さて議会が終了しましたが、今回は医療センター新病院建設地問題が噴き出た議会でした
ブログで報告した通りですが、今日は新聞記事を中心に問題点を抽出していきたいと思います、市民の皆さんの情報になり、市民間討議の一助になれば幸いです
*は記事の注目すべき点、赤線でも抑えていますが、(・・)は私の意見です
それでは
宮日です
*市と医療センターで建築地に対し意見が相違していると初めて報道されました
*土地は市が手当てするが、予算上限が決まっている(41億7千万円)中で土地代補償費を引いた残りで病院を作るセンターとしては、土地代等が高ければ建物や医療器具整備に影響すると述べています
*記事の最後に「・・ここでよいか悪いかの判断は、鑑定評価が出た段階で報告する」と市長は言ってます
(意見が相違しているとは6月議会9月議会でも市長は言わなかった、センターは了解していると言っていました。この記事を基に一般質問でまた、鑑定評価の判断とする価格はと聞いたにもかかわらず、最後まで具体的な金額は言わずじまいです)
朝日新聞です、さすがに鋭く追及しています
*庁内協議で赤池に決まった
*センター側は赤池に強く同意している
*土地代以外にボーリング場(等)の移転補償が生じる可能性がある
*市街地は億単位で増額されると赤字を免れない
*市街地は学校や住宅が密集しヘリの安全な運航ができない
*西都児湯の救急災害対応を考えれば高速道路近くが良い
*運営を行うセンター側の同意がないまま病院事業債の本申請を提出
*高額な(鑑定)結果が出たら再協議・再検討する
(さすがに核心をついています、センター側が市街地に建設するのに反対の理由がよくわかります。とにかく市はセンターの同意なく強行したことがうかがえます。またここでも鑑定結果について述べていますが、議会では何度も言いますが具体的な金額を市は出しませんでした・・・)
宮日です、この日から一般質問な内容についての記事が出てきました
*岩切議員が市長はセンターは市の方針を承知しているといったことに対し追及しました
*また議会に対しセンターが11/19にセンターの考えを説明したいと要望した
(宮日の記事では伝わりにくいでしょうが、緊迫した質問でした。嘘を通したいと思われるような市側の苦しい答弁でした。もう一つ要望書が出されたのは11/19だったのですが特別委員会にも、まして一般議員にも要望があったことをしばらく伏せていた節が感じられます。その後代表者会議でこの不透明な期間について追及がありました)
同日(12/11)の朝日新聞です、やはり全国紙です、ここも鋭く追及し報道しています
*岩切議員は「土地代が高く高速道路から遠いなどで一貫してセンターは反対していた、それを知りながら6月議会で「・・・市の方針について了承いただいていると認識している」と答弁したことに関し、議会が誤解を招く答弁したことは議会軽視であり虚偽答弁でないかと追及
*センター側は「誰も承認していないのに、議会では我々が認めているような発言をした。ひどい、認められない」などの声が上がった
*「二つ以上の候補地を鑑定して比較すべきでないか」「鑑定の結果費用がいくら超えたなら見直すのか」という具体的な質問に対し「・・金額だけでなく総合的に判断したい」と答えをぼかす
*このままではセンターの考えが住民に伝わらないと市議会に意見交換を求めた要望書を提出した
(質問の肝の部分がよく記事になっています、特に議会に対しセンターはあたかも予定地に賛成しているかのような表現を使ったのは、私も議会軽視だと思うし、市民を軽視しています。センター側の悲痛な思いを込めた要望書の件がここでも記事となっています。市民報告会で鑑定結果を見て見直すという報告(という風に普通の人なら思ってしまう)をされていますしたが、ここでも明言を避けています)
翌日の朝日と宮日う、一般質問二日目の記事です
朝日)
*私の質問の 赤池地区を候補地として再考し、必要経費を試算するように求めたのに対し、市の方針はあくまでボーリング場跡地、他の地区での試算は考えていない
*私は「このままセンターの合意なしで進めたら、医療人材の喪失につながりかねない」というと「理解が得られるよう努力する・・・」と市長は答える
上段左側)・・ここ重要
*庁内協議で赤池と決まったのに、市長が突然「市内中心部」と切り出したことに「赤池に作りたいというここでの話し合いは何だったのですか?」と市幹部が疑問を呈したという議事録
*市長が「最終的に赤池としたが市民や議会のなかで(赤池)受け入れられない部分を聞いている」と述べた(この記事を見たときびっくりしました、この時点では議会には全く報告もなかったし、まして議会として受け入れられないなど・・言ったこともない。これは(こんな相談受けていないことを)後日の特別委員会で確認しました。すると課長たちを説き伏せるために出した、この市民とはだれか?議会とはだれか?・・これは市長がウソをついたとしか考えられません)
宮日)
*住民説明会で「比較対象を羅列し、費用がどれくらいかかるか示して説明してほしい」(市民のもっともな意見だと思います・・市民の話を聞くといって選挙に臨んだ市長だから当然答えるべき)
(この上段の記事は核心です、市長は議会や市民だけでなく協議をしていた市幹部たちにまで虚偽を述べていたのでないかと疑われます)
(長田理事長の意見記事です、今現在6名の常勤医がセンターにいますが、大多数の医師は理事長の人脈や人柄、夢に期待を抱いてセンターに奉職してくれました。また外科手術ができるのも麻酔科の理事長がいるからこそです)
*(ここでも市長が我々議会に使ったレトリック(というと良い表現ですが、簡単に言うと嘘のつき方))*私は市長に「センターの考え方を市民に伝えてほしい、市民が私たちの考え方を理解し、それでも市の候補地がいいと判断するなら という前段があり 市民の皆さんがいいとなれば私たちは了承する」と言っているのに、前段を端折り市民の皆さんが良いとなれば、私たちは了承する とだけ市民に言っている
*理事長の理想は「市民の合意の上でセンターを作り、将来は生活習慣病の予防も視野に、医療、健康、福祉が一体となった地域医療を目指したい
宮日、朝日の順です、センターと議会の意見交換会の記事です
センターの先生方の無力感、市長に全否定された悲痛な、声が聞けました
また正式にセンターの声が議会に届きました(届き方は人によりますが・・)
この意見交換の全文は先に述べたように、手に入れることができます。ぜひ多くに市民にみていただければと思っています
最後は宮日の杉田記者の視点です
*市民は建設地としてどこが最適であるのか考えるための情報がいきわたっていない
*用地選定について可能な限りの情報を市が開示し、市民自らが「望ましい」と思える建設地を熟考う時間はできないものか・・
まったく私の考えと同意です、センターもすべての情報が開示され、比較検討を市民自ら行った結果については了解すると言っていますし、わたしもそうです
41億もの(市庁舎にすでに50億ものお金が必要となりますし、さらに増えそうな予感がする・・・)大きなお金が必要とされる事業です、いろいろな条件を比較して、熟考して、将来悔いの残らぬ結果に持っていきたいと思っています
市民の皆さんがこの問題を真に受け止め、考え、議論し、市民一致(大多数)で救急医療の道を開いていくことを私は希望しますし、これからも活動していきます
このような内容のブログを一年前に書いています、今とはいくつか状況が変わっていることを踏まえて読んでいただければ幸いです
特に大きいのが、
・一年前は常勤医それも医療技術の確かな先生がそろっていたこと
・よもや突然の公募などという手段に出るとは夢にも思わなかった事
・新病院を作った場合一年に1億円を返済しなければいけないのですが、センターの当時の実績は十分それを賄える以上の黒字だったこと
つまり1年前は新病院を作っても財政的には問題がなかったですが、1年後の今はセンターそのものが赤字であり、また常勤医は6名から2名に減っていることを理解するのが重要だと思います
今は新病院云々の前に医療体制の整備が急務であることです、それができないまま新病院に突っ走ったら負債で大変な事になると私は思います
是非参考にしていただければと思います
さて今日は仕事納めでした
午前中は私の会社のことを行い、お昼からは私が任されていることの会議と仕事納めをおこないました
明日からは家のことをやらねばいけません〈でないと、妻の頭から角が生えます)
そういえば今年も瀬戸の高桑さんから干支の置物が届きました
毎年ありがとうございます、元旦に真新しい干支の置物があるのが我が家の慣例になりました
高桑さん本当にありがとうございます
(昨年頂いたもの、3体です)
今年も飾るのが楽しみです