読書ノート

「完本戒老録」曽野綾子　祥伝社

・ よく「あの人は、本当に私のいうことが正しい、周りの人がもう少し考えを改めなきゃ、と言ってたよ」という形で、自分に言われた慰めの言葉をそのまま間に受けて、他人の避難の材料にしたり、自分の正当性を立証しようとしたりする年寄りがいる。そして老人向きの発言をしたその人物が、大抵の場合、相対する立場の人に向かっては、全く別の言い方をしているなどと知って怒るのである。

小泉氏全農に苦言

農林部会長である小泉氏が、全農の幹部に苦言を呈したという。
その言い方が面白い。
「農家は農協職員を養うために農業を営んでいるわけではない」
まったくその通りだけれど、実際にはこのようになっていないところが多い。
銀行はお金を預けて、利子を受け取るところだった。
ところが、退職金が入った時には、何回も銀行員が来て、投資信託などを買ったけれど、儲かるどころか大きな損失が出ている。
しかし、銀行には手数料が入ってくるのである。
このような例を挙げたらきりがない。

西武辻氏、中日森氏

新監督として、西武球団の監督には、辻氏がなったといい、中日の監督には森氏がなったという。
何の不思議もない新監督人事ではあるが、逆におやっと思った。
というのは、辻氏は、今年負け続けた中日で、作戦兼守備コーチをやっていた人である。
森氏は、谷繁の後で、途中から監督になったけれど、あまり結果はよくなかった。
監督が変わったからといってすぐに成績が上がるというような簡単なものではないけれど、采配に何かよいところでもあったのだろうか。

三浦涙の完全燃焼

ハマの番長で親しまれたDeNAの三浦投手が、最後の登板をして６回３分の１を投げた。
力尽きてというか、１０失点を食らったが、途中で交代させずに、６回まで投げさせたラミレス監督もすごいと思った。
普通なら、１回で一人アウトにしたら、交代させてもおかしくないところである。

豊洲の地下水

今まで水質検査をしても、地下水から有害物質は一度も検知されていないという。
ところが、今回豊洲延期が決まって初めての検査で、ベンゼンとヒ素が基準値を超えて検知されたという。
そうなると今までの検査は、ごまかしていたのではないだろうかと思ってしまう。
仮に、結果をごまかさなくても、サンプルの採取で、有害物のなさそうなところから採水をするとか、いくつかサンプリングして、有害物を含まなかった結果を公表するとか、何かを行って居たのではないかと思ってしまう。
といって、有害物の含有量は、商品の魚に問題が起きるような量ではないことだけは確かである。
魚を洗ったりするのは、海水である。

混入専門技術必要か

横浜市の病院で中毒死が発表されてから、あまり進展していない。
そして、２か月に４８人も亡くなっていたというのに、その後まだ一人も死者が出ていないという。
もちろん、いくら病院だからと言って、定期的に死者が出るとは限らないけれど、いかにも不自然というか、何かが変わったような気がする。
そして、界面活性剤を点滴袋に入れた様子から、かなり専門技術を持った人のようだ。
しかし、非番の人が病院内をうろうろしていたら、すぐ気づくと思われる。
それでも、非番の人が実行したとしたら、病院内のことを知り尽しており、見つからないように実行したとしか考えられない。
手掛かりは、メールを送ってきた人が誰かだけれど、手紙と違って、証拠能力は低いのだろう。

金木犀

この頃になるといつも金木犀についてブログに書いているように思う。
昨日も、買い物帰りに、道端に大きな金木犀の木があり、花がいっぱいついていたので、小さな枝を１本折ってきた。
そして、我が家の金木犀を見たら、少し花を付けていた。
以前は大きな木となり、花もいっぱいつけていたけれど、家のリフォームの時に切ってしまい、その後ひこばえが成長して１メートルくらいになったけれど、時々少し花がつく程度である。
多分、枇杷の木の影になっているためではないかと思っている。

小池都知事所信表明

都議会の定例会で、小池都知事が所信表明演説を行った。
そして、豊洲問題とオリンピックの３施設の問題は確実に前進している。
小池さんが都知事になっても、それほど変わらないだろうと思っていた。
ところが、透明化については確かに進んでいる。
これでは、反対派も下手に反対行動は出来ないだろう。
給料も半分返上するという。
やはり、お金に汚い舛添さんではできなかったことである。

日本ハムの優勝

日本ハムが、一時は１１．５ゲーム差あったのをひっくり返して、リーグ優勝を果たした。
その大差があった時、ソフトバンクは去年と戦力もあまり変わらないのだから、これで優勝は決まりだろうと思っていた。
ところが、この日本ハムの優勝である。
それには、大谷投手が大きく貢献していたことは間違いない。
サンデーモーニングでは、大谷はどちらか一本に決めた方がよいと張本さんがいって居たけれど、この優勝を見て、どのように言うのだろうか。

宮崎緑

生稲晃子が、安倍晋三が主宰する「働き方改革実現会議」の民間議員となった時に、大丈夫かなと思った。
新しい大臣が誕生した途端に、旧悪が暴露される、あれである。
そして、今度は、宮崎緑が、「生前退位」の問題を議論する有識者の６人に選ばれた時、同じ感じがした。
元キャスターであり、今では大学教授となっているのだから、別に「生前退位」についても、立派な見識を持っているのだろう。
しかし、何となく、別枠で大学教授となった人のような気がしていた。
昔は助手と言っていたけれど、それから助教授となり教授となった人は、それだけ、その分野で、長年かなり研究している人である。
何千年も続いてきた天皇の「生前退位」を、宮崎緑に決めてもらうということに、私には違和感があった。

読書ノート

「完本戒老録」曽野綾子　祥伝社

・ 固定観念をやめること。社会は変化のうちにある。悪役は常に舞台の下手から出てくる、などと思っていると、考えの老化に拍車をかける。

まだ暑い

９月ももう終わりという頃なのに、昨日は窓を開けて寝た。
ガスの検針も、去年に比べてだいぶん少ないようだ。
ということは、９月だというのに、去年より大分暑いのではないだろうか。

クリントン氏優勢

第１回のテレビ討論会が行われ、ヒラリー・クリントン氏が優勢だったという。
しかし、議論自体が、まだ大統領選にふさわしくない議論だったと思う。
というのは、トランプ氏が、日本や韓国は応分の軍事費を負担していないというようなことを言っていた。
そこには、トランプ氏の理解不足があるように思われる。
これはトランプ氏の前からの持論で、以前にもこのようなことを言っていた。
テレビや新聞を読んでいると、これは違うという話を聞く。
それなのに、日本の政府、あるいはその他のところから、トランプ氏に、誤解を解くような情報を提供するものが誰もいないのだろうか。
もし、これで、トランプ氏がアメリカの大統領になったら、日本の防衛も大変なことになってしまうのではないだろうか。

廃炉費用新電力も負担

これほど理解に苦しむこともない。
なぜ安く供給できるはずの新電力に、廃炉費用の一部が負担させられるのだろうか。
大手電力会社で、本当に負担しきれない額なのだろうか。
原発の廃炉費用は一基当たり８００億円だという。
私は、その程度の額、決して大電力がはらえない額ではないと思っている。
新電力が廃炉費用の一部を負担するといっても、結局は利用者、いうなれば国民が負担させられることに変わりはない。
それでは、新電力の競争力も落ちるのではないだろうか。

五輪マラソンクールな路面

昨日兵庫だったかで、運動会をやっていた小学生？が熱中症で運ばれたという。
もちろん、十分鍛え上げたオリンピック選手が行うマラソンだから、同列には比較できない。
しかし、マラソンコースの路面を遮熱材で舗装しても、快適に走れるというほどのことではないのではないかと思われる。
とにかく、８月のマラソンである。
路面の舗装は単なる１手段にしか過ぎないと、私は思う。
もっと、いろいろの工夫をして、熱中症による脱落者が一人も出ないような環境を整備すべきだと思う。