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スペンサー、起死回生!(30日・甲子園)

2006-05-31 19:37:29 | Inter League
「代打スペンサー」が告げられたとき、甲子園の観衆(40,412人)は大歓声! 観客は何かを予感していたのかもしれない。何かを予感させる雰囲気が現在のスペンサーには漂っている。そして、その予感は見事に的中した! 東北楽天ゴールデンイーグルスの先発、元阪神タイガースの山村宏樹の5球目のスライダーを捉えた打球はレフトスタンド最前列へ! 起死回生の同点ホームラン(3号)で「2対2」!!

 さらに赤星憲広がショート内野安打で出塁して、普通ならここで投手を代えるものだが、2番・藤本敦士が(犠牲バントで)確実に送って、3番アンディー・シーツも敬遠気味に歩かせて、普通はここで投手を代えるものだが、よっぽどブルペンに人材がいないのだろう。4番・金本知憲と真っ向勝負を挑んで玉砕した(初球をライトスタンドへ3ラン!)山村。元タイガースの投手だけに、素直に喜べなかった。

 タイガース時代は、甲府工業出身、あの中込伸の後輩、ということもあり、佐倉高校出身の井上貴朗と共に将来のエース候補として期待されていたのだが……実際に先発ローテーションに入りかけた時期もあったし、何故、解雇という極端な結論が出されてしまったのか、未だに謎なのだが……2006オールスターゲーム(@サンヨー)のファン投票では(パシフィック・リーグの先発部門で)彼に投票したい。

「5対2」とリードを奪って、【9回表】はクローザー久保田智之。本音を言えば、オールスターのファン投票「中継ぎ」部門ダントツ1位=藤川球児を見たいところだが、そこはグッと堪えて、久保田に託す。日曜日(28日)のサヨナラ負けの雪辱を期す。
 代打・関川浩一(元タイガース)を147㎞で空振り三振! 代打・磯部公一を1球(152㎞)でレフトフライに仕留め、代打・憲史をフォーク(138㎞)で空振り三振! 昨日は一人のランナーも許さず、この会心の試合を締め括った。

スペンサー 値千金の代打同点弾 (デイリースポーツ)