読書ノート

「完本戒老録」曽野綾子　祥伝社

・ ほめ言葉にさえも注意すること。高齢者で、しかも社会的な地位を持っている人であれば、発言にはよくよく注意しなければならない。ほめる時は、当人にだけ、そっと伝えるくらいの心遣いが欲しい。

「生前退位」改憲は不要

「生前退位」について、法制局長官が「憲法の改正は必要ない」と衆院予算委員会で答弁した。
その内容については知らないが、本当にそれでよいのだろうか。
「憲法」で、皇室の継承問題は「皇室典範」で定めるとしてある。
そして、「皇室典範」には、「生前退位」の規定はない。
それなのに、憲法や皇室典範を改正しないで、特法で次々と例外を作ったら、ある部分については「骨抜き」にすることもできてしまうのではないだろうか。
「憲法改正」が大変な作業が必要なのに対し、「特例法」は、比較的簡単に成立させてしまうことができることを思うと、少し不安である。
これについては、私の理解不足であってほしい。

「殺菌」せっけん１９成分除外要請

薬用せっけんに含まれている成分にあまり効果がなくて、１９成分を除外するように要請したという。
これで、新たな成分を含んだ薬用せっけんが販売されればいいけれど、もし製造が中止となった場合、どのような影響が出るのだろうか。
というのは、「薬用せっけん」というだけで、特に丁寧に手を洗うけれど、単なる石鹸だったら、洗うのさえ面倒で、手を洗わなくなってしまうのではないだろうか。
また、薬用せっけんだからと言って、強力な殺菌作用があるものより、あまり殺菌作用のつよくないものの方が人体への影響が少なくて良いのではないだろうか。
これは効果のないものを販売することとは別なので、誤解のないように。

「盛り土せず」責任不明確

小池知事が、盛り土問題について、報告書を公表した。
しかし、その責任者が誰であるかはわからなかった。
そのため、今後も引き続いて調査をしていくというし、「都庁マネジメント本部」を発足させたという。
これをどう見るかである。
都民は、大きな進歩だとみるだろうけれど、都議会議員の自民党系は、大騒ぎしたのに、結局責任者もわからなかったのかということになりはしないのだろうか。
もしそのように感じたなら、都議会そのものが、小池知事み非協力的になってしまう恐れがある。