店で購入可能なので、写真が好きな方は是非買い求め、手元に置いておくべき写真集だと思います
そして私は敬愛する荒木経惟さんの聖地巡礼してまとめた、小さな写真集「東京巡礼」を作りました
それらを続けて紹介します
わが愛陽子です
陽子さんとの初夜を赤裸々に撮っているので話題になった写真集です
この写真集の中に
荒木さんと陽子さん夫婦物語は映画になりました
この一枚は映画になった時、映画のイメージとなったのだろうと感じています
新婚旅行で訪れた柳川です
柳川にいった時、荒木ファンの私はこの「柳川下り」に乗船しました(ちなみにジョンレノンの奥さんオノ・ヨーコさんの実家も柳川でした、柳川下りの時船頭さんに説明されました)
そして私は次の写真を見て「幸せ」とはこれだと思いました
荷物も何もない部屋、窓から陽光が差し込み、ハイキー調な陽子さんの笑顔
今から訪れるであろう夫婦の幸せを感じてしまいます
ここは結婚後に住まわれた三ノ輪のアパート(フラワーマンションという名前だったかな)です
勿論私はこのアパートを探し出し、写真を撮りました
「東京巡礼」にこのアパートの通路から路上を撮った写真を載せています
「幸せ」はなんてことのない日常の中にあると思わせ、それを写真を見ている私に強く伝える力に、荒木さんの写真力のすごさを感じた一枚です
荒木さんの実家です
有名な下駄の看板
荒木さんの父上が作られたそうで、またあの時代貴重なカメラが大好きな下町のハイカラオヤジさんだったようです
勿論この場所も行きましたし、写真も撮りました(下記参照)
今は小さな駐車場になっています
そして奥さんの陽子さんが亡くなられた後出版された写真集が
これです
愛する人の死に向かい合う写真家の葛藤がひしひしと感じます
そして、ものすごい写真集として世の中に認知されました
この人形が写真集の中に何度も何度も出てきます
それを見ていると、絶対失いたくないものが間もなく消えてしまう・・その哀しさが、絶望感が表現されます
この写真集の最後の一枚です
荒木さんと陽子さんが可愛がったチロが
マンションのベランダに積もった雪の中にジャンプする写真で終わっています
場所は夫婦の住まい そしてそこで写されているのは、雪とチロ
雪=死(絶望)、チロのジャンプ=生(希望)
そう表現されている気がしてなりません
さてほとんど荒木さん陽子さんの写真ストーカー状態の私はある機会(日本写真家協会賞受賞式)を使って聖地巡礼しました
それをまとめたのがこの小さな写真集です
プリントした写真をスキャンして東京にいる長女にデーターを送り写真集にしました
娘はさすがプロですとっても素敵な写真集にしてくれました
そしてこの写真集には日本を代表する写真家がゾロゾロ出ています
東松照明さん、森山大道さん、奈良原一高さんの奥さん、細江英公さん、芥川仁さんなどなど・・です
表紙です
ページ数は56ページ、写真94枚です
三ノ輪です
左下が荒木さんの実家があったところです(上の下駄写真)
三ノ輪には投げ込み寺で有名な浄閑寺があり、それは荒木さんの実家のほぼ前にあります
そこに
陽子さんが眠っている荒木家のお墓があります(お線香をあげました)
三ノ輪は荒川電鉄があります
私は大好きで、三ノ輪に行くと用もないのに良く乗りました
凄く風情があります
次の日は豪徳寺に行きました
荒木さんが住んでいる場所です
モノクロフイルムを詰めたライカとズミクロン50㎜を手に、豪徳寺を彷徨いました
ほとんど気持ちは荒木さんです
2005年の事です
写真の話でした